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本章

64話:ヤバイ奴 ④

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もうさっさと挿れてもらって終わらせようと俺はベッド横の机の引き出しから潤滑剤を取り出していると、キースが何か言いにくそうにモジモジしている。

「……どうかしたか?」
「なぁ…カオル。俺もカオルのを飲みたい…」
「………。」

モジモジしながら何言ってくるかと思ったら…
おい!精液は飲み物じゃないんだぞ!

そう言おうとする前にキースは俺の下半身へと顔を埋めて下着をずらし俺のモノを取り出している。

「あぁ…可愛いな…」

ひ、人のモノ見て可愛いとかいうなぁー!!

俺は恥ずかしくて顔を真っ赤に染める。
キースは半勃ちの俺のモノにちゅっちゅっとキスをしながら優しく扱いてくる。

悔しいけどそれが結構気持ちよくて…すぐにムクムクと俺のモノは頭を上げ硬くなってくる。

「カオルの硬くなってきたね…先っぽからも垂れてきたよ…」
「んっ…そんな報告いらないから…」

キースはペロペロと亀頭部を舐めながら先端から溢れ出てくる先走りを吸い取るように舌先を鈴口に軽く入れられる。

うぅ…やっばい…めっちゃ気持ちいぃ…

ちゅうちゅうっと吸われながらどんどんキースの口の中へと俺のモノが咥えられていく。
気持ちよくて無意識に腰を揺らしてしまう。

キースの上顎に亀頭が擦れて…唇をキュッと締めつける圧が絶妙…

「んぁっ、あっ、、んんっ…出ちゃぅ…」

「ほら出して…」と言われているかのようにキースにじゅぷじゅぷと音を立てられながら出し入れされるとピュクピュクッと吐精してしまう。

「あっ…飲んじゃ…やだ……」

キースは俺の精液をゴクっと飲み先端もちゅっと吸われお掃除フェラまでしてくれる…

「カオルのはやっぱり美味しい…」

蕩けた顔したキースは俺の下半身から顔を上げてニッコリ笑ってくる。

「そんなもの美味しいわけないだろ…」

俺がブツブツと文句を言っていると、今度は俺の蕾へと優しく触れてくる。

「今度はココに入っていい?」
「………いいよ」

俺がそう言って潤滑剤を渡すとキースは嬉しそうに潤滑剤を指に纏わせ中へと入ってくる。

「カオルの中…あったかい…。ねぇ、俺の指入ってるの分かる?…あぁ指一本だけでもこんなに締め付けてくるなんて…」

キースは俺の上に覆いかぶさり耳元で聞きたくもない俺の中の様子を実況してくる。

「そんな…あっ…言わなくていぃ……」

キースは俺の言葉なんて聞こえないふりして、ぐちゅぐちゅと中を広げながら言葉責めしてくる…

「ほらここ…指で擦ってあげると中が締まるね…。気持ちいぃ?ねぇ…声もっと聞かせてよカオル…」
「あぅ…あっ、ふっ…んん…やだぁ…」

もうコイツ嫌だぁぁ~~…泣
触ってくるとこ気持ちいいところばっかだし、耳元で囁かれると背中ゾクゾクして挿れられた指をキュッと締め付けてしまう…

「もぅ…挿れて……」

そして早く終わらせてくれ…

俺がそう言うとキースは顔を真っ赤に染めてガバっと俺に抱きついてくる。

「カオル…その台詞もう一回言って…」
「もう言わねーよ!」
「ダメ…もう一回……」
「うぅぅ…」
「ほら…俺も早く挿れたいから…」

そう言ってキースは後孔に熱くて硬いモノをヌルヌルと押しつけてくる。
そんな状態ならさっさと挿れろよっ!

「早く…挿れてほしい…」

俺はぐぬぬっとキースを睨みつけながらそう言うとニンマリと笑いぐっと腰を俺の方へと押し込んでくる。

「ふっ…く、あぁぁ……」

ズズズ…とキースのモノが俺の中へと入ってきて奥へ奥へと進んでいく。
俺の一番奥まで辿り着くとキースは前後に腰を揺らしてくる。

「ここがカオルの一番奥?もう少し奥にいけるかなぁ…」
「うっ…あ…もう奥むり……」

コツコツと奥を突かれる度にアッアッと声が漏れる…
キースのモノは全部入りきってないみたいで突かれる度に奥を開かれていく感じがする。
突かれる度にゾクゾクと頭が痺れるような刺激が走り、たまらずキースを抱きしめてしまう。

「あぁ…もう…。カオル…好き…好き…好き…」

キースは凄く興奮した顔をして俺に好き好き言いながらパンッパンッと腰を打ちつける。

「あっ、あんッ…ちょ…はげしぃ……」

キースに俺の声が届いていないのか、腰をぐいっと持ち上げられて今度は奥の方をゴツゴツと突いてくる。
突かれる度に目の前がチカチカして飛びそうになる…

「もぅおく…やぁっ!あ、アァッ…んぁっ…」
「そんな事言ってもダメ…カオルの体全部に触れたいから…」

そう言うとキースはさらに奥へと腰をグリグリと押しつけてくる。

「ひぐっ!!あぁぁ…らめ…ふぐぁ、んんっ…あっ!あぁ!」
「あぁ…凄い…カオルの奥…俺のを締め付けて離さない……」

恍惚とした表情で俺の下腹を撫でながらキース喜んでいる。
俺は奥を攻められ続けてひたすら喘ぐしかできない…


「カオル…俺だけのもの…好き…好き…俺だけの…」

キースの目が…目が…いっちゃってて怖い!!

真っ直ぐに見つめられながら俺の名前を呼び好きだのなんだのと呪文の様に呟かれる。


「んっ…くっ、あぁ…きーす…。きーす…もっとゆっくり…」
「あぁ…カオルが名前呼んでくれた…嬉しい…」

名前を呼べばキースは頬を赤らめてニッコリと笑うとキスをしてくる。
唇を舐められたり噛まれたり味わうようにキスされながら、俺のお願いした通り腰をゆっくりと抽送してくれたのはいいが今度は前立腺ばかりをコリコリと責め立てる。

「やぁ…やぁぁ…きーすそこばっかだめぇ…」
「そう?カオルの中は嬉しそうに食いついてくるけど…」
「んっっ、あっ、あぁ…いっちゃう…ひぅ……」

俺はたまらずキースのモノをキュゥゥッと締め付けながらイッてしまった…
…ってあれ?射精してない…?

そう思った次の瞬間にはまた身悶えするような快楽が俺を襲ってくる。

「ふぁぁっ!?なにこれっ…んあぁ…あっ!あぁぁっっ…」
「カオル射精せずにイッちゃったの…?可愛い…。中…凄くぐねぐねしてて気持ちいいよ…」

キースは嬉しそうに腰を揺らして俺の反応を見ながら気持ちいいところばかり突いてくる。

もう…イキたくないのに……

俺は言葉にならない喘ぎ声をだしながら何度も絶頂を迎え、もう腰は抜けてしまいそうだ…

「んっ……カオルの中に出していい…?」

キースもやっと限界が近づいてきたのかそう聞いてくる。
俺はと言うとイキすぎてもう頭が回らない…

「キースのなかに…ちょうだい…」

そう言うとキースは唇を重ねてきてゴチュゴチュンッと奥に何度か突きつけビュルッと中に吐精する。

「カオル大好き…好き…」

永遠と俺の耳元で好き好き言ってくるキース…
今日一日で一生分の『好き』って言葉をもらった気がするんだけど…

そう思いながらイキすぎて体力ゼロになった俺はぐったりとベッドに横たわった…

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