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冒険へ
18話 不可思議図書館
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「はい、こちら金貨五枚と、銅貨二十枚になります」
ゴブリンの討伐を終え、ギルドに戻ったレオは、受付人から報酬を受け取った。ゴブリンの魔法石を渡すと、銅貨二十枚も加えられ、なんだか得した気分だ。
魔法石によって価値は変わるが、受付人に渡せばお金に変えてもらえる。
初の依頼が、きちんと達成できて良かった。
ちなみに、あの冒険者パーティーは縄を解いて手当しただけで、そのままにしている。気絶していたが、死んではいなかった。囮にさせたのは悪いと思っていたので、お詫びに自分で作った薬草の薬で、傷の応急処置はしておいた。
「おい、あれってもしかして……」
「そういや、七歳でAランクになったやついるって聞いたな」
「あー、それ飛び級でもあるってよ」
レオを見ると、みんなが噂を口にした。ざわざわとした空気に、ほとんどの冒険者が向ける視線に、彼は自分が何かしてしまったのだろうか、と心配になってくる。
「俺、何かしましたか?」
つい、受付人に聞いてみた。受付人は、ニコッと微笑むと嬉しそうに答える。
「最速、最年少でAランクになったのが、噂になっているんです。うちのギルドから出たということで、興味で見に来た冒険者もいますよ」
「あ、そうなんですか……」
自分が大変なことを仕出かしてしまったのか、という不安があったが予想が外れてよかった。しかし、目立つのはあまり好きじゃない。前世でも、どちらかというと教室の隅っこで静かにしていた方だ。良い意味の目立ちは、少し照れ臭いというか、目立ちすぎて注目を感じるのは、あまり好くことができない。
そそくさとギルドから出ると、レオは寮へと向かった。
「すごいじゃん。レオ」
レオが寮に着いて部屋に入ると、アメリアが噂のことを褒めた。少し恥ずかしい。
「でも、依頼では自分の未熟さを痛感したよ。
アメリアがいなければ、ゴブリンの数や力なんて分からんでうまく進まなかったと思うし、あの冒険者パーティーが来なければ、ゴブリンの不意打ちができなかった。
途中で、自分はよろめいたり、攻撃されそうになってアメリアに助けられたり、剣の腕なんてまだまだ。特に、力とか最後は尽きていて、剣の集中も乱れていたから、運が良かっただけ……。
三年間も休まず訓練したけど、僕には課題点がたくさんあるなぁ」
今日の依頼を通して、レオが感じたことを素直に話した。謙虚とかなしに、本当にそう思っていた。アメリアは、その話を聞くと「はぁ……」とため息をついて微笑んで見せた。レオは、彼女が吐息した理由が分からず、自分に呆れたのだろうか、と戸惑ってしまう。
「レオは、何だろう……。鈍感なんだね」
「え? どういうこと?」
彼は、自分が鈍感と言われ「どこが?」と思い、納得できなかった。物事に対して敏感ではないとしても、鈍感というほどではないと思っているからだ。
アメリアは、首を横に振って「大した事じゃない」という。けれども、こんな中途半端な終わり方はレオにもやもやが残っただけだった。
その様子に、アメリアはパンパンと両手を叩いて、「それよりも」と変になった空気を切り替える。
「魔法取扱者試験の勉強はどうするの?」
「あ、参考書を買わなきゃ!」
アメリアに言われたことで、レオは重要なことを思い出した。受験すると言っても、勉強しなければ受かるはずもない。
時計の針を見ると、時間は五時を少し過ぎている。まだ閉店していないはず、と彼は急いで本屋に向かった。道は未だに把握しきれていない。きょろきょろと辺りを見渡しながら、本屋の看板を探した。
「あれじゃない?」
アメリアの指さした方向に、視線を向けた。
看板の文字がかすれて、少し古びた感じの本屋を見つける。彼は、そこに向って歩いた。目を凝らしてみると看板には「不可思議書店」と書かれている。「思」と「書」の文字が消えかかっていた。
「不可思議」とは独特な名前のセンスでよく分からないが、本屋らしいので特に構わず中に入ろうした。
カランラーン……。
ドアを押して中に入ると、上に付いているベルが鳴った。思っていた以上に中は広く、様々な本が多く敷き詰められている。すると、本のにおいが一気に鼻の奥を刺激した。古い紙の臭いが、室内に充満しており、青木まりこ現象が脳裏に浮かぶ。少しお腹がごろごろしてきた気が……。
「いらっしゃいませ」
すると、六十歳くらいだろうか、柔和な微笑みを浮かべた老人がレオに寄ってきた。店員のようで、レオにお探しの本を訪ねる。
「魔法取扱者試験の参考書はありますか?」
「ああ、こっちだよ」
店員は案内すると、少し奥の本棚を指差した。ズラッと分厚い本が並べられ、『魔法試験過去問集』『よく分かる魔法試験』『猿でも分かる魔法学』などとたくさん置かれている。
レオはどれを選ぼうか、たくさんある参考書に迷ってしまった。
「たしか、これがよく売れとったなぁ」
店員がメガネをくいっと上げながら、一冊の本を手に取って見せた。それは、『最新魔法学~基礎から応用まで~』と書かれた一番分厚い本だった。
「とても内容が濃そうですね。これにします」
レオはカウンターにて本を購入した。実際に持ってみると、かなりずっしりし、詳しく学べそうでワクワクした。
「お客さんは、とても運が良い。
これは、売られていない最後の本なんじゃよ。手に入れるのも、なかなか大変じゃった」
「そうなんですね。どこで入荷したんですか?」
「ケンスタン大学の教授が執筆したんじゃ。本として売るには難しいと言われ、途中で断念したんだが、その場で千冊わしが買い取った」
聞いたことのない大学、というか大学があるなんて知らなかったが、教授が書いたというならば、とても質の高い内容になっているだろう。
レオはお礼を言うと、店を出て行った。
「どんなの買ったの?」
「最新魔法学ってやつ。ちょっと古そうな見た目だけど、内容はパラパラめくった時に良さそうだったよ」
「いつのもの?」
「えーっとね、ん……?」
年が未来になっている。書き間違え?、と思いながら彼には疑問が残った。本屋を振り返って見ると、それは跡形もなく消え、空き地になっている。
転移魔法とタイムマシン?
ゴブリンの討伐を終え、ギルドに戻ったレオは、受付人から報酬を受け取った。ゴブリンの魔法石を渡すと、銅貨二十枚も加えられ、なんだか得した気分だ。
魔法石によって価値は変わるが、受付人に渡せばお金に変えてもらえる。
初の依頼が、きちんと達成できて良かった。
ちなみに、あの冒険者パーティーは縄を解いて手当しただけで、そのままにしている。気絶していたが、死んではいなかった。囮にさせたのは悪いと思っていたので、お詫びに自分で作った薬草の薬で、傷の応急処置はしておいた。
「おい、あれってもしかして……」
「そういや、七歳でAランクになったやついるって聞いたな」
「あー、それ飛び級でもあるってよ」
レオを見ると、みんなが噂を口にした。ざわざわとした空気に、ほとんどの冒険者が向ける視線に、彼は自分が何かしてしまったのだろうか、と心配になってくる。
「俺、何かしましたか?」
つい、受付人に聞いてみた。受付人は、ニコッと微笑むと嬉しそうに答える。
「最速、最年少でAランクになったのが、噂になっているんです。うちのギルドから出たということで、興味で見に来た冒険者もいますよ」
「あ、そうなんですか……」
自分が大変なことを仕出かしてしまったのか、という不安があったが予想が外れてよかった。しかし、目立つのはあまり好きじゃない。前世でも、どちらかというと教室の隅っこで静かにしていた方だ。良い意味の目立ちは、少し照れ臭いというか、目立ちすぎて注目を感じるのは、あまり好くことができない。
そそくさとギルドから出ると、レオは寮へと向かった。
「すごいじゃん。レオ」
レオが寮に着いて部屋に入ると、アメリアが噂のことを褒めた。少し恥ずかしい。
「でも、依頼では自分の未熟さを痛感したよ。
アメリアがいなければ、ゴブリンの数や力なんて分からんでうまく進まなかったと思うし、あの冒険者パーティーが来なければ、ゴブリンの不意打ちができなかった。
途中で、自分はよろめいたり、攻撃されそうになってアメリアに助けられたり、剣の腕なんてまだまだ。特に、力とか最後は尽きていて、剣の集中も乱れていたから、運が良かっただけ……。
三年間も休まず訓練したけど、僕には課題点がたくさんあるなぁ」
今日の依頼を通して、レオが感じたことを素直に話した。謙虚とかなしに、本当にそう思っていた。アメリアは、その話を聞くと「はぁ……」とため息をついて微笑んで見せた。レオは、彼女が吐息した理由が分からず、自分に呆れたのだろうか、と戸惑ってしまう。
「レオは、何だろう……。鈍感なんだね」
「え? どういうこと?」
彼は、自分が鈍感と言われ「どこが?」と思い、納得できなかった。物事に対して敏感ではないとしても、鈍感というほどではないと思っているからだ。
アメリアは、首を横に振って「大した事じゃない」という。けれども、こんな中途半端な終わり方はレオにもやもやが残っただけだった。
その様子に、アメリアはパンパンと両手を叩いて、「それよりも」と変になった空気を切り替える。
「魔法取扱者試験の勉強はどうするの?」
「あ、参考書を買わなきゃ!」
アメリアに言われたことで、レオは重要なことを思い出した。受験すると言っても、勉強しなければ受かるはずもない。
時計の針を見ると、時間は五時を少し過ぎている。まだ閉店していないはず、と彼は急いで本屋に向かった。道は未だに把握しきれていない。きょろきょろと辺りを見渡しながら、本屋の看板を探した。
「あれじゃない?」
アメリアの指さした方向に、視線を向けた。
看板の文字がかすれて、少し古びた感じの本屋を見つける。彼は、そこに向って歩いた。目を凝らしてみると看板には「不可思議書店」と書かれている。「思」と「書」の文字が消えかかっていた。
「不可思議」とは独特な名前のセンスでよく分からないが、本屋らしいので特に構わず中に入ろうした。
カランラーン……。
ドアを押して中に入ると、上に付いているベルが鳴った。思っていた以上に中は広く、様々な本が多く敷き詰められている。すると、本のにおいが一気に鼻の奥を刺激した。古い紙の臭いが、室内に充満しており、青木まりこ現象が脳裏に浮かぶ。少しお腹がごろごろしてきた気が……。
「いらっしゃいませ」
すると、六十歳くらいだろうか、柔和な微笑みを浮かべた老人がレオに寄ってきた。店員のようで、レオにお探しの本を訪ねる。
「魔法取扱者試験の参考書はありますか?」
「ああ、こっちだよ」
店員は案内すると、少し奥の本棚を指差した。ズラッと分厚い本が並べられ、『魔法試験過去問集』『よく分かる魔法試験』『猿でも分かる魔法学』などとたくさん置かれている。
レオはどれを選ぼうか、たくさんある参考書に迷ってしまった。
「たしか、これがよく売れとったなぁ」
店員がメガネをくいっと上げながら、一冊の本を手に取って見せた。それは、『最新魔法学~基礎から応用まで~』と書かれた一番分厚い本だった。
「とても内容が濃そうですね。これにします」
レオはカウンターにて本を購入した。実際に持ってみると、かなりずっしりし、詳しく学べそうでワクワクした。
「お客さんは、とても運が良い。
これは、売られていない最後の本なんじゃよ。手に入れるのも、なかなか大変じゃった」
「そうなんですね。どこで入荷したんですか?」
「ケンスタン大学の教授が執筆したんじゃ。本として売るには難しいと言われ、途中で断念したんだが、その場で千冊わしが買い取った」
聞いたことのない大学、というか大学があるなんて知らなかったが、教授が書いたというならば、とても質の高い内容になっているだろう。
レオはお礼を言うと、店を出て行った。
「どんなの買ったの?」
「最新魔法学ってやつ。ちょっと古そうな見た目だけど、内容はパラパラめくった時に良さそうだったよ」
「いつのもの?」
「えーっとね、ん……?」
年が未来になっている。書き間違え?、と思いながら彼には疑問が残った。本屋を振り返って見ると、それは跡形もなく消え、空き地になっている。
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