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第二章 《友好舞踏会》の騒乱編
第52話 アリスの過去
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「貴様に、私の何がわかるっ!!」
アリスは激高した。
緑色の瞳孔を細め、悪鬼をも呪い殺さんばかりの怒号が吹き荒れる。
「そんなこと知るよしもない……と言いたいところだが。何だって知ってるんだよなぁ、実は」
俺は、小さくため息をついて答えた。
俺は、彼女の人生についての多くを知っている。
それこそ、フロル達とは比較にならないレベルで、彼女の秘密を知っている。
だって、彼女はこの物語の主人公なのだから。
だから、何が彼女の心を追い詰めているのかも知っている。
――。
――遡ること、七年前。
勇者アリスは、アリスという名前では無かった。
いや、厳密には名前すらなかった。
被験体335番。それが、彼女に与えられた呼称。
単刀直入に言おう。
彼女は――王国の暗部研究機関で飼われていた被験者だったのである。
彼女は、幼い頃から研究機関で育てられ、魔力の調整やら筋力強化の実験に無理矢理参加させられている。
体中を弄くり回されているから、彼女は作中で一度も肌を曝す服を着ていない。
実験されていた頃にあちこちメスで切られた傷跡が、未だにコンプレックスという形で彼女の心を縛り付けているのだ。
来る日も来る日も実験に駆り出され、心をすり減らしていく日々。
そんなある日、突如として研究機関に大規模なガサ入れが入った。
王国騎士団の人間や治安維持部隊の面々が研究所に突入。
所員は次々に逮捕・拘束され、研究機関は解体。
被験者達は、その場で保護されることとなる。
そのとき、アリスはレーネ王女と王国のために尽くすと決めたのだ。
なぜなら、暗部研究機関を解体に追い込んだのは、当時新たに国王の座に即位した現在の国王。そして、解体を発案したのは当時まだ5歳であった心優しき少女、レーネだったからだ。
それ以降、絶望の淵から救われたアリスは、王国とレーネ王女に忠誠を誓い、勇者の地位まで上り詰めた。
アリスがレーネの御前で跪き、「レーネ王女殿下に救っていただいたこの命、その全てを捧げ、悪意から守り抜くと誓います」と言っている回想シーンが印象的だった。
だからこそ、物語最序盤の《友好舞踏会》において、守るべき主を目の前で失った彼女の狼狽っぷりは、見ていて辛いものだった。
『国家大戦・クライシス』において、守るべき主を失った勇者アリスが、復讐を誓って戦いに身を投じ、その中で自分の生きる目的や意味を見出していく彼女の様子を見守るのも、楽しみの一つと言っていい。
故に――俺には、彼女が何を思って俺に挑んでいるのか、手に取るようにわかってしまう。
――。
「あなたにとって、レーネ王女は命よりも大切な人だ。たぶん……王女に「死ね」と命じられたら、喜んで死ぬくらいには」
「当たり前だ」
アリスは即答する。
異常なまでの心酔は、呪いと変わらない。
丁度、フロルがレイズに心の全てを捧げ、果てに裏切られて殺されそうになったように。
今のアリスには、レーネ王女が全てなのだ。
レーネ王女は、自分が命を賭して必ず守らなければいけない存在だと、そう思い込んでいる。
「レーネ王女がツォーンに殺されそうになったとき、あなたは動けなかった。あまつさえ、ツォーンに飛びかかってもまるで歯が立たず、惨敗した」
「……っ」
痛いところを突かれた自覚があるのか、アリスは下唇を噛みしめて押し黙る。
そんな彼女へ、俺は淡々と事務的に話を続けた。
「あなたは今、いろんな感情に苛まれているはずだ。不甲斐ない自分への憤り、王女の命を狙った不届き者への怒り、王女の身柄の安否。だが、そんなことより一番大きな感情は、自分がいるはずのポジションに俺がいることへの嫉妬だろ?」
「ッ!?」
アリスは、大きく目を見開く。
その様が、図星であることを何より雄弁に物語っていた。
「やっぱりな。レーネ王女を守るのは自分の役目なのに、どこの馬の骨とも知れないヤツに横取りされて、悔しいんだよな?」
「……黙れ」
「しかも、王女の命を狙った張本人すら倒されて、怒りを向ける矛先すらない。だからあなたのそれは、ただの八つ当たりだ。大切な人の身を案ずることを口実に、不甲斐ない自分に対する憤りを俺にぶつけたいだけ。だからただの自己満足――」
「黙れぇえええええええええッ!!」
刹那、痺れを切らしたアリスが咆哮とともに突っ込んでくる。
我武者羅に感情が乗っているからか、さっきまでより数段重い一撃を、《紫炎剣》で受け止めた。
遅れて衝撃波が生まれ、周囲の地面を舐め上げる。
「貴様は必ず倒す。そして……私が、私こそがレーネ王女を守るに相応しい人間だと証明するのだ! でなければ……私がこの世に存在している意味がない! 奥の手を使ってでも貴様を越える!」
「ならばどうする? その剣にエンチャントされた《解放》を使うか?」
「なに……?」
俺の発言に、アリスは眉をひそめる。
《解放》。
アリスの持つ聖剣に備わった機能で、発動すると持ち主の魔力を吸い取り、攻撃力に変換する。発動中の3分間は攻撃力が3倍以上に引き上げられるが、使用後は魔力の過剰使用により術者がダウンする諸刃の剣だ。
そして――たかが3倍パワーアップしたところで、俺に追いつけるはずもない。
焼け石に水の技であるばかりか、限界時間の3分を越えれば動けなくなる。
デメリットの方が遙かに大きい。
「言っておくけど、《解放》は俺に通じない」
「ふん。ばかめ……誰が《解放》など使うと言った。私が使うのは……裏コードの方だ」
「ッ!? なんだと!?」
不敵に笑いながらそう告げるアリスに、俺は初めて戦慄を抱いた。
だって、裏コードが指し示すものは、おそらく――
「まさか、《命喰》を……!? そんなもの、今のあなたが使ったら、力に耐えきれなくて死ぬぞ!!」
アリスは激高した。
緑色の瞳孔を細め、悪鬼をも呪い殺さんばかりの怒号が吹き荒れる。
「そんなこと知るよしもない……と言いたいところだが。何だって知ってるんだよなぁ、実は」
俺は、小さくため息をついて答えた。
俺は、彼女の人生についての多くを知っている。
それこそ、フロル達とは比較にならないレベルで、彼女の秘密を知っている。
だって、彼女はこの物語の主人公なのだから。
だから、何が彼女の心を追い詰めているのかも知っている。
――。
――遡ること、七年前。
勇者アリスは、アリスという名前では無かった。
いや、厳密には名前すらなかった。
被験体335番。それが、彼女に与えられた呼称。
単刀直入に言おう。
彼女は――王国の暗部研究機関で飼われていた被験者だったのである。
彼女は、幼い頃から研究機関で育てられ、魔力の調整やら筋力強化の実験に無理矢理参加させられている。
体中を弄くり回されているから、彼女は作中で一度も肌を曝す服を着ていない。
実験されていた頃にあちこちメスで切られた傷跡が、未だにコンプレックスという形で彼女の心を縛り付けているのだ。
来る日も来る日も実験に駆り出され、心をすり減らしていく日々。
そんなある日、突如として研究機関に大規模なガサ入れが入った。
王国騎士団の人間や治安維持部隊の面々が研究所に突入。
所員は次々に逮捕・拘束され、研究機関は解体。
被験者達は、その場で保護されることとなる。
そのとき、アリスはレーネ王女と王国のために尽くすと決めたのだ。
なぜなら、暗部研究機関を解体に追い込んだのは、当時新たに国王の座に即位した現在の国王。そして、解体を発案したのは当時まだ5歳であった心優しき少女、レーネだったからだ。
それ以降、絶望の淵から救われたアリスは、王国とレーネ王女に忠誠を誓い、勇者の地位まで上り詰めた。
アリスがレーネの御前で跪き、「レーネ王女殿下に救っていただいたこの命、その全てを捧げ、悪意から守り抜くと誓います」と言っている回想シーンが印象的だった。
だからこそ、物語最序盤の《友好舞踏会》において、守るべき主を目の前で失った彼女の狼狽っぷりは、見ていて辛いものだった。
『国家大戦・クライシス』において、守るべき主を失った勇者アリスが、復讐を誓って戦いに身を投じ、その中で自分の生きる目的や意味を見出していく彼女の様子を見守るのも、楽しみの一つと言っていい。
故に――俺には、彼女が何を思って俺に挑んでいるのか、手に取るようにわかってしまう。
――。
「あなたにとって、レーネ王女は命よりも大切な人だ。たぶん……王女に「死ね」と命じられたら、喜んで死ぬくらいには」
「当たり前だ」
アリスは即答する。
異常なまでの心酔は、呪いと変わらない。
丁度、フロルがレイズに心の全てを捧げ、果てに裏切られて殺されそうになったように。
今のアリスには、レーネ王女が全てなのだ。
レーネ王女は、自分が命を賭して必ず守らなければいけない存在だと、そう思い込んでいる。
「レーネ王女がツォーンに殺されそうになったとき、あなたは動けなかった。あまつさえ、ツォーンに飛びかかってもまるで歯が立たず、惨敗した」
「……っ」
痛いところを突かれた自覚があるのか、アリスは下唇を噛みしめて押し黙る。
そんな彼女へ、俺は淡々と事務的に話を続けた。
「あなたは今、いろんな感情に苛まれているはずだ。不甲斐ない自分への憤り、王女の命を狙った不届き者への怒り、王女の身柄の安否。だが、そんなことより一番大きな感情は、自分がいるはずのポジションに俺がいることへの嫉妬だろ?」
「ッ!?」
アリスは、大きく目を見開く。
その様が、図星であることを何より雄弁に物語っていた。
「やっぱりな。レーネ王女を守るのは自分の役目なのに、どこの馬の骨とも知れないヤツに横取りされて、悔しいんだよな?」
「……黙れ」
「しかも、王女の命を狙った張本人すら倒されて、怒りを向ける矛先すらない。だからあなたのそれは、ただの八つ当たりだ。大切な人の身を案ずることを口実に、不甲斐ない自分に対する憤りを俺にぶつけたいだけ。だからただの自己満足――」
「黙れぇえええええええええッ!!」
刹那、痺れを切らしたアリスが咆哮とともに突っ込んでくる。
我武者羅に感情が乗っているからか、さっきまでより数段重い一撃を、《紫炎剣》で受け止めた。
遅れて衝撃波が生まれ、周囲の地面を舐め上げる。
「貴様は必ず倒す。そして……私が、私こそがレーネ王女を守るに相応しい人間だと証明するのだ! でなければ……私がこの世に存在している意味がない! 奥の手を使ってでも貴様を越える!」
「ならばどうする? その剣にエンチャントされた《解放》を使うか?」
「なに……?」
俺の発言に、アリスは眉をひそめる。
《解放》。
アリスの持つ聖剣に備わった機能で、発動すると持ち主の魔力を吸い取り、攻撃力に変換する。発動中の3分間は攻撃力が3倍以上に引き上げられるが、使用後は魔力の過剰使用により術者がダウンする諸刃の剣だ。
そして――たかが3倍パワーアップしたところで、俺に追いつけるはずもない。
焼け石に水の技であるばかりか、限界時間の3分を越えれば動けなくなる。
デメリットの方が遙かに大きい。
「言っておくけど、《解放》は俺に通じない」
「ふん。ばかめ……誰が《解放》など使うと言った。私が使うのは……裏コードの方だ」
「ッ!? なんだと!?」
不敵に笑いながらそう告げるアリスに、俺は初めて戦慄を抱いた。
だって、裏コードが指し示すものは、おそらく――
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