上 下
70 / 141
恋人としての日々 -ミナトSide-

初デート(8)

しおりを挟む
駅の改札を過ぎてしばらく一緒に歩く。
人気の少なくなった路地へと入り、そろそろお互いの家の方向へ分岐するポイントに近づいた時、タカシがふと歩くのを止めた。

「タカシ、どうした?」
「・・・あのさ、ミナト。今日の初デート楽しかったよ」

急にタカシから言われたお礼に俺は嬉しくなった。

「タカシがそう言ってくれて、俺も嬉しいよ」

そして、俺は大胆にもタカシに抱きついた。

「また明日からも練習がんばろうな?ミナト」
そういうとタカシは俺にキスをした。
俺もそれに答えるように再度、唇を重ねて舌を入れた。

周りに誰かがいたとしても関係ない。
俺とタカシはほんの少しだけキスを通じてお互いが付き合っていることを確認し合い、そして、手を繋いで歩き出す。

「なぁ、明日の部活終わりに・・・・その・・・・ミナトと一つになりたい」
タカシから突然のセックス宣言。
でも俺は嬉しかった。

だって好きな人と肌と肌をくっつけてお互いの体温を感じながら気持ちいいことをできるんだから。

俺は迷わずに「うん」と頷いた。
しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

ビキニに恋した男

廣瀬純一
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

隠れSubは大好きなDomに跪きたい

みー
BL
⚠️Dom/Subユニバース 一部オリジナル表現があります。 ハイランクDom×ハイランクSub

催眠アプリ(???)

あずき
BL
俺の性癖を詰め込んだバカみたいな小説です() 暖かい目で見てね☆(((殴殴殴

熱のせい

yoyo
BL
体調不良で漏らしてしまう、サラリーマンカップルの話です。

処理中です...