194 / 203
chapter※12※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
しおりを挟む
「柏木さんは、こういう和食がお好きですか?」
「私のことはどうでもいいので、仕事をしてください。事前に頂いたお品書き通りですから準備して来られた通りお話していただければ…あっ…ありがとうございます。肉が肉寿司なんですよね…ここで迷うところ…こればかりはお好みかなと思うところです。仕事を放棄したわけではありませんよ?」
「では、私は赤を頂きまーす。赤ワインと肉料理は味が合うというだけでなく、肉に含まれる脂肪の吸収を抑えてくれるのでダイエット効果があります」
やっとそれらしきことを言う佐井だが素人の域を出ない。
美鳥とだったらどんなに会話が弾むだろうと想像しながら任務を遂行する。
「赤ワインには4000~7000種類ものポリフェノールが含まれていると言われおり、中でも赤ワインポリフェノールの一種で様々な効果効能があるスーパーポリフェノール‘レスベラトロール’は世界中で研究されています。赤ワインに含まれるレスベラトロールは、内臓脂肪の蓄積を抑制する働きがあるそうで、その内臓脂肪蓄積抑制メカニズムは、食事カロリー制限と同様の仕組みであると分析されています。佐井さんがおっしゃったダイエット効果とはそういうことだと推察します」
「ダイエットと言いますと…柏木さんは何かトレーニングをされているのですか?」
「どういう繋がりですか?どうでもいいので、何かこの皿で情報はありませんか?」
「あっ…っと…あ、豆が添えてありますね。これから梅雨に向けては湿気が増し、体内にも余分な水分がたまりやすくなるため、利尿、利湿作用のあるまめ科やうり科の食材がおすすめです。こういった豆やきゅうり、そら豆が一緒に頂けるのは嬉しいで……」
「「ありがとうございましたぁ」」
ここでNinagawaの担当者の声がした。
「私のことはどうでもいいので、仕事をしてください。事前に頂いたお品書き通りですから準備して来られた通りお話していただければ…あっ…ありがとうございます。肉が肉寿司なんですよね…ここで迷うところ…こればかりはお好みかなと思うところです。仕事を放棄したわけではありませんよ?」
「では、私は赤を頂きまーす。赤ワインと肉料理は味が合うというだけでなく、肉に含まれる脂肪の吸収を抑えてくれるのでダイエット効果があります」
やっとそれらしきことを言う佐井だが素人の域を出ない。
美鳥とだったらどんなに会話が弾むだろうと想像しながら任務を遂行する。
「赤ワインには4000~7000種類ものポリフェノールが含まれていると言われおり、中でも赤ワインポリフェノールの一種で様々な効果効能があるスーパーポリフェノール‘レスベラトロール’は世界中で研究されています。赤ワインに含まれるレスベラトロールは、内臓脂肪の蓄積を抑制する働きがあるそうで、その内臓脂肪蓄積抑制メカニズムは、食事カロリー制限と同様の仕組みであると分析されています。佐井さんがおっしゃったダイエット効果とはそういうことだと推察します」
「ダイエットと言いますと…柏木さんは何かトレーニングをされているのですか?」
「どういう繋がりですか?どうでもいいので、何かこの皿で情報はありませんか?」
「あっ…っと…あ、豆が添えてありますね。これから梅雨に向けては湿気が増し、体内にも余分な水分がたまりやすくなるため、利尿、利湿作用のあるまめ科やうり科の食材がおすすめです。こういった豆やきゅうり、そら豆が一緒に頂けるのは嬉しいで……」
「「ありがとうございましたぁ」」
ここでNinagawaの担当者の声がした。
31
お気に入りに追加
122
あなたにおすすめの小説
社長室の蜜月
ゆる
恋愛
内容紹介:
若き社長・西園寺蓮の秘書に抜擢された相沢結衣は、突然の異動に戸惑いながらも、彼の完璧主義に応えるため懸命に働く日々を送る。冷徹で近寄りがたい蓮のもとで奮闘する中、結衣は彼の意外な一面や、秘められた孤独を知り、次第に特別な絆を築いていく。
一方で、同期の嫉妬や社内の噂、さらには会社を揺るがす陰謀に巻き込まれる結衣。それでも、蓮との信頼関係を深めながら、二人は困難を乗り越えようとする。
仕事のパートナーから始まる二人の関係は、やがて揺るぎない愛情へと発展していく――。オフィスラブならではの緊張感と温かさ、そして心揺さぶるロマンティックな展開が詰まった、大人の純愛ストーリー。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ネカフェ難民してたら鬼上司に拾われました
瀬崎由美
恋愛
穂香は、付き合って一年半の彼氏である栄悟と同棲中。でも、一緒に住んでいたマンションへと帰宅すると、家の中はほぼもぬけの殻。家具や家電と共に姿を消した栄悟とは連絡が取れない。彼が持っているはずの合鍵の行方も分からないから怖いと、ビジネスホテルやネットカフェを転々とする日々。そんな穂香の事情を知ったオーナーが自宅マンションの空いている部屋に居候することを提案してくる。一緒に住むうち、怖くて仕事に厳しい完璧イケメンで近寄りがたいと思っていたオーナーがド天然なのことを知った穂香。居候しながら彼のフォローをしていくうちに、その意外性に惹かれていく。
冷たい外科医の心を溶かしたのは
みずほ
恋愛
冷たい外科医と天然万年脳内お花畑ちゃんの、年齢差ラブコメです。
《あらすじ》
都心の二次救急病院で外科医師として働く永崎彰人。夜間当直中、急アルとして診た患者が突然自分の妹だと名乗り、まさかの波乱しかない同居生活がスタート。悠々自適な30代独身ライフに割り込んできた、自称妹に振り回される日々。
アホ女相手に恋愛なんて絶対したくない冷たい外科医vsネジが2、3本吹っ飛んだ自己肯定感の塊、タフなポジティブガール。
ラブよりもコメディ寄りかもしれません。ずっとドタバタしてます。
元々ベリカに掲載していました。
昔書いた作品でツッコミどころ満載のお話ですが、サクッと読めるので何かの片手間にお読み頂ければ幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる