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本編
本編2話
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「ん……」
目が覚めると俺はふかふかのベッドに寝かされていた。柔らかい日の光が入り込み部屋を明るく照らしている。
俺の部屋ではない事は確かだな……。
薄暗くじめっとした自分の部屋を思い出す。
そんな呑気な事をボーっとしながら考えていると、ふと人の気配がして横を向くと赤城弟が椅子に座ったまま眠っていた。
俺は驚いて飛び起きる。
「な、何故お前がいる!!?」
「ん……あ。目が覚めた?よかったぁ……」
目を擦りながら寝起きの顔でふにゃりと笑う弟。
俺はここが何処なのかキョロキョロと部屋を見渡す。
「ここは僕達の家だよ」
「赤城の家……」
そうか、家とはつまり赤城の本拠地ということか。
しかし、そんな場所に敵である俺を連れてきて大丈夫なのか?
そんな事を考えていると、赤城弟があの戦いの後の話をしてくれた。
巨体メカを操っていた敵は、赤城が変身してあっさり倒してしまったらしい。
それから俺を赤城の自宅へと連れて帰り怪我の治療をしてくれたようだ。
「優くん酷い怪我で2日間眠ったままだったんだよ?」
「えぇっ!?」
そう言えばあの時の俺は血塗れで……体中が痛くて……
慌てて体を見ると胸や腕には包帯が巻かれていたが体の痛みなどはまったくない。
「治療大変だったんだよ? 僕は治癒の力を持っていてずっと優くんを癒してたんだから」
治癒の力? そんな凄いものを弟は持っているのか。兄弟揃って凄い奴らだ。
俺が不思議そうな顔をしていると弟は「ちょっと見ててね」そう言って俺の手を握る。
すると暖かいものが手から体全体に流れ込んでくるのが分かった。
体中がポカポカして気持ちがいい。
これが治癒の力なのか。凄いな。
「どう?」
「凄く暖かくて気持ちがいい……」
「そうでしょ!」
どこか嬉しそうな弟は可愛らしい笑顔で俺の手をさらにをぎゅっと握ってくる。
赤城とは違い弟はとても可愛らしい。
ショートボブの薄茶色の髪に、くりくりとした大きな瞳。きっと女の子と間違われた事も多いだろう。
ん? そういえば弟『優くん』と呼ばれたが、俺は彼に名前を教えただろうか?
「食欲はどう? 少し食べる?」
「……いや大丈夫だ」
そう言ったと同時に腹の虫が鳴り恥ずかしくて顔を真っ赤に染める。
「ふふ。体は正直だね。お粥作ってくるね!」
「いや、そこまでしてもらわなくても……」
俺は遠慮するが弟には俺の声は届いていないようで部屋を出ていってしまう。
弟が出ていく時にカチャっと外から鍵をかけられる。
あぁ……そうか。俺は赤城兄弟にとって敵だ。
敵がヒーローの本拠地にいたら何をされるか分からないし、赤城の隠しておきたい情報もあるだろうしな。
さすがヒーローの弟だな。
俺は感心してしまう。
……って、ヒーローに助けられその弟には治療してもらい食事まで面倒になるって悪役としてどうなんだ?
ここは弟を人質にとって部屋に立て篭るとかした方がいいんじゃないか?
しかし、これだけお世話になっている人物にそんな事してしまっていいのか?
俺はヒーローの敵だが、やはりそんな酷い事はできない。
よし。食事までいただいたら家に帰ろう。
そして、お礼の手紙と菓子折を郵送してから赤城に再度戦いを挑むとしよう。
今後の事を考えていると弟がお粥を作って持ってきてくれた。
「まだ熱いから気をつけてね!」
「……すまない」
俺は頭を下げて弟にお礼を言うと、弟は「あっ!」と声をあげる。
「優くんの口の中の傷は大丈夫かな? あの時、口の中も切れてて結構出血してたし」
口の中?
今のところ血の味もしないし痛みも感じない。
「特に痛みは無いようだ」
「よかった! でも、お粥食べて痛みが出ないように口の中をもう一度治癒しておくね」
弟はそう言うと「アーンして?」と口を開くように要求してくる。
俺は言われるがままに口を開くと弟が口の中を覗きながら指を入れてくる。
「んぁ……!?」
「あ。ビックリしちゃったよね? 僕の治癒の力は患部に触れないと効率悪いんだ~。ん~舌先とかまだ傷が残ってるね~」
そう言うと俺の傷ついた舌先をくちゅくちゅと撫で、弟の細い指先から暖かい治癒の力が流れてくるのが分かる。
「あ~こっちもだねぇ……」
さらに今度は頬の内側を撫でられまた力を流される。長いこと口を開け撫でられたりした為なのか唾液が溜まり我慢できず反射的に唾液を飲み込んでしまう。その際、弟の指をちゅうっとしゃぶってしまった……。
「す、すまない!」
咥えてしまった赤城弟の指から口を離し俺はすぐに謝る。
ワザとじゃないとはいえ、なんて事をしてしまったんだ。
俺はティッシュなど拭くものはないかと探す。
「ううん、大丈夫だよ。口の中は綺麗に治ったから安心して」
「ありがとう……。あの……早く手を洗ってきた方がいい」
「そう……だね、手洗ってくるね! お粥あったかいうちに食べてね!」
弟はそう言うと少し前屈みになって部屋を出ていく。
赤城弟が作ってくれたお粥に手を合わせ一口いただく。味付けもちょうど良く、暖かい食事に体も心も温まる。
あっという間にお粥を食べ終わり俺は家を出て行く準備を始める。
「俺の服はどこだ?」
今着ている服は俺のものではなく、多分赤城弟の寝衣だ。ベッドから立ち上がり部屋を見て回るが見つからない。
とりあえず赤城弟が来るのを待つ事にした。
それから十五分程経ちドアが開き赤城弟が戻ってくる。
「俺の着ていた服はどこにあるのだろうか?」
「服? あ~あれは損傷が酷くてもう着れないかな」
「そうか……。ずいぶん君たち兄弟には世話になってしまったが、そろそろ帰ろうと思っている。すまないがこの服を借りて行っていいだろうか? もちろん洗濯して返すから」
俺がそう言うと赤城弟は少し怒った顔を見せる。
「まだダメだよ! 優くんは怪我人なんだよ ?怪我は完治してないのに、このまま帰ったら死んじゃうよ! それに一人で暮らしてるんでしょー? 何かあったら大変だから今日も泊まっていってよ……」
「しかし、もうどこも痛くはないのだが……」
「今は動いてないから痛くないだけ! ほら。とりあえず今日の治療するから横になって!」
「だが、キミと俺は敵同士だ。これ以上は…」
「この家にいる時は敵同士って事は忘れよう。ね? 優くんは僕を助けてくれた。だから今度は僕が助ける番だから」
赤城弟はそう言って俺の手を握りしめながら説得してくる。
……なんて優しくていいヤツなんだ。
俺は悪役なのに赤城弟の事を尊敬してしまった。
目が覚めると俺はふかふかのベッドに寝かされていた。柔らかい日の光が入り込み部屋を明るく照らしている。
俺の部屋ではない事は確かだな……。
薄暗くじめっとした自分の部屋を思い出す。
そんな呑気な事をボーっとしながら考えていると、ふと人の気配がして横を向くと赤城弟が椅子に座ったまま眠っていた。
俺は驚いて飛び起きる。
「な、何故お前がいる!!?」
「ん……あ。目が覚めた?よかったぁ……」
目を擦りながら寝起きの顔でふにゃりと笑う弟。
俺はここが何処なのかキョロキョロと部屋を見渡す。
「ここは僕達の家だよ」
「赤城の家……」
そうか、家とはつまり赤城の本拠地ということか。
しかし、そんな場所に敵である俺を連れてきて大丈夫なのか?
そんな事を考えていると、赤城弟があの戦いの後の話をしてくれた。
巨体メカを操っていた敵は、赤城が変身してあっさり倒してしまったらしい。
それから俺を赤城の自宅へと連れて帰り怪我の治療をしてくれたようだ。
「優くん酷い怪我で2日間眠ったままだったんだよ?」
「えぇっ!?」
そう言えばあの時の俺は血塗れで……体中が痛くて……
慌てて体を見ると胸や腕には包帯が巻かれていたが体の痛みなどはまったくない。
「治療大変だったんだよ? 僕は治癒の力を持っていてずっと優くんを癒してたんだから」
治癒の力? そんな凄いものを弟は持っているのか。兄弟揃って凄い奴らだ。
俺が不思議そうな顔をしていると弟は「ちょっと見ててね」そう言って俺の手を握る。
すると暖かいものが手から体全体に流れ込んでくるのが分かった。
体中がポカポカして気持ちがいい。
これが治癒の力なのか。凄いな。
「どう?」
「凄く暖かくて気持ちがいい……」
「そうでしょ!」
どこか嬉しそうな弟は可愛らしい笑顔で俺の手をさらにをぎゅっと握ってくる。
赤城とは違い弟はとても可愛らしい。
ショートボブの薄茶色の髪に、くりくりとした大きな瞳。きっと女の子と間違われた事も多いだろう。
ん? そういえば弟『優くん』と呼ばれたが、俺は彼に名前を教えただろうか?
「食欲はどう? 少し食べる?」
「……いや大丈夫だ」
そう言ったと同時に腹の虫が鳴り恥ずかしくて顔を真っ赤に染める。
「ふふ。体は正直だね。お粥作ってくるね!」
「いや、そこまでしてもらわなくても……」
俺は遠慮するが弟には俺の声は届いていないようで部屋を出ていってしまう。
弟が出ていく時にカチャっと外から鍵をかけられる。
あぁ……そうか。俺は赤城兄弟にとって敵だ。
敵がヒーローの本拠地にいたら何をされるか分からないし、赤城の隠しておきたい情報もあるだろうしな。
さすがヒーローの弟だな。
俺は感心してしまう。
……って、ヒーローに助けられその弟には治療してもらい食事まで面倒になるって悪役としてどうなんだ?
ここは弟を人質にとって部屋に立て篭るとかした方がいいんじゃないか?
しかし、これだけお世話になっている人物にそんな事してしまっていいのか?
俺はヒーローの敵だが、やはりそんな酷い事はできない。
よし。食事までいただいたら家に帰ろう。
そして、お礼の手紙と菓子折を郵送してから赤城に再度戦いを挑むとしよう。
今後の事を考えていると弟がお粥を作って持ってきてくれた。
「まだ熱いから気をつけてね!」
「……すまない」
俺は頭を下げて弟にお礼を言うと、弟は「あっ!」と声をあげる。
「優くんの口の中の傷は大丈夫かな? あの時、口の中も切れてて結構出血してたし」
口の中?
今のところ血の味もしないし痛みも感じない。
「特に痛みは無いようだ」
「よかった! でも、お粥食べて痛みが出ないように口の中をもう一度治癒しておくね」
弟はそう言うと「アーンして?」と口を開くように要求してくる。
俺は言われるがままに口を開くと弟が口の中を覗きながら指を入れてくる。
「んぁ……!?」
「あ。ビックリしちゃったよね? 僕の治癒の力は患部に触れないと効率悪いんだ~。ん~舌先とかまだ傷が残ってるね~」
そう言うと俺の傷ついた舌先をくちゅくちゅと撫で、弟の細い指先から暖かい治癒の力が流れてくるのが分かる。
「あ~こっちもだねぇ……」
さらに今度は頬の内側を撫でられまた力を流される。長いこと口を開け撫でられたりした為なのか唾液が溜まり我慢できず反射的に唾液を飲み込んでしまう。その際、弟の指をちゅうっとしゃぶってしまった……。
「す、すまない!」
咥えてしまった赤城弟の指から口を離し俺はすぐに謝る。
ワザとじゃないとはいえ、なんて事をしてしまったんだ。
俺はティッシュなど拭くものはないかと探す。
「ううん、大丈夫だよ。口の中は綺麗に治ったから安心して」
「ありがとう……。あの……早く手を洗ってきた方がいい」
「そう……だね、手洗ってくるね! お粥あったかいうちに食べてね!」
弟はそう言うと少し前屈みになって部屋を出ていく。
赤城弟が作ってくれたお粥に手を合わせ一口いただく。味付けもちょうど良く、暖かい食事に体も心も温まる。
あっという間にお粥を食べ終わり俺は家を出て行く準備を始める。
「俺の服はどこだ?」
今着ている服は俺のものではなく、多分赤城弟の寝衣だ。ベッドから立ち上がり部屋を見て回るが見つからない。
とりあえず赤城弟が来るのを待つ事にした。
それから十五分程経ちドアが開き赤城弟が戻ってくる。
「俺の着ていた服はどこにあるのだろうか?」
「服? あ~あれは損傷が酷くてもう着れないかな」
「そうか……。ずいぶん君たち兄弟には世話になってしまったが、そろそろ帰ろうと思っている。すまないがこの服を借りて行っていいだろうか? もちろん洗濯して返すから」
俺がそう言うと赤城弟は少し怒った顔を見せる。
「まだダメだよ! 優くんは怪我人なんだよ ?怪我は完治してないのに、このまま帰ったら死んじゃうよ! それに一人で暮らしてるんでしょー? 何かあったら大変だから今日も泊まっていってよ……」
「しかし、もうどこも痛くはないのだが……」
「今は動いてないから痛くないだけ! ほら。とりあえず今日の治療するから横になって!」
「だが、キミと俺は敵同士だ。これ以上は…」
「この家にいる時は敵同士って事は忘れよう。ね? 優くんは僕を助けてくれた。だから今度は僕が助ける番だから」
赤城弟はそう言って俺の手を握りしめながら説得してくる。
……なんて優しくていいヤツなんだ。
俺は悪役なのに赤城弟の事を尊敬してしまった。
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