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本編第一章
はじめましての宰相様です2
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ひとまず私と父は応接室に通された。マクスウェル家の使用人がすぐさまお茶を準備してくれる。
心なし父も緊張しているようだ。カップを持つ手がいつもよりぎこちない。
そんな私たちを前に、マクスウェル宰相は鋭く切り込んできた。
「こちらから招待しておきながら申し訳ないのだが、時間も限られている。単刀直入に話したい」
「承知しております」
父が恭しく答えると、宰相はそのまま顔色を変えず話を続けた。
「本日は、妻の好みに合いそうな料理を紹介してくれるということで、貴殿とキッチンメイドを迎えさせていただいた。既に話がいっているものと思うが、妻は長女を出産後から体調が思わしくなく、特にここ数ヶ月は自室のベッドで過ごしている。医師にも定期的に見てもらっているのだが、容体は一向に回復しない。最近では食事量も落ち込んでしまい、厨房の料理人たちもあれこれ手を尽くしてくれているが、こちらも芳しくない」
宰相の話はエリオットから聞いたものとほぼ同じだった。私たちは口を挟まず神妙に頷くだけに留める。
「手紙で指示されたとおり、じゃがいものアク抜きについては昨晩のうちに終えられているはずだ。そのじゃがいもを使って、そちらのキッチンメイドと我が家の料理人が協力して調理する手筈だと聞いているが、それで良かっただろうか」
「はい。ただ、事前にもお願いしておりましたとおり、メニューの選定には恐れながら我が娘、アンジェリカの意見も参考にしていただければと思います」
「ふむ……」
そうして宰相は、この部屋に入って初めて私の方を見た。美しいアイスグレーの双眸が、眼鏡の奥から覗いている。温かみのない、鋭利な刃物の鈍い光のような色。だがその奥に深い洞察を感じさせる、英知の色でもあった。
宰相の言うとおり、実は昨日のうちに竈門の灰を使ったアク抜きの指示をしておいたので、じゃがいもの準備はばっちりなはずだ。既に厨房にはマリサが向かっているから、何かあったとしても大丈夫なはず。
そして今回の最大の問題は何を作るか、だった。今回は伯爵老や騎士団幹部の皆さんに披露したようなコース料理は初めから考えていない。お相手はベッドに伏せがちな病人だし、前情報で食欲がかなり減退しているとのことだったから、用意するのはほんの一品か二品。今頃厨房に合流したマリサが、マクスウェル家の料理人たちから奥様の好みなどについて情報収集しているはずだ。その情報などをもとにメニューを決めることになっている。
今までとかなり勝手が違う話。そして、今後のさまざまな計画のためにも絶対に失敗できない話。その大事な局面で何を作るかは、極めて重要なテーマになるから、いくら信頼できるマリサといえど丸投げはできなかった。何より、自分が関わらなければと思ったのだ。
だから私の居場所はここではない。貴族の令嬢のくせに厨房に行くのははしたないと批判されても、私は向かわねばならない。
「バレーリ団長もハイネル公爵もアッシュバーン辺境伯爵も……、そしてロイドも推す御令嬢か。じゃがいもの食用化に成功したのも御令嬢の功績だと聞いている」
「左様にございます。アンジェリカがいなければポテト料理は生まれませんでした。今我が領において、娘ほどこの料理に精通している者はおりません」
「……あいわかった。よかろう。誰か、彼女を厨房に案内しなさい」
宰相の指示で控えていた使用人のひとりが歩みを寄せた。と同時に、宰相の隣に座していたエリオットが「父上」と声をあげた。
「父上、私も厨房に行ってみてよろしいでしょうか」
「何?」
「じゃがいもの料理とやらができるのをこの目で見てみたいのです。この料理は既に騎士団でも広まっていると聞きました。それに精霊祭で入手したポテトクッキーは孤児院で作られたものです。アッシュバーン家でも既に取り入れられ、今後はハイネル家の領でも採用されると聞いています。私もこの目で見ておきたいのです」
真剣な表情で父親を見上げるエリオットの横顔は、瞳の色こそ違うものの宰相そっくりだった。顔色を窺わせない宰相と比べ、やや直情型ではあるが、悪くない横顔だ。精霊祭の屋台で、我儘を押し通そうとしたときとはまったく違う。
「……いいだろう。だがおまえは素人だ。見るだけだ。邪魔をするなよ」
「もちろんです! ありがとうございます!!」
そして飛び上がるように立ち上がったエリオットは晴れやかな笑顔をこちらに向けた。神童と呼ばれる少年の、年相応の晴れやかさがそこにはあった。
家令に案内されながら長い廊下を進みつつ、エリオットが私に耳打ちしてきた。
「アンジェリカ嬢。君がきてくれて本当に助かったよ。あの父上が、仕事の都合をつけて応対するあたり、本気で期待しているのだと思う」
「宰相様が家においでなのは珍しいのですか?」
「あぁ。日中に家にいることは稀だ。基本的に毎日王宮に出仕しているからな。泊まり込むことも多いし。もちろん精霊のご機嫌をそこねないよう、帰宅もきちんとしているが、家族と時間を過ごすことはとても少ないのだ」
そんな宰相だが、今回の提案をするや否や、すぐさま時間をとってくれた。期待値が高い、というより、それだけ奥方の症状が危機的ということなのかもしれない。溺れる者藁をも掴む心理状態だ。
あの冷静沈着な宰相が、一介の男爵家が生み出した怪しい調理法にまで縋りたくなるほど、事態は深刻なのだろう。責任は重大だ。
「マクスウェル侯爵夫人のために、全力を尽くすことをお約束しますわ」
そう告げたところで、厨房に到着した。
「お嬢様、お待ちしてましたよ」
笑顔でマリサが迎えてくれる。彼女の背後には数名の料理人らしき人々の姿。家令とともにやってきた私と、とりわけ主家の御曹司の姿に一同が恐縮するのがわかった。エリオットが彼らに労いの挨拶をし、私の紹介をしてくれる。彼らからすれば男爵家も貴族だ。キッチンメイドのマリサだけならまだしも、私の登場も驚きでしかないだろう。私も彼らに挨拶しながら、気兼ねなく仕事に取り組んでいただけるようお願いしたが、侯爵家の使用人たちは教育も行き届いており、固まった表情がなかなか崩れなかった。
私としてももっと気を遣いたかったが、なにせ時間がない。あの宰相相手でも父なら如才なく応対できるだろうが、共通の話題もそう多くはないだろうからちょっとかわいそうだ。
私は急ぎマリサと相談した。
「マリサ、奥様の好みはわかった?」
「はい。ただ、奥様はどんなものでも選り好みせず、なんでもお召し上がりになる方だそうですよ。もともと食が細い方だそうで、食事量はそれほを多くなかったそうですが、それでもご出産前までは、調理人たちが作る料理を残すことなく召し上がっていたそうです」
食の細さは生来のもので、たくさん作ってもらっても残してしまうから、自分の食事は少なめにしてほしいと嫁いだ頃に要望があり、厨房でもそのように対応していたのだという。それでも2人目出産までは十分健康的に過ごしていられたから、そこは大きな問題ではないようだ。味付けの好みに関しても、「侯爵家の食事はなんでもおいしい」と文句をつけることなく召し上がっていたという。
「強いて言えば、甘い物はそれほど多くは召し上がらなかったようです。女性は甘い物が好きだと言いますけれど、そうでない方もおいでですものね」
甘い物がそれほど好きではないという夫人。確かに孤児院で提供したポテトクッキーは、高価な砂糖を節約したかったことと、じゃがいもの素朴な味を楽しんでもらいたかったことを考えて、甘さ控えめにしてあった。だからこそ夫人の口にあったのかもしれない。
「確かに母上は甘味はそれほど召し上がらなかったが、全然口にしないというほどでもなかったぞ。元気なときはお茶会なども披露していたし、その際には料理人たちも張り切ってお菓子を用意していたからな」
「食べられないというわけではないのですね……」
となると、病を得たことで味覚が変わった可能性もある。私はここに来る前に集めていた情報を繋ぎ合わせつつ、ふと顔をあげた。
「あの、普段侯爵家ではどんなお料理を提供されているのですか?」
「どんな、って、普通の料理だと思うぞ」
「その普通が知りたいのですが……」
私の依頼に答えに窮したエリオットが、料理人の方に向かった。
「誰か説明できる者はいるだろうか」
「恐れながら、今晩の食事メニューなら今すぐご案内できますが」
声を上げたのはがっしりとした体つきの中年男性。ひとりブローチのついたコック帽を被っているところをみると、この人が料理長かもしれない。
「ぜひ教えていただきたいです」
「はぁ……。今晩はメインがシチューの予定でして、昨日から煮込んでいるところです」
「あの、それって味見できませんか?」
「えぇ!?」
「お願いします。侯爵夫人のためのメニューを考案するために必要なことなんです」
「ロータス、私からも頼む」
主家の令息と超絶美少女からのお願い攻撃に、ロータスと呼ばれた料理長はいろんな意味で断れず、私たちをさらに奥へと案内してくれた。
心なし父も緊張しているようだ。カップを持つ手がいつもよりぎこちない。
そんな私たちを前に、マクスウェル宰相は鋭く切り込んできた。
「こちらから招待しておきながら申し訳ないのだが、時間も限られている。単刀直入に話したい」
「承知しております」
父が恭しく答えると、宰相はそのまま顔色を変えず話を続けた。
「本日は、妻の好みに合いそうな料理を紹介してくれるということで、貴殿とキッチンメイドを迎えさせていただいた。既に話がいっているものと思うが、妻は長女を出産後から体調が思わしくなく、特にここ数ヶ月は自室のベッドで過ごしている。医師にも定期的に見てもらっているのだが、容体は一向に回復しない。最近では食事量も落ち込んでしまい、厨房の料理人たちもあれこれ手を尽くしてくれているが、こちらも芳しくない」
宰相の話はエリオットから聞いたものとほぼ同じだった。私たちは口を挟まず神妙に頷くだけに留める。
「手紙で指示されたとおり、じゃがいものアク抜きについては昨晩のうちに終えられているはずだ。そのじゃがいもを使って、そちらのキッチンメイドと我が家の料理人が協力して調理する手筈だと聞いているが、それで良かっただろうか」
「はい。ただ、事前にもお願いしておりましたとおり、メニューの選定には恐れながら我が娘、アンジェリカの意見も参考にしていただければと思います」
「ふむ……」
そうして宰相は、この部屋に入って初めて私の方を見た。美しいアイスグレーの双眸が、眼鏡の奥から覗いている。温かみのない、鋭利な刃物の鈍い光のような色。だがその奥に深い洞察を感じさせる、英知の色でもあった。
宰相の言うとおり、実は昨日のうちに竈門の灰を使ったアク抜きの指示をしておいたので、じゃがいもの準備はばっちりなはずだ。既に厨房にはマリサが向かっているから、何かあったとしても大丈夫なはず。
そして今回の最大の問題は何を作るか、だった。今回は伯爵老や騎士団幹部の皆さんに披露したようなコース料理は初めから考えていない。お相手はベッドに伏せがちな病人だし、前情報で食欲がかなり減退しているとのことだったから、用意するのはほんの一品か二品。今頃厨房に合流したマリサが、マクスウェル家の料理人たちから奥様の好みなどについて情報収集しているはずだ。その情報などをもとにメニューを決めることになっている。
今までとかなり勝手が違う話。そして、今後のさまざまな計画のためにも絶対に失敗できない話。その大事な局面で何を作るかは、極めて重要なテーマになるから、いくら信頼できるマリサといえど丸投げはできなかった。何より、自分が関わらなければと思ったのだ。
だから私の居場所はここではない。貴族の令嬢のくせに厨房に行くのははしたないと批判されても、私は向かわねばならない。
「バレーリ団長もハイネル公爵もアッシュバーン辺境伯爵も……、そしてロイドも推す御令嬢か。じゃがいもの食用化に成功したのも御令嬢の功績だと聞いている」
「左様にございます。アンジェリカがいなければポテト料理は生まれませんでした。今我が領において、娘ほどこの料理に精通している者はおりません」
「……あいわかった。よかろう。誰か、彼女を厨房に案内しなさい」
宰相の指示で控えていた使用人のひとりが歩みを寄せた。と同時に、宰相の隣に座していたエリオットが「父上」と声をあげた。
「父上、私も厨房に行ってみてよろしいでしょうか」
「何?」
「じゃがいもの料理とやらができるのをこの目で見てみたいのです。この料理は既に騎士団でも広まっていると聞きました。それに精霊祭で入手したポテトクッキーは孤児院で作られたものです。アッシュバーン家でも既に取り入れられ、今後はハイネル家の領でも採用されると聞いています。私もこの目で見ておきたいのです」
真剣な表情で父親を見上げるエリオットの横顔は、瞳の色こそ違うものの宰相そっくりだった。顔色を窺わせない宰相と比べ、やや直情型ではあるが、悪くない横顔だ。精霊祭の屋台で、我儘を押し通そうとしたときとはまったく違う。
「……いいだろう。だがおまえは素人だ。見るだけだ。邪魔をするなよ」
「もちろんです! ありがとうございます!!」
そして飛び上がるように立ち上がったエリオットは晴れやかな笑顔をこちらに向けた。神童と呼ばれる少年の、年相応の晴れやかさがそこにはあった。
家令に案内されながら長い廊下を進みつつ、エリオットが私に耳打ちしてきた。
「アンジェリカ嬢。君がきてくれて本当に助かったよ。あの父上が、仕事の都合をつけて応対するあたり、本気で期待しているのだと思う」
「宰相様が家においでなのは珍しいのですか?」
「あぁ。日中に家にいることは稀だ。基本的に毎日王宮に出仕しているからな。泊まり込むことも多いし。もちろん精霊のご機嫌をそこねないよう、帰宅もきちんとしているが、家族と時間を過ごすことはとても少ないのだ」
そんな宰相だが、今回の提案をするや否や、すぐさま時間をとってくれた。期待値が高い、というより、それだけ奥方の症状が危機的ということなのかもしれない。溺れる者藁をも掴む心理状態だ。
あの冷静沈着な宰相が、一介の男爵家が生み出した怪しい調理法にまで縋りたくなるほど、事態は深刻なのだろう。責任は重大だ。
「マクスウェル侯爵夫人のために、全力を尽くすことをお約束しますわ」
そう告げたところで、厨房に到着した。
「お嬢様、お待ちしてましたよ」
笑顔でマリサが迎えてくれる。彼女の背後には数名の料理人らしき人々の姿。家令とともにやってきた私と、とりわけ主家の御曹司の姿に一同が恐縮するのがわかった。エリオットが彼らに労いの挨拶をし、私の紹介をしてくれる。彼らからすれば男爵家も貴族だ。キッチンメイドのマリサだけならまだしも、私の登場も驚きでしかないだろう。私も彼らに挨拶しながら、気兼ねなく仕事に取り組んでいただけるようお願いしたが、侯爵家の使用人たちは教育も行き届いており、固まった表情がなかなか崩れなかった。
私としてももっと気を遣いたかったが、なにせ時間がない。あの宰相相手でも父なら如才なく応対できるだろうが、共通の話題もそう多くはないだろうからちょっとかわいそうだ。
私は急ぎマリサと相談した。
「マリサ、奥様の好みはわかった?」
「はい。ただ、奥様はどんなものでも選り好みせず、なんでもお召し上がりになる方だそうですよ。もともと食が細い方だそうで、食事量はそれほを多くなかったそうですが、それでもご出産前までは、調理人たちが作る料理を残すことなく召し上がっていたそうです」
食の細さは生来のもので、たくさん作ってもらっても残してしまうから、自分の食事は少なめにしてほしいと嫁いだ頃に要望があり、厨房でもそのように対応していたのだという。それでも2人目出産までは十分健康的に過ごしていられたから、そこは大きな問題ではないようだ。味付けの好みに関しても、「侯爵家の食事はなんでもおいしい」と文句をつけることなく召し上がっていたという。
「強いて言えば、甘い物はそれほど多くは召し上がらなかったようです。女性は甘い物が好きだと言いますけれど、そうでない方もおいでですものね」
甘い物がそれほど好きではないという夫人。確かに孤児院で提供したポテトクッキーは、高価な砂糖を節約したかったことと、じゃがいもの素朴な味を楽しんでもらいたかったことを考えて、甘さ控えめにしてあった。だからこそ夫人の口にあったのかもしれない。
「確かに母上は甘味はそれほど召し上がらなかったが、全然口にしないというほどでもなかったぞ。元気なときはお茶会なども披露していたし、その際には料理人たちも張り切ってお菓子を用意していたからな」
「食べられないというわけではないのですね……」
となると、病を得たことで味覚が変わった可能性もある。私はここに来る前に集めていた情報を繋ぎ合わせつつ、ふと顔をあげた。
「あの、普段侯爵家ではどんなお料理を提供されているのですか?」
「どんな、って、普通の料理だと思うぞ」
「その普通が知りたいのですが……」
私の依頼に答えに窮したエリオットが、料理人の方に向かった。
「誰か説明できる者はいるだろうか」
「恐れながら、今晩の食事メニューなら今すぐご案内できますが」
声を上げたのはがっしりとした体つきの中年男性。ひとりブローチのついたコック帽を被っているところをみると、この人が料理長かもしれない。
「ぜひ教えていただきたいです」
「はぁ……。今晩はメインがシチューの予定でして、昨日から煮込んでいるところです」
「あの、それって味見できませんか?」
「えぇ!?」
「お願いします。侯爵夫人のためのメニューを考案するために必要なことなんです」
「ロータス、私からも頼む」
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