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極小世界へようこそ

micro017 ついにあいつと再遭遇!?

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 拠点から離れ、海草が少なくなってきたところで獲物を見つけた。

 ミカヅキモが3体だ。よっしゃ! 今日は上手い飯が食えるぞ!

 俺はグリとクリアに目で合図を送り、配置に付かせる。
 準備が整ったことを確認し、勢いよく海草から飛び出す。

「キュウ!」

 俺の声に驚いたミカヅキモが一斉に逃げ出す。3体1でも逃げるとは、ずいぶん弱気な種族だ。

 だが、逃げた先でクリアが飛び出す。
 ミカヅキモ達は驚いて立ち止まった。

「キュウ!(いまだグリ!)」

 俺の一声でグリが茂みから飛び出し、体当たり。
 グリの体当たりをまともに食らったミカヅキモ達はかなり弱った様子だ。
 そこへ俺がとどめのとがる攻撃。

《とがるがLv5になりました》
《あなたのLvが8になりました》

 いやー、仲間が増えると狩りも楽だな。ミカヅキモくらいならもう苦戦することは無さそうだ。

 その時グリが小さく俺に鳴いた。

「キュウ(何かいるよ)」

 俺はグリの示す方向を見る。げえ! あいつはミドリムシ! しかも5体もいるじゃねえか!
 
 せっかく見つけた安住の地だったんだが、これは急いで逃げるしかないな。……おや? 
 
 ちょっとまてよ。なんかあいつら小さくね?
 
 ……もしかして。ステータスオープン!
 
『種族:ミドリムシ(幼体) LV3/10
 名前:なし
 HP:0.23/0.23』
『種族:ミドリムシ(幼体) LV2/10
 名前:なし
 HP:0.19/0.19』
『種族:ミドリムシ(幼体) LV3/10
 名前:なし
 HP:0.18/0.23』
『種族:ミドリムシ(幼体) LV3/10
 名前:なし
 HP:0.23/0.23』
『種族:ミドリムシ(幼体) LV1/10
 名前:なし
 HP:0.15/0.15』

 ミドリムシ(幼体)! よかった、まだ成長してない奴だ!
 ふーやれやれ、驚かせやがって。

 あんなんおれのとがるで一撃だな。
 それじゃあさくっと殺っちゃいますか。
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