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第7章
期待と不安 1
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『番外編 Happy New Year 安志×涼』の続きになります。
****
ベッドに沈めた涼の躰を強くきつく抱きしめる。そしてそのままセーターの裾から手を這わせて涼の乳首を探ってやる。
「あっ」
少し指が掠めただけで、涼が腰をびくんと大きく揺らした。
「涼? まだ何もしてないよ」
「あっ……だって…」
「ずっと、こうして欲しかった? 」
指で摘まんだり揉むように弄っていくと、若い涼の躰は少し汗ばんで甘い匂いがした。
「だって安志さん最近……全然触れてくれないから」
「触れてくれないから……どうしてた? 」
「……今日は意地悪だ…」
きゅっと唇を噛んだ後、そう呟く声がなんだか色っぽくてゾクゾクした。暗闇に浮かぶその切なげな声は反則だ。そそられる……食べてしまいたくなる。襲いたくなるよ。
「モデルの仕事……楽しいだろう? 」
「んっなんで? 」
「俺なんかよりもかっこいい奴が山ほどいるだろうし」
これは本音だ。俺なんか本当に平凡な顔だし、仕事も体格も本当に普通なのに……涼は黙って立っているだけで、周りに騒がれるほど綺麗で目を引いくのに。
そんな涼を俺なんかが、こんな風に抱いていいのか。
涼みたいな綺麗な人が、こんな風に俺に抱かれていいのか。
いつもいつも心配なんだよ。
涼には、もっと違う未来があるんじゃないか。
涼の未来を俺が汚してないかと。
「安志さんが僕は好きなんだ……こんな風にしてもらいたいのは安志さんだからだ」
俺の不安を読み取ったかの如く、切羽詰まったように涼が訴えてくる。涼は涼なりに環境の変化への不安を感じていたんだろう。
「逆に僕の方がクリスマスも会えなかったし……安志さんに嫌われたらどうしようって心配していた」
「馬鹿だな。前も話したが俺がそんなことで嫌うはずないだろ」
「でも……」
「涼には涼の世界を持っていて欲しい。そうして欲しい。だから応援している」
「安志さんは大人だな。僕は……僕の勝手で始めたことなのに、安志さんに少しでも会えないと寂しくなってしまうのに」
涼……大人という言葉は俺を縛り付けてしまうものだぞ。俺は本当はちっとも大人じゃないんだよ。涼のことに関しては子供みたいに我儘な気持ちになってしまう。でもまだ18歳の涼にそこまで求めてはいけない。自分が十代の頃を思い出してみろ、何も考えずあの日洋を傷つけたのは自分だ。そう戒めてしまう。
「その言葉だけで十分だよ。雑誌の発売もうすぐだろう? 楽しみにしているよ」
そう言いながら、もう今は余計な事を考えたたくなくて、涼の唇を塞ぐような熱いキスをした。
「んっ……ん…ん」
そうして涼のセーターを脱がし上半身を露わにしていく。程よく筋肉がついたしなやかで滑らかな躰を手で撫でると、肌が吸い付くようで気持ちがいい。そのまま両方の乳首を可愛がりたくて、舌先でちょろちょろと舐めてやる。
「はっ……んっ」
もどかしそうな息が上がって来るのを確かめると、今度はきつく吸い上げて、次は甘噛みしていく。強弱をつけて可愛がっていけば、それだけで涼の形のよいものが緩やかに立ち上がっていくのを布越しに感じる。
「勃ってきたな」
「あっ恥ずかしい」
「もう脱ごうか」
涼も無言で頷いた。ズボンのベルトを外し一気に下着ごと引き下げて、涼を裸にしていく。
「涼、可愛い……綺麗で可愛い俺の涼だ」
雑誌が発売されたら、どんな反応が世間からあるだろうか。涼のことだ、すぐに人気が出て注目されるだろう。まさか男の恋人がいるなんて知られるわけにいかないから、今までのように気軽に外に一緒に遊びに行けなくなるよな。そもそも……こんな風に抱けなくなるんじゃないか。
本当は不安で不安で堪らない。でもごめん。俺は涼には……そんな弱音はやっぱり吐けない。どうなっていくか分からない不安が過るのは確かなことなのに。
「安志さんどうしたの? 」
「いやなんでもない。このまま続けても大丈夫か」
「うん……して。それからあれをして欲しい」
「あれって、なんだ? 」
「……その…キスマークつけて欲しい……沢山……」
「えっ」
「駄目? 」
「だってモデルの仕事に差し障りがあるだろう? 」
「あっ……そういうことなのか。でも大丈夫だよ。仕事は年明けに両親が来て本契約するまで暫くないんだ。あの時つけてもらったキスマークを見ていると安志さんを感じて……その……嬉しかったから」
「そうか……そうなのか」
そんな嬉しいことをせがまれて……あぁだが、いよいよ本契約なのか。本気でこんな風に抱けなくなってしまうかもと焦りを感じたものの、まだまだ、もっともっと涼が欲しいという飢えた躰の欲求を覚えてしまった。
「抱くよ」
そう告げて、涼の両膝を立てて左右に大きく開かせて、その中央に頭を潜り込ませた。さっきもソファで苛めた内腿に、柔らかなキスを落としていく。唇を這わせて、柔らかい薄い皮膚をきゅっと吸い上げて、痕をつけていく。きわどいつけ根にも…そのまま足の指先にも……
きゅっ
ちゅっ
卑猥な音が部屋に聴こえるたびに、涼が恥ずかしそうに腰を揺らしながら、震えてくれる。
「あっ…んっ」
内股のつけ根付近は、特に感じる部分らしく涼がひっきりなしに喘ぐような声をあげていく。俺の頭を必死にはがそうとしてくるから可愛い。もう少しかな。
「もう駄目……イク……離して」
「駄目だよ、このまま一度っ」
「あっ……あっ」
先走りでとろとろになった先端を舌で舐めとり、そのまま喉奥まで口に含んで上下に扱いてやると、あっという間に達してしまった。すべて飲み込むと涼の若い味が濃く感じたつま先を小さく震わせて呆然としている涼の唇に、優しいキスを落としてやる。
「きつかったか」
「あ……すごかった」
「沢山出たな…ずっとしてなかったのか」
涼の顔はいよいよ真っ赤になっていく。そんな涼は最高に可愛くてやっぱり大事にしてやりたい。本当に俺なんかにもったいない位の綺麗な躰と顔。そして俺のことを真っすぐに素直に信じてくれる綺麗な心を持っているんだ。
こんな人……絶対に他にはいない。
俺が出来ることは涼の負担にならないようにすることだ。
大事にしたい。
大事にしてやる。
俺がじっと見下ろしていると、涼が甘い笑顔で誘ってくる。
「次は安志さんの……挿れて……欲しい」
その笑顔があまりに可愛くて食べちゃいたいくらいで、もう抑制していたものが我慢できずに弾け飛んでしまった。ガバッと音が出るほど大胆に涼に覆いかぶさり、涼の蕾に濡れた指を入れて一気に慣らしていく。
「あんまり煽るなよ。涼……もう我慢できなくなるじゃないか」
「だってずっと触れて欲しかったから」
「馬鹿、こんなことに慣れちゃ駄目なのに……」
「そんなことない。僕は……」
「いいよ。今日は思う存分抱かせてくれ」
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ベッドに沈めた涼の躰を強くきつく抱きしめる。そしてそのままセーターの裾から手を這わせて涼の乳首を探ってやる。
「あっ」
少し指が掠めただけで、涼が腰をびくんと大きく揺らした。
「涼? まだ何もしてないよ」
「あっ……だって…」
「ずっと、こうして欲しかった? 」
指で摘まんだり揉むように弄っていくと、若い涼の躰は少し汗ばんで甘い匂いがした。
「だって安志さん最近……全然触れてくれないから」
「触れてくれないから……どうしてた? 」
「……今日は意地悪だ…」
きゅっと唇を噛んだ後、そう呟く声がなんだか色っぽくてゾクゾクした。暗闇に浮かぶその切なげな声は反則だ。そそられる……食べてしまいたくなる。襲いたくなるよ。
「モデルの仕事……楽しいだろう? 」
「んっなんで? 」
「俺なんかよりもかっこいい奴が山ほどいるだろうし」
これは本音だ。俺なんか本当に平凡な顔だし、仕事も体格も本当に普通なのに……涼は黙って立っているだけで、周りに騒がれるほど綺麗で目を引いくのに。
そんな涼を俺なんかが、こんな風に抱いていいのか。
涼みたいな綺麗な人が、こんな風に俺に抱かれていいのか。
いつもいつも心配なんだよ。
涼には、もっと違う未来があるんじゃないか。
涼の未来を俺が汚してないかと。
「安志さんが僕は好きなんだ……こんな風にしてもらいたいのは安志さんだからだ」
俺の不安を読み取ったかの如く、切羽詰まったように涼が訴えてくる。涼は涼なりに環境の変化への不安を感じていたんだろう。
「逆に僕の方がクリスマスも会えなかったし……安志さんに嫌われたらどうしようって心配していた」
「馬鹿だな。前も話したが俺がそんなことで嫌うはずないだろ」
「でも……」
「涼には涼の世界を持っていて欲しい。そうして欲しい。だから応援している」
「安志さんは大人だな。僕は……僕の勝手で始めたことなのに、安志さんに少しでも会えないと寂しくなってしまうのに」
涼……大人という言葉は俺を縛り付けてしまうものだぞ。俺は本当はちっとも大人じゃないんだよ。涼のことに関しては子供みたいに我儘な気持ちになってしまう。でもまだ18歳の涼にそこまで求めてはいけない。自分が十代の頃を思い出してみろ、何も考えずあの日洋を傷つけたのは自分だ。そう戒めてしまう。
「その言葉だけで十分だよ。雑誌の発売もうすぐだろう? 楽しみにしているよ」
そう言いながら、もう今は余計な事を考えたたくなくて、涼の唇を塞ぐような熱いキスをした。
「んっ……ん…ん」
そうして涼のセーターを脱がし上半身を露わにしていく。程よく筋肉がついたしなやかで滑らかな躰を手で撫でると、肌が吸い付くようで気持ちがいい。そのまま両方の乳首を可愛がりたくて、舌先でちょろちょろと舐めてやる。
「はっ……んっ」
もどかしそうな息が上がって来るのを確かめると、今度はきつく吸い上げて、次は甘噛みしていく。強弱をつけて可愛がっていけば、それだけで涼の形のよいものが緩やかに立ち上がっていくのを布越しに感じる。
「勃ってきたな」
「あっ恥ずかしい」
「もう脱ごうか」
涼も無言で頷いた。ズボンのベルトを外し一気に下着ごと引き下げて、涼を裸にしていく。
「涼、可愛い……綺麗で可愛い俺の涼だ」
雑誌が発売されたら、どんな反応が世間からあるだろうか。涼のことだ、すぐに人気が出て注目されるだろう。まさか男の恋人がいるなんて知られるわけにいかないから、今までのように気軽に外に一緒に遊びに行けなくなるよな。そもそも……こんな風に抱けなくなるんじゃないか。
本当は不安で不安で堪らない。でもごめん。俺は涼には……そんな弱音はやっぱり吐けない。どうなっていくか分からない不安が過るのは確かなことなのに。
「安志さんどうしたの? 」
「いやなんでもない。このまま続けても大丈夫か」
「うん……して。それからあれをして欲しい」
「あれって、なんだ? 」
「……その…キスマークつけて欲しい……沢山……」
「えっ」
「駄目? 」
「だってモデルの仕事に差し障りがあるだろう? 」
「あっ……そういうことなのか。でも大丈夫だよ。仕事は年明けに両親が来て本契約するまで暫くないんだ。あの時つけてもらったキスマークを見ていると安志さんを感じて……その……嬉しかったから」
「そうか……そうなのか」
そんな嬉しいことをせがまれて……あぁだが、いよいよ本契約なのか。本気でこんな風に抱けなくなってしまうかもと焦りを感じたものの、まだまだ、もっともっと涼が欲しいという飢えた躰の欲求を覚えてしまった。
「抱くよ」
そう告げて、涼の両膝を立てて左右に大きく開かせて、その中央に頭を潜り込ませた。さっきもソファで苛めた内腿に、柔らかなキスを落としていく。唇を這わせて、柔らかい薄い皮膚をきゅっと吸い上げて、痕をつけていく。きわどいつけ根にも…そのまま足の指先にも……
きゅっ
ちゅっ
卑猥な音が部屋に聴こえるたびに、涼が恥ずかしそうに腰を揺らしながら、震えてくれる。
「あっ…んっ」
内股のつけ根付近は、特に感じる部分らしく涼がひっきりなしに喘ぐような声をあげていく。俺の頭を必死にはがそうとしてくるから可愛い。もう少しかな。
「もう駄目……イク……離して」
「駄目だよ、このまま一度っ」
「あっ……あっ」
先走りでとろとろになった先端を舌で舐めとり、そのまま喉奥まで口に含んで上下に扱いてやると、あっという間に達してしまった。すべて飲み込むと涼の若い味が濃く感じたつま先を小さく震わせて呆然としている涼の唇に、優しいキスを落としてやる。
「きつかったか」
「あ……すごかった」
「沢山出たな…ずっとしてなかったのか」
涼の顔はいよいよ真っ赤になっていく。そんな涼は最高に可愛くてやっぱり大事にしてやりたい。本当に俺なんかにもったいない位の綺麗な躰と顔。そして俺のことを真っすぐに素直に信じてくれる綺麗な心を持っているんだ。
こんな人……絶対に他にはいない。
俺が出来ることは涼の負担にならないようにすることだ。
大事にしたい。
大事にしてやる。
俺がじっと見下ろしていると、涼が甘い笑顔で誘ってくる。
「次は安志さんの……挿れて……欲しい」
その笑顔があまりに可愛くて食べちゃいたいくらいで、もう抑制していたものが我慢できずに弾け飛んでしまった。ガバッと音が出るほど大胆に涼に覆いかぶさり、涼の蕾に濡れた指を入れて一気に慣らしていく。
「あんまり煽るなよ。涼……もう我慢できなくなるじゃないか」
「だってずっと触れて欲しかったから」
「馬鹿、こんなことに慣れちゃ駄目なのに……」
「そんなことない。僕は……」
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