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西村さんについていって林を抜けるとそこは車庫のようだ。今は大型の路線タイプのバスが一台止まっている。端には木製で出来てそうな3階建ての建物があった。
「あの3階建ての建物がアルファバスのカピス営業所、食堂、仮眠室、寮よ。」
なるほど。一か所にまとまっているんだな。
中は教室二つ分ぐらいの広さで出入口近くには来客用の受付カウンターと点呼用のカウンターがある。カウンターの奥には事務机が3つあるだけでその奥はパーテンショーで遮って見えないようになっている。カウンター近くの壁には運行に関することが掲示されている。
「制服の身だしなみについて」「沿線イベント情報」「工事情報」など日本の営業所でも見かける普通の情報だ。ただその次に
「モンスターとの遭遇対処について」「盗賊の見分け方について」「ギルドからの指名手配情報」
となんか物騒だし、明らかに日本では見かけないような情報が掲示されている。
奥のパーテンションから人が出てきた。歳はもう60近いだろう。白髪の会社の制服を着た男性が来た。
「おー、もう来たか。その彼が新人君?」
「ええ。そうです。木村君。こちらカピス営業所所長の飯島さんよ。」
おお。所長か。ってことは俺の上司になるんだな。
「飯島だ。運行管理もしているしたまに乗務もする。ようこそカピス営業所へ。」
「木村です。まだ研修中ですが宜しくお願いします。」
なんだろう。特に深いわけがあるのではないが勢いが余って45度近くのお辞儀をしてしまった。恥ずかしい。
「おう。ま、研修はすぐに終わるし、こっちの世界の生活なんてすぐなれるからそんな緊張しなくてもいいぞ。じゃ他のメンツを紹介しようか。3階が各自の部屋だから荷物を置いたら2階に来い。」
========================-
荷物を置いて2階に行くとそこは食堂と娯楽室を兼ねた感じで長机、椅子があって、部屋の端にはテレビとDVDプレイヤー、そしてたくさんの映画のDVDが棚に上手い感じで収まっている。奥にはキッチンがあるようで誰か調理かなにかしている。
「「新人君!ようこそカピス営業所へ!!」」
どうやら歓迎会を開いてくれているようだ。
「あの3階建ての建物がアルファバスのカピス営業所、食堂、仮眠室、寮よ。」
なるほど。一か所にまとまっているんだな。
中は教室二つ分ぐらいの広さで出入口近くには来客用の受付カウンターと点呼用のカウンターがある。カウンターの奥には事務机が3つあるだけでその奥はパーテンショーで遮って見えないようになっている。カウンター近くの壁には運行に関することが掲示されている。
「制服の身だしなみについて」「沿線イベント情報」「工事情報」など日本の営業所でも見かける普通の情報だ。ただその次に
「モンスターとの遭遇対処について」「盗賊の見分け方について」「ギルドからの指名手配情報」
となんか物騒だし、明らかに日本では見かけないような情報が掲示されている。
奥のパーテンションから人が出てきた。歳はもう60近いだろう。白髪の会社の制服を着た男性が来た。
「おー、もう来たか。その彼が新人君?」
「ええ。そうです。木村君。こちらカピス営業所所長の飯島さんよ。」
おお。所長か。ってことは俺の上司になるんだな。
「飯島だ。運行管理もしているしたまに乗務もする。ようこそカピス営業所へ。」
「木村です。まだ研修中ですが宜しくお願いします。」
なんだろう。特に深いわけがあるのではないが勢いが余って45度近くのお辞儀をしてしまった。恥ずかしい。
「おう。ま、研修はすぐに終わるし、こっちの世界の生活なんてすぐなれるからそんな緊張しなくてもいいぞ。じゃ他のメンツを紹介しようか。3階が各自の部屋だから荷物を置いたら2階に来い。」
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荷物を置いて2階に行くとそこは食堂と娯楽室を兼ねた感じで長机、椅子があって、部屋の端にはテレビとDVDプレイヤー、そしてたくさんの映画のDVDが棚に上手い感じで収まっている。奥にはキッチンがあるようで誰か調理かなにかしている。
「「新人君!ようこそカピス営業所へ!!」」
どうやら歓迎会を開いてくれているようだ。
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