243 / 1,727
発展編
恋の行方 2
しおりを挟む
「パパ、もう~早くおきておきて! おねぼうですよっ」
ボフッと被っている布団の上に、可愛い重みが飛び込んできた。
「ん~もう朝か」
「パパ! 今日は何の日かしっている?」
「もちろん! 瑞樹が引っ越してくる日だろう」
「あたりー!」
芽生も満面の甘い笑みを浮かべている。
とうとうだ、ついに待ちに待ったこの日がやってきた。こんなにも待ち遠しい感覚は、久しぶりだ。俺が芽生位の頃にクリスマスが待ち遠しくて、ワクワクしていた気持ちと似ているな。
そうだ……瑞樹は俺にとって『贈り物』だ。
彼と知り合って、ちょうど今日で1年か……目を閉じて1年前の瑞樹を探してみる。
『パパー大変なの、来てー』
芽衣の幼い声が聞こえてくる。
瑞樹はシロツメグサの原っぱで俯せになって大泣きしていた。礼服が汚れるのも構わず肩を小刻みに震わせて……本当に胸を打つ切ない光景だった。
そんな彼を慰めてあげたくて近づいて、顔を見て驚いた。だって君はいつも幼稚園のバス停前を通過していく二人組の内の一人だったから。
彼の明るく清らかな笑顔が眩しくて……俺がとうの昔に置いてきた世界を彷彿させるから……ずっと気になっていた。相手が付き合っている彼氏だと気づいた時は凹んだよ。
本当に遠い存在だったんだ。
清らかな水を、俺みたいな生き方をしてきた人間が汚してはいけない、触れてはいけない、見守るだけの世界の住人だと思った。最初は傷ついている瑞樹の隙を突くように奪いとるのではなく、そっと励まして引こうと思ったんだ。
でもそれは俺らしくない。奪い取りたくないのなら、相手に染まればいい。
清らかな水を俺も飲んで、俺の生き方を君色に染めあげていこう。
瑞樹と話せば話すほど、しっくりきた。笑いあえば合うほど楽しい気持ちになった。彼が泣けば守ってやりたくなり、彼が頑張れば心から応援してあげたくなった。
いつの間に俺は……こんなにも自分以外の相手を大切に思えるようになったのか。
すべて瑞樹から教わった。
「パパ、とってもしあわせそうな顔してるねー」
芽生が俺のベッドに潜り込んで、ぎゅっと抱きついてきてくれた。子犬みたいで可愛いな。
「芽生もうれしいか」
「うん! お兄ちゃんがこのおうちにきてくれるなんて夢みたいだもん。ねぇパパ、おにいちゃんって、なんだかずっとずっといっしょにいたくなる人だよね! 」
芽生の幼い一言は、実に核心をついている。
そうだ。ずっと一緒にいたい人なんだ、瑞樹だ――
「それにしてもパパのベッド、すごく広くなったね~」
「まぁな!」
****
ピンポーン――
「来た! おにいちゃんだ」
「いよいよか」
ところが玄関を開けると、引っ越し業者の制服を着た若い男が立っていた。
「えーっと、滝沢さんのお宅ですよね? 」
「えぇ」
「葉山さんの引っ越しの荷物を届けにきました。中に運び込んでも、よろしいでしょうか」
「どうぞお願いします。あの、依頼主の彼はどこに?」
「あぁ、お客様はトラックに同乗されますかとお誘いしたのですが、徒歩で向かうとのことでしたよ」
「なるほど! わかりました」
まったく瑞樹らしいなと思う。
きっとここまでの道すがら、一歩歩くたびに、一つ、想い出を置いてくるつもりだろう。
瑞樹はそうしたいのならそうするといい。思い出を抱えたままの瑞樹でも愛する覚悟はとうに出来ているが……
瑞樹が愛した前の彼との甘い想い出……置いてくるのなら、置いてこい。
「パパ。お兄ちゃんはまだ? 」
「もうすぐ来るよ」
「あー早くこないかなぁ」
「パパもだよ。『待ち遠しい』というんだよ。こういう気持ちを」
すぐに瑞樹のために用意した6畳の部屋に、次々と荷物が運ばれてきた。
この家はファミリータイプの3LDKの間取りなので、芽衣の子供部屋と向かいに空き部屋があった。そこが瑞樹の部屋だ。同居するにしても彼にもプライベートルームが必要だろう。
彼が使っていたベッドが、あっという間に組み立てられていく。
『新しいベッドを買います』と瑞樹は遠慮したが、俺が構わないと告げた。その代わり俺のベッドを買い変えてしまったことは、彼にはまだ内緒だ。
今度のベッドは、なんとキングサイズなんだよな(俺は張り切りすぎか、見え見え過ぎないか、瑞樹にドン引きされないか心配だ)
東向きの窓にかかるカーテンも、思い切って取り換えた。
瑞樹の色に、してやりたくて。
彼なりの勇気を持って、同居してくれる。
だから俺も、俺なりの配慮をしたかった。
元妻の選んだ無機質なブラウンのカーテンは申し訳ないが取り外した。そういえばあいつはいつもこういうシンプルなものを好んだな。俺にもモノトーンばかり着せたがって、だから世間からオジサン呼ばわりされたのでは? ただでさえ老け顔なのに!
カーテンの色はモーブ 色をチョイスした。薄く灰色がかった紫色だ。「薄い青」とされる野草の多くは、実際にはモーブ色といわれているので、自然界にも馴染む色合いで、きっと気に入ってくれるだろう。
インテリアショップで迷って、最初はグリーン系にしようかと思ったが、俺の心を表しているこのモーブ色に目が留まったのだ。
これは正確には『ラベンダーモーブ』という名称の色だそうだが、
俺にとっては……『瑞樹に恋する』色だ。
カーテンに合わせて……俺の今日のシャツはラベンダー色だ。
もう一度インターホンが鳴る。
今度こそ! ついに彼がやってきた。
玄関を開けると瑞樹が背筋を伸ばして立っていた。
紺色のパンツに……白いシャツの上に、明るい色でざっくりと編まれたコットンのベストを着ていた。クリームイエロー色で、ヒヨコみたいで似合っている。彼の明るい髪色が日を受けて艶やかに輝いていた。
「いらっしゃい、瑞樹」
「おにーちゃん、待っていたよ」
少し緊張した面持ちの瑞樹。
一呼吸置いてから、ぺこりと頭を下げた。
「宗吾さん、芽衣くん。今日から、よろしくお願いします!」
ボフッと被っている布団の上に、可愛い重みが飛び込んできた。
「ん~もう朝か」
「パパ! 今日は何の日かしっている?」
「もちろん! 瑞樹が引っ越してくる日だろう」
「あたりー!」
芽生も満面の甘い笑みを浮かべている。
とうとうだ、ついに待ちに待ったこの日がやってきた。こんなにも待ち遠しい感覚は、久しぶりだ。俺が芽生位の頃にクリスマスが待ち遠しくて、ワクワクしていた気持ちと似ているな。
そうだ……瑞樹は俺にとって『贈り物』だ。
彼と知り合って、ちょうど今日で1年か……目を閉じて1年前の瑞樹を探してみる。
『パパー大変なの、来てー』
芽衣の幼い声が聞こえてくる。
瑞樹はシロツメグサの原っぱで俯せになって大泣きしていた。礼服が汚れるのも構わず肩を小刻みに震わせて……本当に胸を打つ切ない光景だった。
そんな彼を慰めてあげたくて近づいて、顔を見て驚いた。だって君はいつも幼稚園のバス停前を通過していく二人組の内の一人だったから。
彼の明るく清らかな笑顔が眩しくて……俺がとうの昔に置いてきた世界を彷彿させるから……ずっと気になっていた。相手が付き合っている彼氏だと気づいた時は凹んだよ。
本当に遠い存在だったんだ。
清らかな水を、俺みたいな生き方をしてきた人間が汚してはいけない、触れてはいけない、見守るだけの世界の住人だと思った。最初は傷ついている瑞樹の隙を突くように奪いとるのではなく、そっと励まして引こうと思ったんだ。
でもそれは俺らしくない。奪い取りたくないのなら、相手に染まればいい。
清らかな水を俺も飲んで、俺の生き方を君色に染めあげていこう。
瑞樹と話せば話すほど、しっくりきた。笑いあえば合うほど楽しい気持ちになった。彼が泣けば守ってやりたくなり、彼が頑張れば心から応援してあげたくなった。
いつの間に俺は……こんなにも自分以外の相手を大切に思えるようになったのか。
すべて瑞樹から教わった。
「パパ、とってもしあわせそうな顔してるねー」
芽生が俺のベッドに潜り込んで、ぎゅっと抱きついてきてくれた。子犬みたいで可愛いな。
「芽生もうれしいか」
「うん! お兄ちゃんがこのおうちにきてくれるなんて夢みたいだもん。ねぇパパ、おにいちゃんって、なんだかずっとずっといっしょにいたくなる人だよね! 」
芽生の幼い一言は、実に核心をついている。
そうだ。ずっと一緒にいたい人なんだ、瑞樹だ――
「それにしてもパパのベッド、すごく広くなったね~」
「まぁな!」
****
ピンポーン――
「来た! おにいちゃんだ」
「いよいよか」
ところが玄関を開けると、引っ越し業者の制服を着た若い男が立っていた。
「えーっと、滝沢さんのお宅ですよね? 」
「えぇ」
「葉山さんの引っ越しの荷物を届けにきました。中に運び込んでも、よろしいでしょうか」
「どうぞお願いします。あの、依頼主の彼はどこに?」
「あぁ、お客様はトラックに同乗されますかとお誘いしたのですが、徒歩で向かうとのことでしたよ」
「なるほど! わかりました」
まったく瑞樹らしいなと思う。
きっとここまでの道すがら、一歩歩くたびに、一つ、想い出を置いてくるつもりだろう。
瑞樹はそうしたいのならそうするといい。思い出を抱えたままの瑞樹でも愛する覚悟はとうに出来ているが……
瑞樹が愛した前の彼との甘い想い出……置いてくるのなら、置いてこい。
「パパ。お兄ちゃんはまだ? 」
「もうすぐ来るよ」
「あー早くこないかなぁ」
「パパもだよ。『待ち遠しい』というんだよ。こういう気持ちを」
すぐに瑞樹のために用意した6畳の部屋に、次々と荷物が運ばれてきた。
この家はファミリータイプの3LDKの間取りなので、芽衣の子供部屋と向かいに空き部屋があった。そこが瑞樹の部屋だ。同居するにしても彼にもプライベートルームが必要だろう。
彼が使っていたベッドが、あっという間に組み立てられていく。
『新しいベッドを買います』と瑞樹は遠慮したが、俺が構わないと告げた。その代わり俺のベッドを買い変えてしまったことは、彼にはまだ内緒だ。
今度のベッドは、なんとキングサイズなんだよな(俺は張り切りすぎか、見え見え過ぎないか、瑞樹にドン引きされないか心配だ)
東向きの窓にかかるカーテンも、思い切って取り換えた。
瑞樹の色に、してやりたくて。
彼なりの勇気を持って、同居してくれる。
だから俺も、俺なりの配慮をしたかった。
元妻の選んだ無機質なブラウンのカーテンは申し訳ないが取り外した。そういえばあいつはいつもこういうシンプルなものを好んだな。俺にもモノトーンばかり着せたがって、だから世間からオジサン呼ばわりされたのでは? ただでさえ老け顔なのに!
カーテンの色はモーブ 色をチョイスした。薄く灰色がかった紫色だ。「薄い青」とされる野草の多くは、実際にはモーブ色といわれているので、自然界にも馴染む色合いで、きっと気に入ってくれるだろう。
インテリアショップで迷って、最初はグリーン系にしようかと思ったが、俺の心を表しているこのモーブ色に目が留まったのだ。
これは正確には『ラベンダーモーブ』という名称の色だそうだが、
俺にとっては……『瑞樹に恋する』色だ。
カーテンに合わせて……俺の今日のシャツはラベンダー色だ。
もう一度インターホンが鳴る。
今度こそ! ついに彼がやってきた。
玄関を開けると瑞樹が背筋を伸ばして立っていた。
紺色のパンツに……白いシャツの上に、明るい色でざっくりと編まれたコットンのベストを着ていた。クリームイエロー色で、ヒヨコみたいで似合っている。彼の明るい髪色が日を受けて艶やかに輝いていた。
「いらっしゃい、瑞樹」
「おにーちゃん、待っていたよ」
少し緊張した面持ちの瑞樹。
一呼吸置いてから、ぺこりと頭を下げた。
「宗吾さん、芽衣くん。今日から、よろしくお願いします!」
11
お気に入りに追加
829
あなたにおすすめの小説
私は心を捨てました 〜「お前なんかどうでもいい」と言ったあなた、どうして今更なのですか?〜
月橋りら
恋愛
私に婚約の打診をしてきたのは、ルイス・フォン・ラグリー侯爵子息。
だが、彼には幼い頃から大切に想う少女がいたーー。
「お前なんかどうでもいい」 そうあなたが言ったから。
私は心を捨てたのに。
あなたはいきなり許しを乞うてきた。
そして優しくしてくるようになった。
ーー私が想いを捨てた後で。
どうして今更なのですかーー。
*この小説はカクヨム様、エブリスタ様でも連載しております。
最愛の側妃だけを愛する旦那様、あなたの愛は要りません
abang
恋愛
私の旦那様は七人の側妃を持つ、巷でも噂の好色王。
後宮はいつでも女の戦いが絶えない。
安心して眠ることもできない後宮に、他の妃の所にばかり通う皇帝である夫。
「どうして、この人を愛していたのかしら?」
ずっと静観していた皇后の心は冷めてしまいう。
それなのに皇帝は急に皇后に興味を向けて……!?
「あの人に興味はありません。勝手になさい!」
婚約者の浮気相手が子を授かったので
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ファンヌはリヴァス王国王太子クラウスの婚約者である。
ある日、クラウスが想いを寄せている女性――アデラが子を授かったと言う。
アデラと一緒になりたいクラウスは、ファンヌに婚約解消を迫る。
ファンヌはそれを受け入れ、さっさと手続きを済ませてしまった。
自由になった彼女は学校へと戻り、大好きな薬草や茶葉の『研究』に没頭する予定だった。
しかし、師であるエルランドが学校を辞めて自国へ戻ると言い出す。
彼は自然豊かな国ベロテニア王国の出身であった。
ベロテニア王国は、薬草や茶葉の生育に力を入れているし、何よりも獣人の血を引く者も数多くいるという魅力的な国である。
まだまだエルランドと共に茶葉や薬草の『研究』を続けたいファンヌは、エルランドと共にベロテニア王国へと向かうのだが――。
※表紙イラストはタイトルから「お絵描きばりぐっどくん」に作成してもらいました。
※完結しました
公爵様、契約通り、跡継ぎを身籠りました!-もう契約は満了ですわよ・・・ね?ちょっと待って、どうして契約が終わらないんでしょうかぁぁ?!-
猫まんじゅう
恋愛
そう、没落寸前の実家を助けて頂く代わりに、跡継ぎを産む事を条件にした契約結婚だったのです。
無事跡継ぎを妊娠したフィリス。夫であるバルモント公爵との契約達成は出産までの約9か月となった。
筈だったのです······が?
◆◇◆
「この結婚は契約結婚だ。貴女の実家の財の工面はする。代わりに、貴女には私の跡継ぎを産んでもらおう」
拝啓、公爵様。財政に悩んでいた私の家を助ける代わりに、跡継ぎを産むという一時的な契約結婚でございましたよね・・・?ええ、跡継ぎは産みました。なぜ、まだ契約が完了しないんでしょうか?
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくださいませええ!この契約!あと・・・、一体あと、何人子供を産めば契約が満了になるのですッ!!?」
溺愛と、悪阻(ツワリ)ルートは二人がお互いに想いを通じ合わせても終わらない?
◆◇◆
安心保障のR15設定。
描写の直接的な表現はありませんが、”匂わせ”も気になる吐き悪阻体質の方はご注意ください。
ゆるゆる設定のコメディ要素あり。
つわりに付随する嘔吐表現などが多く含まれます。
※妊娠に関する内容を含みます。
【2023/07/15/9:00〜07/17/15:00, HOTランキング1位ありがとうございます!】
こちらは小説家になろうでも完結掲載しております(詳細はあとがきにて、)
あなたの子ですが、内緒で育てます
椿蛍
恋愛
「本当にあなたの子ですか?」
突然現れた浮気相手、私の夫である国王陛下の子を身籠っているという。
夫、王妃の座、全て奪われ冷遇される日々――王宮から、追われた私のお腹には陛下の子が宿っていた。
私は強くなることを決意する。
「この子は私が育てます!」
お腹にいる子供は王の子。
王の子だけが不思議な力を持つ。
私は育った子供を連れて王宮へ戻る。
――そして、私を追い出したことを後悔してください。
※夫の後悔、浮気相手と虐げられからのざまあ
※他サイト様でも掲載しております。
※hotランキング1位&エールありがとうございます!
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
【完結】忘れてください
仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
愛していた。
貴方はそうでないと知りながら、私は貴方だけを愛していた。
夫の恋人に子供ができたと教えられても、私は貴方との未来を信じていたのに。
貴方から離婚届を渡されて、私の心は粉々に砕け散った。
もういいの。
私は貴方を解放する覚悟を決めた。
貴方が気づいていない小さな鼓動を守りながら、ここを離れます。
私の事は忘れてください。
※6月26日初回完結
7月12日2回目完結しました。
お読みいただきありがとうございます。
この度、仮面夫婦の妊婦妻になりまして。
天織 みお
恋愛
「おめでとうございます。奥様はご懐妊されています」
目が覚めたらいきなり知らない老人に言われた私。どうやら私、妊娠していたらしい。
「だが!彼女と子供が出来るような心当たりは一度しかないんだぞ!!」
そして、子供を作ったイケメン王太子様との仲はあまり良くないようで――?
そこに私の元婚約者らしい隣国の王太子様とそのお妃様まで新婚旅行でやって来た!
っていうか、私ただの女子高生なんですけど、いつの間に結婚していたの?!ファーストキスすらまだなんだけど!!
っていうか、ここどこ?!
※完結まで毎日2話更新予定でしたが、3話に変更しました
※他サイトにも掲載中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる