53 / 57
聖なる翼に愛を捧げる
11♡いじわる
しおりを挟む
「い、いじわる……んっ、あっ、……洸夜のコレ……挿れて」
徐に手を伸ばし大きく反り立つ熱棒を握りしめると、一瞬洸夜の息が詰まり、手の動きが止まった。眉間にシワを寄せ少し苦しそうな顔。気持ちいいのだろうか? ビクンと震えた熱塊がなんだか少し可愛く思えてゆっくり上下に握りしめた手を動かした。
「あっ……ひより……それはやばいって。気持ち良すぎ」
フーフーと息を荒くする洸夜。自分が洸夜を気持ちよくさせてあげられていると思うとなんだか嬉しくてもっと。気持ちよくなってほしいと、握る手の力が強まり、動きも自然と早くなる。なんだか握っている尖端からトロリとした液が出てきたのか垂れてきて滑りを良くするのを手伝ってくれた。くちゅちゅと水音が鳴る。
「っつ……まじでやばい。日和の手でしてもらえるなんて……夢みたいだ」
「気持ち、いいの?」
「あぁ、やばいね。イきそうになる」
ならもっと気持ちよくなってもらいたい。日和は腰を引き、洸夜の指を自分の中から引き抜く。まじまじと自分が今手にしている洸夜の雄笠をまじまじと観察した。握っている部分は太く赤黒い、少しグロテスクな見た目だが尖端はツルリと丸みを帯びていてなんだが可愛い。
(こ、これを咥えれば……もっと気持ちよくなってくれるのかしら)
日和は処女ではなかったが、男の性を口に含んだことは無かった。知識としては知ってはいるもののどうしてもしてあげたいと思う気持ちになれずに、付き合ってきた男には無理だと断って切った。でも今なら、出来る気がする。いや、むしろ自分が洸夜のことを気持ちよくさせたい。握っている熱棒にゆっくりと顔を近づけていくと、なんだがむわむわと雄の匂いがする。つるりとした尖端に舌をそっと充てるとちょっと苦い。あの流れ出ていた液体が苦いのだろうか。苦いけど吐き出す程ではないので丁寧に舐め上げた。
(これでやり方あってるのかしら……?)
チラッと洸夜の顔を除くと顔を真っ赤にして日和が自分のモノを舐めているのをジィっと見ている。バチリと視線が合い、握っていた熱塊がビクッと震えた。
「日和。それは反則、こっち見ないで。日和が舐めてくれてるだけで嬉しいのに見られたら、イきそうになる」
「い、イッていいんだよ?」
手で髪を掻き上げ困ったように笑う洸夜がものすごく愛おしくなった。ブラウンの髪の後ろにある大きな漆黒の羽。ブラウンの綺麗な髪も好きだったけれどこの歪みのない真っ暗な羽も日和は一瞬で好きになった。彼の身体の一部だと思うと愛おしくて、きゅんっと下腹部が疼き、もっと彼に気持ち良くなって欲しい、そう思いもう一度熱棒を口に含んだ。またビクッと肉棒が震えた。
やり方があっているのかは分からない。ただ洸夜に気持ちよくなって欲しい一心で無我夢中に舐めたり、咥えて上下に口を動かしたりした。その度に漏らす洸夜の吐息が官能的で気持ちよくなってくれているのかなと嬉しくなるのと、足の間の疼きが大きくなりゆさゆさと腰を動かしてしまう。
「日和」
名前を呼ばれて見上げると腰を引かれ口腔から洸夜の雄芯が引き抜かれた。
「え……? 気持ちよくなかった?」
だから引き抜いてしまったのだろうか。
「まさか、気持ち良すぎて日和の口の中に出しそうになったぐらい。でも今日は日和の中でイキたいし、日和も欲しくて腰が揺れてたからな」
スルリといやらしく腰を撫でられる。
「やっ……!」
自分が淫らな女に思えて恥ずかしくて顔を逸らした。こんなに感じてしまうほどの身体にしたのは正真正銘この男だ。それまではどんなに抱かれようとも気持ちよさを感じず、濡れずに痛い思いばかりしてきたのに、この男はいとも簡単に日和を淫らな女にした。
徐に手を伸ばし大きく反り立つ熱棒を握りしめると、一瞬洸夜の息が詰まり、手の動きが止まった。眉間にシワを寄せ少し苦しそうな顔。気持ちいいのだろうか? ビクンと震えた熱塊がなんだか少し可愛く思えてゆっくり上下に握りしめた手を動かした。
「あっ……ひより……それはやばいって。気持ち良すぎ」
フーフーと息を荒くする洸夜。自分が洸夜を気持ちよくさせてあげられていると思うとなんだか嬉しくてもっと。気持ちよくなってほしいと、握る手の力が強まり、動きも自然と早くなる。なんだか握っている尖端からトロリとした液が出てきたのか垂れてきて滑りを良くするのを手伝ってくれた。くちゅちゅと水音が鳴る。
「っつ……まじでやばい。日和の手でしてもらえるなんて……夢みたいだ」
「気持ち、いいの?」
「あぁ、やばいね。イきそうになる」
ならもっと気持ちよくなってもらいたい。日和は腰を引き、洸夜の指を自分の中から引き抜く。まじまじと自分が今手にしている洸夜の雄笠をまじまじと観察した。握っている部分は太く赤黒い、少しグロテスクな見た目だが尖端はツルリと丸みを帯びていてなんだが可愛い。
(こ、これを咥えれば……もっと気持ちよくなってくれるのかしら)
日和は処女ではなかったが、男の性を口に含んだことは無かった。知識としては知ってはいるもののどうしてもしてあげたいと思う気持ちになれずに、付き合ってきた男には無理だと断って切った。でも今なら、出来る気がする。いや、むしろ自分が洸夜のことを気持ちよくさせたい。握っている熱棒にゆっくりと顔を近づけていくと、なんだがむわむわと雄の匂いがする。つるりとした尖端に舌をそっと充てるとちょっと苦い。あの流れ出ていた液体が苦いのだろうか。苦いけど吐き出す程ではないので丁寧に舐め上げた。
(これでやり方あってるのかしら……?)
チラッと洸夜の顔を除くと顔を真っ赤にして日和が自分のモノを舐めているのをジィっと見ている。バチリと視線が合い、握っていた熱塊がビクッと震えた。
「日和。それは反則、こっち見ないで。日和が舐めてくれてるだけで嬉しいのに見られたら、イきそうになる」
「い、イッていいんだよ?」
手で髪を掻き上げ困ったように笑う洸夜がものすごく愛おしくなった。ブラウンの髪の後ろにある大きな漆黒の羽。ブラウンの綺麗な髪も好きだったけれどこの歪みのない真っ暗な羽も日和は一瞬で好きになった。彼の身体の一部だと思うと愛おしくて、きゅんっと下腹部が疼き、もっと彼に気持ち良くなって欲しい、そう思いもう一度熱棒を口に含んだ。またビクッと肉棒が震えた。
やり方があっているのかは分からない。ただ洸夜に気持ちよくなって欲しい一心で無我夢中に舐めたり、咥えて上下に口を動かしたりした。その度に漏らす洸夜の吐息が官能的で気持ちよくなってくれているのかなと嬉しくなるのと、足の間の疼きが大きくなりゆさゆさと腰を動かしてしまう。
「日和」
名前を呼ばれて見上げると腰を引かれ口腔から洸夜の雄芯が引き抜かれた。
「え……? 気持ちよくなかった?」
だから引き抜いてしまったのだろうか。
「まさか、気持ち良すぎて日和の口の中に出しそうになったぐらい。でも今日は日和の中でイキたいし、日和も欲しくて腰が揺れてたからな」
スルリといやらしく腰を撫でられる。
「やっ……!」
自分が淫らな女に思えて恥ずかしくて顔を逸らした。こんなに感じてしまうほどの身体にしたのは正真正銘この男だ。それまではどんなに抱かれようとも気持ちよさを感じず、濡れずに痛い思いばかりしてきたのに、この男はいとも簡単に日和を淫らな女にした。
0
お気に入りに追加
195
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
恋に異例はつきもので ~会社一の鬼部長は初心でキュートな部下を溺愛したい~
泉南佳那
恋愛
「よっしゃー」が口癖の
元気いっぱい営業部員、辻本花梨27歳
×
敏腕だけど冷徹と噂されている
俺様部長 木沢彰吾34歳
ある朝、花梨が出社すると
異動の辞令が張り出されていた。
異動先は木沢部長率いる
〝ブランディング戦略部〟
なんでこんな時期に……
あまりの〝異例〟の辞令に
戸惑いを隠せない花梨。
しかも、担当するように言われた会社はなんと、元カレが社長を務める玩具会社だった!
花梨の前途多難な日々が、今始まる……
***
元気いっぱい、はりきりガール花梨と
ツンデレ部長木沢の年の差超パワフル・ラブ・ストーリーです。
【書籍化により12/31で引き下げ】千年前の恋を忘れずにいたら、高貴な御曹司の最愛になりました。
汐埼ゆたか
恋愛
書籍化により【2024/12/31】いっぱいで引き下げさせていただきます。
詳しくは近況ボードに書きましたのでご一読いただけたら幸いです。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧
美緒は生まれてから二十六年間誰もすきになったことがない。
その事情を話し『友人としてなら』と同僚男性と食事に行ったが、関係を迫られる。
あやうく部屋に連れ込まれかけたところに現れたのは――。
「僕と恋をしてみないか」
「きっと君は僕をすきになる」
「君が欲しい」
――恋は嫌。
あんな思いはもうたくさんなの。
・*:.。 。.:*・゚✽.。.:*・゚ ✽.。. 。.:*・゚✽.。.
旧財閥系東雲家 御曹司『ECアーバン開発』社長
東雲 智景(しののめ ちかげ)33歳
×
東雲商事子会社『フォーミー』総務課
滝川 美緒(たきがわ みお)26歳
・*:.。 。.:*・゚✽.。.:*・゚ ✽.。. 。.:*・゚✽.。.
「やっと捕まえた。もう二度と手放さない」
※他サイトでも公開中
出逢いがしらに恋をして 〜一目惚れした超イケメンが今日から上司になりました〜
泉南佳那
恋愛
高橋ひよりは25歳の会社員。
ある朝、遅刻寸前で乗った会社のエレベーターで見知らぬ男性とふたりになる。
モデルと見まごうほど超美形のその人は、その日、本社から移動してきた
ひよりの上司だった。
彼、宮沢ジュリアーノは29歳。日伊ハーフの気鋭のプロジェクト・マネージャー。
彼に一目惚れしたひよりだが、彼には本社重役の娘で会社で一番の美人、鈴木亜矢美の花婿候補との噂が……
再会ロマンス~幼なじみの甘い溺愛~
松本ユミ
恋愛
夏木美桜(なつきみお)は幼なじみの鳴海哲平(なるみてっぺい)に淡い恋心を抱いていた。
しかし、小学校の卒業式で起こったある出来事により二人はすれ違い、両親の離婚により美桜は引っ越して哲平と疎遠になった。
約十二年後、偶然にも美桜は哲平と再会した。
過去の出来事から二度と会いたくないと思っていた哲平と、美桜は酔った勢いで一夜を共にしてしまう。
美桜が初めてだと知った哲平は『責任をとる、結婚しよう』と言ってきて、好きという気持ちを全面に出して甘やかしてくる。
そんな中、美桜がストーカー被害に遭っていることを知った哲平が一緒に住むことを提案してきて……。
幼なじみとの再会ラブ。
*他サイト様でも公開中ですが、こちらは加筆修正した完全版になります。
性描写も予告なしに入りますので、苦手な人はご注意してください。
ワケあり上司とヒミツの共有
咲良緋芽
恋愛
部署も違う、顔見知りでもない。
でも、社内で有名な津田部長。
ハンサム&クールな出で立ちが、
女子社員のハートを鷲掴みにしている。
接点なんて、何もない。
社内の廊下で、2、3度すれ違った位。
だから、
私が津田部長のヒミツを知ったのは、
偶然。
社内の誰も気が付いていないヒミツを
私は知ってしまった。
「どどど、どうしよう……!!」
私、美園江奈は、このヒミツを守れるの…?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる