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存在しない葛藤にキツネ曰く
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暑い日が続きますね、僕、キツネです。
オオカミさんと二人で公園に来ていたはずなのですが、ベンチに座り笑って話していたところで、プッツリと記憶が途切れている。
朝までFPSをやっていたせいで、唐突な睡魔がやってきたのでしょう。
意識を取り戻して自分が体勢が仰向けになっていることに動揺と混乱を感じながら、謝ろうと眼を開けると目の前にオオカミさんの顔があった。
彼女も眠っている。
頭に柔らかい感触を意識しながら、オオカミさんの顔を眺めていた。
ポニーテールの房が肩から落ちて、彼女の香り。
思わず手を伸ばしてしまう。
「起きたか?」
いつの間に起きたのかオオカミさんが、薄く笑う。蠱惑的な笑みだった。
僕は慌てて体を起こす。
「笑いながら寝た奴を始めて見たぞ」
意地悪を言うオオカミさんに僕は謝り、予定している喫茶店に向かうために立ち上がった。
顔が熱い。
今日は熱そうな一日になりそう。
そんな予感がした。
オオカミさんと二人で公園に来ていたはずなのですが、ベンチに座り笑って話していたところで、プッツリと記憶が途切れている。
朝までFPSをやっていたせいで、唐突な睡魔がやってきたのでしょう。
意識を取り戻して自分が体勢が仰向けになっていることに動揺と混乱を感じながら、謝ろうと眼を開けると目の前にオオカミさんの顔があった。
彼女も眠っている。
頭に柔らかい感触を意識しながら、オオカミさんの顔を眺めていた。
ポニーテールの房が肩から落ちて、彼女の香り。
思わず手を伸ばしてしまう。
「起きたか?」
いつの間に起きたのかオオカミさんが、薄く笑う。蠱惑的な笑みだった。
僕は慌てて体を起こす。
「笑いながら寝た奴を始めて見たぞ」
意地悪を言うオオカミさんに僕は謝り、予定している喫茶店に向かうために立ち上がった。
顔が熱い。
今日は熱そうな一日になりそう。
そんな予感がした。
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