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第51話 お風呂の中で、白く
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「かんぱい!」
「かんぱい! いただきます!」
「はい、召し上がれ」
オムライスを恐る恐る崩して口に運ぶ。
美味しい。タマゴが口の中でとろけていく。
デミグラスソースとの相性も抜群だ。
赤ワインも合う。
「美味しい! 美味しいです!」
「それは何より」
深海さんはニコニコして私を見守っていたが、自分も料理を口にし出した。
「うん、我ながら、美味しい」
パクパク料理を食べる。ワインが進む。そして私は忘れていた。
「由香さ~ん」
「はいはーい……」
深海さんが後ろから私を抱きしめている。
お酒の香りと香水の香りがする。
深海さんはどんな香水を使っているのだろう? さりげなくてここまで近付かないと香らない。
私はお皿を食洗機に片付けている。
「大丈夫ですよ~お皿なんて水につけとけば良いんですよ~由香さ~ん」
そう言って深海さんは私の首もとに頬をすりつけた。くすぐったいしゾクゾクする。
「もー……」
私は苦笑いをする。
深海さんとお酒を飲むのは三角家以来だ。
そういえば三角家での深海さんはいつもあんなだと言われた。
外で飲むのと中で飲むのとこうも変わるのも面白いし、器用だ。少し羨ましい。
そしてちょっと恥ずかしくて、ちょっと暖かい。
「はいはい。深海さん、食洗機の洗剤どこですか?」
「んー、こっちの流しの下……」
言われたとおりの所を開ける。
洗剤の箱がある。我が家は普通のアパートなので食洗機などという上等な物はついていないが、実家にはあるので、これが洗剤なのは分かる。
取ろうとしゃがみ込むと、深海さんがもれなく着いてきて、私は重みで立ち上がれなくなった。
「ふ、深海さーん!」
「はあい」
へらっと笑うと、深海さんは私に体重をかけた。
かけるな!
抱きつく腕がきつくなって、なんだか覆い被さられているみたい。
「由香さん……」
とろんとした目が熱っぽくこっちを見ている。
そのまま口づけ。
ワインの香りが口腔いっぱいに広がる。
「ん……」
舌を絡め合うキスは、そのまま、ここで行為に及びそうな勢いだったけど、私はちゃんと拒絶した。
「めっ!」
「うう……」
深海さんのだらんとした腕をどかし、洗剤を食洗機に注ぐ。
「お風呂もらいますね! 深海さんは溺れそうだから入ってもいいけどシャワーだけです!」
「お風呂……いっしょにお風呂……」
キッチンの床に転がりそうになりながら、深海さんが呟く。
ああ、駄目だ。深海さんも駄目だけど、私も駄目だ。
かわいい、なんて思っちゃうんだから。
結局お風呂には一緒に入ってしまった。
「んー」
深海さんが蕩けきった顔で、椅子に座った私の肌を撫でる。
素手で泡立てた石けんを擦り付ける。
その手は胸もお腹も腋の下も遠慮なく撫でていく。
「はあ……はあ……だめ……」
「ここ、濡れてる?」
「うう……」
私はタオルで反撃する。
床に座ってる深海さんの鎖骨辺りを撫でていく。
「ん……くすぐったい」
「お、おとなしく洗われてください!!」
「洗いっこですねー」
「そ、そうですね……」
上半身の前側を洗って、そうするととうとう避けられないものがある。
ペニスは少し固くなっていた。
恐る恐るそれに触れた。
「ん……」
嬉しそうな声とともに深海さんが身をよじる。
「無理……しなくていいですからね?」
「さんざん、これ突っ込んでおいて……」
「えへへ」
えへへ、じゃない。
私は泡にまみれた手でそれを包みこむ。
「き、気持ちいいですか?」
「うん、とっても」
ヌルヌルとボディソープがローションの役割を果たす。
こうしてちゃんと深海さんのを見るのは初めてかもしれない。
これが何度も私の中に出入りしてたんだよな……。
今更ながら、照れる。
私の手の中で、深海さんのそれはどんどん膨らんでいく。
「由香さん……挿れたい」
「は、はい」
私は思わず背筋を伸ばした。
深海さんの手が膝に伸びて、揃えられていた私の膝を押し広げる。
深海さんに暴かれたそこはお風呂以外のもので濡れている。
深海さんはボディソープのついた手で柔らかく秘所を撫でた。
「ひうっ……」
「ふふふ」
深海さんは嬉しそうに微笑むと、指をぬるりと突っ込んできた。
……酔ってても深海さんは深海さんだ。
「ぬるぬるする」
「ボディソープです」
「由香さんでぐちゃぐちゃにしたいな」
「うう……」
恥ずかしいことをさらりと言うのはやめて欲しい。
深海さんは空いている手で、やっぱりボディソープまみれの私の胸をつまみ上げた。
「はあ……はあ……」
私はヌルヌルする深海さんの肩に手を置いた。
「やめ……入り口ばっかり……もっと、奥まで……」
「おねだり、かわいい」
そういうと深海さんはゆらりと立ち上がり、私の上に座った。
意外にずしりと重い。
「深海さん……」
「挿れちゃいますね」
ぬるりと抵抗なく入ってくるすっかり硬くなった深海さんのペニス。
私の膣はダラダラと愛液を垂らして迎え入れる。
「すごいよく入る」
「うう……」
「動きます」
ヌルヌルと私の太ももの上で深海さんがゆっくり動く。
激しくしたら、滑って転びそうだ。
ヌルヌルの手が私の頬に触れる。
キスが降ってくる。
私たちは抱き合って、ヌルヌル滑る体をお互いに擦り付けた。
私の中でヌルヌル滑る深海さんのペニスを私は必死に絞り上げた。
「はあ……はあっ……!」
そうしている間に、深海さんに限界がきた。
私の中でどくんと一暴れすると、精を吐き出した。
深海さんがペニスを抜くと、ボディソープの白色に混じって、白濁液が私の中から出てきた。
「かんぱい! いただきます!」
「はい、召し上がれ」
オムライスを恐る恐る崩して口に運ぶ。
美味しい。タマゴが口の中でとろけていく。
デミグラスソースとの相性も抜群だ。
赤ワインも合う。
「美味しい! 美味しいです!」
「それは何より」
深海さんはニコニコして私を見守っていたが、自分も料理を口にし出した。
「うん、我ながら、美味しい」
パクパク料理を食べる。ワインが進む。そして私は忘れていた。
「由香さ~ん」
「はいはーい……」
深海さんが後ろから私を抱きしめている。
お酒の香りと香水の香りがする。
深海さんはどんな香水を使っているのだろう? さりげなくてここまで近付かないと香らない。
私はお皿を食洗機に片付けている。
「大丈夫ですよ~お皿なんて水につけとけば良いんですよ~由香さ~ん」
そう言って深海さんは私の首もとに頬をすりつけた。くすぐったいしゾクゾクする。
「もー……」
私は苦笑いをする。
深海さんとお酒を飲むのは三角家以来だ。
そういえば三角家での深海さんはいつもあんなだと言われた。
外で飲むのと中で飲むのとこうも変わるのも面白いし、器用だ。少し羨ましい。
そしてちょっと恥ずかしくて、ちょっと暖かい。
「はいはい。深海さん、食洗機の洗剤どこですか?」
「んー、こっちの流しの下……」
言われたとおりの所を開ける。
洗剤の箱がある。我が家は普通のアパートなので食洗機などという上等な物はついていないが、実家にはあるので、これが洗剤なのは分かる。
取ろうとしゃがみ込むと、深海さんがもれなく着いてきて、私は重みで立ち上がれなくなった。
「ふ、深海さーん!」
「はあい」
へらっと笑うと、深海さんは私に体重をかけた。
かけるな!
抱きつく腕がきつくなって、なんだか覆い被さられているみたい。
「由香さん……」
とろんとした目が熱っぽくこっちを見ている。
そのまま口づけ。
ワインの香りが口腔いっぱいに広がる。
「ん……」
舌を絡め合うキスは、そのまま、ここで行為に及びそうな勢いだったけど、私はちゃんと拒絶した。
「めっ!」
「うう……」
深海さんのだらんとした腕をどかし、洗剤を食洗機に注ぐ。
「お風呂もらいますね! 深海さんは溺れそうだから入ってもいいけどシャワーだけです!」
「お風呂……いっしょにお風呂……」
キッチンの床に転がりそうになりながら、深海さんが呟く。
ああ、駄目だ。深海さんも駄目だけど、私も駄目だ。
かわいい、なんて思っちゃうんだから。
結局お風呂には一緒に入ってしまった。
「んー」
深海さんが蕩けきった顔で、椅子に座った私の肌を撫でる。
素手で泡立てた石けんを擦り付ける。
その手は胸もお腹も腋の下も遠慮なく撫でていく。
「はあ……はあ……だめ……」
「ここ、濡れてる?」
「うう……」
私はタオルで反撃する。
床に座ってる深海さんの鎖骨辺りを撫でていく。
「ん……くすぐったい」
「お、おとなしく洗われてください!!」
「洗いっこですねー」
「そ、そうですね……」
上半身の前側を洗って、そうするととうとう避けられないものがある。
ペニスは少し固くなっていた。
恐る恐るそれに触れた。
「ん……」
嬉しそうな声とともに深海さんが身をよじる。
「無理……しなくていいですからね?」
「さんざん、これ突っ込んでおいて……」
「えへへ」
えへへ、じゃない。
私は泡にまみれた手でそれを包みこむ。
「き、気持ちいいですか?」
「うん、とっても」
ヌルヌルとボディソープがローションの役割を果たす。
こうしてちゃんと深海さんのを見るのは初めてかもしれない。
これが何度も私の中に出入りしてたんだよな……。
今更ながら、照れる。
私の手の中で、深海さんのそれはどんどん膨らんでいく。
「由香さん……挿れたい」
「は、はい」
私は思わず背筋を伸ばした。
深海さんの手が膝に伸びて、揃えられていた私の膝を押し広げる。
深海さんに暴かれたそこはお風呂以外のもので濡れている。
深海さんはボディソープのついた手で柔らかく秘所を撫でた。
「ひうっ……」
「ふふふ」
深海さんは嬉しそうに微笑むと、指をぬるりと突っ込んできた。
……酔ってても深海さんは深海さんだ。
「ぬるぬるする」
「ボディソープです」
「由香さんでぐちゃぐちゃにしたいな」
「うう……」
恥ずかしいことをさらりと言うのはやめて欲しい。
深海さんは空いている手で、やっぱりボディソープまみれの私の胸をつまみ上げた。
「はあ……はあ……」
私はヌルヌルする深海さんの肩に手を置いた。
「やめ……入り口ばっかり……もっと、奥まで……」
「おねだり、かわいい」
そういうと深海さんはゆらりと立ち上がり、私の上に座った。
意外にずしりと重い。
「深海さん……」
「挿れちゃいますね」
ぬるりと抵抗なく入ってくるすっかり硬くなった深海さんのペニス。
私の膣はダラダラと愛液を垂らして迎え入れる。
「すごいよく入る」
「うう……」
「動きます」
ヌルヌルと私の太ももの上で深海さんがゆっくり動く。
激しくしたら、滑って転びそうだ。
ヌルヌルの手が私の頬に触れる。
キスが降ってくる。
私たちは抱き合って、ヌルヌル滑る体をお互いに擦り付けた。
私の中でヌルヌル滑る深海さんのペニスを私は必死に絞り上げた。
「はあ……はあっ……!」
そうしている間に、深海さんに限界がきた。
私の中でどくんと一暴れすると、精を吐き出した。
深海さんがペニスを抜くと、ボディソープの白色に混じって、白濁液が私の中から出てきた。
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