モラトリアムの雨が降る

人付き合いが苦手な大学生【早乙女晴(さおとめ はる)】は、ネット上では【雨】という名前で、ゲームをして過ごしていた。

親の脛を齧りながら、自堕落な生活を続けていたある日。ひょんなことから、同い年の青年【楓】とゲーム内で仲良くなり、2人はオフで会うことになる。

楓は丁寧な文章が特徴の礼儀正しい青年だった。
楓のことを人見知りで大人しい性格だと勝手に思い込んでいた晴は、待ち合わせ場所に現れた楓を見て驚愕する。

青いメッシュが入った髪。耳につけられたアシンメトリーのピアス。指に嵌められたゴツゴツとした指輪。口元を覆う黒いマスクに、相手を射抜くような鋭い吊り目。

楓は晴とは間反対の、所謂「陽キャ」な人間が、そこには立っていたのである。


ー⭐︎ー⭐︎ー⭐︎ー⭐︎ー


・攻めの片想いです。

・一応「ハッピーエンド」ではありますが、2人は恋愛的にはくっつきません。

・受けに彼女・彼氏がいた描写があります。

・作者はオンラインゲームをやったことがないので、ゲームに関する描写は全てテキトーです。
24h.ポイント 0pt
0
小説 193,666 位 / 193,666件 BL 25,629 位 / 25,629件

あなたにおすすめの小説

貴方の事を心から愛していました。ありがとう。

天海みつき
BL
 穏やかな晴天のある日の事。僕は最愛の番の後宮で、ぼんやりと紅茶を手に己の生きざまを振り返っていた。ゆったり流れるその時を楽しんだ僕は、そのままカップを傾け、紅茶を喉へと流し込んだ。  ――混じり込んだ××と共に。  オメガバースの世界観です。運命の番でありながら、仮想敵国の王子同士に生まれた二人が辿る数奇な運命。勢いで書いたら真っ暗に。ピリリと主張する苦さをアクセントにどうぞ。  追記。本編完結済み。後程「彼」視点を追加投稿する……かも?

さよならの合図は、

15
BL
君の声。

俺の彼氏は俺の親友の事が好きらしい

15
BL
「だから、もういいよ」 俺とお前の約束。

異世界転生しすぎたコイツと初めての俺のアルファレードぐだぐだ冒険記

トウジョウトシキ
BL
前世の記憶を思い出した。 「これ、まさか異世界転生ってやつ……本当にこんなことがあるなんて!」 「あー、今回は捨て子か。王子ルートだな」 「……え、お前隣の席の葉山勇樹?」 「今気づいたんだ。お前は夏村蓮だろ? 平凡な少年ポジか、いいところだな」 「え、何? 詳しいの?」 「あ、なんだ。お前始めてか。じゃ、教えてやるよ。異世界転生ライフのキホン」 異世界転生1000回目のユウキと異世界転生初心者の俺レンの平和な異世界ぐだぐだ冒険記。

侯爵令息セドリックの憂鬱な日

めちゅう
BL
 第二王子の婚約者候補侯爵令息セドリック・グランツはある日王子の婚約者が決定した事を聞いてしまう。しかし先に王子からお呼びがかかったのはもう一人の候補だった。候補落ちを確信し泣き腫らした次の日は憂鬱な気分で幕を開ける——— ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 初投稿で拙い文章ですが楽しんでいただけますと幸いです。

忘れ物

うりぼう
BL
記憶喪失もの 事故で記憶を失った真樹。 恋人である律は一番傍にいながらも自分が恋人だと言い出せない。 そんな中、真樹が昔から好きだった女性と付き合い始め…… というお話です。

そんなの聞いていませんが

みけねこ
BL
お二人の門出を祝う気満々だったのに、婚約破棄とはどういうことですか?

愛などもう求めない

白兪
BL
とある国の皇子、ヴェリテは長い長い夢を見た。夢ではヴェリテは偽物の皇子だと罪にかけられてしまう。情を交わした婚約者は真の皇子であるファクティスの側につき、兄は睨みつけてくる。そして、とうとう父親である皇帝は処刑を命じた。 「僕のことを1度でも愛してくれたことはありましたか?」 「お前のことを一度も息子だと思ったことはない。」 目が覚め、現実に戻ったヴェリテは安心するが、本当にただの夢だったのだろうか?もし予知夢だとしたら、今すぐここから逃げなくては。 本当に自分を愛してくれる人と生きたい。 ヴェリテの切実な願いが周りを変えていく。  ハッピーエンド大好きなので、絶対に主人公は幸せに終わらせたいです。 最後まで読んでいただけると嬉しいです。

処理中です...