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chapter※09※※※※※※※
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東京のNinagawa Queen's Hotelは都心と湾岸にある。
美鳥が働くNinagawaの本部があるのは都心の店舗。
そして今回湾岸の店舗からオークワイナリーへ連絡を頂いた。
試飲会へ参加して下さった企画部門の方からで、1階ラウンジで5月の限定商品としてオークワイナリーのワインを扱いたいとのことだった。
早い時間、明るい時間から楽しんでいただくワインをピックアップすると約束して来週担当者と会う。
行ったことのない湾岸のNinagawaと、そのラウンジの雰囲気をリサーチするため、土曜日の休日を利用して対象となる時間を目指してラウンジを訪れると
「柏木さん」
見覚えのある女性に声を掛けられた。
「ああ…Ninagawaでお会いしました…」
「はい、佐井友理奈です。またNinagawaでお会いしましたね」
佐井は俺が名前を覚えていないことを察した様子で、しかし気を悪くする風でもなく名乗ると
「お一人ですか?」
と聞いてくる。
「はい、近くまで来たので珈琲にだけ立ち寄りました」
仕事のリサーチとは言えないので適当に返事をしておく。
「そうですか。私は友人たちと一緒で、まだあと一人来ますけれども良かったらご一緒にどうぞ」
佐井がそう言うと、座っていた3人がにこやかに立ち上がる。パーティー等で知り合いを紹介し合うような雰囲気で日都銀行令嬢やIT起業家、コラムニストを紹介されると、そこへ車の輸入代行サービス会社をしている男性が加わり
「お会いできて光栄です、柏木さん。よろしくお願いします、どうぞ」
と当然のように俺を奥の席へと促した。
美鳥が働くNinagawaの本部があるのは都心の店舗。
そして今回湾岸の店舗からオークワイナリーへ連絡を頂いた。
試飲会へ参加して下さった企画部門の方からで、1階ラウンジで5月の限定商品としてオークワイナリーのワインを扱いたいとのことだった。
早い時間、明るい時間から楽しんでいただくワインをピックアップすると約束して来週担当者と会う。
行ったことのない湾岸のNinagawaと、そのラウンジの雰囲気をリサーチするため、土曜日の休日を利用して対象となる時間を目指してラウンジを訪れると
「柏木さん」
見覚えのある女性に声を掛けられた。
「ああ…Ninagawaでお会いしました…」
「はい、佐井友理奈です。またNinagawaでお会いしましたね」
佐井は俺が名前を覚えていないことを察した様子で、しかし気を悪くする風でもなく名乗ると
「お一人ですか?」
と聞いてくる。
「はい、近くまで来たので珈琲にだけ立ち寄りました」
仕事のリサーチとは言えないので適当に返事をしておく。
「そうですか。私は友人たちと一緒で、まだあと一人来ますけれども良かったらご一緒にどうぞ」
佐井がそう言うと、座っていた3人がにこやかに立ち上がる。パーティー等で知り合いを紹介し合うような雰囲気で日都銀行令嬢やIT起業家、コラムニストを紹介されると、そこへ車の輸入代行サービス会社をしている男性が加わり
「お会いできて光栄です、柏木さん。よろしくお願いします、どうぞ」
と当然のように俺を奥の席へと促した。
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