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エンジュ
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「ん、ンッ! あ……や……ぁ……ンンッ!」
今日も発情薬を打たれたダンテさんは野生の獣のように僕を求めてくる……。
奥をダンテさんの熱く猛ったモノで抉られるように突き上げられると目の前が真っ白になり、自分でも聞いたことのない声をあげてしまう……。
何度も何度も僕の名前を呼び、僕の中に精を吐き出すダンテさんはとても可愛らしく愛おしい……。
5度目の長い長い射精が終わるとダンテさんはプツリと糸が切れたようにベッドへと倒れ込み泥のように眠る。
発情薬を使った後の副作用で、薬を使った後はいつもこうなってしまう。
まだ繋がったままのモノをズルリと抜いた瞬間、気持ちのいいところをかすめブルリと体を震わせ僕もイッてしまう。
「んっ……ふふ。今日も凄かったですね……ダンテさん」
優しく口付けしてダンテさんの寝顔をしばらく見つめた後、汗と精液まみれの体を綺麗する為、隣室にある浴室へ向かうためガウンを羽織る。
デリナムの屋敷に来てから半年が経とうとしている。
すっかりこの生活にも慣れ、ダンテさんに無茶苦茶に抱かれても意識を飛ばすことも少なくなってきた。
結構体力もついてきたな……と、そんな事を思いながら隣室へと入れば部屋の片隅に佇む一人の長身の男……。
僕の姿を見るなり勢いよくこちらへと駆け寄ってくる。
「エンジュ様~! 今日もまた無理をなさって……。あぁ……綺麗な肌がこんなにも傷をつけられて……」
男は僕が部屋に入ってくるなりぎゃーぎゃーと喚いてくる。大騒ぎするこの男は僕の従者であり……僕達を監禁した覆面の男だ。
「傷はいいんだ。この傷の分だけ、僕はダンテさんに愛されていると思えるからね……」
そう答えると、従者のアダンは納得いかない顔をしながら僕の体を清める手伝いをしてくれる。
「エンジュ様。急ぎの用件があるのですが……少しお時間よろしいですか?」
「あぁ、とりあえず聞こうか」
新しい服を着て従者から手渡された書類に目を通していき、アダンに指示を出していく。
ダンテさんが目を覚ます前にベッドへと戻らないと不安にさせてしまうので、急いで仕事を片付けていると車椅子にのったデリナム卿がやってくる。
「デリナム卿、どうも。体調はどうですか?」
「んぁ? あぁ、体調かい? 半年過ぎた今も元気いっぱいだよ」
『余命半年』
デリナム卿が余命宣告を受けてからすでに10ヶ月が過ぎている。一見元気そうなデリナム卿だが、身体は病に侵されているのだ。
「お元気そうで何よりです」
「それもこれもアブソレル公爵様のおかげですかな。私も、もう少し若ければお前さんの相手をしてやれるのだがなぁ。いや、今からでも遅くはないかな……」
「ハハ。冗談がお上手で。無理をするとせっかく伸びた寿命が縮まりますよ」
「お前さんの歪んだ初恋の結末を見届けるまでは死んでも死に切れないからな……」
冗談を飛ばすデリナム卿を見ていれば、まだまだ長生きしてくれそうだ……。
そう。
この監禁事件は全て僕が仕組んだことだ。
愛する人を求める為とはいえ凶行すぎたと自分でも思うが……そうまでしても僕はダンテさんを欲していた。
今日も発情薬を打たれたダンテさんは野生の獣のように僕を求めてくる……。
奥をダンテさんの熱く猛ったモノで抉られるように突き上げられると目の前が真っ白になり、自分でも聞いたことのない声をあげてしまう……。
何度も何度も僕の名前を呼び、僕の中に精を吐き出すダンテさんはとても可愛らしく愛おしい……。
5度目の長い長い射精が終わるとダンテさんはプツリと糸が切れたようにベッドへと倒れ込み泥のように眠る。
発情薬を使った後の副作用で、薬を使った後はいつもこうなってしまう。
まだ繋がったままのモノをズルリと抜いた瞬間、気持ちのいいところをかすめブルリと体を震わせ僕もイッてしまう。
「んっ……ふふ。今日も凄かったですね……ダンテさん」
優しく口付けしてダンテさんの寝顔をしばらく見つめた後、汗と精液まみれの体を綺麗する為、隣室にある浴室へ向かうためガウンを羽織る。
デリナムの屋敷に来てから半年が経とうとしている。
すっかりこの生活にも慣れ、ダンテさんに無茶苦茶に抱かれても意識を飛ばすことも少なくなってきた。
結構体力もついてきたな……と、そんな事を思いながら隣室へと入れば部屋の片隅に佇む一人の長身の男……。
僕の姿を見るなり勢いよくこちらへと駆け寄ってくる。
「エンジュ様~! 今日もまた無理をなさって……。あぁ……綺麗な肌がこんなにも傷をつけられて……」
男は僕が部屋に入ってくるなりぎゃーぎゃーと喚いてくる。大騒ぎするこの男は僕の従者であり……僕達を監禁した覆面の男だ。
「傷はいいんだ。この傷の分だけ、僕はダンテさんに愛されていると思えるからね……」
そう答えると、従者のアダンは納得いかない顔をしながら僕の体を清める手伝いをしてくれる。
「エンジュ様。急ぎの用件があるのですが……少しお時間よろしいですか?」
「あぁ、とりあえず聞こうか」
新しい服を着て従者から手渡された書類に目を通していき、アダンに指示を出していく。
ダンテさんが目を覚ます前にベッドへと戻らないと不安にさせてしまうので、急いで仕事を片付けていると車椅子にのったデリナム卿がやってくる。
「デリナム卿、どうも。体調はどうですか?」
「んぁ? あぁ、体調かい? 半年過ぎた今も元気いっぱいだよ」
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デリナム卿が余命宣告を受けてからすでに10ヶ月が過ぎている。一見元気そうなデリナム卿だが、身体は病に侵されているのだ。
「お元気そうで何よりです」
「それもこれもアブソレル公爵様のおかげですかな。私も、もう少し若ければお前さんの相手をしてやれるのだがなぁ。いや、今からでも遅くはないかな……」
「ハハ。冗談がお上手で。無理をするとせっかく伸びた寿命が縮まりますよ」
「お前さんの歪んだ初恋の結末を見届けるまでは死んでも死に切れないからな……」
冗談を飛ばすデリナム卿を見ていれば、まだまだ長生きしてくれそうだ……。
そう。
この監禁事件は全て僕が仕組んだことだ。
愛する人を求める為とはいえ凶行すぎたと自分でも思うが……そうまでしても僕はダンテさんを欲していた。
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