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本編
赤城ヒカルside ①
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ヒーローの弟。
なんだかとても面倒くさいポジションにいる僕は今日も優くんが現れるのを待っている。
あ!いたっ!
今日の優くんの変装は……うわぁ~道に迷ったお爺さんかぁ~
一生懸命プルプル震えながら歩いてるけど普通のお爺さんはそんな変な歩き方しないよ?
それに顔はシワシワなのに手は優くんのツルツルお肌のままだし…
相変わらずどこか抜けてる下手くそな変装…でもそんなところが凄く可愛い♡
あ。
早く声かけないと周りの人が怪しんで通報しそうだな。
そう思い僕は優くんが変装したお爺さんへと近づくと優しく微笑みかけ声をかける。
「お爺さん?どうしました?」
「おぉ…すまぬが道に迷ってのぉ。この場所へ行きたいのじゃが…」
「ここですね!僕の知ってる場所なので一緒に行きましょう!」
僕はそう言うと変装した優くんの手を取り見せられた紙に書いてある場所へと向かう。
優くんの柔らかい手を握り一緒に歩けるのが嬉しくて少し遠回りして目的の場所へ。
今日の戦闘場所は人気のない廃工場かぁ~
そう思っていると優くんが変装を解いてお決まりの台詞を言ってくる。
「ふははは!騙されたな赤城の弟よ!お前は今からアイツを呼び出す人質になってもらう!」
そう言うと慣れた手つきで拘束用の道具を使い僕の両手首を正面で縛りあげる。
優くんは前まで拘束するのに縄を使っていたんだれけど一度縄を強く絞められて縄の痕が残ってしまった。
次に優くんに拐われた時に僕の手首に残った縄の跡を見て「あっ…」って声を漏らして僕に申し訳ないって顔をしてきた事があった。
それ以降は優くんが僕の為に作成したお肌に優しい拘束用の道具を使ってくれる。
本当に優くんって優しいんだから…
そう思っていると、優くんが兄さんを呼び出しすぐに兄さんは僕達の所へやって来る。
優くんは疑問に思ってないかもしれないけど、ヒーローとはいえ本当はこんなに早く助けに来れないからね?
兄さんは常に僕の後ろを付き纏い優くんが現れるのを待っているから出来る訳であって…
なんか色々とツッコミ入れてると優くんに抱き寄せられる『ご褒美タイム』が始まる。
僕はこの時間が一番好き…♡
優くんに肩を抱かれてピッタリと密着する。
喉元には剣が突き立てられてるけど優くんは傷つける事なんて絶対してこない。
さて。今日もたっぷり優くんを堪能しなきゃ…
そう思い、離せ離せと抵抗するフリして優くんの首筋に顔を近づける。
ふわりと香るシャンプーの匂い…あれ?優くんシャンプー変えた?
僕この匂い凄く好みだよ…
あぁそれにしても…この真っ白な首筋…思いっきり噛みたいなぁ…
なんだか凄く興奮してきて僕はどんどん息が荒くなり優くんの顔をじぃーっと至近距離で見つめる。
優くんは目つきは少し悪いけどまだ幼さが残っている可愛い顔。小さめの口に髪の毛の間から見える左目の下にある泣き黒子が優くんの可愛さを強調させる。
身長は僕と変わらない少し小さめの168cm。
悪役としてはまったく怖くないその見た目に優くんはコンプレックスを持っていて、前髪で片目を隠したりしながら必死に悪役っぽい雰囲気を作り出している。
確かにこんなに可愛かったら逆に襲いたくなるよね…
優くんを見つめていると僕の方をチラッと見てきて目が合う。
僕を見つめる目は『酷いことをしてすまない』そう言いたげだった。
あぁ…もう優くん…好き。
最初は兄さんに頼まれて嫌々ながらやり出したヒロイン役だったけど、優くんに出会わせてくれたのは感謝してる。
優くんを初めて見た時から気になってヒロイン役をやりながら優くんと触れ合っていくうちにどんどん好きになってしまった。
もし僕がヒロイン役やってなかったら、あのドSの変態兄さんに優くんが潰されていたんじゃないかと思うと恐ろしくなる…
今も時々優くんの我慢する姿が見たいからって強引な攻撃をしてくる事があるから、兄さんとの戦いは目が離せない。
そんな事を思いながら僕と優くんがイチャイチャしていると兄さんは気にくわない顔をして容赦なく銃で攻撃してくる。
しかも僕めがけて!
ちょっと兄さん!仮にもヒーローなんだからムカついたからって理由で人質に撃ってこないでよ!
さっきの銃撃で優くんの腕が緩んだ隙に兄さんは優くんから僕を引き離す。
「兄さんっ!!」
もう少し優くんを堪能したかった僕は怒った声で兄さんを睨みつけながら胸ぐらを掴む。
この角度ならば優くんから見れば僕が兄さんへと抱きついて見えているはずだ。
「ちょっと!まだ優くんが兄さんに向けて脅す台詞あったのに引き離すの早すぎなんだよ!」
「うるさい。興奮しながら優の匂いを嗅いで半勃ちしてる変態をあのまま優の近くに置いておくのはヒーローとして見過ごせない」
僕達は優くんに聞こえないようにヒソヒソと小声で互いに文句を言い合う。
「ほら兄さん…優くん待ってるからいつもの台詞…」
「チッ。ヒカル……無事だったか?」
「はい!」
そして僕達は今日も嫌々ながら仲良し兄弟を演じた。
なんだかとても面倒くさいポジションにいる僕は今日も優くんが現れるのを待っている。
あ!いたっ!
今日の優くんの変装は……うわぁ~道に迷ったお爺さんかぁ~
一生懸命プルプル震えながら歩いてるけど普通のお爺さんはそんな変な歩き方しないよ?
それに顔はシワシワなのに手は優くんのツルツルお肌のままだし…
相変わらずどこか抜けてる下手くそな変装…でもそんなところが凄く可愛い♡
あ。
早く声かけないと周りの人が怪しんで通報しそうだな。
そう思い僕は優くんが変装したお爺さんへと近づくと優しく微笑みかけ声をかける。
「お爺さん?どうしました?」
「おぉ…すまぬが道に迷ってのぉ。この場所へ行きたいのじゃが…」
「ここですね!僕の知ってる場所なので一緒に行きましょう!」
僕はそう言うと変装した優くんの手を取り見せられた紙に書いてある場所へと向かう。
優くんの柔らかい手を握り一緒に歩けるのが嬉しくて少し遠回りして目的の場所へ。
今日の戦闘場所は人気のない廃工場かぁ~
そう思っていると優くんが変装を解いてお決まりの台詞を言ってくる。
「ふははは!騙されたな赤城の弟よ!お前は今からアイツを呼び出す人質になってもらう!」
そう言うと慣れた手つきで拘束用の道具を使い僕の両手首を正面で縛りあげる。
優くんは前まで拘束するのに縄を使っていたんだれけど一度縄を強く絞められて縄の痕が残ってしまった。
次に優くんに拐われた時に僕の手首に残った縄の跡を見て「あっ…」って声を漏らして僕に申し訳ないって顔をしてきた事があった。
それ以降は優くんが僕の為に作成したお肌に優しい拘束用の道具を使ってくれる。
本当に優くんって優しいんだから…
そう思っていると、優くんが兄さんを呼び出しすぐに兄さんは僕達の所へやって来る。
優くんは疑問に思ってないかもしれないけど、ヒーローとはいえ本当はこんなに早く助けに来れないからね?
兄さんは常に僕の後ろを付き纏い優くんが現れるのを待っているから出来る訳であって…
なんか色々とツッコミ入れてると優くんに抱き寄せられる『ご褒美タイム』が始まる。
僕はこの時間が一番好き…♡
優くんに肩を抱かれてピッタリと密着する。
喉元には剣が突き立てられてるけど優くんは傷つける事なんて絶対してこない。
さて。今日もたっぷり優くんを堪能しなきゃ…
そう思い、離せ離せと抵抗するフリして優くんの首筋に顔を近づける。
ふわりと香るシャンプーの匂い…あれ?優くんシャンプー変えた?
僕この匂い凄く好みだよ…
あぁそれにしても…この真っ白な首筋…思いっきり噛みたいなぁ…
なんだか凄く興奮してきて僕はどんどん息が荒くなり優くんの顔をじぃーっと至近距離で見つめる。
優くんは目つきは少し悪いけどまだ幼さが残っている可愛い顔。小さめの口に髪の毛の間から見える左目の下にある泣き黒子が優くんの可愛さを強調させる。
身長は僕と変わらない少し小さめの168cm。
悪役としてはまったく怖くないその見た目に優くんはコンプレックスを持っていて、前髪で片目を隠したりしながら必死に悪役っぽい雰囲気を作り出している。
確かにこんなに可愛かったら逆に襲いたくなるよね…
優くんを見つめていると僕の方をチラッと見てきて目が合う。
僕を見つめる目は『酷いことをしてすまない』そう言いたげだった。
あぁ…もう優くん…好き。
最初は兄さんに頼まれて嫌々ながらやり出したヒロイン役だったけど、優くんに出会わせてくれたのは感謝してる。
優くんを初めて見た時から気になってヒロイン役をやりながら優くんと触れ合っていくうちにどんどん好きになってしまった。
もし僕がヒロイン役やってなかったら、あのドSの変態兄さんに優くんが潰されていたんじゃないかと思うと恐ろしくなる…
今も時々優くんの我慢する姿が見たいからって強引な攻撃をしてくる事があるから、兄さんとの戦いは目が離せない。
そんな事を思いながら僕と優くんがイチャイチャしていると兄さんは気にくわない顔をして容赦なく銃で攻撃してくる。
しかも僕めがけて!
ちょっと兄さん!仮にもヒーローなんだからムカついたからって理由で人質に撃ってこないでよ!
さっきの銃撃で優くんの腕が緩んだ隙に兄さんは優くんから僕を引き離す。
「兄さんっ!!」
もう少し優くんを堪能したかった僕は怒った声で兄さんを睨みつけながら胸ぐらを掴む。
この角度ならば優くんから見れば僕が兄さんへと抱きついて見えているはずだ。
「ちょっと!まだ優くんが兄さんに向けて脅す台詞あったのに引き離すの早すぎなんだよ!」
「うるさい。興奮しながら優の匂いを嗅いで半勃ちしてる変態をあのまま優の近くに置いておくのはヒーローとして見過ごせない」
僕達は優くんに聞こえないようにヒソヒソと小声で互いに文句を言い合う。
「ほら兄さん…優くん待ってるからいつもの台詞…」
「チッ。ヒカル……無事だったか?」
「はい!」
そして僕達は今日も嫌々ながら仲良し兄弟を演じた。
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