39 / 46
連載
【番外編】ダンジョン ⑤ 【R】 触手注意!
しおりを挟む
小さく舌なめずりをしつつ頬を赤くそめ、恥じらいながら上目遣いでノルンにおねだり。
「ここ」
ノルンの腕を掴んで、指先を前立腺に触れされる。
キュンと疼くいつもの感覚に、脳内がハッピーになる。
ノルンにも俺の気持ちいいが伝わったのか、プレイを楽しむように前立腺を撫でてくれる。
「あ、ん……気持ちぃ……」
『もっと撫でますか?』
「うん、もっと……」
俺の反応を見ながら確認してくる姿に初々しさを感じる。
ノルンはこんなプレイもできるのかと、改めて恋人のポテンシャルの高さに感動する。
ーー定期的にこのプレイをするのはありだな。
最近は、いつもノルンに喘がされっぱなしで主導権を握られていたのを思い出しながら、今日は俺が主導権をにぎる。
「ん……ノルンさん、もっと指ほしい」
『もっとですね』
指の本数が増え、俺の中をノルンが満たしていく。
いつもより卑猥な水音を響かせながら、中をぐちゅぐちゅとかき混ぜられる。
腰をくねらせノルンを求めると目を細め笑いかけてくれる。
この笑顔が大好きな俺は、ぎゅっと抱きしめ耳元でささやく。
「大好きです」
その言葉にノルンがピクリと反応する。
『……ほんとうに?』
ノルンの問いかけに、何を分かりきったことを聞いてくるんだと呆れるが、今はそういうプレイなので付き合ってやる。
「はい、大好きすぎてやっばいです」
好き好き言って、頬にキスをするとノルンが抱きしめてくる。
相変わらず冷えた体だが、愛撫されてほてった俺にはちょうどいい。
それから、いつもにも増して、好きなのか愛してるのかと聞いてくるノルン。
なんだか寂しそうな表情も時折見せる。
そういえば、最近は討伐やダンジョンの調査と忙しくて二人の時間があまりとれなかった。
寂しかったんだろうなと思い、頬を撫でて微笑みかけるとノルンは嬉しそうに笑う。
『アンジェロ様、私も愛してます。一つになりましょう……』
「うん、なる……」
ノルンが体全体を包み込む抱擁をくれる。
ほんとに全身をノルンがおおっている感じがして、すごく気持ちいい。
体も頭の中もノルンでいっぱいで……はぁすっごく幸せだ。
このまま俺たちは溶け合うようなSEXして、ぐっちゃぐちゃになるんだろうな。
そして、ほんとうに一つに……
「ノルンさん、好き……」
ノルンを見つめると、柔らかな笑みをくれ顔を寄せキスを……
「アンジェロ様ッッッ!!」
突然、ノルンの怒声が部屋の中で響き渡りビックリして体がのけぞる。
それと同時に、鋭い風が俺の目の前を通りすぎて……ノルンの首が飛んだ。
「……え?」
ーーノルン、首……え、……
状況が飲み込めず、呆然と首のないノルンの体を見つめていると、違う場所からノルンの声が聞こえる。
「アンジェロ様、すぐに助けます」
怒りに震えるノルンの声。
でも、ノルンの首は今飛んで……と、思ったら首が飛んだノルンの体からはまた首が……
「え、な、なに……これ……」
何が何だか分からずに狼狽えていると、耳元にくっついていたノルンの腕が離れる。
にゅるりと頭の中を撫でられ、軽くイッてしまう。
立ってらんなくて、へたり込むと風が俺の体を包みこむ。
嗅ぎ慣れたノルンの香り。
その香りに安心して身を預けると、ふわりと浮かぶ。
風が運んでくれた先には、ボロボロになったノルンがいた。
「アンジェロ様……大丈夫ですか?」
深刻そうな顔をして、俺を抱きしめるノルン。
大丈夫とはどういうことだろうかと、ぼやっとする頭で考える。
「大、丈夫です、よ」
ヘヘッと笑うとノルンの眉間のシワがより、ぎゅっと抱きしめられる。
「アンジェロ様、少しお待ちください。用事を済ませてきますので」
そう言って岩陰に置かれると、ノルンはノルンと対峙し罵声を浴びせ強烈な風魔法を繰り出していた。
なんとも不思議な光景だけど……なんでこんなことになってんだ?
考えようとするが、頭の中はくらくらして……俺は意識を保てずに目を閉じた。
「ここ」
ノルンの腕を掴んで、指先を前立腺に触れされる。
キュンと疼くいつもの感覚に、脳内がハッピーになる。
ノルンにも俺の気持ちいいが伝わったのか、プレイを楽しむように前立腺を撫でてくれる。
「あ、ん……気持ちぃ……」
『もっと撫でますか?』
「うん、もっと……」
俺の反応を見ながら確認してくる姿に初々しさを感じる。
ノルンはこんなプレイもできるのかと、改めて恋人のポテンシャルの高さに感動する。
ーー定期的にこのプレイをするのはありだな。
最近は、いつもノルンに喘がされっぱなしで主導権を握られていたのを思い出しながら、今日は俺が主導権をにぎる。
「ん……ノルンさん、もっと指ほしい」
『もっとですね』
指の本数が増え、俺の中をノルンが満たしていく。
いつもより卑猥な水音を響かせながら、中をぐちゅぐちゅとかき混ぜられる。
腰をくねらせノルンを求めると目を細め笑いかけてくれる。
この笑顔が大好きな俺は、ぎゅっと抱きしめ耳元でささやく。
「大好きです」
その言葉にノルンがピクリと反応する。
『……ほんとうに?』
ノルンの問いかけに、何を分かりきったことを聞いてくるんだと呆れるが、今はそういうプレイなので付き合ってやる。
「はい、大好きすぎてやっばいです」
好き好き言って、頬にキスをするとノルンが抱きしめてくる。
相変わらず冷えた体だが、愛撫されてほてった俺にはちょうどいい。
それから、いつもにも増して、好きなのか愛してるのかと聞いてくるノルン。
なんだか寂しそうな表情も時折見せる。
そういえば、最近は討伐やダンジョンの調査と忙しくて二人の時間があまりとれなかった。
寂しかったんだろうなと思い、頬を撫でて微笑みかけるとノルンは嬉しそうに笑う。
『アンジェロ様、私も愛してます。一つになりましょう……』
「うん、なる……」
ノルンが体全体を包み込む抱擁をくれる。
ほんとに全身をノルンがおおっている感じがして、すごく気持ちいい。
体も頭の中もノルンでいっぱいで……はぁすっごく幸せだ。
このまま俺たちは溶け合うようなSEXして、ぐっちゃぐちゃになるんだろうな。
そして、ほんとうに一つに……
「ノルンさん、好き……」
ノルンを見つめると、柔らかな笑みをくれ顔を寄せキスを……
「アンジェロ様ッッッ!!」
突然、ノルンの怒声が部屋の中で響き渡りビックリして体がのけぞる。
それと同時に、鋭い風が俺の目の前を通りすぎて……ノルンの首が飛んだ。
「……え?」
ーーノルン、首……え、……
状況が飲み込めず、呆然と首のないノルンの体を見つめていると、違う場所からノルンの声が聞こえる。
「アンジェロ様、すぐに助けます」
怒りに震えるノルンの声。
でも、ノルンの首は今飛んで……と、思ったら首が飛んだノルンの体からはまた首が……
「え、な、なに……これ……」
何が何だか分からずに狼狽えていると、耳元にくっついていたノルンの腕が離れる。
にゅるりと頭の中を撫でられ、軽くイッてしまう。
立ってらんなくて、へたり込むと風が俺の体を包みこむ。
嗅ぎ慣れたノルンの香り。
その香りに安心して身を預けると、ふわりと浮かぶ。
風が運んでくれた先には、ボロボロになったノルンがいた。
「アンジェロ様……大丈夫ですか?」
深刻そうな顔をして、俺を抱きしめるノルン。
大丈夫とはどういうことだろうかと、ぼやっとする頭で考える。
「大、丈夫です、よ」
ヘヘッと笑うとノルンの眉間のシワがより、ぎゅっと抱きしめられる。
「アンジェロ様、少しお待ちください。用事を済ませてきますので」
そう言って岩陰に置かれると、ノルンはノルンと対峙し罵声を浴びせ強烈な風魔法を繰り出していた。
なんとも不思議な光景だけど……なんでこんなことになってんだ?
考えようとするが、頭の中はくらくらして……俺は意識を保てずに目を閉じた。
64
お気に入りに追加
5,833
あなたにおすすめの小説
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
雪狐 氷の王子は番の黒豹騎士に溺愛される
Noah
BL
【祝・書籍化!!!】令和3年5月11日(木)
読者の皆様のおかげです。ありがとうございます!!
黒猫を庇って派手に死んだら、白いふわもこに転生していた。
死を望むほど過酷な奴隷からスタートの異世界生活。
闇オークションで競り落とされてから獣人の国の王族の養子に。
そこから都合良く幸せになれるはずも無く、様々な問題がショタ(のちに美青年)に降り注ぐ。
BLよりもファンタジー色の方が濃くなってしまいましたが、最後に何とかBLできました(?)…
連載は令和2年12月13日(日)に完結致しました。
拙い部分の目立つ作品ですが、楽しんで頂けたなら幸いです。
Noah
俺は北国の王子の失脚を狙う悪の側近に転生したらしいが、寒いのは苦手なのでトンズラします
椿谷あずる
BL
ここはとある北の国。綺麗な金髪碧眼のイケメン王子様の側近に転生した俺は、どうやら彼を失脚させようと陰謀を張り巡らせていたらしい……。いやいや一切興味がないし!寒いところ嫌いだし!よし、やめよう!
こうして俺は逃亡することに決めた。
悪魔の子と呼ばれ家を追い出されたけど、平民になった先で公爵に溺愛される
ゆう
BL
実の母レイシーの死からレヴナントの暮らしは一変した。継母からは悪魔の子と呼ばれ、周りからは優秀な異母弟と比べられる日々。多少やさぐれながらも自分にできることを頑張るレヴナント。しかし弟が嫡男に決まり自分は家を追い出されることになり...
【完結】最強公爵様に拾われた孤児、俺
福の島
BL
ゴリゴリに前世の記憶がある少年シオンは戸惑う。
目の前にいる男が、この世界最強の公爵様であり、ましてやシオンを養子にしたいとまで言ったのだから。
でも…まぁ…いっか…ご飯美味しいし、風呂は暖かい…
……あれ…?
…やばい…俺めちゃくちゃ公爵様が好きだ…
前置きが長いですがすぐくっつくのでシリアスのシの字もありません。
1万2000字前後です。
攻めのキャラがブレるし若干変態です。
無表情系クール最強公爵様×のんき転生主人公(無自覚美形)
おまけ完結済み
悪役令息に憑依したけど、別に処刑されても構いません
ちあ
BL
元受験生の俺は、「愛と光の魔法」というBLゲームの悪役令息シアン・シュドレーに憑依(?)してしまう。彼は、主人公殺人未遂で処刑される運命。
俺はそんな運命に立ち向かうでもなく、なるようになる精神で死を待つことを決める。
舞台は、魔法学園。
悪役としての務めを放棄し静かに余生を過ごしたい俺だが、謎の隣国の特待生イブリン・ヴァレントに気に入られる。
なんだかんだでゲームのシナリオに巻き込まれる俺は何度もイブリンに救われ…?
※旧タイトル『愛と死ね』
魔王討伐後に勇者の子を身篭ったので、逃げたけど結局勇者に捕まった。
柴傘
BL
勇者パーティーに属していた魔術師が勇者との子を身篭ったので逃走を図り失敗に終わるお話。
頭よわよわハッピーエンド、執着溺愛勇者×気弱臆病魔術師。
誰もが妊娠できる世界、勇者パーティーは皆仲良し。
さくっと読める短編です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。