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叫ぶキツネ曰く
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僕、キツネは叫んでいた。
友人の化け猫にしがみ付き引きずられながら、暗い一本道を進んでいく。
嗤う猫。
「ちょっと、離してくれないと進めないから」
叫びながら首を振る。むりムリ、嫌だ怖い。
「大丈夫だよ、すごいリアルな感じが……、みてみて、すごいよーあの生首とかよくできてるよ」
化け猫が指をさしているが、見ている余裕がない。
出口どっちぃ?!
猫はまた嗤っている。
目を瞑りたいが、そんなことをしても見えない恐怖のが勝って結局、眼を開けちゃう。
「ほらほら、抱き着かないで。叫ばないで。蹲らないで。後ろのお客さんが困っちゃうでしょ」
首を振るしかできない玩具みたいになった。
目の前をふわふわと火の玉が飛んでいく。
僕、キツネはまた叫んだ。
何とか明るい外に出た。
「いやー面白かった。来年も来たいな」
僕、キツネは首を縦には振らなかった。
猫は嗤った。
友人の化け猫にしがみ付き引きずられながら、暗い一本道を進んでいく。
嗤う猫。
「ちょっと、離してくれないと進めないから」
叫びながら首を振る。むりムリ、嫌だ怖い。
「大丈夫だよ、すごいリアルな感じが……、みてみて、すごいよーあの生首とかよくできてるよ」
化け猫が指をさしているが、見ている余裕がない。
出口どっちぃ?!
猫はまた嗤っている。
目を瞑りたいが、そんなことをしても見えない恐怖のが勝って結局、眼を開けちゃう。
「ほらほら、抱き着かないで。叫ばないで。蹲らないで。後ろのお客さんが困っちゃうでしょ」
首を振るしかできない玩具みたいになった。
目の前をふわふわと火の玉が飛んでいく。
僕、キツネはまた叫んだ。
何とか明るい外に出た。
「いやー面白かった。来年も来たいな」
僕、キツネは首を縦には振らなかった。
猫は嗤った。
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