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4月SS 1
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4月の平日、高須不動産の社員旅行に私も同行する。昨年参加していない方を中心に20名で人数は昨年と同じだ。組員で高須不動産社員の方が正宗と私が乗る車の前後の車3台12名。組員でない社員男女8名は別に来られて旅館で集合解散らしい。なので、20名プラス正宗と私、潤と駿、伊東さん小笹さんの26名の宿泊…伊東さん小笹さんには、組員さんが十分な数いるので私に同行しないで休暇にしていいと伝えたんだけど、休暇扱いでもいいと言い一緒に来た。
♪~~~~♪
「潤、駿…その熱唱は私が乗っていない日にお願いできる?マサムネの歌声が聞こえない…二人のカラオケ状態だもの」
「綸…酷いこと言うなよ。お前が乗っていない日ということは、俺だけが潤たちのカラオケを聞くのか?勘弁してくれ」
正宗が舌打ちしながら窓の外を見ると
「えー綸ちゃん、今日の長時間ドライブを退屈なものにしないために、俺たちずいぶん練習したんだよ」
「そうだよ。歌詞なんて見なくてもどの曲もバッチリ」
双子の声に
「正宗…最近お仕事ヒマだったの?」
「いや全く。むしろ今日明日休むために詰まっていたが…」
正宗は前で気持ちよさそうに歌い続ける二人を見て諦めたように口を閉じてしまった。まだ時間はかかる…私は彼の肩にそっと頭を寄せ目を閉じると、正宗の唇をその頭に感じスッと寝入りそうになる。
「潤」
正宗の低い声がしたと思うと彼らの声が止み、心地よいマサムネの歌声と正宗の体温を隣に感じながら安心して眠った。
♪~~~~♪
「潤、駿…その熱唱は私が乗っていない日にお願いできる?マサムネの歌声が聞こえない…二人のカラオケ状態だもの」
「綸…酷いこと言うなよ。お前が乗っていない日ということは、俺だけが潤たちのカラオケを聞くのか?勘弁してくれ」
正宗が舌打ちしながら窓の外を見ると
「えー綸ちゃん、今日の長時間ドライブを退屈なものにしないために、俺たちずいぶん練習したんだよ」
「そうだよ。歌詞なんて見なくてもどの曲もバッチリ」
双子の声に
「正宗…最近お仕事ヒマだったの?」
「いや全く。むしろ今日明日休むために詰まっていたが…」
正宗は前で気持ちよさそうに歌い続ける二人を見て諦めたように口を閉じてしまった。まだ時間はかかる…私は彼の肩にそっと頭を寄せ目を閉じると、正宗の唇をその頭に感じスッと寝入りそうになる。
「潤」
正宗の低い声がしたと思うと彼らの声が止み、心地よいマサムネの歌声と正宗の体温を隣に感じながら安心して眠った。
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