8 / 9
8 腹筋触りたかったのに★
しおりを挟む
あっという間に服を脱ぎ捨てた貴士が、再び美梨の上に覆い被さる。何度もキスを交わしながら抱きつくと、自分よりも体温の高い身体が心地よくてたまらない。服を着ていた時は分からなかったけれど、しっかりとした筋肉に覆われた身体はしなやかで美しい。
「わぁ、腹筋、割れてる……!」
「そりゃ仕事柄、鍛えてますから」
「すごい! 触ってみたい!」
「あとでね」
思わず触ろうとした美梨の手を握ると、貴士はシーツに押しつけた。いつの間にやら準備万端な貴士が、ゆっくりと美梨の脚を大きく割り開く。
「……いい?」
まっすぐ見下ろされて、美梨はこくりとうなずいた。この状況で止めるなんて選択肢はもちろんないけれど、それでもちゃんと確認してくれることが嬉しい。
「早く、きて」
少し震える声で囁くと、貴士がゆっくりと中に入ってきた。指だけでは足りなかったもので身体の奥深くまで埋められて、美梨は思わず満足げなため息を漏らした。
「やば、気持ちいい……」
同時に貴士も吐息混じりにつぶやいて、彼も快楽を得ていることが分かって満たされる。
「もっと……っ」
「そんな煽んなって、美梨」
そう言いながらもゆっくりと動き始めた腰は徐々に速さと強さを増して、その度に美梨の唇からは高い声が飛び出した。先程指でも責められた弱い場所を重点的に突かれて、再び絶頂の予感に身体が震える。
「だめ、もうイっちゃう……っ」
「いいよ、美梨。でも俺はまだだから、美梨がイっても俺がイくまで付き合ってね」
「え、あ、むり……っ」
返事をしたくても、激しく突き上げられて美梨の言葉は喘ぎ声となってばらばらに消えてしまう。頭の中が真っ白になるほどの快楽に流されないよう、美梨は必死で目の前の貴士の身体にしがみついた。
「……っあ、あぁっ」
「すごい、締まってる」
絶頂を迎えたはずなのに、貴士が何度も強く揺さぶるから、美梨は押し上げられた高みから降りてくることができない。
更に貴士が美梨の両脚を肩に担ぐようにするから、より深まった挿入から逃れられない。
「だめ、今イってる、のに……っ」
「言ったじゃん、俺がイくまで付き合ってって」
「むり、……っあ、おかしくなっちゃう……っ」
「大丈夫、どんな美梨も可愛いから」
優しい言葉とは裏腹に強く抉るように穿たれて、美梨は半分泣きながら強すぎる快楽を受け止め続けた。
「わぁ、腹筋、割れてる……!」
「そりゃ仕事柄、鍛えてますから」
「すごい! 触ってみたい!」
「あとでね」
思わず触ろうとした美梨の手を握ると、貴士はシーツに押しつけた。いつの間にやら準備万端な貴士が、ゆっくりと美梨の脚を大きく割り開く。
「……いい?」
まっすぐ見下ろされて、美梨はこくりとうなずいた。この状況で止めるなんて選択肢はもちろんないけれど、それでもちゃんと確認してくれることが嬉しい。
「早く、きて」
少し震える声で囁くと、貴士がゆっくりと中に入ってきた。指だけでは足りなかったもので身体の奥深くまで埋められて、美梨は思わず満足げなため息を漏らした。
「やば、気持ちいい……」
同時に貴士も吐息混じりにつぶやいて、彼も快楽を得ていることが分かって満たされる。
「もっと……っ」
「そんな煽んなって、美梨」
そう言いながらもゆっくりと動き始めた腰は徐々に速さと強さを増して、その度に美梨の唇からは高い声が飛び出した。先程指でも責められた弱い場所を重点的に突かれて、再び絶頂の予感に身体が震える。
「だめ、もうイっちゃう……っ」
「いいよ、美梨。でも俺はまだだから、美梨がイっても俺がイくまで付き合ってね」
「え、あ、むり……っ」
返事をしたくても、激しく突き上げられて美梨の言葉は喘ぎ声となってばらばらに消えてしまう。頭の中が真っ白になるほどの快楽に流されないよう、美梨は必死で目の前の貴士の身体にしがみついた。
「……っあ、あぁっ」
「すごい、締まってる」
絶頂を迎えたはずなのに、貴士が何度も強く揺さぶるから、美梨は押し上げられた高みから降りてくることができない。
更に貴士が美梨の両脚を肩に担ぐようにするから、より深まった挿入から逃れられない。
「だめ、今イってる、のに……っ」
「言ったじゃん、俺がイくまで付き合ってって」
「むり、……っあ、おかしくなっちゃう……っ」
「大丈夫、どんな美梨も可愛いから」
優しい言葉とは裏腹に強く抉るように穿たれて、美梨は半分泣きながら強すぎる快楽を受け止め続けた。
21
お気に入りに追加
79
あなたにおすすめの小説
ブラック企業を退職したら、極上マッサージに蕩ける日々が待ってました。
イセヤ レキ
恋愛
ブラック企業に勤める赤羽(あかばね)陽葵(ひまり)は、ある夜、退職を決意する。
きっかけは、雑居ビルのとあるマッサージ店。
そのマッサージ店の恰幅が良く朗らかな女性オーナーに新たな職場を紹介されるが、そこには無口で無表情な男の店長がいて……?
※ストーリー構成上、導入部だけシリアスです。
※他サイトにも掲載しています。
若社長な旦那様は欲望に正直~新妻が可愛すぎて仕事が手につかない~
雪宮凛
恋愛
「来週からしばらく、在宅ワークをすることになった」
夕食時、突如告げられた夫の言葉に驚く静香。だけど、大好きな旦那様のために、少しでも良い仕事環境を整えようと奮闘する。
そんな健気な妻の姿を目の当たりにした夫の至は、仕事中にも関わらずムラムラしてしまい――。
全3話 ※タグにご注意ください/ムーンライトノベルズより転載
鬼上官と、深夜のオフィス
99
恋愛
「このままでは女としての潤いがないまま、生涯を終えてしまうのではないか。」
間もなく30歳となる私は、そんな焦燥感に駆られて婚活アプリを使ってデートの約束を取り付けた。
けれどある日の残業中、アプリを操作しているところを会社の同僚の「鬼上官」こと佐久間君に見られてしまい……?
「婚活アプリで相手を探すくらいだったら、俺を相手にすりゃいい話じゃないですか。」
鬼上官な同僚に翻弄される、深夜のオフィスでの出来事。
※性的な事柄をモチーフとしていますが
その描写は薄いです。
ドSでキュートな後輩においしくいただかれちゃいました!?
春音優月
恋愛
いつも失敗ばかりの美優は、少し前まで同じ部署だった四つ年下のドSな後輩のことが苦手だった。いつも辛辣なことばかり言われるし、なんだか完璧過ぎて隙がないし、後輩なのに美優よりも早く出世しそうだったから。
しかし、そんなドSな後輩が美優の仕事を手伝うために自宅にくることになり、さらにはずっと好きだったと告白されて———。
美優は彼のことを恋愛対象として見たことは一度もなかったはずなのに、意外とキュートな一面のある後輩になんだか絆されてしまって……?
2021.08.13
魚人族のバーに行ってワンナイトラブしたら番いにされて種付けされました
ノルジャン
恋愛
人族のスーシャは人魚のルシュールカを助けたことで仲良くなり、魚人の集うバーへ連れて行ってもらう。そこでルシュールカの幼馴染で鮫魚人のアグーラと出会い、一夜を共にすることになって…。ちょっとオラついたサメ魚人に激しく求められちゃうお話。ムーンライトノベルズにも投稿中。
ある夜の出来事
雪本 風香
恋愛
先輩と後輩の変わった性癖(旧タイトル『マッチングした人は会社の後輩?』)の後日談です。
前作をお読みになっていなくてもお楽しみいただけるようになっています。
サクッとお読みください。
ムーンライトノベルズ様にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる