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第1章 追放、逃走、サバイバル
追放はシナリオ通りですわ!
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「私と貴様チェチーリア・クオーレツィオーネとの婚約は、ここに破棄する!」
大勢の前で声高々にそう宣言したのはA国王子レオンだ。品の良さそうな服をきっちりと着込み、対面する相手を厳しく見つめる。
「ドッキリか」
「何かの余興か」
会場はざわざわと騒ぎ出す。
「……一応、理由を伺ってもよろしくて?」
対する可憐なるご令嬢チェチーリアはひどく冷静だった。その様子にうろたえたのはむしろレオンの方だった。
今日は伝統ある本学園のホームカミングデーで、広場の真ん中でなにか寸劇が始まったらしいと、生徒も訪れた卒業生も皆注目している。
しかし実際のところ、これは寸劇ではなかった。
レオンは本当にチェチーリアとの婚約を破棄するつもりだ。
王子の後ろには、背中に隠れるようにしておどおどしているかわいらしい少女がいる。彼女こそが騒動の原因であるミーア・グルーニャ男爵令嬢だった。
レオンはミーアの手を、まるで壊れものであるかのように大事そうにそっと取る。
「とぼけるな、ミーアにした数々の嫌がらせは全て彼女から報告を受けている!
本当に酷い真似をしてくれていたらしいな、それで私の婚約者にふさわしいとでも思ったのか? 国の繁栄のためだと自分の気持ちを我慢していたが、私は本当に大切な人が誰だか気がついたのだ!」
演技がかった口調でレオンは更に続ける。
「おい、逃げないように捕まえろ!」
傍らにいた黒髪の男子生徒に命じる。命じられた彼は一瞬ためらったような表情を浮かべたが、主君には逆らえなかったのか、結局はチェチーリアに近づくと彼女の両手を後ろに回し、その場に跪かせた。
ミーアという少女が不安そうな表情を浮かべつつも、その目が瞬間、勝ち誇ったかのような色を浮かべたことに、ある人物は気がついた。
一方で、気づかないレオンはさらに言う。
「私は、このミーア・グルーニャ男爵令嬢と婚約をする! 異議のある者はいまい!」
聞いた瞬間、騒々しさはさらに増す。
異議をとなえるものはいない。――たった一人を除いては。
「異議あり!!」
手を高々と天に向けて伸ばすその麗しき令嬢は、チェチーリアによく似ていた。
しかし異なるのは幾分手を挙げている少女の方が大人びていて、そして整った顔立ちではあるが……はっきりとした顔立ちにも、周囲を睨みつける眼光の鋭さにも果てしのない気の強さが表れていたことだ。
彼女はここにいる全員に聞こえるように再び叫ぶ。
「異議、あり!」
目を丸くしたレオンが言う。
「ヴェ、ヴェロニカ!? なぜここに!?」
手を高く伸ばすヴェロニカと言われた少女と、驚いたような表情を浮かべるレオンに道を作るように、人々は割れた。
「なぜですって?
殿下、今日はホームカミングデーですもの。卒業生がいてもおかしくないでしょう? さっきから黙って聞いていたら、あまりにも酷い言い草に、いてもたってもいられなくなったのよ!」
割れた人だかりを、ヴェロニカは当然だと言うように真っ直ぐに進んでいく。長い髪を揺らし、悠然と歩く様は、この場にいる誰よりも堂々としていた。
それからチェチーリアを捕らえている生徒をギロリと睨み、蔑むような視線を向ける。
「そちらの方、手を離しなさい! 無抵抗な淑女を捕まえることが紳士なのかしら? 我が母校も堕ちたものだわ。一体学園でなにを教わっているの?」
言われた生徒は、びくりとした後、すぐに手を離した。チェチーリアは解放されたというのにぽかんと口を開けて地面に膝をついたたままだ。
レオンはヴェロニカと目を合わせないようにして言う。
「あなたには関係のないことだ」
「いいえ? 実の妹が生徒の目前で無実の罪で辱められているのに、関係がないことはありません」
「無実ではない! 有罪だ」
「では証拠があるのでしょうか?」
「それは、このミーアの証言が」
「証言だけで信じたのですか? ではチェチーリアがやっていないと言えば、殿下は信じるのですね?」
「う。そ、それは……」
毅然とした態度のヴェロニカに、レオンはついに黙った。
「……見切り発車で突っ走って、行き詰まる性格は昔から変わらないようね。そこがかわいくもあったけど、今は憎たらしいわ」
「ヴェ、ヴェロニカ……!」
「あらごめんあそばし。心の声が漏れてしまったようですわ」
うふふ、と言いつつも、口は止まらない。
「しばらく会わないうちに随分生意気になったこと。お小さいとき、お父上に叱られて泣く殿下を慰めてあげたのはどこの誰だったかお忘れでしょうか?」
「そ、それは今関係ないだろう……!」
レオンはどもりながらなんとか言う。そんな王子を無視して、ヴェロニカは今度は妹に向けて言った。
「チェチーリア、では、わたしから尋ねるわ。あなたは本当に、こちらのお嬢様をいじめたのかしら?」
チェチーリアははっとした顔になる。わずかな光明を逃すまいとするように首をぶんぶんと横に振った。
「いいえ、お姉様! わたくしは、いじめどころか、ミーアさんとほとんどお話ししたことすらありません!」
目を丸くし、静かになるレオンとミーア嬢。
一方で会場はざわめく。突然現れた第三者により、事態は思わぬ方向へと進んでしまった。
そしてざわつきのまま収拾がつかなくなってしまったので、ひとまずヴェロニカとチェチーリアは家に帰されることになった。
――だがここで大人しく帰ったのが間違いだったとすぐに二人は知ることになる。
その後、一体どんな事の運びになったかというと……結局、チェチーリアがミーア嬢をいじめていて、正義のレオン王子がそれを解決した、ということになってしまったらしい。
それだけではない。状況はもっと悪かった。
大勢の前で声高々にそう宣言したのはA国王子レオンだ。品の良さそうな服をきっちりと着込み、対面する相手を厳しく見つめる。
「ドッキリか」
「何かの余興か」
会場はざわざわと騒ぎ出す。
「……一応、理由を伺ってもよろしくて?」
対する可憐なるご令嬢チェチーリアはひどく冷静だった。その様子にうろたえたのはむしろレオンの方だった。
今日は伝統ある本学園のホームカミングデーで、広場の真ん中でなにか寸劇が始まったらしいと、生徒も訪れた卒業生も皆注目している。
しかし実際のところ、これは寸劇ではなかった。
レオンは本当にチェチーリアとの婚約を破棄するつもりだ。
王子の後ろには、背中に隠れるようにしておどおどしているかわいらしい少女がいる。彼女こそが騒動の原因であるミーア・グルーニャ男爵令嬢だった。
レオンはミーアの手を、まるで壊れものであるかのように大事そうにそっと取る。
「とぼけるな、ミーアにした数々の嫌がらせは全て彼女から報告を受けている!
本当に酷い真似をしてくれていたらしいな、それで私の婚約者にふさわしいとでも思ったのか? 国の繁栄のためだと自分の気持ちを我慢していたが、私は本当に大切な人が誰だか気がついたのだ!」
演技がかった口調でレオンは更に続ける。
「おい、逃げないように捕まえろ!」
傍らにいた黒髪の男子生徒に命じる。命じられた彼は一瞬ためらったような表情を浮かべたが、主君には逆らえなかったのか、結局はチェチーリアに近づくと彼女の両手を後ろに回し、その場に跪かせた。
ミーアという少女が不安そうな表情を浮かべつつも、その目が瞬間、勝ち誇ったかのような色を浮かべたことに、ある人物は気がついた。
一方で、気づかないレオンはさらに言う。
「私は、このミーア・グルーニャ男爵令嬢と婚約をする! 異議のある者はいまい!」
聞いた瞬間、騒々しさはさらに増す。
異議をとなえるものはいない。――たった一人を除いては。
「異議あり!!」
手を高々と天に向けて伸ばすその麗しき令嬢は、チェチーリアによく似ていた。
しかし異なるのは幾分手を挙げている少女の方が大人びていて、そして整った顔立ちではあるが……はっきりとした顔立ちにも、周囲を睨みつける眼光の鋭さにも果てしのない気の強さが表れていたことだ。
彼女はここにいる全員に聞こえるように再び叫ぶ。
「異議、あり!」
目を丸くしたレオンが言う。
「ヴェ、ヴェロニカ!? なぜここに!?」
手を高く伸ばすヴェロニカと言われた少女と、驚いたような表情を浮かべるレオンに道を作るように、人々は割れた。
「なぜですって?
殿下、今日はホームカミングデーですもの。卒業生がいてもおかしくないでしょう? さっきから黙って聞いていたら、あまりにも酷い言い草に、いてもたってもいられなくなったのよ!」
割れた人だかりを、ヴェロニカは当然だと言うように真っ直ぐに進んでいく。長い髪を揺らし、悠然と歩く様は、この場にいる誰よりも堂々としていた。
それからチェチーリアを捕らえている生徒をギロリと睨み、蔑むような視線を向ける。
「そちらの方、手を離しなさい! 無抵抗な淑女を捕まえることが紳士なのかしら? 我が母校も堕ちたものだわ。一体学園でなにを教わっているの?」
言われた生徒は、びくりとした後、すぐに手を離した。チェチーリアは解放されたというのにぽかんと口を開けて地面に膝をついたたままだ。
レオンはヴェロニカと目を合わせないようにして言う。
「あなたには関係のないことだ」
「いいえ? 実の妹が生徒の目前で無実の罪で辱められているのに、関係がないことはありません」
「無実ではない! 有罪だ」
「では証拠があるのでしょうか?」
「それは、このミーアの証言が」
「証言だけで信じたのですか? ではチェチーリアがやっていないと言えば、殿下は信じるのですね?」
「う。そ、それは……」
毅然とした態度のヴェロニカに、レオンはついに黙った。
「……見切り発車で突っ走って、行き詰まる性格は昔から変わらないようね。そこがかわいくもあったけど、今は憎たらしいわ」
「ヴェ、ヴェロニカ……!」
「あらごめんあそばし。心の声が漏れてしまったようですわ」
うふふ、と言いつつも、口は止まらない。
「しばらく会わないうちに随分生意気になったこと。お小さいとき、お父上に叱られて泣く殿下を慰めてあげたのはどこの誰だったかお忘れでしょうか?」
「そ、それは今関係ないだろう……!」
レオンはどもりながらなんとか言う。そんな王子を無視して、ヴェロニカは今度は妹に向けて言った。
「チェチーリア、では、わたしから尋ねるわ。あなたは本当に、こちらのお嬢様をいじめたのかしら?」
チェチーリアははっとした顔になる。わずかな光明を逃すまいとするように首をぶんぶんと横に振った。
「いいえ、お姉様! わたくしは、いじめどころか、ミーアさんとほとんどお話ししたことすらありません!」
目を丸くし、静かになるレオンとミーア嬢。
一方で会場はざわめく。突然現れた第三者により、事態は思わぬ方向へと進んでしまった。
そしてざわつきのまま収拾がつかなくなってしまったので、ひとまずヴェロニカとチェチーリアは家に帰されることになった。
――だがここで大人しく帰ったのが間違いだったとすぐに二人は知ることになる。
その後、一体どんな事の運びになったかというと……結局、チェチーリアがミーア嬢をいじめていて、正義のレオン王子がそれを解決した、ということになってしまったらしい。
それだけではない。状況はもっと悪かった。
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