選ばれることのない僕は愛される事を夢見る

年子の弟は僕から全てを奪っていく。
親の愛も、友人も、大切な人も、大好きな人も。

誰からも選ばれることのない僕は、いつか誰かに選ばれる事を夢見て、積み重なっていく傷を、癒ることのない傷を増やしていく事しかできなかった。
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