37 / 58
少しずつ ★
しおりを挟む
「……っ、シェイラ、だめだ」
伸ばした手を、イーヴが止めるように握りしめる。その手は熱いし、見上げたイーヴの顔も真っ赤だ。
「どうして止めるの」
「今、そんなことされたら、俺は本当に自制が効かなくなってしまう。っていうか、どこでそんなこと覚えてきた」
「本で読みました。ラグノリアでは、恋愛小説が流行っていたんですよ」
いつも妹のマリエルが持ってきてくれる本を、楽しみにしていたのだと話すと、イーヴは顔を覆ってため息をついた。
「随分と過激な本が流行ってるんだな。信じられん」
「私、たくさん本を読んでいたから、知識は結構あると思うの。大好きな人のものを口で愛するのは、最大級の愛情表現なんですって」
「いや、知識に偏りがありすぎだろ……」
「ね、だから私にやらせて。きっと気持ちよくなれるように頑張るから」
「ちょ、待て待て待て、だから触るな……って!」
再びイーヴの方に手を伸ばしたら、血相を変えて止められてしまった。
「どうして? もう我慢なんてしなくていいでしょう。本当の夫婦になりたいって言ったのはそういうことじゃないの?」
「いや、ゆくゆくはそうなれたら……とは思うけど、こういうのは手順を踏んでだな」
「手順?」
首をかしげたシェイラを見て、イーヴは深いため息をついた。
「シェイラは初めてだろう。前にも言ったが初めての場合、女性は特に痛みや苦痛を感じることが多い。これでも、理性を失ってシェイラを襲わないように必死で耐えてるんだ。触られると、その……、我慢にも限界がある」
「私は別に、構わないのに」
「シェイラは小さいし華奢だから、乱暴に触れたら壊してしまいそうで怖い。傷つけたくないんだ」
首を振って、イーヴは身体に篭る熱を吹き飛ばすかのように息を吐いた。そして、シェイラの身体をひょいと抱き上げるとベッドへと連れて行った。
ぽすりとシーツの上に下ろされて、シェイラは戸惑って瞬きを繰り返す。まさかこのままもう寝ろということだろうか。
不満が顔に出たのか、イーヴが小さく笑ってシェイラの唇を突く。どうやら無意識のうちに尖らせていたらしい。
「俺は尽くしたいタイプだから、何かをしてもらうよりも、シェイラを甘やかしたい」
「もう、充分甘やかしてもらってるのに」
「まだまだ足りない」
そう言って、イーヴが触れるだけの口づけを落とした。それだけで、シェイラは何も言えなくなる。この甘いキスをもらうと、身体から力が抜けてしまうから。
「シェイラ」
身体の上にのしかかるような体勢で、イーヴが囁く。
「大好きな人を口で愛するのが最大級の愛情表現、だったか」
「え……?」
「俺がどれほどシェイラを愛しているか、伝えさせて」
にこりと笑ったイーヴは、いつもの優しい表情をしているのにどこか怖い。本能的に危険を察知したシェイラがずり上がって逃げようとするものの、イーヴの手と大きな枕に阻まれた。
「ま、待ってイーヴ、何……っひゃんっ」
何をする気なのかと問おうとした声は、イーヴが首筋に顔を埋めたせいで裏返った悲鳴に変わってしまう。おそらく彼の舌だろう、首に熱く柔らかなものが触れるせいで、シェイラの口からは何度も悲鳴がこぼれ落ちる。
「シェイラのそんな声を聴ける日が来るなんて」
「や、恥ずかし……」
「もっと聴かせて」
妖艶に笑ったイーヴが、口を塞ごうとしたシェイラの手を取ると、今度は指先に舌を這わせた。爪の先に口づけを落としながら、なぞるように舌が指をたどる。そのたびにシェイラは背筋がぞくりとするような感覚に身体を震わせ、押し殺した悲鳴をあげた。
全ての指に口づけを終えると、イーヴの唇はまた首筋に戻ってくる。そして寝衣と肌の境目に一度キスを落とすと、シェイラを見上げた。
「脱がせていいか」
「イーヴの好きにしていいって、言いました」
素直にうなずくのが恥ずかしくて、腕で顔を隠しながらシェイラは小さくつぶやく。その返答に笑うような吐息を漏らしたイーヴは、ゆっくりと寝衣のボタンを外していく。
ぷつり、ぷつりと微かな音を立てて胸元が緩み、肌が露出する。役目を終えた寝衣はどこかへ行ってしまい、ついでとばかりに下着まで取り去られてしまう。まさか一糸纏わぬ姿を晒すことになると思わなかったシェイラは、慌てて隠すように身を縮めようとした。なのにそれを、イーヴの手が止める。
「全部見せて、シェイラ」
「だって」
「好きにしていいんだろう?」
「う……」
揶揄うような声で言われて、思わず言葉に詰まる。叫び出したくなるほどに恥ずかしいけれど、自分の発言を嘘にはしたくない。羞恥に唇を噛みつつ、シェイラはゆっくりと身体の力を抜いた。
隠すことなく晒された肌の上を、イーヴの視線がなぞるように動いていく。まだどこにも触れられていないのに、見つめられるだけで身体が熱くなり、シェイラは籠った熱を逃がすよう震える吐息を漏らした。
「綺麗だな」
囁いたイーヴが、そっとシェイラの肌に触れる。彼の指先が掠めるだけで、そこから熱が広がっていくような気がして呼吸が自然と速くなる。恥ずかしくてたまらないのに、もっと触れてほしい。そんなシェイラの気持ちに気づいたのか、イーヴはわずかに目元を緩めると、下から掬い上げるようにシェイラの胸に触れた。
「ひ……ぁ、んっ」
「柔らかいな。いつまででも触っていたいくらいだ」
「や、あ……」
「あぁ、ここが物足りない?」
くすりと笑ったイーヴの指が、摘まむように胸の先に触れた。その瞬間、シェイラの身体はびくんと大きく弾む。
「んん……っ、待っ、イーヴ」
「気持ちいい? シェイラ」
「分かんな……い、あぁ……っ」
「こっちの方が好きかな」
そう言って、イーヴは胸元に顔を寄せた。深い谷間の中央に一度口づけを落としたあと、唇は先ほどまで指先に摘ままれていた胸の先をぱくりと食む。硬く尖っていつもより赤く色づいたその場所を吸い上げるようにされて、シェイラは堪えきれずに悲鳴を上げた。
「その声を、俺が上げさせてるかと思うとぞくぞくするな」
「ふぁ、……ん、イーヴ止まっ……、あぁんっ」
「可愛い、シェイラ。こんな日が来るなんて、夢みたいだ」
楽しそうに笑いながら、イーヴは指と口でシェイラの胸をひたすらに愛撫する。与えられる快楽から逃れられなくて、シェイラはただ首を振って甘い声を上げ続けることしかできなかった。
伸ばした手を、イーヴが止めるように握りしめる。その手は熱いし、見上げたイーヴの顔も真っ赤だ。
「どうして止めるの」
「今、そんなことされたら、俺は本当に自制が効かなくなってしまう。っていうか、どこでそんなこと覚えてきた」
「本で読みました。ラグノリアでは、恋愛小説が流行っていたんですよ」
いつも妹のマリエルが持ってきてくれる本を、楽しみにしていたのだと話すと、イーヴは顔を覆ってため息をついた。
「随分と過激な本が流行ってるんだな。信じられん」
「私、たくさん本を読んでいたから、知識は結構あると思うの。大好きな人のものを口で愛するのは、最大級の愛情表現なんですって」
「いや、知識に偏りがありすぎだろ……」
「ね、だから私にやらせて。きっと気持ちよくなれるように頑張るから」
「ちょ、待て待て待て、だから触るな……って!」
再びイーヴの方に手を伸ばしたら、血相を変えて止められてしまった。
「どうして? もう我慢なんてしなくていいでしょう。本当の夫婦になりたいって言ったのはそういうことじゃないの?」
「いや、ゆくゆくはそうなれたら……とは思うけど、こういうのは手順を踏んでだな」
「手順?」
首をかしげたシェイラを見て、イーヴは深いため息をついた。
「シェイラは初めてだろう。前にも言ったが初めての場合、女性は特に痛みや苦痛を感じることが多い。これでも、理性を失ってシェイラを襲わないように必死で耐えてるんだ。触られると、その……、我慢にも限界がある」
「私は別に、構わないのに」
「シェイラは小さいし華奢だから、乱暴に触れたら壊してしまいそうで怖い。傷つけたくないんだ」
首を振って、イーヴは身体に篭る熱を吹き飛ばすかのように息を吐いた。そして、シェイラの身体をひょいと抱き上げるとベッドへと連れて行った。
ぽすりとシーツの上に下ろされて、シェイラは戸惑って瞬きを繰り返す。まさかこのままもう寝ろということだろうか。
不満が顔に出たのか、イーヴが小さく笑ってシェイラの唇を突く。どうやら無意識のうちに尖らせていたらしい。
「俺は尽くしたいタイプだから、何かをしてもらうよりも、シェイラを甘やかしたい」
「もう、充分甘やかしてもらってるのに」
「まだまだ足りない」
そう言って、イーヴが触れるだけの口づけを落とした。それだけで、シェイラは何も言えなくなる。この甘いキスをもらうと、身体から力が抜けてしまうから。
「シェイラ」
身体の上にのしかかるような体勢で、イーヴが囁く。
「大好きな人を口で愛するのが最大級の愛情表現、だったか」
「え……?」
「俺がどれほどシェイラを愛しているか、伝えさせて」
にこりと笑ったイーヴは、いつもの優しい表情をしているのにどこか怖い。本能的に危険を察知したシェイラがずり上がって逃げようとするものの、イーヴの手と大きな枕に阻まれた。
「ま、待ってイーヴ、何……っひゃんっ」
何をする気なのかと問おうとした声は、イーヴが首筋に顔を埋めたせいで裏返った悲鳴に変わってしまう。おそらく彼の舌だろう、首に熱く柔らかなものが触れるせいで、シェイラの口からは何度も悲鳴がこぼれ落ちる。
「シェイラのそんな声を聴ける日が来るなんて」
「や、恥ずかし……」
「もっと聴かせて」
妖艶に笑ったイーヴが、口を塞ごうとしたシェイラの手を取ると、今度は指先に舌を這わせた。爪の先に口づけを落としながら、なぞるように舌が指をたどる。そのたびにシェイラは背筋がぞくりとするような感覚に身体を震わせ、押し殺した悲鳴をあげた。
全ての指に口づけを終えると、イーヴの唇はまた首筋に戻ってくる。そして寝衣と肌の境目に一度キスを落とすと、シェイラを見上げた。
「脱がせていいか」
「イーヴの好きにしていいって、言いました」
素直にうなずくのが恥ずかしくて、腕で顔を隠しながらシェイラは小さくつぶやく。その返答に笑うような吐息を漏らしたイーヴは、ゆっくりと寝衣のボタンを外していく。
ぷつり、ぷつりと微かな音を立てて胸元が緩み、肌が露出する。役目を終えた寝衣はどこかへ行ってしまい、ついでとばかりに下着まで取り去られてしまう。まさか一糸纏わぬ姿を晒すことになると思わなかったシェイラは、慌てて隠すように身を縮めようとした。なのにそれを、イーヴの手が止める。
「全部見せて、シェイラ」
「だって」
「好きにしていいんだろう?」
「う……」
揶揄うような声で言われて、思わず言葉に詰まる。叫び出したくなるほどに恥ずかしいけれど、自分の発言を嘘にはしたくない。羞恥に唇を噛みつつ、シェイラはゆっくりと身体の力を抜いた。
隠すことなく晒された肌の上を、イーヴの視線がなぞるように動いていく。まだどこにも触れられていないのに、見つめられるだけで身体が熱くなり、シェイラは籠った熱を逃がすよう震える吐息を漏らした。
「綺麗だな」
囁いたイーヴが、そっとシェイラの肌に触れる。彼の指先が掠めるだけで、そこから熱が広がっていくような気がして呼吸が自然と速くなる。恥ずかしくてたまらないのに、もっと触れてほしい。そんなシェイラの気持ちに気づいたのか、イーヴはわずかに目元を緩めると、下から掬い上げるようにシェイラの胸に触れた。
「ひ……ぁ、んっ」
「柔らかいな。いつまででも触っていたいくらいだ」
「や、あ……」
「あぁ、ここが物足りない?」
くすりと笑ったイーヴの指が、摘まむように胸の先に触れた。その瞬間、シェイラの身体はびくんと大きく弾む。
「んん……っ、待っ、イーヴ」
「気持ちいい? シェイラ」
「分かんな……い、あぁ……っ」
「こっちの方が好きかな」
そう言って、イーヴは胸元に顔を寄せた。深い谷間の中央に一度口づけを落としたあと、唇は先ほどまで指先に摘ままれていた胸の先をぱくりと食む。硬く尖っていつもより赤く色づいたその場所を吸い上げるようにされて、シェイラは堪えきれずに悲鳴を上げた。
「その声を、俺が上げさせてるかと思うとぞくぞくするな」
「ふぁ、……ん、イーヴ止まっ……、あぁんっ」
「可愛い、シェイラ。こんな日が来るなんて、夢みたいだ」
楽しそうに笑いながら、イーヴは指と口でシェイラの胸をひたすらに愛撫する。与えられる快楽から逃れられなくて、シェイラはただ首を振って甘い声を上げ続けることしかできなかった。
22
お気に入りに追加
607
あなたにおすすめの小説
大嫌いな次期騎士団長に嫁いだら、激しすぎる初夜が待っていました
扇 レンナ
恋愛
旧題:宿敵だと思っていた男に溺愛されて、毎日のように求められているんですが!?
*こちらは【明石 唯加】名義のアカウントで掲載していたものです。書籍化にあたり、こちらに転載しております。また、こちらのアカウントに転載することに関しては担当編集さまから許可をいただいておりますので、問題ありません。
――
ウィテカー王国の西の辺境を守る二つの伯爵家、コナハン家とフォレスター家は長年に渡りいがみ合ってきた。
そんな現状に焦りを抱いた王家は、二つの伯爵家に和解を求め、王命での結婚を命じる。
その結果、フォレスター伯爵家の長女メアリーはコナハン伯爵家に嫁入りすることが決まった。
結婚相手はコナハン家の長男シリル。クールに見える外見と辺境騎士団の次期団長という肩書きから女性人気がとても高い男性。
が、メアリーはそんなシリルが実は大嫌い。
彼はクールなのではなく、大層傲慢なだけ。それを知っているからだ。
しかし、王命には逆らえない。そのため、メアリーは渋々シリルの元に嫁ぐことに。
どうせ愛し愛されるような素敵な関係にはなれるわけがない。
そう考えるメアリーを他所に、シリルは初夜からメアリーを強く求めてくる。
――もしかして、これは嫌がらせ?
メアリーはシリルの態度をそう受け取り、頑なに彼を拒絶しようとするが――……。
「誰がお前に嫌がらせなんかするかよ」
どうやら、彼には全く別の思惑があるらしく……?
*WEB版表紙イラストはみどりのバクさまに有償にて描いていただいたものです。転載等は禁止です。
【R18】騎士たちの監視対象になりました
ぴぃ
恋愛
異世界トリップしたヒロインが騎士や執事や貴族に愛されるお話。
*R18は告知無しです。
*複数プレイ有り。
*逆ハー
*倫理感緩めです。
*作者の都合の良いように作っています。
【完結】騎士団長の旦那様は小さくて年下な私がお好みではないようです
大森 樹
恋愛
貧乏令嬢のヴィヴィアンヌと公爵家の嫡男で騎士団長のランドルフは、お互いの親の思惑によって結婚が決まった。
「俺は子どもみたいな女は好きではない」
ヴィヴィアンヌは十八歳で、ランドルフは三十歳。
ヴィヴィアンヌは背が低く、ランドルフは背が高い。
ヴィヴィアンヌは貧乏で、ランドルフは金持ち。
何もかもが違う二人。彼の好みの女性とは真逆のヴィヴィアンヌだったが、お金の恩があるためなんとか彼の妻になろうと奮闘する。そんな中ランドルフはぶっきらぼうで冷たいが、とろこどころに優しさを見せてきて……!?
貧乏令嬢×不器用な騎士の年の差ラブストーリーです。必ずハッピーエンドにします。
気付いたら異世界の娼館に売られていたけど、なんだかんだ美男子に救われる話。
sorato
恋愛
20歳女、東京出身。親も彼氏もおらずブラック企業で働く日和は、ある日突然異世界へと転移していた。それも、気を失っている内に。
気付いたときには既に娼館に売られた後。娼館の店主にお薦め客候補の姿絵を見せられるが、どの客も生理的に受け付けない男ばかり。そんな中、日和が目をつけたのは絶世の美男子であるヨルクという男で――……。
※男は太っていて脂ぎっている方がより素晴らしいとされ、女は細く印象の薄い方がより美しいとされる美醜逆転的な概念の異世界でのお話です。
!直接的な行為の描写はありませんが、そういうことを匂わす言葉はたくさん出てきますのでR15指定しています。苦手な方はバックしてください。
※小説家になろうさんでも投稿しています。
一途な溺愛が止まりません?!〜従兄弟のお兄様に骨の髄までどろどろに愛されてます〜
Nya~
恋愛
中立国家フリーデン王国のたった一人の王女であるプリンツェッスィン・フリーデンには六つ上の従兄のヴァール・アルメヒティヒがいた。プリンツェッスィンが生まれてこの方親のように、いや親以上にヴァールが彼女のお世話をしてきたのだ。そしてある日二人は想いが通じるが、一筋縄ではいかない理由があって……?◇ちゃんとハッピーエンドなので安心して見れます!◇一途な溺愛が止まりません?!シリーズ第二弾!従兄×従妹の話になります!第一弾の「一途な溺愛が止まりません?!〜双子の姉妹は双子の兄弟にとろとろに愛されてます〜」(https://www.alphapolis.co.jp/novel/721432239/761856169)の続編になります。第一弾を見なくても一応話は通じるようにはしてますが、第一弾を読了後だとなお分かりやすいと思うので、是非第一弾も読んでみてください!◇※本番以外の軽度描写は☆、本番Rは★をタイトル横につけてます。
【本編完結/R18】獣騎士様!私を食べてくださいっ!
天羽
恋愛
閲覧ありがとうございます。
天羽(ソラハネ)です。宜しくお願い致します。
【本編20話完結】
獣騎士団団長(狼獣人)×赤い瞳を持つ娘(人間)
「おおかみさんはあたしをたべるの?」
赤い瞳は魔女の瞳。
その噂のせいで、物心つく前から孤児院で生活する少女……レイラはいつも1人ぼっちだった。
そんなレイラに手を差し伸べてくれたたった1人の存在は……狼獣人で王国獣騎士団のグラン・ジークスだった。
ーー年月が経ち成長したレイラはいつの間にかグランに特別な感情を抱いていた。
「いつになったら私を食べてくれるの?」
直球に思いを伝えてもはぐらかされる毎日……それなのに変わらずグランは優しくレイラを甘やかし、恋心は大きく募っていくばかりーーー。
そんなある日、グランに関する噂を耳にしてーーー。
レイラ(18歳)
・ルビー色の瞳、白い肌
・胸まである長いブラウンの髪
・身長は小さく華奢だが、大きめな胸
・グランが大好きで(性的に)食べて欲しいと思っている
グラン・ジークス(35歳)
・狼獣人(獣耳と尻尾が特徴)
・ダークグレーの髪と瞳、屈強な体躯
・獣騎士団団長 剣術と体術で右に出る者はいない
・強面で冷たい口調だがレイラには優しい
・レイラを溺愛し、自覚は無いがかなりの過保護
※R18作品です
※2月22日22:00 更新20話で完結致しました。
※その後のお話を不定期で更新致します。是非お気に入り登録お願い致します!
▷▶▷誤字脱字ありましたら教えて頂けますと幸いです。
▷▶▷話の流れや登場人物の行動に対しての批判的なコメントはお控え下さい。(かなり落ち込むので……)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる