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小学生編
夏の余韻 3 (クロスオーバーのおまけ話
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流さんに頼まれたので墓地や中庭へ続く門と本堂の戸締まりをしました。
1カ所1カ所、指差し確認ですよ。
それから仕上げに石段を丁寧に箒で掃きました。
「あれあれ、今日も随分と葉が落ちていますね」
夏なのに落ち葉が積もるのがって不思議ですよね。
小僧姿の芽生くんといっくんも、首を傾げていましたよ。
このお寺にご奉公することになってすぐに、ご住職さまにお聞きしました。
……
「ご住職さま、どうして今は真夏なのに落ち葉があるのですか」
「これは楠《くすのき》の葉っぱだね」
「枯れてもないのに落ちちゃうなんて、可哀想ですよぅ」
「君は『夏落葉』と言う言葉を知っているかな? 『落葉樹』は秋から冬にかけて葉を落として春まで力を蓄え、厳しい冬を乗り越えていくが、常緑樹は一年中瑞々しい葉を保つために力が必要なんだ。そのため新たな新芽が芽吹いてから夏までの間に、古い葉っぱはこんな風に潔く落ちて入れ替わっているんだよ」
そうなんですか! 植物ってすごいですね。
「……工夫して命を繋いでいるのですね」
「そうだね。潔く散ることで繋ぐ命もあるのだよ。希望の芽を残し……去って行くのは勇気がいるね」
「ご住職さま、……あの……今、遠くにいらっしゃいますか」
目の前にいるのはご住職さまなのに、遠い昔を生きてきた人みたい。
「あぁ……ごめん。大丈夫だ。僕はここにいる」
「よかったです。僕は……まだよく分かりませんが、今出来ることを一生懸命します。もっと上手に箒を扱えるようになるよう極めます」
「うん、君はまだたった15歳だ。月影寺の新芽のような存在だよ。そうだ、一緒におやつをいただこう。君は何が好きかな?」
「ぼ、ぼくはー あんこが大好きです!」
「やっぱりそうだよね。最初に来た時もちらりと言っていたしね。よし、これからは、おやつはあんこ中心にしてあげよう」
……
お優しいご住職さま。
最初から僕を可愛がって下さって大好きです。
あぁ、懐かしいですよ。
少しだけしんみりするのは、今日が8月31日だからでしょうか。
夏休みが終わるのを惜しむような気持ちになってしまいます。
夕暮れ空を眺めながら、僕は可愛い仏様の子に想いを馳せました。
芽生くんは明日から新学期ですね。
お盆にいらした時、小僧さんの格好が似合っていましたよ。
僕は嬉しかったです。
このお寺に小坊主は僕だけなので、仲間が出来たようで楽しかったです。
自由研究は無事に完成しましたか。
教えてあげた箒の掃き方をテーマにすると聞いて、嬉しかったですよ。
僕が学んできたことを伝えることが出来て嬉しいです。
誰かに伝えるのって大事なことなんですね。
いっくんは上手に絵を描けましたか。
お寺の肝試しは楽しかったですね。
それにしても、あの時のみたらしおばけはどこに行ってしまったのでしょう?
また会いたいですね。
しかし肝試しで笑ったと話したら、周囲のお友達からおどろかれるでしょうね。
いっくんは優しく可愛い子だから、きっと人気者になりますよ。
石段の落ち葉を綺麗にしたら、心もすっきりしました。
僕は秋も冬も、月影寺で頑張りますよ。
すると石段を勢い良く上がってくる人がいました。
「おーい! 風太!」
「か、管野くーんじゃないですか! 一体どうしたんですか」
「今日は直帰出来たんだ。だから来た!」
わぁ、わぁ、嬉しいですよ。
「今日で夏休みも最後だから、風太と遊ぼうと思ってな」
「えぇ、遊べるんですか」
「あぁ、これ、しようぜ」
管野くんは手に花火を持っていました。
「わぁ~ 花火! 花火ですよ。みんながやっている花火ですよ」
「やったことある?」
「やってみたかったです」
「そっか、よし! もう少し日が暮れたら一緒にしよう。今日はもう仕事終わり?」
「はい、戸締まりをしたらお終いです。管野くん、僕の部屋に遊びに来て下さい」
嬉しくて、嬉しくて、手を引っ張ってしまいました。
こんな風に大好きな人がわざわざ遊びにきてくれるなんて!
「ははっ、そんなに喜んでもらえて嬉しいよ。風太は本当に素直に喜んでくれるから、俺の迷いは吹っ飛んでいくよ」
「僕は風太ですよ。管野くんの悩みは風でふーっと吹き飛ばします。でも、何に悩んでいるんですか」
不思議に思って尋ねてみると、管野くんは照れ臭そうです。
「風太の誕生日って9月29日だよな」
「そうですが」
「今年はちょうど十五夜だそうだ」
「そうなんですね」
「……ちょっとこの記事を読んでくれ」
「なんでしょう?」
管野くんが見せてくれたのは、新聞の切り抜きでした。
『あんこ好き必見! あんこの菓子が集結! あんこ博物館にて『十五夜和菓子祭り』開催。日本全国からお月見団子などの和菓子が大集結します。一夜で日本全国のお月見団子を食べ歩ける、またとない機会』
「なんと! なんと! おぉ、北海道の万秋庵から、仙台の萩の家、
長野の大布施堂……す、すごいです」
じゅるる……涎が……
「行きたい?」
「え……どこにあるのでしょうか」
「姫路だから日帰りは厳しいんだ。だから……その……良かったら有休を取って俺と一緒にいかないか。風太の誕生日を一緒に過ごしたい」
「い、行きたいです! とっても行きたいです」
「じゃあ、明日にでも翠さんたちに聞いてくれ」
「明日までなんて待てません。ちょっと行ってきまーす」
ピューッと風を斬って、ご住職様を探しました。
「ご住職さまぁー、流さーん」
すると庫裡の扉が開きました。
「わぁ、こんな所にいらしたのですね」
「どうしたんだい? そんなに慌てて」
「あのあのあの、9月29日は僕の誕生日なんです」
「あぁそうだったね。お誕生日はお休みを取っていいよ」
「えぇ!」
「誕生日休暇を今年から設けようと思っていたんだ。」
「で、ではその次の日もお休みいただいていいでしょうか。僕……僕、管野くんと初旅行に行きたいんです」
一気にまくしたてると、住職さまと流さんが顔を見合わせて、ニコニコしてくれた。
「管野くんに誘われたの?」
「あ、はい」
「アイツもちゃんと男だったんだな。よし今日は赤飯を炊いてやる」
「え? まだ早いですよー」
「え? 意味分かってんのか」
「今日は花火を先にしますから、お夕飯はその後でお願いします」
「あ、そっち……」
管野くんの所に戻ると、もう日が暮れていました。
「管野くーん、お休みいただけましたよ。次の日もお休みです」
「本当か!」
「はい、一泊できますよぅ!」
「や、ヤッター!!」
管野くんと僕は抱き合って喜びました。
待ち遠しいです。
日本全国のお月見団子に会えるんですね。
そして管野くんと二人きりの旅行ですよ!
****
「パパ、お兄ちゃん、いってきますー ほら、宿題ちゃんと持ったよ」
「あ、芽生くん、上履きは?」
「あ、そうだった、えへへ、どこにしまったかな~」
ふふ、芽生くんは慌てん坊だな。
するとネクタイを締めながら宗吾さんが飛び出してきた。
「瑞樹、俺の携帯知らないか」
「昨日、ソファで見ましたが」
「ない、ない、ないんだよ」
「……ソファの隙間は見ました?」
「ええっと、あ! あった!」
やれやれ、芽生くんは見つかったかな?
「ボクもあったー」
二人とも大丈夫だね。
宗吾さんと芽生くん、二人は似た者親子だ。
芽生くんを送り出して、僕も鏡の前で身嗜みをととのえた。
すると鏡に宗吾さんが映る。
「瑞樹、今日も可愛いよ」
後ろから僕を抱きしめられ、頬にキスを受ける。
甘酸っぱいキスを――
「も、もう―― 今日は駄目ですよ」
「ん? なんのことだ?」
「ほら、あの……月影寺の帰り道は、ボタンを外せなくて大変でした」
「あー 悪い、あの日は羽目を外しすぎた。ごめんな」
「あ、いえ……僕も同じなので」
「しかし瑞樹ちゃんは朝からボンボン煩悩ちゃんだな」
「あ! もう! 宗吾さんのせいですよ」
「くくっ、よし、俺たちも行こう!」
明るい笑顔で出発しよう。
朝日を浴びて、深呼吸。
今日は9月1日。
芽生くんが今日から新学期なので、僕達もいつもより新鮮な気分だ。
「瑞樹、9月といってもまだまだ暑いが、そろそろ秋の計画を立てよう!」
「はい、秋は学校行事も多いし、盛り沢山ですね」
「あぁ、今年も一緒に楽しもう」
「はい!」
僕らの季節は巡っていく、
大地が色づく秋へと。
『夏の余韻』 了
あとがき(不要な方は飛ばして下さいね)
クロスオーバーもおしまいです。
今後は滝沢ファミリーが家を建てるシーンを目指して、ゆっくりゆっくり進めていきますね
寄り道も多くなりそうですが……
管野くんとこもりんの秋旅行&滝沢家の日常をのんびり。
秋らしい穏やかな話を予定しています。
私は……流行の物は書けませんが、ここまでじっくり育ててきたキャラたちの個性を大切に、丁寧に一話一話心をこめて書いていきます。どうぞ宜しくお願いします。こちらのサイトでも感想をいただけたりして、元気いただいています。ありがとうございます。
1カ所1カ所、指差し確認ですよ。
それから仕上げに石段を丁寧に箒で掃きました。
「あれあれ、今日も随分と葉が落ちていますね」
夏なのに落ち葉が積もるのがって不思議ですよね。
小僧姿の芽生くんといっくんも、首を傾げていましたよ。
このお寺にご奉公することになってすぐに、ご住職さまにお聞きしました。
……
「ご住職さま、どうして今は真夏なのに落ち葉があるのですか」
「これは楠《くすのき》の葉っぱだね」
「枯れてもないのに落ちちゃうなんて、可哀想ですよぅ」
「君は『夏落葉』と言う言葉を知っているかな? 『落葉樹』は秋から冬にかけて葉を落として春まで力を蓄え、厳しい冬を乗り越えていくが、常緑樹は一年中瑞々しい葉を保つために力が必要なんだ。そのため新たな新芽が芽吹いてから夏までの間に、古い葉っぱはこんな風に潔く落ちて入れ替わっているんだよ」
そうなんですか! 植物ってすごいですね。
「……工夫して命を繋いでいるのですね」
「そうだね。潔く散ることで繋ぐ命もあるのだよ。希望の芽を残し……去って行くのは勇気がいるね」
「ご住職さま、……あの……今、遠くにいらっしゃいますか」
目の前にいるのはご住職さまなのに、遠い昔を生きてきた人みたい。
「あぁ……ごめん。大丈夫だ。僕はここにいる」
「よかったです。僕は……まだよく分かりませんが、今出来ることを一生懸命します。もっと上手に箒を扱えるようになるよう極めます」
「うん、君はまだたった15歳だ。月影寺の新芽のような存在だよ。そうだ、一緒におやつをいただこう。君は何が好きかな?」
「ぼ、ぼくはー あんこが大好きです!」
「やっぱりそうだよね。最初に来た時もちらりと言っていたしね。よし、これからは、おやつはあんこ中心にしてあげよう」
……
お優しいご住職さま。
最初から僕を可愛がって下さって大好きです。
あぁ、懐かしいですよ。
少しだけしんみりするのは、今日が8月31日だからでしょうか。
夏休みが終わるのを惜しむような気持ちになってしまいます。
夕暮れ空を眺めながら、僕は可愛い仏様の子に想いを馳せました。
芽生くんは明日から新学期ですね。
お盆にいらした時、小僧さんの格好が似合っていましたよ。
僕は嬉しかったです。
このお寺に小坊主は僕だけなので、仲間が出来たようで楽しかったです。
自由研究は無事に完成しましたか。
教えてあげた箒の掃き方をテーマにすると聞いて、嬉しかったですよ。
僕が学んできたことを伝えることが出来て嬉しいです。
誰かに伝えるのって大事なことなんですね。
いっくんは上手に絵を描けましたか。
お寺の肝試しは楽しかったですね。
それにしても、あの時のみたらしおばけはどこに行ってしまったのでしょう?
また会いたいですね。
しかし肝試しで笑ったと話したら、周囲のお友達からおどろかれるでしょうね。
いっくんは優しく可愛い子だから、きっと人気者になりますよ。
石段の落ち葉を綺麗にしたら、心もすっきりしました。
僕は秋も冬も、月影寺で頑張りますよ。
すると石段を勢い良く上がってくる人がいました。
「おーい! 風太!」
「か、管野くーんじゃないですか! 一体どうしたんですか」
「今日は直帰出来たんだ。だから来た!」
わぁ、わぁ、嬉しいですよ。
「今日で夏休みも最後だから、風太と遊ぼうと思ってな」
「えぇ、遊べるんですか」
「あぁ、これ、しようぜ」
管野くんは手に花火を持っていました。
「わぁ~ 花火! 花火ですよ。みんながやっている花火ですよ」
「やったことある?」
「やってみたかったです」
「そっか、よし! もう少し日が暮れたら一緒にしよう。今日はもう仕事終わり?」
「はい、戸締まりをしたらお終いです。管野くん、僕の部屋に遊びに来て下さい」
嬉しくて、嬉しくて、手を引っ張ってしまいました。
こんな風に大好きな人がわざわざ遊びにきてくれるなんて!
「ははっ、そんなに喜んでもらえて嬉しいよ。風太は本当に素直に喜んでくれるから、俺の迷いは吹っ飛んでいくよ」
「僕は風太ですよ。管野くんの悩みは風でふーっと吹き飛ばします。でも、何に悩んでいるんですか」
不思議に思って尋ねてみると、管野くんは照れ臭そうです。
「風太の誕生日って9月29日だよな」
「そうですが」
「今年はちょうど十五夜だそうだ」
「そうなんですね」
「……ちょっとこの記事を読んでくれ」
「なんでしょう?」
管野くんが見せてくれたのは、新聞の切り抜きでした。
『あんこ好き必見! あんこの菓子が集結! あんこ博物館にて『十五夜和菓子祭り』開催。日本全国からお月見団子などの和菓子が大集結します。一夜で日本全国のお月見団子を食べ歩ける、またとない機会』
「なんと! なんと! おぉ、北海道の万秋庵から、仙台の萩の家、
長野の大布施堂……す、すごいです」
じゅるる……涎が……
「行きたい?」
「え……どこにあるのでしょうか」
「姫路だから日帰りは厳しいんだ。だから……その……良かったら有休を取って俺と一緒にいかないか。風太の誕生日を一緒に過ごしたい」
「い、行きたいです! とっても行きたいです」
「じゃあ、明日にでも翠さんたちに聞いてくれ」
「明日までなんて待てません。ちょっと行ってきまーす」
ピューッと風を斬って、ご住職様を探しました。
「ご住職さまぁー、流さーん」
すると庫裡の扉が開きました。
「わぁ、こんな所にいらしたのですね」
「どうしたんだい? そんなに慌てて」
「あのあのあの、9月29日は僕の誕生日なんです」
「あぁそうだったね。お誕生日はお休みを取っていいよ」
「えぇ!」
「誕生日休暇を今年から設けようと思っていたんだ。」
「で、ではその次の日もお休みいただいていいでしょうか。僕……僕、管野くんと初旅行に行きたいんです」
一気にまくしたてると、住職さまと流さんが顔を見合わせて、ニコニコしてくれた。
「管野くんに誘われたの?」
「あ、はい」
「アイツもちゃんと男だったんだな。よし今日は赤飯を炊いてやる」
「え? まだ早いですよー」
「え? 意味分かってんのか」
「今日は花火を先にしますから、お夕飯はその後でお願いします」
「あ、そっち……」
管野くんの所に戻ると、もう日が暮れていました。
「管野くーん、お休みいただけましたよ。次の日もお休みです」
「本当か!」
「はい、一泊できますよぅ!」
「や、ヤッター!!」
管野くんと僕は抱き合って喜びました。
待ち遠しいです。
日本全国のお月見団子に会えるんですね。
そして管野くんと二人きりの旅行ですよ!
****
「パパ、お兄ちゃん、いってきますー ほら、宿題ちゃんと持ったよ」
「あ、芽生くん、上履きは?」
「あ、そうだった、えへへ、どこにしまったかな~」
ふふ、芽生くんは慌てん坊だな。
するとネクタイを締めながら宗吾さんが飛び出してきた。
「瑞樹、俺の携帯知らないか」
「昨日、ソファで見ましたが」
「ない、ない、ないんだよ」
「……ソファの隙間は見ました?」
「ええっと、あ! あった!」
やれやれ、芽生くんは見つかったかな?
「ボクもあったー」
二人とも大丈夫だね。
宗吾さんと芽生くん、二人は似た者親子だ。
芽生くんを送り出して、僕も鏡の前で身嗜みをととのえた。
すると鏡に宗吾さんが映る。
「瑞樹、今日も可愛いよ」
後ろから僕を抱きしめられ、頬にキスを受ける。
甘酸っぱいキスを――
「も、もう―― 今日は駄目ですよ」
「ん? なんのことだ?」
「ほら、あの……月影寺の帰り道は、ボタンを外せなくて大変でした」
「あー 悪い、あの日は羽目を外しすぎた。ごめんな」
「あ、いえ……僕も同じなので」
「しかし瑞樹ちゃんは朝からボンボン煩悩ちゃんだな」
「あ! もう! 宗吾さんのせいですよ」
「くくっ、よし、俺たちも行こう!」
明るい笑顔で出発しよう。
朝日を浴びて、深呼吸。
今日は9月1日。
芽生くんが今日から新学期なので、僕達もいつもより新鮮な気分だ。
「瑞樹、9月といってもまだまだ暑いが、そろそろ秋の計画を立てよう!」
「はい、秋は学校行事も多いし、盛り沢山ですね」
「あぁ、今年も一緒に楽しもう」
「はい!」
僕らの季節は巡っていく、
大地が色づく秋へと。
『夏の余韻』 了
あとがき(不要な方は飛ばして下さいね)
クロスオーバーもおしまいです。
今後は滝沢ファミリーが家を建てるシーンを目指して、ゆっくりゆっくり進めていきますね
寄り道も多くなりそうですが……
管野くんとこもりんの秋旅行&滝沢家の日常をのんびり。
秋らしい穏やかな話を予定しています。
私は……流行の物は書けませんが、ここまでじっくり育ててきたキャラたちの個性を大切に、丁寧に一話一話心をこめて書いていきます。どうぞ宜しくお願いします。こちらのサイトでも感想をいただけたりして、元気いただいています。ありがとうございます。
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