上 下
8 / 37

7 逢いたかった

しおりを挟む
「アイラは今夜も無視だぜ? こっちは下手に出て声をかけてやってるのに」
「ああ、俺もだ。子爵令嬢のくせにな。でもファビアン様とは話していたぞ」
「自分は容姿のことを言われたくないとかお高くとまってるのに、結局自分は家柄と容姿重視じゃないか」
「結局そういう女なんだろ」

 アイラはそろそろ帰ろうと思い、会場の外に出たがそこで自分の悪口を言っている令息たちの声が聞こえてきた。アイラは慌てて柱の裏に隠れた。

「顔とスタイルはいいのに、性格は可愛くねぇよな」
「あいつ、学校では学年一賢かったらしいぞ。男より賢いなんてマイナスだろ」
「女はちょっと馬鹿なくらいがいいのによ」

 こんなことを言われたのは、実は初めてではなかった。アイラが見た目だけと言われないように頑張れば頑張るほど、裏では悪口を言われるようになった。

 アイラへの悪口は、誘いを断った貴族令息と、高位貴族の令嬢が中心だった。

 男たちはアイラの前では『可愛い』や『好きだ』と言いながら、裏では悪く言う人ばかりだった。

 普段のアイラなら、こんな低レベルの男たちに何を言われても気にすることはない。でも、今は心が弱っていた。だから、どんどん哀しい気持ちになってしまい、その場を動けなかった。

「でも、あの豊満な胸はたまらないよな。一晩だけ、どうにかならねぇかな」
「ははは、わかる。結婚相手はもっと言うこと聞く優しい女選ぶわ」
「強い酒で酔わせて、部屋に連れ込むか」
「それはいいな。アイラは喋らない方がいい女だしな」

 ゲラゲラと笑いながら、下卑た話をしているのでアイラは気分が悪くなってきた。どうして自分がこんな風に言われなければならないのか。悔しくて苦しいが、ここで自ら声をあげる勇気はなかった。

「……お前ら、随分物騒な話をしてるじゃないか」

 低く響く恐ろしい声が聞こえてきたので、アイラは柱から少しだけ顔を出した。そこにいたのは、騎士の制服を着たオスカーだった。普段アイラを呼ぶ明るく優しい声とはかけ離れていたので、一瞬誰だかわからなかった。

「酔わせた女を無理やり襲うなんて、男として終わってると思わないか?」

 オスカーは悪口を言っていた令息たちの間に入り、肩を後ろから組んだ。

「痛っ! な、なんだこいつ」
「ゔう……ぐっ……や、やめろ」

 どうやらオスカーはかなり力を入れているようで、ミシミシと何かが軋むような変な音が聞こえてきた。令息たちは顔を歪めて痛がっている。しかし、オスカーは手を離さなかった。

「自分が相手にされないからって、勝手なこと言ってんじゃねぇよ」

 それは、冷たく淡々とした声だった。アイラは、いつも笑顔のオスカーがこんなに怒っているところを初めて見たので、驚いていた。
 
「……離して……離してくれ」
「ひいぃぃ……!」

 令息たちは顔を青ざめさせ、恐怖でガタガタと震えていた。
 
「アイラの良さは、お前らみたいな屑にはわからねぇよ」

 オスカーは、そのままドンと二人の背中を押した。すると二人は床にそのまま倒れこんだ。

「おい、アイラに指一本でも触れてみろ。俺が絶対に許さないからな」

 鬼のような顔でギロリと睨むと、二人は慌ててその場から逃げて行った。オスカーは二人の姿が見えなくなるまで確認し、ふうと大きなため息をついた。

「……オスカー様」

 アイラが声をかけると、オスカーは驚いた顔で駆け寄って来た。

「アイラ、いつからここにいたんだ」
「……最初からです。自分の話だったので、出て行けなくて」
「そうだったのか」

 オスカーは眉を八の字にして、とても哀しそうな顔をした。

「嫌な思いしたな。あんな奴らの話は、できればアイラに聞かせたくなかった」
「いえ……庇っていただいてありがとうございました」
「気にするなよ。誰がなんと言おうが、アイラはいい女だ!」

 はっきりとそう言い切ったオスカーは、ニカッと豪快に笑った。その顔を見て、アイラは胸がいっぱいになりまた涙が溢れてきた。

「ううっ……ごめんなさい。泣くつもりじゃ……」
「アイラ、何も心配しなくていい。俺が守るから」
「ありがと……ございます」
「大丈夫だ。大丈夫」

 オスカーは優しい声で話しかけ、アイラの涙を指で優しく拭った。

 いつものオスカーのはずなのに、アイラは今までの何倍もオスカーが凛々しく格好よく見えた。これは、恋を自覚したからなのかとアイラは内心戸惑っていた。

「こ、この前はごめんなさい。変な態度取ってしまって」
「ん? 謝る必要なんかないぞ。アイラは何も悪くない」

 あんな酷い態度を取ったのに、どうやらオスカーはアイラを責める気はないらしい。

「……もう、嫌われたかと思っていました」
「嫌う? 俺がアイラを!?」
「はい。急にロッシュ領に来られなくなったので」

 アイラが小声でぼそぼそと話すと、オスカーは本当に驚いたような顔をした。

「俺がアイラを嫌うわけないだろ? 心底惚れてるのに」
「……っ!」
「この二週間は遠征だったんだ。昨日任務が無事に終わって帰って来た」
「そうだったのですか」

 アイラは嫌われたのではないとわかって、ほっとした。

「連絡しなくて悪かったな」
「い、いえ」
「まさかアイラ、俺に逢えなくて寂しかったのか?」

 オスカーは冗談っぽくそう言って、ハハハと笑いながらアイラの肩をポンポンと叩いた。

「……かったです」
「え?」
「寂しかったです。逢いたかった」

 恥ずかしくて頬が染まってしまったが、アイラは初めて素直に気持ちを伝えることができた。オスカーは驚いたのか、大きく目を開いた後……目を細めて嬉しそうに微笑んだ。

「俺もアイラに逢いたかったよ」
「そうですか」
「これからはまた行くから、覚悟しておいてくれ」
「はい」

 アイラがニコリと笑うと、オスカーは頬を染めた。そして、少しだけ気まずそうにぽつりぽつりとこの前のことを話し出した。

「あー……それと、蒸し返すようでなんだが、あの時の女性は助けただけで本当に何もないし、あの日もそのまま帰ったからな! 誤解されたくないからはっきり言っておく」
「……わかりました」
「俺が好きなのはアイラだけだから」

 それから二人の間に何となく甘い空気が流れて、お互いソワソワしてしまった。その空気を先に壊したのは、オスカーだった。

「アイラ、愛してるよ」

 愛してるなんて何度も言われた言葉だ。だけど、この時のオスカーは今までの何倍も色気があった。大きな手がアイラの頬をそっと包み、ゆっくりとオスカーの顔が近付いてきた。
 アイラは口付けをされるのだと思い、自然に瞼を閉じた。

「隊長っ、オスカー隊長っ!」

 大きな声でオスカーの名前を呼ぶ声が聞こえて、アイラは我に返った。そして、オスカーから慌てて身体を離した。

「あいつ……なんてタイミングだ」

 オスカーは苛ついたように髪をぐしゃりと搔きむしった後、自分を落ち着かせるようにゴホンと咳ばらいをした。

「ここにいる! なんだ」
「隊長、もうどこ行ってたんですか。会場の外に不審者の情報が……あっ!」

 若い騎士は、アイラの存在に気が付いて口元を手で押さえ気まずい顔をした。

「お邪魔……でしたよね」
「かまわない。さっさと報告しろ」
「はい。会場の門付近に男の不審者情報がありました。何度も同じ場所をうろうろしていて、声を掛けたら逃げたそうです」
「わかった、俺もすぐ外に行く。会場内の警備もさらに厳しくしろ。会場に残る者たちはエイベルに従うように伝えてくれ」

 騎士は「はい」と返事をして、あっという間にいなくなった。

「大変ですわね」
「いつものことだ。帰るのなら馬車まで送らせてくれ」
「いえ、早く任務に戻ってくださいませ。大丈夫ですから」
「ああ、ありがとう。気を付けてな」
「はい。オスカー様も気を付けてくださいませ」

 去って行くオスカーの背中を見ながら、アイラはゆっくりと自分の唇を指でなぞった。

「……ちゃんと付き合ってからじゃないとね」

 実際に口付けをしたわけでもないのに、アイラはまだ胸がドキドキしていた。

 

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】アッシュフォード男爵夫人-愛されなかった令嬢は妹の代わりに辺境へ嫁ぐ-

七瀬菜々
恋愛
 ブランチェット伯爵家はずっと昔から、体の弱い末の娘ベアトリーチェを中心に回っている。   両親も使用人も、ベアトリーチェを何よりも優先する。そしてその次は跡取りの兄。中間子のアイシャは両親に気遣われることなく生きてきた。  もちろん、冷遇されていたわけではない。衣食住に困ることはなかったし、必要な教育も受けさせてもらえた。  ただずっと、両親の1番にはなれなかったというだけ。  ---愛されていないわけじゃない。  アイシャはずっと、自分にそう言い聞かせながら真面目に生きてきた。  しかし、その願いが届くことはなかった。  アイシャはある日突然、病弱なベアトリーチェの代わりに、『戦場の悪魔』の異名を持つ男爵の元へ嫁ぐことを命じられたのだ。  かの男は血も涙もない冷酷な男と噂の人物。  アイシャだってそんな男の元に嫁ぎたくないのに、両親は『ベアトリーチェがかわいそうだから』という理由だけでこの縁談をアイシャに押し付けてきた。 ーーーああ。やはり私は一番にはなれないのね。  アイシャはとうとう絶望した。どれだけ願っても、両親の一番は手に入ることなどないのだと、思い知ったから。  結局、アイシャは傷心のまま辺境へと向かった。  望まれないし、望まない結婚。アイシャはこのまま、誰かの一番になることもなく一生を終えるのだと思っていたのだが………? ※全部で3部です。話の進みはゆっくりとしていますが、最後までお付き合いくださると嬉しいです。    ※色々と、設定はふわっとしてますのでお気をつけください。 ※作者はザマァを描くのが苦手なので、ザマァ要素は薄いです。  

闇の悪役令嬢は愛されすぎる

葵川真衣
恋愛
公爵令嬢クリスティンは、ある日恐ろしい事実に気づく。 自分が、前世プレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢に、転生を果たしてしまっていることに。 この先、婚約者の王太子からは婚約破棄され、更に惨殺の可能性もある。 クリスティンは気絶し、寝込む。──が、このままではいけない。 恐怖の未来にクリスティンは立ち向かう! 刺客を放たれても助かるよう、まず虚弱体質を治そう!  と決意した途端、倒れる。憎きこの身体……。 護身術の稽古をはじめるが……。果たして惨劇は回避できるのだろうか……!? 悪役令嬢奮闘ラブコメディ。 ☆本編完結しました。ありがとうございました。番外編等、不定期で更新していきます。

【完結】王子妃教育1日無料体験実施中!

杜野秋人
恋愛
「このような事件が明るみになった以上は私の婚約者のままにしておくことはできぬ!そなたと私の婚約は破棄されると思え!」 ルテティア国立学園の卒業記念パーティーで、第二王子シャルルから唐突に飛び出したその一言で、シャルルの婚約者である公爵家令嬢ブランディーヌは一気に窮地に立たされることになる。 シャルルによれば、学園で下級生に対する陰湿ないじめが繰り返され、その首謀者がブランディーヌだというのだ。 ブランディーヌは周囲を見渡す。その視線を避けて顔を背ける姿が何人もある。 シャルルの隣にはいじめられているとされる下級生の男爵家令嬢コリンヌの姿が。そのコリンヌが、ブランディーヌと目が合った瞬間、確かに勝ち誇った笑みを浮かべたのが分かった。 ああ、さすがに下位貴族までは盲点でしたわね。 ブランディーヌは敗けを認めるしかない。 だが彼女は、シャルルの次の言葉にさらなる衝撃を受けることになる。 「そして私の婚約は、新たにこのコリンヌと結ぶことになる!」 正式な場でもなく、おそらく父王の承諾さえも得ていないであろう段階で、独断で勝手なことを言い出すシャルル。それも大概だが、本当に男爵家の、下位貴族の娘に王子妃が務まると思っているのか。 これでもブランディーヌは彼の婚約者として10年費やしてきた。その彼の信頼を得られなかったのならば甘んじて婚約破棄も受け入れよう。 だがしかし、シャルルの王子としての立場は守らねばならない。男爵家の娘が立派に務めを果たせるならばいいが、もしも果たせなければ、回り回って婚約者の地位を守れなかったブランディーヌの責任さえも問われかねないのだ。 だから彼女はコリンヌに問うた。 「貴女、王子妃となる覚悟はお有りなのよね? では、一度お試しで受けてみられますか?“王子妃教育”を」 そしてコリンヌは、なぜそう問われたのか、その真意を思い知ることになる⸺! ◆拙作『熊男爵の押しかけ幼妻』と同じ国の同じ時代の物語です。直接の繋がりはありませんが登場人物の一部が被ります。 ◆全15話+番外編が前後編、続編(公爵家侍女編)が全25話+エピローグ、それに設定資料2編とおまけの閑話まで含めて6/2に無事完結! アルファ版は断罪シーンでセリフがひとつ追加されてます。大筋は変わりません。 小説家になろうでも公開しています。あちらは全6話+1話、続編が全13話+エピローグ。なろう版は続編含めて5/16に完結。 ◆小説家になろう4/26日間[異世界恋愛]ランキング1位!同[総合]ランキングも1位!5/22累計100万PV突破! アルファポリスHOTランキングはどうやら41位止まりのようです。(現在圏外)

破滅ルートを全力で回避したら、攻略対象に溺愛されました

平山和人
恋愛
転生したと気付いた時から、乙女ゲームの世界で破滅ルートを回避するために、攻略対象者との接点を全力で避けていた。 王太子の求婚を全力で辞退し、宰相の息子の売り込みを全力で拒否し、騎士団長の威圧を全力で受け流し、攻略対象に顔さえ見せず、隣国に留学した。 ヒロインと王太子が婚約したと聞いた私はすぐさま帰国し、隠居生活を送ろうと心に決めていた。 しかし、そんな私に転生者だったヒロインが接触してくる。逆ハールートを送るためには私が悪役令嬢である必要があるらしい。 ヒロインはあの手この手で私を陥れようとしてくるが、私はそのたびに回避し続ける。私は無事平穏な生活を送れるのだろうか?

姉に代わって立派に息子を育てます! 前日譚

mio
恋愛
ウェルカ・ティー・バーセリクは侯爵家の二女であるが、母亡き後に侯爵家に嫁いできた義母、転がり込んできた義妹に姉と共に邪魔者扱いされていた。 王家へと嫁ぐ姉について王都に移住したウェルカは侯爵家から離れて、実母の実家へと身を寄せることになった。姉が嫁ぐ中、学園に通いながらウェルカは自分の才能を伸ばしていく。 数年後、多少の問題を抱えつつ姉は懐妊。しかし、出産と同時にその命は尽きてしまう。そして残された息子をウェルカは姉に代わって育てる決意をした。そのためにはなんとしても王宮での地位を確立しなければ! 自分でも考えていたよりだいぶ話数が伸びてしまったため、こちらを姉が子を産むまでの前日譚として本編は別に作っていきたいと思います。申し訳ございません。

この度、双子の妹が私になりすまして旦那様と初夜を済ませてしまったので、私は妹として生きる事になりました

秘密 (秘翠ミツキ)
恋愛
伯爵令嬢のアンネリーゼは侯爵令息のオスカーと結婚をした。籍を入れたその夜、初夜を迎える筈だったが急激な睡魔に襲われて意識を手放してしまった。そして、朝目を覚ますと双子の妹であるアンナマリーが自分になり代わり旦那のオスカーと初夜を済ませてしまっていた。しかも両親は「見た目は同じなんだし、済ませてしまったなら仕方ないわ。アンネリーゼ、貴女は今日からアンナマリーとして過ごしなさい」と告げた。 そして妹として過ごす事になったアンネリーゼは妹の代わりに学院に通う事となり……更にそこで最悪な事態に見舞われて……?

元アラサー転生令嬢と拗らせた貴公子たち

せいめ
恋愛
 侯爵令嬢のアンネマリーは流行り病で生死を彷徨った際に、前世の記憶を思い出す。前世では地球の日本という国で、婚活に勤しむアラサー女子の杏奈であった自分を。  病から回復し、今まで家や家族の為に我慢し、貴族令嬢らしく過ごしてきたことがバカらしくなる。  また、自分を蔑ろにする婚約者の存在を疑問に感じる。 「あんな奴と結婚なんて無理だわー。」  無事に婚約を解消し、自分らしく生きていこうとしたところであったが、不慮の事故で亡くなってしまう。  そして、死んだはずのアンネマリーは、また違う人物にまた生まれ変わる。アンネマリーの記憶は殆ど無く、杏奈の記憶が強く残った状態で。  生まれ変わったのは、アンネマリーが亡くなってすぐ、アンネマリーの従姉妹のマリーベルとしてだった。  マリーベルはアンネマリーの記憶がほぼ無いので気付かないが、見た目だけでなく言動や所作がアンネマリーにとても似ていることで、かつての家族や親族、友人が興味を持つようになる。 「従姉妹だし、多少は似ていたっておかしくないじゃない。」  三度目の人生はどうなる⁈  まずはアンネマリー編から。 誤字脱字、お許しください。 素人のご都合主義の小説です。申し訳ありません。

お堅い公爵様に求婚されたら、溺愛生活が始まりました

群青みどり
恋愛
 国に死ぬまで搾取される聖女になるのが嫌で実力を隠していたアイリスは、周囲から無能だと虐げられてきた。  どれだけ酷い目に遭おうが強い精神力で乗り越えてきたアイリスの安らぎの時間は、若き公爵のセピアが神殿に訪れた時だった。  そんなある日、セピアが敵と対峙した時にたまたま近くにいたアイリスは巻き込まれて怪我を負い、気絶してしまう。目が覚めると、顔に傷痕が残ってしまったということで、セピアと婚約を結ばれていた! 「どうか怪我を負わせた責任をとって君と結婚させてほしい」  こんな怪我、聖女の力ですぐ治せるけれど……本物の聖女だとバレたくない!  このまま正体バレして国に搾取される人生を送るか、他の方法を探して婚約破棄をするか。  婚約破棄に向けて悩むアイリスだったが、罪悪感から求婚してきたはずのセピアの溺愛っぷりがすごくて⁉︎ 「ずっと、どうやってこの神殿から君を攫おうかと考えていた」  麗しの公爵様は、今日も聖女にしか見せない笑顔を浮かべる── ※タイトル変更しました

処理中です...