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第二十章
699 こんにちは〜!
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( アゼリア )
” やれることはやった ”
それを行動して見せる事で少しでも心の負担を減らそうと、それを望んで依頼を出したのだ。
勿論皆だってとっくに仕方のない事だと分かっていて、受け入れる準備だってできてはいる。
しかし” やり尽くしたが無理であった ” という事実が、物事を諦める際はとても重要なのだとヨセフ司教は言う。
ヨセフ司教が慕われる理由はこういう所だ。
・・
あれさえなければ・・と、先程の巫山戯た態度を思い出し思わず渋い顔になると、ヨセフ司教はビシッと人差し指を立て、得意げな様子でペラペラと話しだした。
「 それもなんと普通の冒険者のお方ではありません!!
この度それを引き受けて下さった冒険者様は、街で大変有名なお方で ” 救世主様 ” と呼ばれているお方なんだそうなんですよ~!
何でも人々が絶望の縁に立たされた時、颯爽と現れあっという間に解決。
そしてまるで風の様に去っていってしまうのだとか・・
なんともカッコいいお方ですね~。
どの様なお方でしょうか?
もしかして私よりいい男だったらどうします!? 」
口元を抑えながらキャーキャーと小娘の様に叫ぶヨセフ司教を無表情で見つめながら、 ” 救世主様 ” などというたいそれた名前をつけられた冒険者に少々興味が湧く。
それはソフィア様も同じだった様で、顎に手を当てながら悩ましい表情を見せる。
「 少し前から話題になっているお方ですね。
街が明らかに変わってきたのはそのお方が原因だと・・。
私もいつかお会いしたいと思っておりましたので、この度は本当に良い機会に恵まれました。
では、このまま挨拶に向かいましょう。
それとヨセフ司教、もし依頼を達成できずとも依頼料に上乗せした謝礼をしたいと思っているのですが・・ 」
「 勿論でございます~。
既にギルドの方へ謝礼金という形で贈らせて頂きました。
” 感謝には感謝を ”
” 平等 ” を掲げる教会がそれを破るわけにはいきませんからね。
希望を与えてくれる冒険者様には最大限の感謝を返さなければなりません。 」
パチンッとウインクするヨセフ司教にソフィア様は微笑み、そのまま教会の一階に繋がっている魔道路へと足を踏み出した。
《礼拝堂》
そこは大きなイシュル神が目を閉じ両手を広げている巨大な像が設置されており、人々がいつでも祈りを捧げに来れる様に常に開放されている場所だ。
その像の前に魔道路が設置されているため、最上階からそこへ姿を表したソフィア様は当然祈りに来ている人々全員が目にする事になる。
「 聖女様だ! 」
「 ソフィア様! 」
一人が大声で叫ぶと、それは伝染していきあっという間に教会を訪れていた多くの人々の視線はソフィア様へと集まった。
【 聖女 】とは ” 人を救い邪を払う者 ”
常にモンスターや他国の侵略などに脅かされている人達にとってその存在は ” 希望の象徴 ” である。
それが分かっているからこそ、ソフィア様は決して笑顔を絶やさず、どんなに苦しくても辛くても、人々の ” 希望 ” で居続けた。
そのプレッシャーは大きく、時に潰されてしまいそうになるがそれは決して許されない。
それに苦しむソフィア様の側で私ができる事は・・せいぜい行き過ぎた行動をしようとする不届きな輩をぶっ飛ばすだけだ。
私はいつも通りヨセフ司教と共に軽く頭を下げ、一歩後ろに下がりそのまま待機する。
するとソフィア様は、まるで神様を見上げる様な目で自身を見る人々に対し、ニコッと笑顔を見せた。
「 皆様の熱心な祈りは、イシュル神様の元へきっと届いている事でしょう。
どうか皆様にイシュル神のご加護がありますように。 」
ソフィア様はその後、両手を組み祈りのポーズを取るとスキルを発動した。
< 聖妃者の資質 > ( ノーマル固有スキル )
< 囁く癒やしの風 >
負の感情( 不安、恐怖、怒り、悲しみなど )を和らげ、精神負荷耐性値を一定時間UPする事ができる。
それにより精神のリラックス効果が得られ、体力値がそれと同時に回復する。
その発動範囲と持続時間、効果威力はその術者の魔力値と聖属性魔力値により決定する
(発現条件)
一定以上の精神耐性値、孤独耐性値を持つこと
一定以下の精神汚染度、更に一定以上の信仰心を持っていること
一定回数以上、神に祈りを捧げる事。
スキルの効果は軽々と教会内を覆い、それどころか範囲は【 イシュル教会区域 】まで広がっていく。
教会内の空気はガラリと変わり、優しく吹く風は体だけではなく心までも心地よく撫でてくる様な感覚を与えられた。
これほどの威力、距離で精神系に作用するスキルを使える者は少ない。
やはりソフィア様は、【 聖女 】の名に恥じることなき凄まじい才能をお持ちだと改めて思う。
一人、また一人とソフィア様に跪き感謝を述べる中、私はその心地よい風に身を任せていた、その時ーーーーー
「 こんにちはーーー!!!
冒険者ギルドから来ましたーーー!!! 」
大きな声と共に非常に見知った人物が教会の中に入ってきた。
” やれることはやった ”
それを行動して見せる事で少しでも心の負担を減らそうと、それを望んで依頼を出したのだ。
勿論皆だってとっくに仕方のない事だと分かっていて、受け入れる準備だってできてはいる。
しかし” やり尽くしたが無理であった ” という事実が、物事を諦める際はとても重要なのだとヨセフ司教は言う。
ヨセフ司教が慕われる理由はこういう所だ。
・・
あれさえなければ・・と、先程の巫山戯た態度を思い出し思わず渋い顔になると、ヨセフ司教はビシッと人差し指を立て、得意げな様子でペラペラと話しだした。
「 それもなんと普通の冒険者のお方ではありません!!
この度それを引き受けて下さった冒険者様は、街で大変有名なお方で ” 救世主様 ” と呼ばれているお方なんだそうなんですよ~!
何でも人々が絶望の縁に立たされた時、颯爽と現れあっという間に解決。
そしてまるで風の様に去っていってしまうのだとか・・
なんともカッコいいお方ですね~。
どの様なお方でしょうか?
もしかして私よりいい男だったらどうします!? 」
口元を抑えながらキャーキャーと小娘の様に叫ぶヨセフ司教を無表情で見つめながら、 ” 救世主様 ” などというたいそれた名前をつけられた冒険者に少々興味が湧く。
それはソフィア様も同じだった様で、顎に手を当てながら悩ましい表情を見せる。
「 少し前から話題になっているお方ですね。
街が明らかに変わってきたのはそのお方が原因だと・・。
私もいつかお会いしたいと思っておりましたので、この度は本当に良い機会に恵まれました。
では、このまま挨拶に向かいましょう。
それとヨセフ司教、もし依頼を達成できずとも依頼料に上乗せした謝礼をしたいと思っているのですが・・ 」
「 勿論でございます~。
既にギルドの方へ謝礼金という形で贈らせて頂きました。
” 感謝には感謝を ”
” 平等 ” を掲げる教会がそれを破るわけにはいきませんからね。
希望を与えてくれる冒険者様には最大限の感謝を返さなければなりません。 」
パチンッとウインクするヨセフ司教にソフィア様は微笑み、そのまま教会の一階に繋がっている魔道路へと足を踏み出した。
《礼拝堂》
そこは大きなイシュル神が目を閉じ両手を広げている巨大な像が設置されており、人々がいつでも祈りを捧げに来れる様に常に開放されている場所だ。
その像の前に魔道路が設置されているため、最上階からそこへ姿を表したソフィア様は当然祈りに来ている人々全員が目にする事になる。
「 聖女様だ! 」
「 ソフィア様! 」
一人が大声で叫ぶと、それは伝染していきあっという間に教会を訪れていた多くの人々の視線はソフィア様へと集まった。
【 聖女 】とは ” 人を救い邪を払う者 ”
常にモンスターや他国の侵略などに脅かされている人達にとってその存在は ” 希望の象徴 ” である。
それが分かっているからこそ、ソフィア様は決して笑顔を絶やさず、どんなに苦しくても辛くても、人々の ” 希望 ” で居続けた。
そのプレッシャーは大きく、時に潰されてしまいそうになるがそれは決して許されない。
それに苦しむソフィア様の側で私ができる事は・・せいぜい行き過ぎた行動をしようとする不届きな輩をぶっ飛ばすだけだ。
私はいつも通りヨセフ司教と共に軽く頭を下げ、一歩後ろに下がりそのまま待機する。
するとソフィア様は、まるで神様を見上げる様な目で自身を見る人々に対し、ニコッと笑顔を見せた。
「 皆様の熱心な祈りは、イシュル神様の元へきっと届いている事でしょう。
どうか皆様にイシュル神のご加護がありますように。 」
ソフィア様はその後、両手を組み祈りのポーズを取るとスキルを発動した。
< 聖妃者の資質 > ( ノーマル固有スキル )
< 囁く癒やしの風 >
負の感情( 不安、恐怖、怒り、悲しみなど )を和らげ、精神負荷耐性値を一定時間UPする事ができる。
それにより精神のリラックス効果が得られ、体力値がそれと同時に回復する。
その発動範囲と持続時間、効果威力はその術者の魔力値と聖属性魔力値により決定する
(発現条件)
一定以上の精神耐性値、孤独耐性値を持つこと
一定以下の精神汚染度、更に一定以上の信仰心を持っていること
一定回数以上、神に祈りを捧げる事。
スキルの効果は軽々と教会内を覆い、それどころか範囲は【 イシュル教会区域 】まで広がっていく。
教会内の空気はガラリと変わり、優しく吹く風は体だけではなく心までも心地よく撫でてくる様な感覚を与えられた。
これほどの威力、距離で精神系に作用するスキルを使える者は少ない。
やはりソフィア様は、【 聖女 】の名に恥じることなき凄まじい才能をお持ちだと改めて思う。
一人、また一人とソフィア様に跪き感謝を述べる中、私はその心地よい風に身を任せていた、その時ーーーーー
「 こんにちはーーー!!!
冒険者ギルドから来ましたーーー!!! 」
大きな声と共に非常に見知った人物が教会の中に入ってきた。
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