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そうだ、学園へ行こう
Ⅵ 沈黙と学園長
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どうしよっかな……やっちゃったなぁ……。
あれはホント違うの。だって、私を抱き締めながらあんな事されたら無視出来ないでしょ? 耳元で囁くような甘い声なんて出されたら、理性さんはログアウトしちゃうよ。
……原因が私だってさっき気づいたけど。
「でも、悔いはない」
全裸で眠っているのを見ながらそう呟く。
上は汗を吸ってたから、下は愛液でぐっしょりだったから洗濯。何か着せようと思ったんだけど、着せる為の服を持ったまま抱き枕にされてるから無理。
うん……柔らかくていいんだよ?
でもさ、足まで絡められると全く動けないんだよね。
「あれ……? なんかぬるって……」
……濡れてる。全部拭いたんだけど……あ。
今更だけど、もしかして私が寝てなくても夢って見ちゃう?
「る、ルル、起きて……」
とりあえず起こしてみる。
暫く唸った後、目を開けた。そして、少し目を見開いたかと思えば段々と顔が紅くなっていく。その理由が手伝ったことなのか、夢の方なのかは分からない。
「えっと……おはよう」
「……ん」
なんというか、どうすれば分からなくて困ってるみたい。目が合うとすぐに逸らしちゃうし。
「ごめんね」
「……悪くない」
「そう?」
「そう」
嫌われた訳じゃないみたいで良かった。
とは言え、気持ちの整理もしたいだろうから、ルルから言って来るまでこの話はしない方がいいかな。
……結局、部屋を出るまでに交わしたのは、制服の着方や「行ってきます」くらいだった。
ちなみに、制服は昨日の内に貰ってた。サイズはお姉ちゃんが伝えたとして、一日で完成するとは……しかも三種類あるからね。
一つ目はワイシャツとブレザーの日本でよく見るあれ。
二つ目はアニメのお嬢様学校みたいなひらひらした可愛らしいワンピースタイプの服。
三つ目はぴっちり張り付くインナーに、上も下も丈の短いセーラー服もどき。色は黒が基調で赤をちょこちょこ使ってる感じ。戦うことを前提に作ったんだろうけど……ルルが着てるのを見たら狙ったかのようなエロさがあった。
……最後だけ詳しく書いてる? そんなことないよ。別にじっくり見てたとかそんな事ないし? 私がこれを着たのも動きやすいからだし?
決して、エッチで厨二的だからではないのですよ?
と、言い訳をしてたら学園に到着。
職員室に行くらしいけど、その前にフィリスと合流しよ。……うん、探さなくても入ってすぐの場所に居たね。
「……なんとなくそれを選ぶ気がしてたのよ」
あ、見透かされてました。
うんうん、付き合いが長いだけあるね!
「えへへ、どう? かっこいい?」
「正直に言ってもいいかしら」
「うん、いいよっ!」
「凄くエッチね」
……おかしいなぁ。おっぱいは平均的だし、お尻も小さいからそんなにかなって思ったんだけど。
「……そんなに?」
「いえ……つい、そういう目で見てしまうの」
「あ、そっか。それなら仕方ないね」
性欲強めだもんね。むしろ嬉しいかな。
いや、この場合は私が色々されちゃう方かも? 全然嫌じゃないけど、お姉ちゃんと最初にするって約束だし……ちょっぴり怖い。
「フィリスは普通のにしたんだ?」
「まあね。でもこれ、スカートが短いのよ」
「あー、それだとパンツが見えちゃうんだっけ。私のは見えてもいい様になってるけど……」
スカートを捲って見せてあげる。
「ちょっと! 幾ら見えないからってそんな事しちゃダメよ!」
「えー」
「や・め・な・さ・い」
「はーい……」
うーん、「恥じらいを覚えなさい」とか言われても、パンツじゃないんだもん。ホントにパンツだったら私も見せるのを躊躇うよ。
「見せる選択肢がある時点でアウトね」
「じゃあ、私が見せてって言ったら?」
「………少しだけ?」
「ほらー!」
誰にでも見せる訳無いじゃん。フィリスとお姉ちゃんにしか見せな……ルルもかな。その三人にしか見せないよ。
「話が終わった所で、職員室に行こうよ」
「え、ええ……でも、なにかしら。この釈然としない気持ち」
なんだろうね、よく分かんない。
そう誤魔化しながら職員室に向かう私達。時折すれ違う女の子に見られるのは知らない人だから? フィリスが可愛いから?
後、この国って綺麗な人が多いよね。学園の人達は特に美少女ばっかりだけど……姫章って美少女にしか出ないのかな?
「アリス、何処まで行くつもり?」
フィリスが止めてくれなかったら突き当たりまで行ってたかも。やっぱり考え事をしてると周りが見えなくなっちゃうなぁ……
職員室に入ると、試験の時のアンネ先生が来てくれた。
「二人とも、おはようございます。ルームメイトとは仲良く出来そうですか?」
「はい、大丈夫です」
「大丈夫……だと思います?」
アンネ先生は、疑問形な私の言葉に首を傾げつつも、「着いてきて下さい」と言って職員室を出る。
何をしに行くのか聞いたら、学園長の所だって。
両開きのアンティークっぽい扉をノックすると、直ぐに「入って」と返ってきた。
入って最初に、真正面がガラス張りになっててびっくり。次に学園長の耳が頭に生えててびっくり。最後にその耳が犬耳でびっくり。
「学園長……?」
あーうん、見た目は私達とそんなに変わらないよね。マナのお陰で老化が遅くなるらしいし、やっぱりこの見た目でも四十歳とか?
「見た目通りですけど何か?」
「え……?」
「ただ学園長と生徒をやっているだけさ」
それは普通に意味分からないよ?
というか、学園長と生徒って両立出来る? していいの?
「おっと、その前に自己紹介をしようか。ボクはリヴィエール・ティーヴォルフ。リヴィでもエルでも好きなように呼んでくれていいよ」
「えっと、私はアリス・ファンシア。よろしくね、エルさん」
「……リヴィって言いづらいのよね」
「あはは、よく言われるよ。だからって、二回も言われると傷つくんだぞ?」
立ち上がったエルさんは、何故か白衣を着ている。その下にワイシャツとスカートが見えるから生徒ではあるんだろうけど。
髪は灰色がかった銀髪で、瞳も同じ。
「二回目?」
「ええ、同じ部屋だもの」
「あっ、なるほどねー」
どんな人なのか聞こうと思ってたけど、先に本人が出てきちゃった。……犬耳、しっぽもふさふさしてていいなぁ……うぅ、久しぶりにキュウイに会いたい。あれってこっちでも使えるのかな。
「で、どうして学園長なんてやってるのよ?」
「いやさー、ボクはやるつもりなんてなかったんだよー? でもねぇ……元学園長の母さんがさ、目を覚ました時には居なかったんだ」
「……え?」
「だから、起きたらどこかに行ってたって話。あの人が帰ってくるまでの繋ぎとしてボクが入った訳だけど、本職は研究者なんだから学園長なんて務まるはずがないだろうに。ホント、なんでボクがこんな事しないといけないのさ?」
「大変なんだね……」
フィリスと一緒に肩をポンポンと叩く。
そうだよね、高校生くらいの歳で学園長の仕事とかやりたくないもん。愚痴も零したくなるに決まってるよ。
ん? これ、さり気なく触れば耳もいける?
「わふっ!? わふぅ……もちょっと内側……あぁいい、そこそこ……うん、フィリスも上手い……」
目を閉じてしっぽを振り振りするエルさん。
先程の不機嫌さは何処へやら、だらしなく口元を緩ませて獣耳マッサージを受けている。耳、もふもふで触り心地が素晴らしいです。
「いやー、ありがとう。凄く気持ちよかったよ」
「モフるのなら何時でも任せて!」
「私も、時々やらせて欲しいわね」
「そうかい? ……なら、またお願いしようかな」
やった! また合法的にモフれる!
美少女の獣耳をモフるとか、私にとってご褒美でしかないから。一回一万円くらいでも今なら出すよ?
すると、後ろから怒気のこもった声が。
「いい加減、話を進めて頂けますか?」
「「「……ごめんなさい」」」
昨日は苦笑してただけだったけど、二度目の放置は怒られました。皆も気を付けてねっ!
あれはホント違うの。だって、私を抱き締めながらあんな事されたら無視出来ないでしょ? 耳元で囁くような甘い声なんて出されたら、理性さんはログアウトしちゃうよ。
……原因が私だってさっき気づいたけど。
「でも、悔いはない」
全裸で眠っているのを見ながらそう呟く。
上は汗を吸ってたから、下は愛液でぐっしょりだったから洗濯。何か着せようと思ったんだけど、着せる為の服を持ったまま抱き枕にされてるから無理。
うん……柔らかくていいんだよ?
でもさ、足まで絡められると全く動けないんだよね。
「あれ……? なんかぬるって……」
……濡れてる。全部拭いたんだけど……あ。
今更だけど、もしかして私が寝てなくても夢って見ちゃう?
「る、ルル、起きて……」
とりあえず起こしてみる。
暫く唸った後、目を開けた。そして、少し目を見開いたかと思えば段々と顔が紅くなっていく。その理由が手伝ったことなのか、夢の方なのかは分からない。
「えっと……おはよう」
「……ん」
なんというか、どうすれば分からなくて困ってるみたい。目が合うとすぐに逸らしちゃうし。
「ごめんね」
「……悪くない」
「そう?」
「そう」
嫌われた訳じゃないみたいで良かった。
とは言え、気持ちの整理もしたいだろうから、ルルから言って来るまでこの話はしない方がいいかな。
……結局、部屋を出るまでに交わしたのは、制服の着方や「行ってきます」くらいだった。
ちなみに、制服は昨日の内に貰ってた。サイズはお姉ちゃんが伝えたとして、一日で完成するとは……しかも三種類あるからね。
一つ目はワイシャツとブレザーの日本でよく見るあれ。
二つ目はアニメのお嬢様学校みたいなひらひらした可愛らしいワンピースタイプの服。
三つ目はぴっちり張り付くインナーに、上も下も丈の短いセーラー服もどき。色は黒が基調で赤をちょこちょこ使ってる感じ。戦うことを前提に作ったんだろうけど……ルルが着てるのを見たら狙ったかのようなエロさがあった。
……最後だけ詳しく書いてる? そんなことないよ。別にじっくり見てたとかそんな事ないし? 私がこれを着たのも動きやすいからだし?
決して、エッチで厨二的だからではないのですよ?
と、言い訳をしてたら学園に到着。
職員室に行くらしいけど、その前にフィリスと合流しよ。……うん、探さなくても入ってすぐの場所に居たね。
「……なんとなくそれを選ぶ気がしてたのよ」
あ、見透かされてました。
うんうん、付き合いが長いだけあるね!
「えへへ、どう? かっこいい?」
「正直に言ってもいいかしら」
「うん、いいよっ!」
「凄くエッチね」
……おかしいなぁ。おっぱいは平均的だし、お尻も小さいからそんなにかなって思ったんだけど。
「……そんなに?」
「いえ……つい、そういう目で見てしまうの」
「あ、そっか。それなら仕方ないね」
性欲強めだもんね。むしろ嬉しいかな。
いや、この場合は私が色々されちゃう方かも? 全然嫌じゃないけど、お姉ちゃんと最初にするって約束だし……ちょっぴり怖い。
「フィリスは普通のにしたんだ?」
「まあね。でもこれ、スカートが短いのよ」
「あー、それだとパンツが見えちゃうんだっけ。私のは見えてもいい様になってるけど……」
スカートを捲って見せてあげる。
「ちょっと! 幾ら見えないからってそんな事しちゃダメよ!」
「えー」
「や・め・な・さ・い」
「はーい……」
うーん、「恥じらいを覚えなさい」とか言われても、パンツじゃないんだもん。ホントにパンツだったら私も見せるのを躊躇うよ。
「見せる選択肢がある時点でアウトね」
「じゃあ、私が見せてって言ったら?」
「………少しだけ?」
「ほらー!」
誰にでも見せる訳無いじゃん。フィリスとお姉ちゃんにしか見せな……ルルもかな。その三人にしか見せないよ。
「話が終わった所で、職員室に行こうよ」
「え、ええ……でも、なにかしら。この釈然としない気持ち」
なんだろうね、よく分かんない。
そう誤魔化しながら職員室に向かう私達。時折すれ違う女の子に見られるのは知らない人だから? フィリスが可愛いから?
後、この国って綺麗な人が多いよね。学園の人達は特に美少女ばっかりだけど……姫章って美少女にしか出ないのかな?
「アリス、何処まで行くつもり?」
フィリスが止めてくれなかったら突き当たりまで行ってたかも。やっぱり考え事をしてると周りが見えなくなっちゃうなぁ……
職員室に入ると、試験の時のアンネ先生が来てくれた。
「二人とも、おはようございます。ルームメイトとは仲良く出来そうですか?」
「はい、大丈夫です」
「大丈夫……だと思います?」
アンネ先生は、疑問形な私の言葉に首を傾げつつも、「着いてきて下さい」と言って職員室を出る。
何をしに行くのか聞いたら、学園長の所だって。
両開きのアンティークっぽい扉をノックすると、直ぐに「入って」と返ってきた。
入って最初に、真正面がガラス張りになっててびっくり。次に学園長の耳が頭に生えててびっくり。最後にその耳が犬耳でびっくり。
「学園長……?」
あーうん、見た目は私達とそんなに変わらないよね。マナのお陰で老化が遅くなるらしいし、やっぱりこの見た目でも四十歳とか?
「見た目通りですけど何か?」
「え……?」
「ただ学園長と生徒をやっているだけさ」
それは普通に意味分からないよ?
というか、学園長と生徒って両立出来る? していいの?
「おっと、その前に自己紹介をしようか。ボクはリヴィエール・ティーヴォルフ。リヴィでもエルでも好きなように呼んでくれていいよ」
「えっと、私はアリス・ファンシア。よろしくね、エルさん」
「……リヴィって言いづらいのよね」
「あはは、よく言われるよ。だからって、二回も言われると傷つくんだぞ?」
立ち上がったエルさんは、何故か白衣を着ている。その下にワイシャツとスカートが見えるから生徒ではあるんだろうけど。
髪は灰色がかった銀髪で、瞳も同じ。
「二回目?」
「ええ、同じ部屋だもの」
「あっ、なるほどねー」
どんな人なのか聞こうと思ってたけど、先に本人が出てきちゃった。……犬耳、しっぽもふさふさしてていいなぁ……うぅ、久しぶりにキュウイに会いたい。あれってこっちでも使えるのかな。
「で、どうして学園長なんてやってるのよ?」
「いやさー、ボクはやるつもりなんてなかったんだよー? でもねぇ……元学園長の母さんがさ、目を覚ました時には居なかったんだ」
「……え?」
「だから、起きたらどこかに行ってたって話。あの人が帰ってくるまでの繋ぎとしてボクが入った訳だけど、本職は研究者なんだから学園長なんて務まるはずがないだろうに。ホント、なんでボクがこんな事しないといけないのさ?」
「大変なんだね……」
フィリスと一緒に肩をポンポンと叩く。
そうだよね、高校生くらいの歳で学園長の仕事とかやりたくないもん。愚痴も零したくなるに決まってるよ。
ん? これ、さり気なく触れば耳もいける?
「わふっ!? わふぅ……もちょっと内側……あぁいい、そこそこ……うん、フィリスも上手い……」
目を閉じてしっぽを振り振りするエルさん。
先程の不機嫌さは何処へやら、だらしなく口元を緩ませて獣耳マッサージを受けている。耳、もふもふで触り心地が素晴らしいです。
「いやー、ありがとう。凄く気持ちよかったよ」
「モフるのなら何時でも任せて!」
「私も、時々やらせて欲しいわね」
「そうかい? ……なら、またお願いしようかな」
やった! また合法的にモフれる!
美少女の獣耳をモフるとか、私にとってご褒美でしかないから。一回一万円くらいでも今なら出すよ?
すると、後ろから怒気のこもった声が。
「いい加減、話を進めて頂けますか?」
「「「……ごめんなさい」」」
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