81 / 99
第6章 呉との闘い
80 踏んだり蹴ったり
しおりを挟む
焼きたてのパンから香る香ばしい香り。俺はそこにバターを乗せる。
おかずは表面をカリカリに焼いたソーセージに目玉焼き。それに取れたての野菜がたっぷり入ったスープ。
宿屋の朝食メニューを二人分受け取った俺は二階の自室へと運んだ。
「鈴音、朝食持ってきたぞ」
「ん」
カチャカチャとナイフとフォークを動かす音だけが鳴っている。
つまり、会話が無いのだ。
5日前に城で機嫌を悪くしてからずっとこの調子だ。
食べ終わると猫の姿になり、ぷいっとどこかへ行ってしまう。
帰ってくるのは夕飯時だ。
……このままではまずい。何がまずいってご飯がまずい。
俺が鈴音のご機嫌取りをするのはしゃくだが、ここは俺が折れるしかあるまい。
「……あのさ、鈴音。城での話だけど」
ぴくっととまる鈴音。
「何か俺悪い事言ったかな? だとしたら謝るけど……」
「別に。あるじは悪くなどない」
「だって、機嫌悪いじゃないか」
「……」
「……あれだろ? 俺が不老不死になりたくないって言ったから機嫌が悪いんだろう。せっかくお前が行為でならせてやるっていうのに断ったから。いいぜ、俺はなってやっても」
「……なってどうするんじゃ」
「どうするって……。具体的には何も考えてないけど」
「不老不死になればあるじだけ生き続けることになる」
「そりゃそうだろ。不老不死なんだし。別に悪い事じゃないじゃん」
「……」
鈴音が難しい顔をして黙り込む。
「……そういえば鈴音も不老不死だよな! いいよなあ不老不死。死ななくていいってのはどんな気分なんだ? ……よし、決めた。俺も絶対不老不死になるわ! 考えたら断る理由なんてないもんな!」
「……ない」
「え? なんて言った?」
鈴音がキッと俺を見る。目端が少し涙で滲んでいる。
「楽しいことなど! ない!」
その時ガチャ、と扉が開いた。三角帽子が不安そうに揺れる。
「あ、あのう巧魔氏との約束で来たんですが……お取込みちゅうです?」
「……散歩に行ってくる」
鈴音は猫の姿になると窓から外に出て行ってしまった。
「巧魔氏……またハレンチな発言でも?」
「それならまだ良かったよ……」
俺はため息をつく。まだまだうまいご飯は食べられそうにない。
◇◇◇◇◇◇
俺は千春さんから魔法の指導を受けるため宿屋の裏にある空き地に来ていた。
「私が巧魔氏に教えることなんて無いと思うですが……」
「実は僕は自力で魔法を使ったことが無くて」
「使ったことが無いって……巧魔氏は使ってるじゃないですか」
俺はコン先生について千春さんに説明をした。とはいってもプログラミングの話をしても伝わらないだろうから、魔法をサポートしてくれる異能ということで説明をしておく。
「つまり、巧魔氏はずるっ子ってことです?」
「……うん、まあずるといえばずるとなりますかね」
「……私の中の巧魔氏への尊敬がいまガラガラと崩れているです」
千春さんの視線が痛いっ! まるでテストでいい点を取っていた憧れの人がカンニング常習犯であったことを知ったかのような目線。
「まあ、でもこれで巧魔氏が生まれてすぐに魔法を使えた謎が解けました。でも、なんでこのタイミングで私に魔法を習うんです? 別にコン先生がいるのであれば私が教えなくてもいいと思うです」
「それなんですが、最近コン先生に頼りきりでは上手くいかないことが分かってきまして。特にサポート・ゴーレムを使うときなんですけど、魔法の出力が安定しなくてすぐに壊れてしまうんですよ。そこで千春さんに魔法の基礎をご教授頂こうかなと思いまして」
「出力が出すぎるってぜいたくな悩みですね……普通は魔法の出力が増やせなくて悩むものですが。分かりました、では私でよければお教えしますです。……とはいっても私も修行中の身で、教えられるのは基礎だけですが」
「いえ、十分です。ありがとうございます」
「お礼を言われるほどの事ではないです。巧魔氏に教えることで私も基礎を再認識できるですから。ではまず巧魔氏にお尋ねしますが、魔法の基礎となる4つの動作は知ってます?」
「いえまったく」
「……そうですか。それを知らずによく魔法が……って、コン先生がやってるんでしたね。うぉっほん。ではよく聞いていてくださいね」
「はい、お願いします」
千春さんが杖をとんっと地面について説明を始めた。
「魔法の基本動作は4つ。認知、抽出、変換、発露です。まず認知で体内に遍満するマナを捉え、抽出、つまり『私は魔道を行使する』の宣言でマナを体外へ取りいだしますです。初心者はこの魔法を取り出だす感覚を掴むため、杖を使います。練達してくれば手のひらにマナを集めることも出来ますが、手は体の一部ですので、マナが体の中に留まってしまい体外に出す感覚を掴むまでが大変難しいのです」
なるほど。みんなはそうやって魔法を発動していたんだな。俺は全部コン先生にまかせっきりだから、その辺の感覚があやふやだ。そのあたりの感覚がつかめればサポートゴーレムのコントロールが出来るようになるし、他にも色々魔法の幅が広がるかもしれない。
「この認知が魔道の基礎にして奥義です。認知が出来なければそもそも魔法が発動できない。魔法を使う上での最初にして最大の難関ですが、巧魔氏はすでにここはクリアしてるですね」
「うーん、魔法を使うときに手のひらに熱いような感覚が集まるのを感じますが、あれが認知というものでしょうか?」
「そうです。認知は一度出来れば忘れるということはありませんので、巧魔氏は修行の必要はありません。……普通はこの修行に3年ほど費やすのですが」
自転車に一度乗れれば、乗り方を忘れないようなものだろうか。俺はコン先生の力を借りて発動出来たようなものなので、ずるをしている感は否めないが。
「そして、次が抽出です。認知したマナから魔法の発動に必要な量だけ抽出を行う。ここで魔法に必要な最低量のマナを抽出出来なければ魔法は発動しませんし、逆に多すぎれば無駄が生じ、マナの枯渇を招きます。……巧魔氏のように多すぎてゴーレムが破損するなんて例は聞いたことないですが。とにかく、巧魔氏のウィークポイントはここにあるです。この抽出を徹底的に練習していきましょう」
「分かりました。それで、抽出はどうやって訓練するんですか?」
「やり方は色々ですが……巧魔氏に一番適している訓練法は、極小魔道かと思うです」
「極小魔道?」
「はい。初級魔法を出来るだけ小さい出力で出力する方法です。中級魔法以降はマナが少なすぎると発動しませんが、初級魔法だけは例外でどれだけ少なくても魔法の発動が可能です。その特性を利用して、出来るだけ少ないマナで魔法を発動し、抽出の精度を高めるという修行法です」
「出来るだけ少なくですか」
今までコン先生にその辺の調節をまかせっきりだったため、出来るかどうか凄い不安だ。
「まあ説明するよりもやってみた方が分かりやすいですね。では――」
『――私は魔道を行使する ファイヤーボール』
鈴音さんが詠唱を終えると、立てた小指の先に小さな火球がぷかぷかと浮いているのが分かった。
「おお、ちいさい!」
「ふふふ。この大きさで安定させれば合格です。ではさっそく始めますです!」
「分かりました! よろしくお願いします!」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
結論から言おう。
まったくできなかった!
そもそも俺がファイヤーボールを1個発動させる時は『イクスプロージョン』のデカ玉で、大量の魔力を使用する。その癖がどうにも抜けず、ちょっと取り出そうとしてもサッカーボール大のファイヤーボールになってしまうのだ。
千春さんの「巧魔氏……不器用です。この先が思いやられるです」との発言が胸に刺さったまま、俺は道場へとぼとぼと足を運ぶのであった。
おかずは表面をカリカリに焼いたソーセージに目玉焼き。それに取れたての野菜がたっぷり入ったスープ。
宿屋の朝食メニューを二人分受け取った俺は二階の自室へと運んだ。
「鈴音、朝食持ってきたぞ」
「ん」
カチャカチャとナイフとフォークを動かす音だけが鳴っている。
つまり、会話が無いのだ。
5日前に城で機嫌を悪くしてからずっとこの調子だ。
食べ終わると猫の姿になり、ぷいっとどこかへ行ってしまう。
帰ってくるのは夕飯時だ。
……このままではまずい。何がまずいってご飯がまずい。
俺が鈴音のご機嫌取りをするのはしゃくだが、ここは俺が折れるしかあるまい。
「……あのさ、鈴音。城での話だけど」
ぴくっととまる鈴音。
「何か俺悪い事言ったかな? だとしたら謝るけど……」
「別に。あるじは悪くなどない」
「だって、機嫌悪いじゃないか」
「……」
「……あれだろ? 俺が不老不死になりたくないって言ったから機嫌が悪いんだろう。せっかくお前が行為でならせてやるっていうのに断ったから。いいぜ、俺はなってやっても」
「……なってどうするんじゃ」
「どうするって……。具体的には何も考えてないけど」
「不老不死になればあるじだけ生き続けることになる」
「そりゃそうだろ。不老不死なんだし。別に悪い事じゃないじゃん」
「……」
鈴音が難しい顔をして黙り込む。
「……そういえば鈴音も不老不死だよな! いいよなあ不老不死。死ななくていいってのはどんな気分なんだ? ……よし、決めた。俺も絶対不老不死になるわ! 考えたら断る理由なんてないもんな!」
「……ない」
「え? なんて言った?」
鈴音がキッと俺を見る。目端が少し涙で滲んでいる。
「楽しいことなど! ない!」
その時ガチャ、と扉が開いた。三角帽子が不安そうに揺れる。
「あ、あのう巧魔氏との約束で来たんですが……お取込みちゅうです?」
「……散歩に行ってくる」
鈴音は猫の姿になると窓から外に出て行ってしまった。
「巧魔氏……またハレンチな発言でも?」
「それならまだ良かったよ……」
俺はため息をつく。まだまだうまいご飯は食べられそうにない。
◇◇◇◇◇◇
俺は千春さんから魔法の指導を受けるため宿屋の裏にある空き地に来ていた。
「私が巧魔氏に教えることなんて無いと思うですが……」
「実は僕は自力で魔法を使ったことが無くて」
「使ったことが無いって……巧魔氏は使ってるじゃないですか」
俺はコン先生について千春さんに説明をした。とはいってもプログラミングの話をしても伝わらないだろうから、魔法をサポートしてくれる異能ということで説明をしておく。
「つまり、巧魔氏はずるっ子ってことです?」
「……うん、まあずるといえばずるとなりますかね」
「……私の中の巧魔氏への尊敬がいまガラガラと崩れているです」
千春さんの視線が痛いっ! まるでテストでいい点を取っていた憧れの人がカンニング常習犯であったことを知ったかのような目線。
「まあ、でもこれで巧魔氏が生まれてすぐに魔法を使えた謎が解けました。でも、なんでこのタイミングで私に魔法を習うんです? 別にコン先生がいるのであれば私が教えなくてもいいと思うです」
「それなんですが、最近コン先生に頼りきりでは上手くいかないことが分かってきまして。特にサポート・ゴーレムを使うときなんですけど、魔法の出力が安定しなくてすぐに壊れてしまうんですよ。そこで千春さんに魔法の基礎をご教授頂こうかなと思いまして」
「出力が出すぎるってぜいたくな悩みですね……普通は魔法の出力が増やせなくて悩むものですが。分かりました、では私でよければお教えしますです。……とはいっても私も修行中の身で、教えられるのは基礎だけですが」
「いえ、十分です。ありがとうございます」
「お礼を言われるほどの事ではないです。巧魔氏に教えることで私も基礎を再認識できるですから。ではまず巧魔氏にお尋ねしますが、魔法の基礎となる4つの動作は知ってます?」
「いえまったく」
「……そうですか。それを知らずによく魔法が……って、コン先生がやってるんでしたね。うぉっほん。ではよく聞いていてくださいね」
「はい、お願いします」
千春さんが杖をとんっと地面について説明を始めた。
「魔法の基本動作は4つ。認知、抽出、変換、発露です。まず認知で体内に遍満するマナを捉え、抽出、つまり『私は魔道を行使する』の宣言でマナを体外へ取りいだしますです。初心者はこの魔法を取り出だす感覚を掴むため、杖を使います。練達してくれば手のひらにマナを集めることも出来ますが、手は体の一部ですので、マナが体の中に留まってしまい体外に出す感覚を掴むまでが大変難しいのです」
なるほど。みんなはそうやって魔法を発動していたんだな。俺は全部コン先生にまかせっきりだから、その辺の感覚があやふやだ。そのあたりの感覚がつかめればサポートゴーレムのコントロールが出来るようになるし、他にも色々魔法の幅が広がるかもしれない。
「この認知が魔道の基礎にして奥義です。認知が出来なければそもそも魔法が発動できない。魔法を使う上での最初にして最大の難関ですが、巧魔氏はすでにここはクリアしてるですね」
「うーん、魔法を使うときに手のひらに熱いような感覚が集まるのを感じますが、あれが認知というものでしょうか?」
「そうです。認知は一度出来れば忘れるということはありませんので、巧魔氏は修行の必要はありません。……普通はこの修行に3年ほど費やすのですが」
自転車に一度乗れれば、乗り方を忘れないようなものだろうか。俺はコン先生の力を借りて発動出来たようなものなので、ずるをしている感は否めないが。
「そして、次が抽出です。認知したマナから魔法の発動に必要な量だけ抽出を行う。ここで魔法に必要な最低量のマナを抽出出来なければ魔法は発動しませんし、逆に多すぎれば無駄が生じ、マナの枯渇を招きます。……巧魔氏のように多すぎてゴーレムが破損するなんて例は聞いたことないですが。とにかく、巧魔氏のウィークポイントはここにあるです。この抽出を徹底的に練習していきましょう」
「分かりました。それで、抽出はどうやって訓練するんですか?」
「やり方は色々ですが……巧魔氏に一番適している訓練法は、極小魔道かと思うです」
「極小魔道?」
「はい。初級魔法を出来るだけ小さい出力で出力する方法です。中級魔法以降はマナが少なすぎると発動しませんが、初級魔法だけは例外でどれだけ少なくても魔法の発動が可能です。その特性を利用して、出来るだけ少ないマナで魔法を発動し、抽出の精度を高めるという修行法です」
「出来るだけ少なくですか」
今までコン先生にその辺の調節をまかせっきりだったため、出来るかどうか凄い不安だ。
「まあ説明するよりもやってみた方が分かりやすいですね。では――」
『――私は魔道を行使する ファイヤーボール』
鈴音さんが詠唱を終えると、立てた小指の先に小さな火球がぷかぷかと浮いているのが分かった。
「おお、ちいさい!」
「ふふふ。この大きさで安定させれば合格です。ではさっそく始めますです!」
「分かりました! よろしくお願いします!」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
結論から言おう。
まったくできなかった!
そもそも俺がファイヤーボールを1個発動させる時は『イクスプロージョン』のデカ玉で、大量の魔力を使用する。その癖がどうにも抜けず、ちょっと取り出そうとしてもサッカーボール大のファイヤーボールになってしまうのだ。
千春さんの「巧魔氏……不器用です。この先が思いやられるです」との発言が胸に刺さったまま、俺は道場へとぼとぼと足を運ぶのであった。
0
お気に入りに追加
1,077
あなたにおすすめの小説
元侯爵令嬢は冷遇を満喫する
cyaru
恋愛
第三王子の不貞による婚約解消で王様に拝み倒され、渋々嫁いだ侯爵令嬢のエレイン。
しかし教会で結婚式を挙げた後、夫の口から開口一番に出た言葉は
「王命だから君を娶っただけだ。愛してもらえるとは思わないでくれ」
夫となったパトリックの側には長年の恋人であるリリシア。
自分もだけど、向こうだってわたくしの事は見たくも無いはず!っと早々の別居宣言。
お互いで交わす契約書にほっとするパトリックとエレイン。ほくそ笑む愛人リリシア。
本宅からは屋根すら見えない別邸に引きこもりお1人様生活を満喫する予定が・・。
※専門用語は出来るだけ注釈をつけますが、作者が専門用語だと思ってない専門用語がある場合があります
※作者都合のご都合主義です。
※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。
※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
転生幼女の怠惰なため息
(◉ɷ◉ )〈ぬこ〉
ファンタジー
ひとり残業中のアラフォー、清水 紗代(しみず さよ)。異世界の神のゴタゴタに巻き込まれ、アッという間に死亡…( ºωº )チーン…
紗世を幼い頃から見守ってきた座敷わらしズがガチギレ⁉💢
座敷わらしズが異世界の神を脅し…ε=o(´ロ`||)ゴホゴホッ説得して異世界での幼女生活スタートっ!!
もう何番煎じかわからない異世界幼女転生のご都合主義なお話です。
全くの初心者となりますので、よろしくお願いします。
作者は極度のとうふメンタルとなっております…
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
私のお父様とパパ様
棗
ファンタジー
非常に過保護で愛情深い二人の父親から愛される娘メアリー。
婚約者の皇太子と毎月あるお茶会で顔を合わせるも、彼の隣には幼馴染の女性がいて。
大好きなお父様とパパ様がいれば、皇太子との婚約は白紙になっても何も問題はない。
※箱入り娘な主人公と娘溺愛過保護な父親コンビのとある日のお話。
追記(2021/10/7)
お茶会の後を追加します。
更に追記(2022/3/9)
連載として再開します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる