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「はぁ……アイツの言う通り俺余裕ないんだよ。美桜の事を誰かにとられたらと思うと気が気じゃない」


 ちゅぱっと音を立てながら耳たぶを甘噛みされ、彼の艶めいた声が耳に響く。それだけで達してしまいそうになるくらい、いい声で、嬉しい言葉を並べられる。


「隆ちゃん……好きだよ。好き、好き……ひゃあっん」


 ぎゅうっと彼を抱きしめて何度も好きと囁いた。彼の指が私の中を激しく掻き回す。既に濡れていたソコからはグチュグチュと速いテンポで水音を鳴らす。脚をつたって垂れてくる蜜に恥ずかしさが止まらない。
 

「あぁっ、あっ、あっ、んぁアッ……」


 もう少しで頭の先まで真っ白な世界に達しそうになった時にぬぽっと私の中から彼の指が抜き取られ、なんとも切なくお腹の奥がキュウッとした。


「美桜、スカート自分で持ってて」


 徐に私のプリーツスカートを捲り上げ下着をズルっと下に引きずり下ろした。ねっとりと濡れた下着が脱がされ空気が触れてひんやりと感じる。


「んぅっ……りゅちゃんッ、あぁんっ、ダメッ、やぁあ……だ、だめぇ……はっ……」


 脚の間に顔を埋め、ぺちゃぺちゃと音を立てながら溢れ出る蜜を舌で掬い取られる。太腿の内側も舌全体で舐め上げられ、ゾクゾクと背筋が伸びる。
 何かに捕まっていないと脚から崩れ落ちそうで彼の頭を掴みながら必死で立ちながら襲いくる快感に耐えた。


「あぁっ……もうだめ……き、気持ち良すぎ、て……ァアっっ」


 尖らせた舌で薄い茂みを掻い潜りぷくりと膨れ上がった秘核にチロチロと刺激を与えられる。小さな刺激の連続に身体が捩れもっともっと、と欲しがってしまう。


「はぁ、んぁあ、隆ちゃん……も、もうイかせて……はっ、もうどうにかなっちゃいそうだよ……んぅあ」


「じゃあ俺の舌に集中して、イかしてやるから」


 喋るたびに吐息が当たり、その微弱な刺激でさえ敏感に感じてしまう。より一層からの舌の動きがねっとりと、重点的に秘核を舐め、ジュウっと一気に吸われる。ビリっと一本の電流が頭の先まで勢いよく流れた。


「あぁぁあっ、はっ、やぁ……やぁ……」


 ヌルリと舌が中を掻き分けるように入ってきた。舌の先でお腹側を擦り、ちょうど良く彼の鼻先が私の敏感になり過ぎている秘核を擦る。


「やっ、すご、い……あんっ……きもちよすぎる……」


 動きは止まる事なくグチュグチュと舌が動き、鼻先で刺激されている秘核との刺激が段々と重なり合ってくる。なんだかくらくらしてきた時、舌が抜かれた。


「んぁぁあっ……はっ、はっ、はっあぁあんんッッ」


 抜かれた舌はすぐに秘核をクルクルと舐め回し、一気に身体が浮き上がるような感覚。


「ぁあ、それだめっ、やぁっ、はっ……ンぁあアッ……」


 頭が真っ白になりそうな時トドメを刺すようにチュゥゥっと吸い上げられ、身体の力がガクンと抜け真っ白な世界が頭の中に広がった。
 彼にもたりかかり震える身体を彼に預ける。
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