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【side:羽琉】すれ違いと僕の罪。
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夏休みに療養と称して隆臣と出かけた僕だったけど、日焼けをするほど何かをしたわけでもなく外見的な変化は全く無かった。療養中はいつもよりたくさん食べた気になっていたけれど、家に戻ればいつもと変わらないのだから当たり前のことだろう。
家に戻れば部屋の中で宿題をして過ごす毎日。宿題が終わればタブレット学習をして、時間が余った時には本を読んだり動画配信サービスに子守りをしてもらう日々。
隆臣は側に居てくれるけど、僕が手を煩わすことがないせいでリモートでできる仕事を始めたのは父親の指示だった。
「何してるの?」
PCに向かう隆臣にそう問い掛ければ手を止めて説明してくれるけど、聞いても理解できないせいで会話も無くなっていく。だけど、その距離が心地よいのは療養を通して隆臣との信頼関係が強くなったから。
ただ、信頼はしているけれど心を許したわけじゃない。
敵が味方か分からなかった相手が味方だったと認識できたという程度。
「夏休みが終わりますが何か足りないものは無いですか?」
そんなふうに言われて一緒に買いに行きたいとお願いしたのはただの好奇心。それと、療養先で燈哉のために購入したお土産と一緒に手紙を渡したいと思ったから。
隆臣と過ごすことで少しだけ広かった世界は僕を勇気づける。
夏休み前に飲み込んだ言葉を燈哉に伝えてみよう。
夏休み前に伝えられなかった気持ちを口にしてみよう。
そんなふうに思って綴った手紙。
だけど、その手紙を握り潰したのは通学路で彼と燈哉を見てしまったから。
よく日に焼けたふたりは楽しそうに話しながら歩いていて僕の乗る車に気付くことはなかったけれど、燈哉の友人関係に変化があったことに容易に気付く。今まで一緒にいた友人達の輪に入らずふたりで歩いているのは夏休みの間にそれだけ交流を深めた証拠だろう。
車から降りたらすぐに渡そうとしていた手紙だったけど、思わず手に力が入ったせいで握り潰してしまった。渡すはずだったお揃いのお土産の袋も一緒に握ってしまったせいでグチャグチャだ。
「羽琉さん、どうかしましたか?」
渡すはずだった手紙とお土産を鞄に入れようとしたことに気付いたのか隆臣に声をかけられたけど、「何でもないよ」と答える。僕の異変に気付いていないわけではないだろうけど、燈哉と彼にはきっと気付いていないからそう言っておけば隆臣の中では本当に何もないことになるはずだ。
僕は何も用意していなかったし、何も見なかった。
「羽琉、久しぶり」
そんなふうに僕に声をかけてくれた燈哉の隣に彼はいなくて少しだけホッとする。
まだ僕のことを嫌になったわけじゃないのだと安心して「おはよう」と挨拶を交わす。
「燈哉、日に焼けたね」
何でもないことのようにそう言った僕に「羽琉は白いままだね」と笑う。
「でも夏休みに隆臣と涼しいとこに行ってきたよ。
花火も見た」
「え、そうなんだ?
海?山?」
「海は無かった」
「山?」
「山の方だけど山に登ったわけじゃないよ」
どうでもいい会話が続くけど、聞きたいことを聞くことができない。
『あの子と遊んだの?』
『あの子と何したの?』
『僕よりあの子がいいの?』
手紙に書いた質問は鞄の底で丸まってしまっている。そして、口にできない言葉は僕の胸の中に沈んでいく。
「燈哉君は何してたの?」
「宿題やって、おじいちゃんとおばあちゃんの家行って、あとはいつもと変わらないかな」
「いつもと変わらないって?」
「ゲームやったり、本読んだり」
「そうなんだ…」
僕が疑っているだけでそれが事実なのか、それとも燈哉が彼とのことを隠しているのか。どちらとも判断が付かないまま教室に着けば、いつもと変わらない毎日が始まる。
「羽琉、久しぶり。
元気だった?」
燈哉がいるのにわざわざ席の近くに来た伊織に「久しぶり。元気だったよ」と笑顔を向ける。花火を見てはしゃいで熱を出したけれど、それ以降は体調を崩すことなく過ごしているのは隆臣との療養のおかげかもしれない。
いつもよりも多く食事を摂り、時折外に出る生活は僕のことを少しだけ元気にさせた。
だけど、今朝の出来事のせいで気分は優れない。
「羽琉はどこかに行けたの?」
「うん。
隆臣と涼しいところに行ってた」
「え、そうなの?」
「うん、花火も見たよ」
燈哉といる時は伊織との会話はすぐに終わらせるけど、今日は「伊織は?」と会話を続けてみる。
嬉しそうな顔で答える伊織と、面白くなさそうな顔で僕をみる燈哉。燈哉だって、僕の気持ちを少しは思いしればいいと意地悪な気持ちをなる。
「ボクは家族で旅行に行ってきた。水族館でイルカ見たし」
「え、僕もみたい」
「近くの水族館でも見れるから隆臣さんに言ってみたら?」
どうでもいい内容の会話だけど、燈哉がどんどん不機嫌になっていくのが面白い。燈哉だって伊織みたいに色々話してくれたら会話も続いたのに、夏休みの話をしてくれなかったのは燈哉なのだから仕方ない。
「うん、今度の療養の時には水族館お願いしてみる」
「療養って、来年まで待つの?」
「え、だって…」
「近くなら行けるかもしれないからお願いしてみたら?」
「…そうだね」
楽しかった気持ちが急激に萎んでしまうのを感じながらそう答えておく。
伊織とは会話はできるけど、伊織は燈哉みたいに僕に寄り添ってはくれない。僕の事情も、僕と隆臣の関係も理解してないし、自分の好きなことを話し、自分の主張を押し付けるだけの一方的な会話。
「羽琉、そろそろ先生来るから席に戻るね」
会話がひと段落した時にそう言った燈哉が面白くなさそうな顔のまま自分の席に戻っていくと「やば、ボクも戻らないと」と伊織も自分の席に戻っていく。
僕の態度が悪いことは自覚していた。だけど、燈哉だって悪いんだと責任転嫁する。燈哉が僕の欲しい答えをくれないから、塔矢が僕の知りたいことを教えてくれないから。
燈哉のことを何でも知りたくて、燈哉のことを独占したくて僕は少しずつ欲張りになっていく。
燈哉が相変わらず彼と仲良くしていることはすぐに分かった。
僕を車まで送る時にソワソワすることが前よりも多くなった。
僕がトイレに行った次の休み時間に「ちょっとトイレに行ってくる」ということが多くなった。
そんな日は決まってソワソワしていることに自分で気付いていないのかと言いたくなるけれど、どうしてもそれが許せなくなった時に、僕は燈哉を取り返すために嘘をついた。
「燈哉君、気持ち悪い…」
ここ最近は調子が悪いと言わなかった僕の言葉に「え、大丈夫?隆臣さん、呼ぶ?」と焦った燈哉だったけど、「今日は隆臣、昼からもお仕事って言ってた」と嘘を吐く。
隆臣が迎えに来てしまったら燈哉を足止めできなくなってしまうから。
「どうする?
保健室行く?」
「帰りに燈哉君、来てくれる?」
そう聞けば一瞬戸惑うようなそぶりを見せたけど、「当たり前でしょ?」と笑顔を見せる。
「ご飯、食べ過ぎたかな…」
それらしいことを言えば「羽琉、最近頑張って食べてるもんね。お腹が驚いたのかもね」と優しく返されてしまい少しだけ罪悪感を覚える。
だけどこの嘘を止めることはしなかった。
食後のこの時間、隆臣を呼べばすぐに来てしまうから嘘をついて保健室に行ったのは、燈哉が彼に断りに行く時間を作るため。きっと燈哉は保健室からの帰りに彼の教室に寄り、今日の予定をキャンセルするだろう。
もしもキャンセルをしなくても、何か理由をつけて燈哉を家まで送るよう隆臣にお願いすればいいだけ。
嘘だけど嘘じゃない。
だって僕は、機嫌が悪くても調子が悪いって言うような歪んだ子だから。
「燈哉、ごめんね」
嘘を吐いたことに対する謝罪なのか、友人との約束をキャンセルさせたことに対する謝罪なのか、自分でも分からないまま口にした言葉。
「最近、羽琉頑張ってたから色々疲れたんだよ」
それなのに優しく僕の頭を撫でてくれた燈哉に『何も知らないくせに』と思ってしまった僕だって燈哉のことを何も知らなかったのに、自分の理想を燈哉に押し付けて、燈哉のことを、本来の燈哉を歪めてしまっていることに全く気付いていなかったんだ。
園庭で僕を見つけて駆け寄ってくる燈哉が好きだったのに、真っ直ぐな燈哉が好きだったのに。
それを歪めてしまったのは僕の罪。
家に戻れば部屋の中で宿題をして過ごす毎日。宿題が終わればタブレット学習をして、時間が余った時には本を読んだり動画配信サービスに子守りをしてもらう日々。
隆臣は側に居てくれるけど、僕が手を煩わすことがないせいでリモートでできる仕事を始めたのは父親の指示だった。
「何してるの?」
PCに向かう隆臣にそう問い掛ければ手を止めて説明してくれるけど、聞いても理解できないせいで会話も無くなっていく。だけど、その距離が心地よいのは療養を通して隆臣との信頼関係が強くなったから。
ただ、信頼はしているけれど心を許したわけじゃない。
敵が味方か分からなかった相手が味方だったと認識できたという程度。
「夏休みが終わりますが何か足りないものは無いですか?」
そんなふうに言われて一緒に買いに行きたいとお願いしたのはただの好奇心。それと、療養先で燈哉のために購入したお土産と一緒に手紙を渡したいと思ったから。
隆臣と過ごすことで少しだけ広かった世界は僕を勇気づける。
夏休み前に飲み込んだ言葉を燈哉に伝えてみよう。
夏休み前に伝えられなかった気持ちを口にしてみよう。
そんなふうに思って綴った手紙。
だけど、その手紙を握り潰したのは通学路で彼と燈哉を見てしまったから。
よく日に焼けたふたりは楽しそうに話しながら歩いていて僕の乗る車に気付くことはなかったけれど、燈哉の友人関係に変化があったことに容易に気付く。今まで一緒にいた友人達の輪に入らずふたりで歩いているのは夏休みの間にそれだけ交流を深めた証拠だろう。
車から降りたらすぐに渡そうとしていた手紙だったけど、思わず手に力が入ったせいで握り潰してしまった。渡すはずだったお揃いのお土産の袋も一緒に握ってしまったせいでグチャグチャだ。
「羽琉さん、どうかしましたか?」
渡すはずだった手紙とお土産を鞄に入れようとしたことに気付いたのか隆臣に声をかけられたけど、「何でもないよ」と答える。僕の異変に気付いていないわけではないだろうけど、燈哉と彼にはきっと気付いていないからそう言っておけば隆臣の中では本当に何もないことになるはずだ。
僕は何も用意していなかったし、何も見なかった。
「羽琉、久しぶり」
そんなふうに僕に声をかけてくれた燈哉の隣に彼はいなくて少しだけホッとする。
まだ僕のことを嫌になったわけじゃないのだと安心して「おはよう」と挨拶を交わす。
「燈哉、日に焼けたね」
何でもないことのようにそう言った僕に「羽琉は白いままだね」と笑う。
「でも夏休みに隆臣と涼しいとこに行ってきたよ。
花火も見た」
「え、そうなんだ?
海?山?」
「海は無かった」
「山?」
「山の方だけど山に登ったわけじゃないよ」
どうでもいい会話が続くけど、聞きたいことを聞くことができない。
『あの子と遊んだの?』
『あの子と何したの?』
『僕よりあの子がいいの?』
手紙に書いた質問は鞄の底で丸まってしまっている。そして、口にできない言葉は僕の胸の中に沈んでいく。
「燈哉君は何してたの?」
「宿題やって、おじいちゃんとおばあちゃんの家行って、あとはいつもと変わらないかな」
「いつもと変わらないって?」
「ゲームやったり、本読んだり」
「そうなんだ…」
僕が疑っているだけでそれが事実なのか、それとも燈哉が彼とのことを隠しているのか。どちらとも判断が付かないまま教室に着けば、いつもと変わらない毎日が始まる。
「羽琉、久しぶり。
元気だった?」
燈哉がいるのにわざわざ席の近くに来た伊織に「久しぶり。元気だったよ」と笑顔を向ける。花火を見てはしゃいで熱を出したけれど、それ以降は体調を崩すことなく過ごしているのは隆臣との療養のおかげかもしれない。
いつもよりも多く食事を摂り、時折外に出る生活は僕のことを少しだけ元気にさせた。
だけど、今朝の出来事のせいで気分は優れない。
「羽琉はどこかに行けたの?」
「うん。
隆臣と涼しいところに行ってた」
「え、そうなの?」
「うん、花火も見たよ」
燈哉といる時は伊織との会話はすぐに終わらせるけど、今日は「伊織は?」と会話を続けてみる。
嬉しそうな顔で答える伊織と、面白くなさそうな顔で僕をみる燈哉。燈哉だって、僕の気持ちを少しは思いしればいいと意地悪な気持ちをなる。
「ボクは家族で旅行に行ってきた。水族館でイルカ見たし」
「え、僕もみたい」
「近くの水族館でも見れるから隆臣さんに言ってみたら?」
どうでもいい内容の会話だけど、燈哉がどんどん不機嫌になっていくのが面白い。燈哉だって伊織みたいに色々話してくれたら会話も続いたのに、夏休みの話をしてくれなかったのは燈哉なのだから仕方ない。
「うん、今度の療養の時には水族館お願いしてみる」
「療養って、来年まで待つの?」
「え、だって…」
「近くなら行けるかもしれないからお願いしてみたら?」
「…そうだね」
楽しかった気持ちが急激に萎んでしまうのを感じながらそう答えておく。
伊織とは会話はできるけど、伊織は燈哉みたいに僕に寄り添ってはくれない。僕の事情も、僕と隆臣の関係も理解してないし、自分の好きなことを話し、自分の主張を押し付けるだけの一方的な会話。
「羽琉、そろそろ先生来るから席に戻るね」
会話がひと段落した時にそう言った燈哉が面白くなさそうな顔のまま自分の席に戻っていくと「やば、ボクも戻らないと」と伊織も自分の席に戻っていく。
僕の態度が悪いことは自覚していた。だけど、燈哉だって悪いんだと責任転嫁する。燈哉が僕の欲しい答えをくれないから、塔矢が僕の知りたいことを教えてくれないから。
燈哉のことを何でも知りたくて、燈哉のことを独占したくて僕は少しずつ欲張りになっていく。
燈哉が相変わらず彼と仲良くしていることはすぐに分かった。
僕を車まで送る時にソワソワすることが前よりも多くなった。
僕がトイレに行った次の休み時間に「ちょっとトイレに行ってくる」ということが多くなった。
そんな日は決まってソワソワしていることに自分で気付いていないのかと言いたくなるけれど、どうしてもそれが許せなくなった時に、僕は燈哉を取り返すために嘘をついた。
「燈哉君、気持ち悪い…」
ここ最近は調子が悪いと言わなかった僕の言葉に「え、大丈夫?隆臣さん、呼ぶ?」と焦った燈哉だったけど、「今日は隆臣、昼からもお仕事って言ってた」と嘘を吐く。
隆臣が迎えに来てしまったら燈哉を足止めできなくなってしまうから。
「どうする?
保健室行く?」
「帰りに燈哉君、来てくれる?」
そう聞けば一瞬戸惑うようなそぶりを見せたけど、「当たり前でしょ?」と笑顔を見せる。
「ご飯、食べ過ぎたかな…」
それらしいことを言えば「羽琉、最近頑張って食べてるもんね。お腹が驚いたのかもね」と優しく返されてしまい少しだけ罪悪感を覚える。
だけどこの嘘を止めることはしなかった。
食後のこの時間、隆臣を呼べばすぐに来てしまうから嘘をついて保健室に行ったのは、燈哉が彼に断りに行く時間を作るため。きっと燈哉は保健室からの帰りに彼の教室に寄り、今日の予定をキャンセルするだろう。
もしもキャンセルをしなくても、何か理由をつけて燈哉を家まで送るよう隆臣にお願いすればいいだけ。
嘘だけど嘘じゃない。
だって僕は、機嫌が悪くても調子が悪いって言うような歪んだ子だから。
「燈哉、ごめんね」
嘘を吐いたことに対する謝罪なのか、友人との約束をキャンセルさせたことに対する謝罪なのか、自分でも分からないまま口にした言葉。
「最近、羽琉頑張ってたから色々疲れたんだよ」
それなのに優しく僕の頭を撫でてくれた燈哉に『何も知らないくせに』と思ってしまった僕だって燈哉のことを何も知らなかったのに、自分の理想を燈哉に押し付けて、燈哉のことを、本来の燈哉を歪めてしまっていることに全く気付いていなかったんだ。
園庭で僕を見つけて駆け寄ってくる燈哉が好きだったのに、真っ直ぐな燈哉が好きだったのに。
それを歪めてしまったのは僕の罪。
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