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第一章 パーティをクビになりました。
閑話 勇者パーティの亀裂
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時を少し遡り、カンが次の町への思いを馳せていた頃の勇者パーティ
「なあ、もう無理だぜレオ
俺は今日でパーティ抜けさせてもらう」
本拠地のある宿の一室で盾士ガンツが、勇者レオにそう言う
「ちょっ、ちょっと待てよ!
今お前が言ったのがどういうことだかわかってるのか!?」
ガンツの発言を聞いたレオはあわてふためくが、ガンツに取っては知ったことではないのか
既に背中を向けてる
「どういうこと?……わかってるさ
これから沈む泥船から抜け出すだけの話よ」
ガンツはフンッと軽く笑いながら
向き直ってこれから感情的激昂するだろう勇者を見つめる
「泥船?泥船だと!?
この俺のパーティを泥船扱いする気か!!」
すると読み通りガンツが抜けると言ったときは慌てて止めようとしていたが、パーティを泥船扱いされて切れるレオ
「はぁ、恐ろしいな全く
何で泥船扱いされてるのか、疑問にさえ思わないんかね」
その感情的な面を含め沢山あるが、と冷めた眼でレオを見るガンツに、レオはどういうことだと言わんばかりな目で見つめ返す
「…過去の実力に浸って、もはや倒せないのは明確なランクの魔物に挑み続けて
今やもっぱらレティとミーシャは治療院通いが日課だ…お前ら三人が根拠が無いのに挑み続けたせいで金はほぼ無くなり、セラはお慈悲集めすら始めた
そんな状況なのに金持ちの頃の癖が抜けずに飯や生活用品に掛ける金はそのままの贅沢三昧、こないだは皆の武器をレティが質に入れようとしやがった」
「もういい、わかった…もうやめてくれ」
ガンツの言葉、最近の勇者パーティ皆の行動を振り替えれば
冷静になれたレオはもうそれ以上言うな、と止める
「レオ、確かにお前は強いよ
レベル30後半でワイバーンを狩れる奴なんて聞いたこと無い…俺の知りうる限りワイバーンを倒せる最少レベルだ
でもな、少し回りが…現実が見えてなさすぎる
お前も…ミーシャも、レティだって」
「…………」
咎めるつもりがなく、優しく指摘するような言い方のガンツに
レオは押し黙ってその言葉を聞く
「仲間になってからいつも思ってた、確かに連携は悪くない
でもな、圧倒的に戦術が為ってないんだ…
お前の斬撃は派手めで魔物の注目を集める、ミーシャの魔術は詰めが甘くてロスが大きい
レティに対しては攻撃が大振りだしな」
「……」
何度も言い返そうかとレオは口を開こうとするが
全部本当の事だ、言い返せず黙ったまま
「そんな後先考えない攻撃だから、ステータス的にギリギリのワイバーンの群れなんてとてもじゃないが倒せない……じゃあランクを落とすのかと思えば
つい先日お前がギルドから泣かされて帰ってくるまでずーーっとワイバーンの討伐だった」
「ッ!!」
あの時のワイバーンの取引きを思い出したレオはギリッと奥歯を噛み締める
あの出来事から少し経った今でも悔しくて悔しくて堪らないのだ
「てか、あんとき俺もセラも言った筈だぞ?
そんなに素材を傷つけてたら買い取り金額は端金になるって、それでもお前らは聞かないで大規模魔術ぶちこむは大技決めるは…まぁ、レオは反省してそこまで大技決め込まなくなったけど
ミーシャもレティも話聞きやしねぇかんな」
「…………あぁ」
だんだんレオの顔からは覇気が無くなっていき
顔が死人のようになっていく
たがまだガンツの言葉は終わらない、まだまだ畳み掛けに行く
「で、流石にランクを落とした別の依頼を受けたのかと思ったら結局Sランクの依頼選んでるし
それだって何度も打ち負かされて結局赤字だろ?
セラが集めてるお慈悲で実は生活成り立ってるってお前確り把握してんのか?」
「……すまん、把握してなかった……」
ガンツ厳しい言葉はまだまだ続く
受け答える事しか出来ないレオにガンツは内心で こりゃダメだなやっぱり と呟く
「でよ、普通そんな生活苦しくなれば
もっと購入する生活用品とか食べ物の質とか落とすだろ?
でもお前ら三人は……受け狙いでボケたのか無意識なのかずーっと収入に見合わない高級品ばっか俺らの寄せ集めた有り金で買ってくるしさ
レティは俺の盾やセラのスティック、お前の聖剣とか質に売る直前だったし、色んな所がずれてるんだよ」
「……」
そこまで言われもはやレオは何も言えない
言い返せない、思い返して聞いても確かに最悪だと自分でも思う
もし自分がガンツの立場でも速効で抜けるだろうなと思った
別にレオだってバカではない、王国名門貴族の長男である彼は
感情的で中々現実を見れないと言うことを除きさえすればそこそこ物を考える頭は持ってる
「レオ、これは元お前の仲間だったよしみでの忠告だ
確かに勇者として、早く魔王を倒すのに強くなりたいのはわかるが手柄を焦るな
突っ走るだけなら誰でも出来る、だから状況判断して引くときには確り引けるようになれ
感情的にもなるな、パーティの仲に皹が入るぞ
それとレティとミーシャのプライドを捨てさせろ、この先の金銭面で必ず足を引っ張る
現実を見ろ!自分が特別だと思うな!!」
じゃないと、と一度区切って
レオへ背中を向けるガンツ、もはや二度と仲間として組むことは無いだろうと雰囲気が物語ってる
「この先、お前のパーティは破綻することになるだろう」
ガンツの本気なトーンで言われると
レオは怯んでビクリと震えた
「それじゃぁ、短い間だったが」
こうしてガンツは荷物をまとめて勇者パーティを去っていった
これで現在勇者パーティは四人、しかしまだまだこんなのはこれから訪れる不幸に比べれば序の口
ガンツの予言が現実の物となってしまうのはもう少し先の話だった
_____________________◆
あとがき
うわぁ…、結構間を開けてしまった気が
勇者パーティの話を忘れてしまってこんな感じだったはずと組み込んでたら時間が掛かりました
一応閑話として国王側もやるべきか、それともそのまま二章へ入るべきか
みなさんどう思われますか?
_____________________◆
「なあ、もう無理だぜレオ
俺は今日でパーティ抜けさせてもらう」
本拠地のある宿の一室で盾士ガンツが、勇者レオにそう言う
「ちょっ、ちょっと待てよ!
今お前が言ったのがどういうことだかわかってるのか!?」
ガンツの発言を聞いたレオはあわてふためくが、ガンツに取っては知ったことではないのか
既に背中を向けてる
「どういうこと?……わかってるさ
これから沈む泥船から抜け出すだけの話よ」
ガンツはフンッと軽く笑いながら
向き直ってこれから感情的激昂するだろう勇者を見つめる
「泥船?泥船だと!?
この俺のパーティを泥船扱いする気か!!」
すると読み通りガンツが抜けると言ったときは慌てて止めようとしていたが、パーティを泥船扱いされて切れるレオ
「はぁ、恐ろしいな全く
何で泥船扱いされてるのか、疑問にさえ思わないんかね」
その感情的な面を含め沢山あるが、と冷めた眼でレオを見るガンツに、レオはどういうことだと言わんばかりな目で見つめ返す
「…過去の実力に浸って、もはや倒せないのは明確なランクの魔物に挑み続けて
今やもっぱらレティとミーシャは治療院通いが日課だ…お前ら三人が根拠が無いのに挑み続けたせいで金はほぼ無くなり、セラはお慈悲集めすら始めた
そんな状況なのに金持ちの頃の癖が抜けずに飯や生活用品に掛ける金はそのままの贅沢三昧、こないだは皆の武器をレティが質に入れようとしやがった」
「もういい、わかった…もうやめてくれ」
ガンツの言葉、最近の勇者パーティ皆の行動を振り替えれば
冷静になれたレオはもうそれ以上言うな、と止める
「レオ、確かにお前は強いよ
レベル30後半でワイバーンを狩れる奴なんて聞いたこと無い…俺の知りうる限りワイバーンを倒せる最少レベルだ
でもな、少し回りが…現実が見えてなさすぎる
お前も…ミーシャも、レティだって」
「…………」
咎めるつもりがなく、優しく指摘するような言い方のガンツに
レオは押し黙ってその言葉を聞く
「仲間になってからいつも思ってた、確かに連携は悪くない
でもな、圧倒的に戦術が為ってないんだ…
お前の斬撃は派手めで魔物の注目を集める、ミーシャの魔術は詰めが甘くてロスが大きい
レティに対しては攻撃が大振りだしな」
「……」
何度も言い返そうかとレオは口を開こうとするが
全部本当の事だ、言い返せず黙ったまま
「そんな後先考えない攻撃だから、ステータス的にギリギリのワイバーンの群れなんてとてもじゃないが倒せない……じゃあランクを落とすのかと思えば
つい先日お前がギルドから泣かされて帰ってくるまでずーーっとワイバーンの討伐だった」
「ッ!!」
あの時のワイバーンの取引きを思い出したレオはギリッと奥歯を噛み締める
あの出来事から少し経った今でも悔しくて悔しくて堪らないのだ
「てか、あんとき俺もセラも言った筈だぞ?
そんなに素材を傷つけてたら買い取り金額は端金になるって、それでもお前らは聞かないで大規模魔術ぶちこむは大技決めるは…まぁ、レオは反省してそこまで大技決め込まなくなったけど
ミーシャもレティも話聞きやしねぇかんな」
「…………あぁ」
だんだんレオの顔からは覇気が無くなっていき
顔が死人のようになっていく
たがまだガンツの言葉は終わらない、まだまだ畳み掛けに行く
「で、流石にランクを落とした別の依頼を受けたのかと思ったら結局Sランクの依頼選んでるし
それだって何度も打ち負かされて結局赤字だろ?
セラが集めてるお慈悲で実は生活成り立ってるってお前確り把握してんのか?」
「……すまん、把握してなかった……」
ガンツ厳しい言葉はまだまだ続く
受け答える事しか出来ないレオにガンツは内心で こりゃダメだなやっぱり と呟く
「でよ、普通そんな生活苦しくなれば
もっと購入する生活用品とか食べ物の質とか落とすだろ?
でもお前ら三人は……受け狙いでボケたのか無意識なのかずーっと収入に見合わない高級品ばっか俺らの寄せ集めた有り金で買ってくるしさ
レティは俺の盾やセラのスティック、お前の聖剣とか質に売る直前だったし、色んな所がずれてるんだよ」
「……」
そこまで言われもはやレオは何も言えない
言い返せない、思い返して聞いても確かに最悪だと自分でも思う
もし自分がガンツの立場でも速効で抜けるだろうなと思った
別にレオだってバカではない、王国名門貴族の長男である彼は
感情的で中々現実を見れないと言うことを除きさえすればそこそこ物を考える頭は持ってる
「レオ、これは元お前の仲間だったよしみでの忠告だ
確かに勇者として、早く魔王を倒すのに強くなりたいのはわかるが手柄を焦るな
突っ走るだけなら誰でも出来る、だから状況判断して引くときには確り引けるようになれ
感情的にもなるな、パーティの仲に皹が入るぞ
それとレティとミーシャのプライドを捨てさせろ、この先の金銭面で必ず足を引っ張る
現実を見ろ!自分が特別だと思うな!!」
じゃないと、と一度区切って
レオへ背中を向けるガンツ、もはや二度と仲間として組むことは無いだろうと雰囲気が物語ってる
「この先、お前のパーティは破綻することになるだろう」
ガンツの本気なトーンで言われると
レオは怯んでビクリと震えた
「それじゃぁ、短い間だったが」
こうしてガンツは荷物をまとめて勇者パーティを去っていった
これで現在勇者パーティは四人、しかしまだまだこんなのはこれから訪れる不幸に比べれば序の口
ガンツの予言が現実の物となってしまうのはもう少し先の話だった
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あとがき
うわぁ…、結構間を開けてしまった気が
勇者パーティの話を忘れてしまってこんな感じだったはずと組み込んでたら時間が掛かりました
一応閑話として国王側もやるべきか、それともそのまま二章へ入るべきか
みなさんどう思われますか?
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