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chapter※12※※※※※※※
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庭はこうして歩くだけではもったいないと思う素敵な庭だ。
やっぱりあの美術館のイングリッシュガーデンのように使いたいな。
今、食後の珈琲をここで飲んでも気持ちよさそうだし、アフタヌーンティーでもいいな。
もう少し気温が上がると冷えたスパークリングワインなんかも飲みたい。
ワイナリーのブドウ園ではたくさんのぶどうの蕾が見られる時期だった。
大きな葉と小さな蕾の連なりは、どちらも濃いグリーンでとてもパワーを感じる。
それから仕込場、搾り機、瓶詰めライン、熟成庫などを見学して赤と白のワインを1杯ずつ試飲する。
人のいない直売所と書かれた小屋のようなものが入口にあったので見学の説明をしてくれた方に聞くと、いつもはお客さんが来ないから人がいないけど販売はしてると言う。
「商品全てを2本ずつ送って下さい」
「全て?赤、白、ロゼ、スパークリング…関係なくですか?」
「はい、こちらの生産品の全種類を送って欲しいんです」
渡された送り状に絶対に人がいる屋敷の住所を書き、受取人はお父さん、差出人は私の名前を記入すると金額を計算していた方が
「蜷川ってQueen's Hotelの人?」
と聞いてくるので
「そうですけど、プライベートな旅です。おいくらでしょうか?」
そう答えて、何も決まっていないことへ期待をさせないようにしておく。
そこから次は果樹園へと向かった。
果樹園ではいちご狩りが出来たので、ほぼ貸切状態のいちご狩りを楽しむ。
うん、大粒で美味しい。
「一人で旅行かい?」
果樹園のご主人がいちご棚を挟んで聞いてくる。
「はい。すごく美味しいいちごですね」
「そうだろ?このまま食べるのが一番うまいね」
「他にも果物狩りが書かれていましたけど、8月は何が楽しめますか?」
「ぶどうが2種類だな」
よし、思った通りの情報を得ることが出来た。ホテルに戻ってチェックインをして部屋でまとめてみよう。
やっぱりあの美術館のイングリッシュガーデンのように使いたいな。
今、食後の珈琲をここで飲んでも気持ちよさそうだし、アフタヌーンティーでもいいな。
もう少し気温が上がると冷えたスパークリングワインなんかも飲みたい。
ワイナリーのブドウ園ではたくさんのぶどうの蕾が見られる時期だった。
大きな葉と小さな蕾の連なりは、どちらも濃いグリーンでとてもパワーを感じる。
それから仕込場、搾り機、瓶詰めライン、熟成庫などを見学して赤と白のワインを1杯ずつ試飲する。
人のいない直売所と書かれた小屋のようなものが入口にあったので見学の説明をしてくれた方に聞くと、いつもはお客さんが来ないから人がいないけど販売はしてると言う。
「商品全てを2本ずつ送って下さい」
「全て?赤、白、ロゼ、スパークリング…関係なくですか?」
「はい、こちらの生産品の全種類を送って欲しいんです」
渡された送り状に絶対に人がいる屋敷の住所を書き、受取人はお父さん、差出人は私の名前を記入すると金額を計算していた方が
「蜷川ってQueen's Hotelの人?」
と聞いてくるので
「そうですけど、プライベートな旅です。おいくらでしょうか?」
そう答えて、何も決まっていないことへ期待をさせないようにしておく。
そこから次は果樹園へと向かった。
果樹園ではいちご狩りが出来たので、ほぼ貸切状態のいちご狩りを楽しむ。
うん、大粒で美味しい。
「一人で旅行かい?」
果樹園のご主人がいちご棚を挟んで聞いてくる。
「はい。すごく美味しいいちごですね」
「そうだろ?このまま食べるのが一番うまいね」
「他にも果物狩りが書かれていましたけど、8月は何が楽しめますか?」
「ぶどうが2種類だな」
よし、思った通りの情報を得ることが出来た。ホテルに戻ってチェックインをして部屋でまとめてみよう。
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