148 / 366
眼が冴えるキツネ曰く
しおりを挟む
真夜中の自動販売機の前で買うものを決めかねている僕、キツネです。
中二心が疼く時間ですね。僕は、夕方から寝たせいで目が覚めてしまっただけなんですけど。
この時間は同類が活動する時間帯で、見知った顔とすれ違います。
そう言えば、幾分か前には「経験値稼ぎだ」とか「世界を救うんだ」とか言って若者数人が暴れまわっていたらしいですけど、どうしたんでしょうか?
ここのところ、噂も流れてきません。
静かになったのはいい事です、誰も彼もが争いや野心を好むわけではないですからね。
このまま帰って寝るなら、温かい檸檬味。
少し散歩して帰るなら、温かいココア。
そうだ、この時間にしか会えない知り合いにでも会いに行きましょうか。
僕は自販機の取り出し口から、熱いくらいの缶を取り出してポケットにしまう。
夜は短し、歩けよキツネ…、なんてね。
中二心が疼く時間ですね。僕は、夕方から寝たせいで目が覚めてしまっただけなんですけど。
この時間は同類が活動する時間帯で、見知った顔とすれ違います。
そう言えば、幾分か前には「経験値稼ぎだ」とか「世界を救うんだ」とか言って若者数人が暴れまわっていたらしいですけど、どうしたんでしょうか?
ここのところ、噂も流れてきません。
静かになったのはいい事です、誰も彼もが争いや野心を好むわけではないですからね。
このまま帰って寝るなら、温かい檸檬味。
少し散歩して帰るなら、温かいココア。
そうだ、この時間にしか会えない知り合いにでも会いに行きましょうか。
僕は自販機の取り出し口から、熱いくらいの缶を取り出してポケットにしまう。
夜は短し、歩けよキツネ…、なんてね。
0
お気に入りに追加
5
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる