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転生後~幼児期~
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「よし、失敗しなかったね。
じゃあ表示されているモノ全部選択して。
説明はそれを全部出してからね。」
「分かった。」
================
選択したモノを取り出しますか。
【はい】 いいえ
================
すると目の前に大小様々な大きさのラッピングされた箱と便箋が現れた。
「便箋は、最後に開封してって聞いてるよ。だからそれ以外の箱開けてね~。」
「了解。じゃあ、これにしよう。
(クリスマスプレゼントみたいだなw
ちょっとワクワクする。)」
最初に1番小さな箱から開けることにした。
中からは宝石のような石が出てきた。
「これ何?宝石??」
「それは、女神の加護が封印されている結晶だよ。女神っていうのは俺の上司ね。」
「あぁ、了解(少女神様からの加護か)
どんな恩恵があるんだ?」
「結晶と一緒に説明書が入っているでしょ。それを見れば分かるよ。」
チャ神が言ったように紙が入っていた。書かれていたのは
===================
女神からの加護
効果
結婚するまで処女を守ることができる
====================
「・・・え、なんていう恩恵だぁーー!!」
「どんな恩恵だったんだい?
これは・・・良かったじゃないか!!」
「え、いいの!?」
「いいよ、ものすごく!!
僕の世界って少子化だから貞操観念ちょっと・・いやだいぶかな低いみたいなんだよね。だから好みの子見つけたらその場で口説いてその日に・・・みたいなことも良くあるから『好きな人以外とするのは嫌だ』って子には当たりだよ。あと、重婚も僕の世界ではOK♪」
「マジかよ!?」(え、それならあんな仲のいい両親にも夫がまだいるってことか!?)
「君の両親は、違うよ。他の夫や恋人いないから。」
「そうなのか。(ちょっと安心した。)」
「2人ともパートナーの事すごく愛してるから他の人が入るところがないんだよね。」
「そっか、それでこれってどうすれば取得出来るの?」
「あぁ、それはね食べればいいんだよ。」
「え、たべるの?」
「うん、意外と美味しいよ♪」
「分かった。」
口にいれると結晶はいちごの味がした。
舐めていると溶けるように消えた。
「さぁ、まだまだプレゼントは沢山あるからどんどんいってみよう!」
俺はチャ神に言われるまま、プレゼントを開けていった。
女神の加護が入っていたものより少し大きいサイズの箱が6個あったので全て開けてみると、中から色とりどりの液体が入った小瓶が出てきた。
「これは?」
「それは、スキルだよ。」
「スキルって?よく転生する物語とかで、出てくるあれ?」
「そうだよ。」
「ふ~ん。あ、これにも紙が入ってた。」
======================
スキルは、以下のモノになります。
1万物鑑定
2不眠不休「前世から所持」
3魔法全属性使用可能
4記憶保持
5創造「一部規制あり」
6共通語取得
ここから先は、各スキルの説明となります。
1万物鑑定
その名のとうりあらゆるものを鑑定することができる(男同士のカップルを鑑定した場合どちらが受けor攻めかがわかる。)
2不眠不休
休憩も睡眠も取らずに5日間活動できる。
(食事も取らずに活動する場合は3日間)
なお、このスキルは前世で取得していたもの。
3魔法全属性使用可能
その名のとうり全ての属性が使える
(神魔法のみ使用不可)
4記憶保持
前世の記憶を失わないようにする保護スキル
5創造
創り出したいモノをイメージすると実体として生み出すことが出来る
(ただし、核兵器などの被害が拡大するものは規制がかかる)
6共通語取得
世界の共通の言語を話すことができる。
======================
「これは、いいスキルばかりだ♪(万物鑑定は重宝しそうだ。腐腐腐)
ねえ、チャ神 神魔法ってなに?」
「チャ神!?思うぶんには目をつぶるけど
呼び名もそれなのかい!?酷くないかいそれ!!
はぁ、神魔法っていうのはね神だけが使える魔法の事だよ。」
「例えば?」
「そうだなぁ、惑星を作ったり。
転生させたりすることかな、いろいろあるよ。」
「へぇ~、凄いんだな。これも食べればいいの?」
「うん、飲めばいいよ。」
口に含むと各液体によって味が違うことが分かった。
万物鑑定は、珈琲
不眠不休は、栄養ドリンク
魔法全属性使用可能は、赤ワイン
創造は、リンゴジュース
共通語取得は、アールグレイだった。
「美味しかった。なんで味つけているんだ?」
「神様、暇な人多いから暇つぶし♪」
「ふーん、じゃあ最後に残った箱開けるか」
残っていたのは、俺の身長よりに20cm高い長方形の箱が一つと俺と同じくらいの箱が2つ。
「その大きい方の箱の中に君専属の守護者が入っているよ。」
「分かった。」
開くと中から・・・
「オイオイどういう事だよ!?」
中から出てきたのはリボンでラッピングされた白銀の髪の美青年だった。
「え、何が?守護者だよ??」
「そういう事を言ってるんじゃない。
なんで裸なんだよ!?」
中には、意識がないのか目を閉じたまま
裸でラッピングされて立っている青年が入っていた。
「えー、そう言われても僕には分かんないよ。
用意したのは、上司だもん。
説明書は?見れば分かるんじゃないかな。」
説明書を見ると
====================
守護者
名前 なし
職種:暗殺者〔アサシン〕
製作者:×××神
解説・・・闇に潜み、主の身を影から守る者。
魔法属性 闇 水
取得スキル
共通語取得
身体強化
テレポート
瞬足
隠密
スキル取得(スキルの取得がしやすくなる)
得意 偵察 暗殺
不得意 一騎打ち 子供の世話
×××神からの加護
この個体は×××神よって創り出されたレナード専属の守護者。
生命活動を開始させるには、守護者に名前を付けて下さい。付ける際には下の呪文を唱えてください。
我が名は、【名前】
汝に名を授ける者なり
名を告げた瞬間より汝は我が盾であり剣である
我が前に跪け【なまえ】
====================
「これ、守護者の説明書だよ!」
「やっぱり(笑)」
「おい!」
「じゃあ、上司からの手紙に書いてあるんじゃないかな?」
封筒を開けると黄色く光る粒子がでてきた。
「え、何これ?」
「もう少ししたら、映像が流れだすよ。」
すると粒子が集まりだし一つの長方形の塊になった。
そこには、1人の少女が映っていた。
『やぁ、神崎玲君
この映像を見ているってことは部下と無事に会えたんだね。
本当は転生させる前に渡しておくものなんだけど、転生させたの久しぶり過ぎて忘れていたんだ。(笑)
いや~、ごめんね
お詫びにいいスキル沢山付けてあげるから許してね♪。
開けてびっくりしたと思うけどラッピングされている彼が君の守護者だから。裸だったのは制作する時に服を着せて作るのを忘れていたからだよ
あと、守護者が男性なのと騎士〔ナイト〕じゃなくて暗殺者〔アサシン〕なのは私の趣味だよ♪
じゃ、そういうわけで、またね!
良い人生を~~!
・・・・・・キロクサレテイルエイゾウハイジョウニナリマス。』
塊になっていた粒子は跡形もなく消えていった。
「「・・・・・・」」
「・・・本当に。
上司に恵まれていなかったんだなチャ神。」
「まぁ・・ね。
あの人もたまにいい時はあるんだよ!
・・・だいだいは適当なんだけどね。
はぁ、いつまでも裸のままじゃ可愛そうだから守護者君に服を着せてあげようか。」
「そうだな。・・・俺達が着せるのか?」
「いや、彼に自分で着てもらうよ。」
そういってチャ神は、守護者の額に金色の魔法陣を展開させた。
「名前を付けないと動かないんじゃないのか?」
「これは、一時的に動くようにする魔法だよ。
だから、守護者君は覚醒しているわけじゃなくてマリオネットのように僕に操られている状態なんだ。」
『活動を開始します。』
「起きるみたいだよ。」
守護者は眠りから覚めるように目を開けた。
(目は紫色でカッティングされたアメジストのようで美しかった。)
「それで、どうするんだよ?」
「命令するんだよ?
守護者に命令します。
体に巻かれているリボンを解き、そこにある箱を開け、中に入っている服と装備品を身につけなさい。
身につけた後は、最初の場所に戻り、また眠りにつきなさい。」
「そんな、細かい指示を出さないといけないのか?<小声>」
「操っているだけだからね。意識があれば大雑把な指示で良いんだけど、意識がない状態では臨機応変な行動が取れないんだよ。<小声>」
「そっか。」
守護者は、言われた指示の通りに装備品を身につけたあと、戻って来て最初の場所で目を閉じた。
「服も着たことだし。彼に名前を付けてあげて。」
「え、俺が決めていいの?」
「もちろん、だって君の守護者だもん。」
「分かった。ちゃんとした名前付けてあげたいからちょっと待って。(変な名前をつけて後で怒られたくはないしなぁ)」
「分かった。(なんて言う名前にするのかな。ワクワクするなぁ~(^^♪)」
十分前後
「・・・まだ?」
「まだ!!」
三十分後
「そろそろ、名前付けたあげて?(守護者君が不憫だ)」
「今、二つの名前で迷っているんだ。」
「どんな名前だい?」
「ハロルドと太郎だよ」
「え、・・・タロウ?」
「あぁ、太郎だよ。」
「どうして、タロウなんだい?」
「日本・・・俺の故郷で昔からある名前なんだ。」
「そうなんだ。だけど、タロウはやめておいたほうがいいよ。」
「・・・どうして?」
「大昔にね、この世界にタロウっていう異世界から渡って来た人がいたんだ。
彼は自分の国で使っているモノの製造法を教えてくれた。そのおかげでこの世界の文明が百年ぐらい早く発展した。だけど・・・その時に兵器の製造法も教えてくれたんだ。その兵器を各国が作り出し戦場で使ったんだ。その兵器は、今までと比べられないぐらいの被害を出した。その被害に恐れをいだいた人々は、恐怖と怒りを感じた。
彼らは、兵器の威力や被害がどれだけ出るのかタロウに教えてもらっていなかったんだ。タロウもまた、彼らが聞かないから話さなかった。
しかし、彼らは被害の根源がタロウにあるといって彼をころしてしまった。年月は、立っているけどまだ憎しみをもっている人もいるから。タロウっていう名前は・・・使わないほうがいいと思うよ。」
「・・・あぁ」
(なんて自分勝手な考えだ。使用することを選択したのは世界の人々だというのに。・・・世界への見方が変わりそうだ。)
「・・・今でも、異世界から渡って来る人っているのか?」
「いるよ。
二百年に1度くらいで。」
「異世界人は、命が狙われたりしないのか?」
「大丈夫だよ。
中立の立場にいる神殿が保護してくれるし。
その保護も今では本人が望めばするものになっているぐらい、世界が変わってきている。
被害があったのは大昔。兵器も製造法も今は存在していない。人の思いも時間と共に変化するものだ。
今は、異世界の人が与えてくれた恩恵に感謝している人も大勢いるし、タロウだけが悪いんじゃないっていう考えの人も増えてきているね。
だから、誤解しないで欲しいんだけど、世界には良いところもたくさんあるよ。
けどそれは、僕が言っても君に伝わらなければ意味がないから。君がその目で見てきてよ!」
「あぁ、そうするよ。」
(そうだな、地球もいいところはたくさんあった。悪いところも。世界を見てもいないのに決めるのは良くないな。自分の目で確かめたものを信じよう。)
「それに君はまだ赤ちゃんだ。いろいろなものがこれから見れると思うよ。」
(すっかり、忘れていた。転生して赤ん坊になっているんだった。)
「さぁ、話はこれぐらいにして名前をつけてあげよう。・・・名前は決まったかい。^^*」
「あぁ、決まった。」
俺は守護者の前に移動した。
手のひらを守護者の心臓の部分にかざすようにし、
心を込めて呪文を唱え始めた。
すると、手から白い魔法陣が出てきた。
「我が名はレナード=イシュミアース
汝に名を与える者なり。
名を告げた瞬間より汝は我が盾であり、剣である。
我が前に跪け"ハロルド″」
唱え終わるのと同時にその魔法陣はハロルドの胸へと吸い込まれるように消えていった。
後ろのほうで見ていたチャ神が何か言っていたが
今は、無視しておく。
目の前に立っていたハロルドは、眠りから覚めるように目を開け俺を見つめると、俺の前に跪いた。
「名を与えてくださりありがとうございます。
私のもちいる全てをもってあなたを守りぬくと
頂いた名に誓います。マスター。」
じゃあ表示されているモノ全部選択して。
説明はそれを全部出してからね。」
「分かった。」
================
選択したモノを取り出しますか。
【はい】 いいえ
================
すると目の前に大小様々な大きさのラッピングされた箱と便箋が現れた。
「便箋は、最後に開封してって聞いてるよ。だからそれ以外の箱開けてね~。」
「了解。じゃあ、これにしよう。
(クリスマスプレゼントみたいだなw
ちょっとワクワクする。)」
最初に1番小さな箱から開けることにした。
中からは宝石のような石が出てきた。
「これ何?宝石??」
「それは、女神の加護が封印されている結晶だよ。女神っていうのは俺の上司ね。」
「あぁ、了解(少女神様からの加護か)
どんな恩恵があるんだ?」
「結晶と一緒に説明書が入っているでしょ。それを見れば分かるよ。」
チャ神が言ったように紙が入っていた。書かれていたのは
===================
女神からの加護
効果
結婚するまで処女を守ることができる
====================
「・・・え、なんていう恩恵だぁーー!!」
「どんな恩恵だったんだい?
これは・・・良かったじゃないか!!」
「え、いいの!?」
「いいよ、ものすごく!!
僕の世界って少子化だから貞操観念ちょっと・・いやだいぶかな低いみたいなんだよね。だから好みの子見つけたらその場で口説いてその日に・・・みたいなことも良くあるから『好きな人以外とするのは嫌だ』って子には当たりだよ。あと、重婚も僕の世界ではOK♪」
「マジかよ!?」(え、それならあんな仲のいい両親にも夫がまだいるってことか!?)
「君の両親は、違うよ。他の夫や恋人いないから。」
「そうなのか。(ちょっと安心した。)」
「2人ともパートナーの事すごく愛してるから他の人が入るところがないんだよね。」
「そっか、それでこれってどうすれば取得出来るの?」
「あぁ、それはね食べればいいんだよ。」
「え、たべるの?」
「うん、意外と美味しいよ♪」
「分かった。」
口にいれると結晶はいちごの味がした。
舐めていると溶けるように消えた。
「さぁ、まだまだプレゼントは沢山あるからどんどんいってみよう!」
俺はチャ神に言われるまま、プレゼントを開けていった。
女神の加護が入っていたものより少し大きいサイズの箱が6個あったので全て開けてみると、中から色とりどりの液体が入った小瓶が出てきた。
「これは?」
「それは、スキルだよ。」
「スキルって?よく転生する物語とかで、出てくるあれ?」
「そうだよ。」
「ふ~ん。あ、これにも紙が入ってた。」
======================
スキルは、以下のモノになります。
1万物鑑定
2不眠不休「前世から所持」
3魔法全属性使用可能
4記憶保持
5創造「一部規制あり」
6共通語取得
ここから先は、各スキルの説明となります。
1万物鑑定
その名のとうりあらゆるものを鑑定することができる(男同士のカップルを鑑定した場合どちらが受けor攻めかがわかる。)
2不眠不休
休憩も睡眠も取らずに5日間活動できる。
(食事も取らずに活動する場合は3日間)
なお、このスキルは前世で取得していたもの。
3魔法全属性使用可能
その名のとうり全ての属性が使える
(神魔法のみ使用不可)
4記憶保持
前世の記憶を失わないようにする保護スキル
5創造
創り出したいモノをイメージすると実体として生み出すことが出来る
(ただし、核兵器などの被害が拡大するものは規制がかかる)
6共通語取得
世界の共通の言語を話すことができる。
======================
「これは、いいスキルばかりだ♪(万物鑑定は重宝しそうだ。腐腐腐)
ねえ、チャ神 神魔法ってなに?」
「チャ神!?思うぶんには目をつぶるけど
呼び名もそれなのかい!?酷くないかいそれ!!
はぁ、神魔法っていうのはね神だけが使える魔法の事だよ。」
「例えば?」
「そうだなぁ、惑星を作ったり。
転生させたりすることかな、いろいろあるよ。」
「へぇ~、凄いんだな。これも食べればいいの?」
「うん、飲めばいいよ。」
口に含むと各液体によって味が違うことが分かった。
万物鑑定は、珈琲
不眠不休は、栄養ドリンク
魔法全属性使用可能は、赤ワイン
創造は、リンゴジュース
共通語取得は、アールグレイだった。
「美味しかった。なんで味つけているんだ?」
「神様、暇な人多いから暇つぶし♪」
「ふーん、じゃあ最後に残った箱開けるか」
残っていたのは、俺の身長よりに20cm高い長方形の箱が一つと俺と同じくらいの箱が2つ。
「その大きい方の箱の中に君専属の守護者が入っているよ。」
「分かった。」
開くと中から・・・
「オイオイどういう事だよ!?」
中から出てきたのはリボンでラッピングされた白銀の髪の美青年だった。
「え、何が?守護者だよ??」
「そういう事を言ってるんじゃない。
なんで裸なんだよ!?」
中には、意識がないのか目を閉じたまま
裸でラッピングされて立っている青年が入っていた。
「えー、そう言われても僕には分かんないよ。
用意したのは、上司だもん。
説明書は?見れば分かるんじゃないかな。」
説明書を見ると
====================
守護者
名前 なし
職種:暗殺者〔アサシン〕
製作者:×××神
解説・・・闇に潜み、主の身を影から守る者。
魔法属性 闇 水
取得スキル
共通語取得
身体強化
テレポート
瞬足
隠密
スキル取得(スキルの取得がしやすくなる)
得意 偵察 暗殺
不得意 一騎打ち 子供の世話
×××神からの加護
この個体は×××神よって創り出されたレナード専属の守護者。
生命活動を開始させるには、守護者に名前を付けて下さい。付ける際には下の呪文を唱えてください。
我が名は、【名前】
汝に名を授ける者なり
名を告げた瞬間より汝は我が盾であり剣である
我が前に跪け【なまえ】
====================
「これ、守護者の説明書だよ!」
「やっぱり(笑)」
「おい!」
「じゃあ、上司からの手紙に書いてあるんじゃないかな?」
封筒を開けると黄色く光る粒子がでてきた。
「え、何これ?」
「もう少ししたら、映像が流れだすよ。」
すると粒子が集まりだし一つの長方形の塊になった。
そこには、1人の少女が映っていた。
『やぁ、神崎玲君
この映像を見ているってことは部下と無事に会えたんだね。
本当は転生させる前に渡しておくものなんだけど、転生させたの久しぶり過ぎて忘れていたんだ。(笑)
いや~、ごめんね
お詫びにいいスキル沢山付けてあげるから許してね♪。
開けてびっくりしたと思うけどラッピングされている彼が君の守護者だから。裸だったのは制作する時に服を着せて作るのを忘れていたからだよ
あと、守護者が男性なのと騎士〔ナイト〕じゃなくて暗殺者〔アサシン〕なのは私の趣味だよ♪
じゃ、そういうわけで、またね!
良い人生を~~!
・・・・・・キロクサレテイルエイゾウハイジョウニナリマス。』
塊になっていた粒子は跡形もなく消えていった。
「「・・・・・・」」
「・・・本当に。
上司に恵まれていなかったんだなチャ神。」
「まぁ・・ね。
あの人もたまにいい時はあるんだよ!
・・・だいだいは適当なんだけどね。
はぁ、いつまでも裸のままじゃ可愛そうだから守護者君に服を着せてあげようか。」
「そうだな。・・・俺達が着せるのか?」
「いや、彼に自分で着てもらうよ。」
そういってチャ神は、守護者の額に金色の魔法陣を展開させた。
「名前を付けないと動かないんじゃないのか?」
「これは、一時的に動くようにする魔法だよ。
だから、守護者君は覚醒しているわけじゃなくてマリオネットのように僕に操られている状態なんだ。」
『活動を開始します。』
「起きるみたいだよ。」
守護者は眠りから覚めるように目を開けた。
(目は紫色でカッティングされたアメジストのようで美しかった。)
「それで、どうするんだよ?」
「命令するんだよ?
守護者に命令します。
体に巻かれているリボンを解き、そこにある箱を開け、中に入っている服と装備品を身につけなさい。
身につけた後は、最初の場所に戻り、また眠りにつきなさい。」
「そんな、細かい指示を出さないといけないのか?<小声>」
「操っているだけだからね。意識があれば大雑把な指示で良いんだけど、意識がない状態では臨機応変な行動が取れないんだよ。<小声>」
「そっか。」
守護者は、言われた指示の通りに装備品を身につけたあと、戻って来て最初の場所で目を閉じた。
「服も着たことだし。彼に名前を付けてあげて。」
「え、俺が決めていいの?」
「もちろん、だって君の守護者だもん。」
「分かった。ちゃんとした名前付けてあげたいからちょっと待って。(変な名前をつけて後で怒られたくはないしなぁ)」
「分かった。(なんて言う名前にするのかな。ワクワクするなぁ~(^^♪)」
十分前後
「・・・まだ?」
「まだ!!」
三十分後
「そろそろ、名前付けたあげて?(守護者君が不憫だ)」
「今、二つの名前で迷っているんだ。」
「どんな名前だい?」
「ハロルドと太郎だよ」
「え、・・・タロウ?」
「あぁ、太郎だよ。」
「どうして、タロウなんだい?」
「日本・・・俺の故郷で昔からある名前なんだ。」
「そうなんだ。だけど、タロウはやめておいたほうがいいよ。」
「・・・どうして?」
「大昔にね、この世界にタロウっていう異世界から渡って来た人がいたんだ。
彼は自分の国で使っているモノの製造法を教えてくれた。そのおかげでこの世界の文明が百年ぐらい早く発展した。だけど・・・その時に兵器の製造法も教えてくれたんだ。その兵器を各国が作り出し戦場で使ったんだ。その兵器は、今までと比べられないぐらいの被害を出した。その被害に恐れをいだいた人々は、恐怖と怒りを感じた。
彼らは、兵器の威力や被害がどれだけ出るのかタロウに教えてもらっていなかったんだ。タロウもまた、彼らが聞かないから話さなかった。
しかし、彼らは被害の根源がタロウにあるといって彼をころしてしまった。年月は、立っているけどまだ憎しみをもっている人もいるから。タロウっていう名前は・・・使わないほうがいいと思うよ。」
「・・・あぁ」
(なんて自分勝手な考えだ。使用することを選択したのは世界の人々だというのに。・・・世界への見方が変わりそうだ。)
「・・・今でも、異世界から渡って来る人っているのか?」
「いるよ。
二百年に1度くらいで。」
「異世界人は、命が狙われたりしないのか?」
「大丈夫だよ。
中立の立場にいる神殿が保護してくれるし。
その保護も今では本人が望めばするものになっているぐらい、世界が変わってきている。
被害があったのは大昔。兵器も製造法も今は存在していない。人の思いも時間と共に変化するものだ。
今は、異世界の人が与えてくれた恩恵に感謝している人も大勢いるし、タロウだけが悪いんじゃないっていう考えの人も増えてきているね。
だから、誤解しないで欲しいんだけど、世界には良いところもたくさんあるよ。
けどそれは、僕が言っても君に伝わらなければ意味がないから。君がその目で見てきてよ!」
「あぁ、そうするよ。」
(そうだな、地球もいいところはたくさんあった。悪いところも。世界を見てもいないのに決めるのは良くないな。自分の目で確かめたものを信じよう。)
「それに君はまだ赤ちゃんだ。いろいろなものがこれから見れると思うよ。」
(すっかり、忘れていた。転生して赤ん坊になっているんだった。)
「さぁ、話はこれぐらいにして名前をつけてあげよう。・・・名前は決まったかい。^^*」
「あぁ、決まった。」
俺は守護者の前に移動した。
手のひらを守護者の心臓の部分にかざすようにし、
心を込めて呪文を唱え始めた。
すると、手から白い魔法陣が出てきた。
「我が名はレナード=イシュミアース
汝に名を与える者なり。
名を告げた瞬間より汝は我が盾であり、剣である。
我が前に跪け"ハロルド″」
唱え終わるのと同時にその魔法陣はハロルドの胸へと吸い込まれるように消えていった。
後ろのほうで見ていたチャ神が何か言っていたが
今は、無視しておく。
目の前に立っていたハロルドは、眠りから覚めるように目を開け俺を見つめると、俺の前に跪いた。
「名を与えてくださりありがとうございます。
私のもちいる全てをもってあなたを守りぬくと
頂いた名に誓います。マスター。」
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