さぁ、はじめてみようかな

日常のなかに

なんだか最近あっと言う間に1日が終わる、本当に同じ時間がすべての人に与えられ、過ぎているのだろうか、デスクに置いてあった資料を落としてしまい、拾い集めトンットンッと揃えながらそんなことを思う、時計をみるとあと5分ほどで定時になる、同僚達は片付け始め帰る準備を進めている。
デートにでも行くのだろうか、22歳の新入社員の女の子がいつもより濃いめのメイクをし気合いがはいっている、これから合コンなんだろうか
気づけば今日は金曜日だった、
明日は休日、それは飲みに行ってしまうだろう
いつからだったろうか、気づけば合コンのお誘いも声がかからなくなった
飲み会といえば、新年会・歓迎会・送別会・忘年会ぐらいだろうか、あと高校時代の友人との女子会と呼ぶ、近況報告会である
あっ、私の名前は千明朝美 31才そろそろ結婚は？などと言われなくなってきた
社会に出て早10年、あっと言う間にすぎてしまった。
結婚も考えなかったわけではない、
考えていた彼もいたが、仕事も覚え役職もいただき、可愛いく少し生意気だが慕ってくれる後輩もできた頃、
いつも通りの休日、彼の家に泊り、一緒に選んだお揃いのカップにおとしたての香ばしい香りがするコーヒーを注ぎ、部屋中にこの香りが広がる
彼と過ごす休日はいつもこんな感じである。
そんな中、彼から
「毎日一緒にご飯を食べたいね、結婚しようか」
日常のふとした瞬間に、特別感を出すわけでもなく自然にプロポーズしてほしい！
世の中の女子が求めているものではないのだろうか？