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迷路の出口
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私は未だに、男の子ときちんとおつきあいすることができない。
高3の秋に光太が女の子と一緒にいるのを偶然見かけて以降、私は何とか光太を吹っ切ろうと必死になっていた。
受験が終わり大学に入学すると、積極的に(本当は好きではない)サークルの集まりや飲み会に参加し、友達の誘いはできるだけ断らずにつきあった。
そんなふうにしていれば、男の子からはそこそこ声がかかる。そういう中に時々「結構、いいかな」と思える人がいたりすると、断らずにデートに出掛けてみたりした。
ちっとも楽しくなかった。誰と歩いていても、誰とお茶を飲み映画を見ても、心の穴は埋まらなかった。ふと気づくと、あれやこれやと熱心に話している男の子の横顔を見ながら、懐かしい光太の顔を思い浮かべたりしていた。
私は光太のことを全然忘れていなかった。
忘れたいと思っていても、心の根っこに、身体の芯に、光太の存在がくっきりと刻まれて私を離してくれなかった。だって仕方がないのだ。4つのときから当たり前に、光太は私のなかに棲み続けていたのだから。
それは不幸なことのようでいて、泣きたいほどに甘く私を満たす記憶だった。
最後に光太を見てから何年も経つのに、私は誰かと知り合うたびに心の奥で光太と比べていた。
今頃何をしているのだろう。見た目はどんなふうに変わっただろう。ほんの少しくらい、私のことを思い出してくれたりするのだろうか・・・。
毎度そんな調子なので、せっかくデートに出掛けても相手の男の子が何を話していたかまったく覚えていないことが多かった。
今まで男の子とつきあった最長記録は2カ月だ。
がんばって、キスまではした。でも家に帰ってきた途端、メイク落としで唇を必死に拭い、しつこいくらいに歯を磨いて何度も口をすすいでいる自分に気づいて、いったい何をしているんだろうとむなしくなった。
結局その人とはそれきり会うのをやめた。一度キスしただけで私が逃げたので、その人は「自分の何が悪かったのか」と何度も電話やメールを寄越した。別にその人が悪いわけじゃなく、すべて私自身のせいだった。
年頃なのにちゃんと恋愛に向き合えない私の様子を見て、少しずつ母の態度が変わっていった。
たまに、本当にたまに、母の方から光太の名前を出すようになったりした。
「元気にしてるかしらね」とか、「あのときはお母さんもついカッとしちゃって、可哀想なことしたわ」などと、悔やむようなことを口にするようになった。
「今更何だ」と内心腹が立った。
母はどうやら、私が未だに光太のことを引き摺って心から笑えなくなっているのを見て、罪の意識にも似た思いを感じ始めているようだった。母はきっとあの当時、私の心にここまで傷が残るとは思っていなかったのだろう。
でも私はもう母を責める気持ちにはなれなかった。あのときは母を心底恨んだけれど、20歳を過ぎた今なら母の気持ちも多少理解できるようになった。中学生の娘を持つ親として、あのときの母の反応はごく当たり前だったのだと今なら分かる。
本人たちはいっぱしのつもりでも、14歳なんて本当は何一つ分かっていない。
あのまま勢いに流されて最後まで進んでしまい、うっかり妊娠するなんて可能性も決して少なくなかったのだ。そしてそうなったとき、結局泣きつく相手は親に決まっている。
自分たちだけではどうすることもできない年齢なのに、その現実に気づいてすらいなかった。そういうことをきちんと理解しないまま、純粋さだけで突っ走りかけた私たちが愚かだったのだ。
でも、私にはあれがすべてだった。
私は光太がいてくれれば他には何もいらなかった。光太はいつだって私の一番で、私も光太の一番だと信じていた。それももう、遠く儚い幻になってしまった。
私はこの先ちゃんと恋ができるのだろうか。そもそも私は、恋がしたいのだろうか。
自分のことが未だによく分からない。私は私自身をあの中学2年の冬に閉じ込めたまま、いつの間にか22歳になっていた。
11月の金曜日。百貨店のお歳暮シーズンの短期アルバイトに応募していた私は、同じ大学の友人、慶子と一緒にバイトの説明会に出席した。
大量のアルバイトが同時採用されたらしく、最初に簡単な合同説明会が行われ、次に各配属部門ごとに分かれて細かい説明を受けることになっていた。
百貨店の裏口、つまり従業員通用口から入ってIDカードを発行してもらい、係の人に言われるままに長い廊下を通って会議室のような場所に向かった。中は既に人がぎっしりで、そこで順番に名前と配属部門が発表された。私と慶子は売り場ではなく事務の方を希望していたので、入力と伝票チェックが主な仕事の事務部門に配属されてホッとした。
おおまかな説明が終わり、それぞれの部門ごとに別の場所に移動させられることになった。私たちは外商部というところの所属になるとのことで、そのまま会議室に残るように言われた。それでしばらく席に座ったまま、私と慶子は他の人たちが移動する様子をなんとなく眺めていた。
物流部門に配属されるという人たちが数人、会議室の入口付近に固まって立っていた。
商品を台車で運んだり発送手続きをする部門だそうで、いろいろ身体を動かすことが多いせいか男子学生がほとんどだった。百貨店の社員の人が、「きみたちは物流のバイトの先輩が今から呼びに来るから、彼の指示に従ってください」と声をかけている。
「いろんな部署があるんだねぇ。でも『バイトの先輩』ってさ、そんな人に説明とか任せていいのかね」
慶子が男子学生たちを遠目に品定めしながら、呟いた。
「バイトって言っても、その道のベテランさんなんじゃないの?いかにも現場一筋って感じの頼れるオジサンとか」
私の言葉に「ありがちー」などとケタケタ笑いながら入口付近に眼をやっていた慶子が、突然「え、ウソ!」と声を上げて身を乗り出した。
「すみれー、あんたハズレ!全然オジサンじゃないよ、若いイケメン。なんだー、アタシも物流にしとけば良かったかも」
慶子のやや興奮した声に、私も入口の方へ向き直った。
会議室に、背の高い若い男の人が足早に入ってきたところだった。
その人は物流に配属されるメンバーに大きな声で呼びかけながら、マニュアルの紙を配り始めた。
「物流配属のみなさん、これから現場に移動しますのでついてきてください!8人、全員揃ってますか?お名前、確認しまーす」
「ね、かっこよくない?うちらと同じくらいの年かなぁ?」
慶子が横で耳打ちしてきたが、私は返事をするのも忘れてその男の人に釘付けになっていた。
短い髪。グレーのパーカーが似合う広い肩。よく通る低めの声。プリントを持つ手は骨格がしっかりしていて大きい。そして、黒々とした切れ長の瞳。子供の頃から変わらない、鋭いけれど澄んだ眼差し。
・・・光太だった。まぎれもなく、22歳になった光太だった。
私は言葉を失ったまま、点呼を取っている光太の姿を瞬きも忘れてじっと見つめた。
変わっていない。ううん、変わってはいないけれど、4年前に街で一瞬見かけたときより、もっと端正な風貌になっていた。あの頃よりずっと大人っぽい。精悍な顔立ちは、やけに人目を惹いて眩しいくらいだった。
袖をまくった手首のところに、わりと大きめの傷跡が見える。7歳のときに、やかんのお湯で火傷したときの痕だ。しばらく包帯を巻いていて、私が「早く良くなるおまじない」と言って上からサインペンでスマイルマークの絵を描いたら、光太は嬉しそうに笑っていた。
やっぱり光太だ。信じられない。視界が曇り、瞳に熱い涙が押し寄せてきた。
「ちょっ・・・、すみれ!どうしたの?なんで泣いてるの?」
慶子が驚いて私の肩に触れたとき、光太が「すみれ」という名前に反応した。
振り返り、眼が泳ぐ。視線の先に私の姿を見つけ、光太の瞳が大きく見開かれた。
「・・・すみれ・・・」
光太が掠れた声で呟いた。大好きだった、光太だけの優しい響き。
私の眼から涙がこぼれ落ちた。隣で慶子がびっくりして、私と光太の顔を何度も見比べながらあたふたしていた。
高3の秋に光太が女の子と一緒にいるのを偶然見かけて以降、私は何とか光太を吹っ切ろうと必死になっていた。
受験が終わり大学に入学すると、積極的に(本当は好きではない)サークルの集まりや飲み会に参加し、友達の誘いはできるだけ断らずにつきあった。
そんなふうにしていれば、男の子からはそこそこ声がかかる。そういう中に時々「結構、いいかな」と思える人がいたりすると、断らずにデートに出掛けてみたりした。
ちっとも楽しくなかった。誰と歩いていても、誰とお茶を飲み映画を見ても、心の穴は埋まらなかった。ふと気づくと、あれやこれやと熱心に話している男の子の横顔を見ながら、懐かしい光太の顔を思い浮かべたりしていた。
私は光太のことを全然忘れていなかった。
忘れたいと思っていても、心の根っこに、身体の芯に、光太の存在がくっきりと刻まれて私を離してくれなかった。だって仕方がないのだ。4つのときから当たり前に、光太は私のなかに棲み続けていたのだから。
それは不幸なことのようでいて、泣きたいほどに甘く私を満たす記憶だった。
最後に光太を見てから何年も経つのに、私は誰かと知り合うたびに心の奥で光太と比べていた。
今頃何をしているのだろう。見た目はどんなふうに変わっただろう。ほんの少しくらい、私のことを思い出してくれたりするのだろうか・・・。
毎度そんな調子なので、せっかくデートに出掛けても相手の男の子が何を話していたかまったく覚えていないことが多かった。
今まで男の子とつきあった最長記録は2カ月だ。
がんばって、キスまではした。でも家に帰ってきた途端、メイク落としで唇を必死に拭い、しつこいくらいに歯を磨いて何度も口をすすいでいる自分に気づいて、いったい何をしているんだろうとむなしくなった。
結局その人とはそれきり会うのをやめた。一度キスしただけで私が逃げたので、その人は「自分の何が悪かったのか」と何度も電話やメールを寄越した。別にその人が悪いわけじゃなく、すべて私自身のせいだった。
年頃なのにちゃんと恋愛に向き合えない私の様子を見て、少しずつ母の態度が変わっていった。
たまに、本当にたまに、母の方から光太の名前を出すようになったりした。
「元気にしてるかしらね」とか、「あのときはお母さんもついカッとしちゃって、可哀想なことしたわ」などと、悔やむようなことを口にするようになった。
「今更何だ」と内心腹が立った。
母はどうやら、私が未だに光太のことを引き摺って心から笑えなくなっているのを見て、罪の意識にも似た思いを感じ始めているようだった。母はきっとあの当時、私の心にここまで傷が残るとは思っていなかったのだろう。
でも私はもう母を責める気持ちにはなれなかった。あのときは母を心底恨んだけれど、20歳を過ぎた今なら母の気持ちも多少理解できるようになった。中学生の娘を持つ親として、あのときの母の反応はごく当たり前だったのだと今なら分かる。
本人たちはいっぱしのつもりでも、14歳なんて本当は何一つ分かっていない。
あのまま勢いに流されて最後まで進んでしまい、うっかり妊娠するなんて可能性も決して少なくなかったのだ。そしてそうなったとき、結局泣きつく相手は親に決まっている。
自分たちだけではどうすることもできない年齢なのに、その現実に気づいてすらいなかった。そういうことをきちんと理解しないまま、純粋さだけで突っ走りかけた私たちが愚かだったのだ。
でも、私にはあれがすべてだった。
私は光太がいてくれれば他には何もいらなかった。光太はいつだって私の一番で、私も光太の一番だと信じていた。それももう、遠く儚い幻になってしまった。
私はこの先ちゃんと恋ができるのだろうか。そもそも私は、恋がしたいのだろうか。
自分のことが未だによく分からない。私は私自身をあの中学2年の冬に閉じ込めたまま、いつの間にか22歳になっていた。
11月の金曜日。百貨店のお歳暮シーズンの短期アルバイトに応募していた私は、同じ大学の友人、慶子と一緒にバイトの説明会に出席した。
大量のアルバイトが同時採用されたらしく、最初に簡単な合同説明会が行われ、次に各配属部門ごとに分かれて細かい説明を受けることになっていた。
百貨店の裏口、つまり従業員通用口から入ってIDカードを発行してもらい、係の人に言われるままに長い廊下を通って会議室のような場所に向かった。中は既に人がぎっしりで、そこで順番に名前と配属部門が発表された。私と慶子は売り場ではなく事務の方を希望していたので、入力と伝票チェックが主な仕事の事務部門に配属されてホッとした。
おおまかな説明が終わり、それぞれの部門ごとに別の場所に移動させられることになった。私たちは外商部というところの所属になるとのことで、そのまま会議室に残るように言われた。それでしばらく席に座ったまま、私と慶子は他の人たちが移動する様子をなんとなく眺めていた。
物流部門に配属されるという人たちが数人、会議室の入口付近に固まって立っていた。
商品を台車で運んだり発送手続きをする部門だそうで、いろいろ身体を動かすことが多いせいか男子学生がほとんどだった。百貨店の社員の人が、「きみたちは物流のバイトの先輩が今から呼びに来るから、彼の指示に従ってください」と声をかけている。
「いろんな部署があるんだねぇ。でも『バイトの先輩』ってさ、そんな人に説明とか任せていいのかね」
慶子が男子学生たちを遠目に品定めしながら、呟いた。
「バイトって言っても、その道のベテランさんなんじゃないの?いかにも現場一筋って感じの頼れるオジサンとか」
私の言葉に「ありがちー」などとケタケタ笑いながら入口付近に眼をやっていた慶子が、突然「え、ウソ!」と声を上げて身を乗り出した。
「すみれー、あんたハズレ!全然オジサンじゃないよ、若いイケメン。なんだー、アタシも物流にしとけば良かったかも」
慶子のやや興奮した声に、私も入口の方へ向き直った。
会議室に、背の高い若い男の人が足早に入ってきたところだった。
その人は物流に配属されるメンバーに大きな声で呼びかけながら、マニュアルの紙を配り始めた。
「物流配属のみなさん、これから現場に移動しますのでついてきてください!8人、全員揃ってますか?お名前、確認しまーす」
「ね、かっこよくない?うちらと同じくらいの年かなぁ?」
慶子が横で耳打ちしてきたが、私は返事をするのも忘れてその男の人に釘付けになっていた。
短い髪。グレーのパーカーが似合う広い肩。よく通る低めの声。プリントを持つ手は骨格がしっかりしていて大きい。そして、黒々とした切れ長の瞳。子供の頃から変わらない、鋭いけれど澄んだ眼差し。
・・・光太だった。まぎれもなく、22歳になった光太だった。
私は言葉を失ったまま、点呼を取っている光太の姿を瞬きも忘れてじっと見つめた。
変わっていない。ううん、変わってはいないけれど、4年前に街で一瞬見かけたときより、もっと端正な風貌になっていた。あの頃よりずっと大人っぽい。精悍な顔立ちは、やけに人目を惹いて眩しいくらいだった。
袖をまくった手首のところに、わりと大きめの傷跡が見える。7歳のときに、やかんのお湯で火傷したときの痕だ。しばらく包帯を巻いていて、私が「早く良くなるおまじない」と言って上からサインペンでスマイルマークの絵を描いたら、光太は嬉しそうに笑っていた。
やっぱり光太だ。信じられない。視界が曇り、瞳に熱い涙が押し寄せてきた。
「ちょっ・・・、すみれ!どうしたの?なんで泣いてるの?」
慶子が驚いて私の肩に触れたとき、光太が「すみれ」という名前に反応した。
振り返り、眼が泳ぐ。視線の先に私の姿を見つけ、光太の瞳が大きく見開かれた。
「・・・すみれ・・・」
光太が掠れた声で呟いた。大好きだった、光太だけの優しい響き。
私の眼から涙がこぼれ落ちた。隣で慶子がびっくりして、私と光太の顔を何度も見比べながらあたふたしていた。
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