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本章
59話:最後の夜 ③
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「カオル…」
「ディランさん…」
俺はディランさんの仮面を外してちゅっとキスをする。
ディランさんのカッコいい顔を隠す仮面なんて邪魔なだけだ。
「コレ外しても大丈夫なのか?」
「はい…仮面あってもカッコいいですけど、俺は無い方が好きです」
俺がそう言うとディランさんは少し恥ずかしそうに照れている。
「カオルは変わってるな…」
「そんなことないですよ」
まぁ美醜が逆転したこの世界じゃ俺の感覚はおかしいって思われてるもんな!
そんな事を思っているとディランさんに頬を撫でられる。優しく触れられるのが気持ちよくて大人しく撫でられていると、ディランさんの指先は首筋から胸へと少しずつ移動していく。
指が俺の肌を撫でる度にゾクゾクとした感覚が背中に走る。
さっきまでエッチしてたのに…こんな事されたらまた興奮してしまいそうだ。
もちろんディランさんの行為を止めることは無く、俺はその先に待っている気持ちいい事を考えてしまう。
『乳首触ってほしい…』
『ついでにチンコも触ってくれないかな…』
『あぁ…挿れて奥突いてほしい…』
思い浮かぶのはエロいことばっか。
…俺は洗脳されて頭がおかしくなったのだろうか?これは洗脳による後遺症なのか?
そんな事を考えているとまた浮かんでくる
『ディランさん好き…大好き。もっと…もっと…触って』
あぁ…これはあれか。
俺の中に薄らと残ってる『洗脳カオルくん』が思ってるんだ。
きっとそうだ…そうなんだ…
俺は自分にとって都合の悪い事(エロい事全般)は全部『洗脳カオルくん』のせいにする事にした。
「ディランさんに触られるの気持ちがいいです…」
うっとり顔しながらそう伝えればディランさんはおデコにキスをしてくれる。
「そんな事言われたら…止められなくなってしまう…」
俺は返事する代わりに唇にキスする。
そのキスを合図にディランさんは俺に覆いかぶさり唇を貪られる。
舌を絡めて深く口づけして胸へと伸ばされた指先は俺の胸の先端を優しく愛撫してくれる。
「ふっ…んぁ……んん…」
愛撫されただけで疼き出す下半身。
あぁ…もうディランさんと繋がりたい…
まだ少しだるい腰をスリスリと俺の股の間にあるディランさんの足に擦りつけて催促すると、ディランさんの手が今度は俺の下半身へと向かう。
着せてもらったばかりの服を脱がされて、ディランさんの手が俺の蕾に触れる。
さっきやったばかりで柔らかい蕾はパクパクとディランさんを求めている。
ぬぷり…と指が入ってくると喜んでキュウッと締め付ける。
もっと…もっと奥に…もっと太いのが欲しい…
指だけじゃ満足できない俺はたまらずおねだりする。
「ディランさん…。俺…もうディランさんの挿れてほしい…。奥突いて…」
「……っつ!そんな事言って…もう優しくなんてできないよ……」
ディランさんはそう言い俺の腰をぐいっと上に持ちあげると…そのままディランさんのモノをバチュんっっ!と最奥へと打ち込んでくる。
「——んっっ!?ぐっ…あぁッッ!!」
いきなりの衝撃に目が白黒する。
そしてゴツゴツと奥を強めに突かれる度に鼻から抜けるような喘ぎ声が出てしまう。
「あぁ…凄い締め付け……。カオルの奥は気持ちいいよ…」
ディランさんの顔がエロく少し意地悪に見える。
俺は真っ白になった頭でただただディランさんが与えてくれる快楽を貪っていく。
「ディラン…さん…あっ、あぁッッ…俺も…気持ちぃぃ…」
「あぁ…カオル…カオル…。好きだ……」
ディランさんの『好き』って言葉に胸がキュゥゥっと締め付けられて…幸せな気分になる。
「うん…うん…俺も…好きぃ……」
そう告げるとディランさんは顔を真っ赤にして優しくキスしてくれる。
激しかった腰つきが今度はいじらしいくらいに優しくなる。
「嘘でも嬉しい……。カオル大好きだ。愛してる」
「んぁっ…アッ…奥、ぐりぐりやぁ……」
ぐりぐりとディランさんの亀頭で奥を押しつけられ結合部からはぐちゅぐちゅと擦れ合ういやらしい音が聞こえ……もう何も考えられなくなる。
いつの間にか一度白濁を飛ばしていた俺のモノは再度緩く勃ちダラダラと涎を垂らす。
奥をしつこく刺激されながら体中にディランさんはキスをしてくる。
これまでで一番長いエッチに俺はクラクラしてしまう。
「でぃらんしゃん…おれ…もぅ…げんかい…」
「んっ!?すまないカオル…夢中になってしまっていた…」
気がつけば俺の体にはディランさんの所有物だと言わんばかりのキスマークが体中に散らされていた。
「カオル…中に出していいか?」
「うん…なか…ほしい……」
俺がそう答えるとしっかりと腰を掴まれてバチュバチュッと腰を突き上げられる。
「ひぐぅっ!んっ…!あぁっっ…あっ…ぁあ……」
「カオル…んッッ……」
ドクンドクンと脈打ちながら俺の中へと放たれる熱を感じる。
全てを出しきった後も俺達は繋がったまま沢山キスをする。
これからエッチ後のラブラブタイムを迎えるはずなのに……体力の限界を超えた俺に襲いかかる睡魔。
ウトウトしだす俺を見てディランさんがクスリと笑う。
「カオル。疲れただろ?寝ても大丈夫だよ」
「ん…大丈夫…です…」
しかし、必死に瞼を開けようとするが…俺は勝負に負けてしまう。
瞳を閉じればすぐに夢の世界へ…
「カオル…愛してる。ずっとずっと愛してるから…」
ディランさんに愛の言葉を囁かれる夢を見ながら俺は最後の夜を幸せな気持ちで過ごした。
「ディランさん…」
俺はディランさんの仮面を外してちゅっとキスをする。
ディランさんのカッコいい顔を隠す仮面なんて邪魔なだけだ。
「コレ外しても大丈夫なのか?」
「はい…仮面あってもカッコいいですけど、俺は無い方が好きです」
俺がそう言うとディランさんは少し恥ずかしそうに照れている。
「カオルは変わってるな…」
「そんなことないですよ」
まぁ美醜が逆転したこの世界じゃ俺の感覚はおかしいって思われてるもんな!
そんな事を思っているとディランさんに頬を撫でられる。優しく触れられるのが気持ちよくて大人しく撫でられていると、ディランさんの指先は首筋から胸へと少しずつ移動していく。
指が俺の肌を撫でる度にゾクゾクとした感覚が背中に走る。
さっきまでエッチしてたのに…こんな事されたらまた興奮してしまいそうだ。
もちろんディランさんの行為を止めることは無く、俺はその先に待っている気持ちいい事を考えてしまう。
『乳首触ってほしい…』
『ついでにチンコも触ってくれないかな…』
『あぁ…挿れて奥突いてほしい…』
思い浮かぶのはエロいことばっか。
…俺は洗脳されて頭がおかしくなったのだろうか?これは洗脳による後遺症なのか?
そんな事を考えているとまた浮かんでくる
『ディランさん好き…大好き。もっと…もっと…触って』
あぁ…これはあれか。
俺の中に薄らと残ってる『洗脳カオルくん』が思ってるんだ。
きっとそうだ…そうなんだ…
俺は自分にとって都合の悪い事(エロい事全般)は全部『洗脳カオルくん』のせいにする事にした。
「ディランさんに触られるの気持ちがいいです…」
うっとり顔しながらそう伝えればディランさんはおデコにキスをしてくれる。
「そんな事言われたら…止められなくなってしまう…」
俺は返事する代わりに唇にキスする。
そのキスを合図にディランさんは俺に覆いかぶさり唇を貪られる。
舌を絡めて深く口づけして胸へと伸ばされた指先は俺の胸の先端を優しく愛撫してくれる。
「ふっ…んぁ……んん…」
愛撫されただけで疼き出す下半身。
あぁ…もうディランさんと繋がりたい…
まだ少しだるい腰をスリスリと俺の股の間にあるディランさんの足に擦りつけて催促すると、ディランさんの手が今度は俺の下半身へと向かう。
着せてもらったばかりの服を脱がされて、ディランさんの手が俺の蕾に触れる。
さっきやったばかりで柔らかい蕾はパクパクとディランさんを求めている。
ぬぷり…と指が入ってくると喜んでキュウッと締め付ける。
もっと…もっと奥に…もっと太いのが欲しい…
指だけじゃ満足できない俺はたまらずおねだりする。
「ディランさん…。俺…もうディランさんの挿れてほしい…。奥突いて…」
「……っつ!そんな事言って…もう優しくなんてできないよ……」
ディランさんはそう言い俺の腰をぐいっと上に持ちあげると…そのままディランさんのモノをバチュんっっ!と最奥へと打ち込んでくる。
「——んっっ!?ぐっ…あぁッッ!!」
いきなりの衝撃に目が白黒する。
そしてゴツゴツと奥を強めに突かれる度に鼻から抜けるような喘ぎ声が出てしまう。
「あぁ…凄い締め付け……。カオルの奥は気持ちいいよ…」
ディランさんの顔がエロく少し意地悪に見える。
俺は真っ白になった頭でただただディランさんが与えてくれる快楽を貪っていく。
「ディラン…さん…あっ、あぁッッ…俺も…気持ちぃぃ…」
「あぁ…カオル…カオル…。好きだ……」
ディランさんの『好き』って言葉に胸がキュゥゥっと締め付けられて…幸せな気分になる。
「うん…うん…俺も…好きぃ……」
そう告げるとディランさんは顔を真っ赤にして優しくキスしてくれる。
激しかった腰つきが今度はいじらしいくらいに優しくなる。
「嘘でも嬉しい……。カオル大好きだ。愛してる」
「んぁっ…アッ…奥、ぐりぐりやぁ……」
ぐりぐりとディランさんの亀頭で奥を押しつけられ結合部からはぐちゅぐちゅと擦れ合ういやらしい音が聞こえ……もう何も考えられなくなる。
いつの間にか一度白濁を飛ばしていた俺のモノは再度緩く勃ちダラダラと涎を垂らす。
奥をしつこく刺激されながら体中にディランさんはキスをしてくる。
これまでで一番長いエッチに俺はクラクラしてしまう。
「でぃらんしゃん…おれ…もぅ…げんかい…」
「んっ!?すまないカオル…夢中になってしまっていた…」
気がつけば俺の体にはディランさんの所有物だと言わんばかりのキスマークが体中に散らされていた。
「カオル…中に出していいか?」
「うん…なか…ほしい……」
俺がそう答えるとしっかりと腰を掴まれてバチュバチュッと腰を突き上げられる。
「ひぐぅっ!んっ…!あぁっっ…あっ…ぁあ……」
「カオル…んッッ……」
ドクンドクンと脈打ちながら俺の中へと放たれる熱を感じる。
全てを出しきった後も俺達は繋がったまま沢山キスをする。
これからエッチ後のラブラブタイムを迎えるはずなのに……体力の限界を超えた俺に襲いかかる睡魔。
ウトウトしだす俺を見てディランさんがクスリと笑う。
「カオル。疲れただろ?寝ても大丈夫だよ」
「ん…大丈夫…です…」
しかし、必死に瞼を開けようとするが…俺は勝負に負けてしまう。
瞳を閉じればすぐに夢の世界へ…
「カオル…愛してる。ずっとずっと愛してるから…」
ディランさんに愛の言葉を囁かれる夢を見ながら俺は最後の夜を幸せな気持ちで過ごした。
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