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監禁4日目(夫は妻に構ってほしい)

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妻との、甘々生活は楽しい。楽しすぎてまたしたいと思う。今回は調査に時間を費やしてしまって、実際の監禁生活はたった一週間しかないが、次はもう少し長めにして、イチャイチャを楽しみたい。

妻の反応が気になったが、案外楽しんでもらえてるようで安堵した。家にはどれだけ仕事で遅くなっても必ず帰るし、毎日一緒に寝ている。けれど、こんな時がなければ、妻を喜ばせることも、出来なかった。

妻の後を付け回すと言っても、会話までは聞こえないし、男性が入れないところまでは、ついていけない。そこは、いくら僕でもちゃんとするよ。捕まりたくはないからね。

妻の感情は顔を見ると、なんとなくわかるが、発想がそもそも自分と異なるため、驚くことが多い。妻は天才タイプだと思う。凡人の僕は、想像すらつかないことをするんだ。

妻は今、ベッドの中で、僕の前に座って、本を読んでいる。
僕は後ろに寝そべって妻を支えている。妻の体重がかかってきて、心地よい重さを堪能している。こういうこと言うから変態って言われるのかな。


行儀が悪いし、目にも悪そうだけど、妻と片時も離れたくないのだから仕方がない。常に体の一部がくっついていないと嫌だ。普段はできないことだけれど。

妻が本を読んでいる時間を邪魔したくはないのだけど、放置されているのが、正直、面白くなくて、ちょっかいをかけてしまう。僕は自分で思っている以上に、めんどくさい人間らしい。


うしろから、首にキスをしたり、耳に息を吹きかけたりする。くすぐったい、と笑って本をとじてくれたら、そこから、またイチャイチャできるのに。

意志の強いところは妻の良いところの一つだけど、それでも、まだ本を読み続けるから、僕も本気になって、あらゆる方法で、邪魔をしようと心に決める。

一番効くのは、問答無用で、後ろを向かせ、キスをすることだ。

あと、脇腹をくすぐったり、胸を弄ったりすると、頑張って耐えようとするものの、妻の涙目に僕が耐えられなくなって、押し倒してしまう。

結局、堪え性のない僕が、妻の本が読みたい気持ちを踏みにじってしまう。

妻自身は、笑ってるけど、内心怒ってたらどうしよう。いや、あれは呆れている顔か。

僕は待てができない。妻のことが大好きと言いながら、欲望のまま、過ごしてしまう。だから、本を読むより、こちらを選んで良かったと思わせたいし、喜ばせたい。
楽しくて、気持ち良いことをしよう。

刺激が強いのはお互い様だから、気にしないで。


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