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扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID 179331)をお借りしております。
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え?バンビ?…今、バンビ柄というフェイクファーがあるんです。マフラーやつけ衿、バッグ…ああ。かわいいなぁって思いつつも、私、ホント壊滅的に茶は似合わないんです。なので、茶じゃないフェイクファー生地って言うとグレー〜黒。狼ですよねぇ。ダルメシアンはイヤだし…ゼブラはある程度大きさがないとゼブラっぽくないし…で、いっそ、狼ならば、マタギのおっさんみたいに腰から下げる毛皮風になんて言い出してみたところ。友人から速攻で、マタギのおっさん下げてるのは熊だから!ってツッコミ入りました。ああ。熊か。熊…ここで。このタイミングで投稿入ったんです。夜だと思ってたので不意打ちくらいました。わーい。ネットショッピング中断していそいそと見てみればタイトル4つ。4つめはバンビ。ああ。やっぱり世間はバンビだよなぁ。間違っても熊じゃない。おのれ!
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その後再び寝室に連れ込まれていったサム。大丈夫?って心配しかけたけれど。なんだか第2ラウンド!カーン!と悲壮感漂うかと思いきや。そう言えばさっきジェレミーは治癒かけてたよね?じゃ。いいか!よし!エンジョイ!笑
Rなやつがキライではないですが。好きかと聞かれても返事に悩みます。他人のパンツは見ない主義みたいな?パンツ履いてない人はたぶんほとんどいないけど、間近で詳細に見たくはない。履いているであろうという推測で十分です。たまにかわいい子のがチラッと見えるようなことがあって。あら!ごちそう様でした!は大歓迎だけど、目の前でいきなりズボン脱ぎだすやつがいたら速攻で逃げますね!…そういうわけなので。まさにイタしているその詳細が知りたいわけではないんだけども、なんて言えばいいんでしょうか?「ちゃんとイタしたぞ証明?」「ちゃんとイタせたぞ証明?」発行して頂きたいキャラが何名か。そのうち、限りなく妖精に近い彼に関しては、無事イタせた折りには王都に特大花火もどうぞよろしくお願いいたします。
ご感想を、ありがとうございます。
自分は、現実の服飾流行にとても疎いので、バンビ柄というのがどういうものか検索をして画像を見てみました。手袋は可愛いなと感じました。コートとか生地の大きな物を見ていると別のものが見えてきて……何かに似ているけれどなんだろうと。マタギの狼⇔熊みたいな感じで気づきました。フグです。フグを思い出していました 笑 あの丸い不規則な柄が。狼と熊より……哺乳類でさえなかったという 笑 バンビ柄は生地との組み合わせで活きてきそうですね。ふわふわっとした感じが、可愛いに繋がっているのではと。似た感じでゴマサバが思い浮かび、食べたくなりました。おのれ! 大笑
先にお読み頂いていた部分が、ささやかな「フリ」になっていたので、あとからこちらをお読み頂いたことで「それみたことか!」感を持って頂けて良かったです!逆であれば、この段階では「ん?」なことが、あとから「あれは、これか!」と腑に落ちる展開になっていたかもしれませんね。
本編を書いていた時から、この辺りは自分だけ設定(笑)がありまして、後日談で書くことができて良かったと思っております。レジーその後は明確にはなっておりませんが、そこはご想像にてお願いしたく候 笑
自分は、きっと邪でケガレなのでしょうね…具体的な部分は同感ではございますが、もう少し踏み込んでもいいかなと思うこともあります。R16.5くらいの。いわゆる「朝ちゅん」や「奥様ご懐妊」だけでは、踏み込みが浅い?と思ったり。がっつりR18ではなく、そのギリギリのライン。ですが、規約的に自分では判断ができかねるので、Rではないギリセーフなところまでとしております 笑
ちなみに、この世界観では「トイレ」がありません(初作にて言及) では、下着は? これは明確に答えが出ておりますので、ふれずにおきます 笑
限りなく妖精に近い彼は「どこからともなくもれた」情報により、詳細はともかく結果判定された瞬間、兄号泣、盛大な花火を打ち上げられてしまいそうですね 大笑
貴族式婚姻なので誓いの口づけもしたでしょうし、そこでも兄号泣かと。ですが、たぶんナルとは違い「かまわん。泣かせておけ」と。
いつも話の内容もそうですが、キャラクターそれぞれに想像とそこからくる感情をお伝えくださり、とても喜んでおります! 同じ世界を共有して頂けていることに感謝です!
シリーズをここまで読んできてずっと考えていました。愛を失えば生きていけない…これはそんなに特異なことか?愛とはそういうものではないのか?と。
私、3年前に犬を亡くしました。犬が死んだ翌朝、当たり前に太陽が登ったときに、世界を呪う類の怒りを感じたことを今もよく覚えています。私の大事なものは昨日、この世からいなくなったのに世界は何も変わらない。その無情さに腹が立ちました。そんな世界なんか壊れてしまえ!って。
たかが犬と下に置く人もいますが、犬が私に向けてくれた愛はとてつもなく大きかったです。逆に人は自分以外の誰かにあんなにも当たり前に自分の全てを差し出せるかしら?その答えもこのお話にありました。フレデリック!彼は迷いなく差し出していました。さすが尊敬すべき犬コロです。私はあんなに大事な犬にさえ自分の全てを差し出せていませんでした。いわゆる大人の事情ってやつですね。愚かだったわ。生きてくれているだけで役に立っている…まさに犬に愛されている人間の言葉です。
失って知りましたが、本当の恐怖は失ったあとやって来ました。喪失が変えられない事実なら、せめて一緒に過ごした日々の全てを覚えていたいのに、私はいつかそれを忘れてしまうかも知れないという恐怖。忘れてしまえばもはや忘れてしまったこともわからない。そうなるくらいなら、全て覚えている今のうちに自分を終わらせたい。死にたがりだったジョシュアがレティに出会うまでどんなふうに息をしていたか、私は知っている気がするのはそこに重ねているからかも知れません。
そういう気持ちを抱えながら、今も私が生きているのは、私が亡くした犬と一緒に大事に育てたもう1頭の犬がいたからです。もう1頭のけして長くない一生をできるだけ大事にしようと思うからです。一方で1度喪失を知った私はこの犬を喪うことに怯えています。怯えながら私は毎晩、明日も自分が強くいられるために犬に言い聞かせています。あなたはとってもいい子。かわいいしお利口さん。でも、あなたがいい子だから好きなんじゃないのよ。あなたが悪い子でも大好きって。サムがリスに同じこと言ったときには息が止まりました。リスのためでありながら、同時に実はサムのための発言でもあったんでしょうか。
今回は特に私にとって生々しく匂うお話でした。作者様が感情描写に長けているというのはいいことばかりじゃないかも?と思うくらいには笑
ご感想を頂き、ありがとうございます。
愛というものも様々で、向ける相手に対する比重や種類によっても失った時の心の反応も違ってきたりするかなぁとは思っております。
Jasmin様が仰られておられるように「喪う恐怖」のほうが先にあり、だからこそ、喪ったらどうなるのか=生きていけない、という感覚を持つのではないかと思ったり。
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(対極風ではありますが、実は「元ジーク」もそういうところがあったのですけども)
逝ってしまう側の気持ちはわからないがゆえに、遺されるほうがキツい、というのはあるかと思います。とくに、相手が悲しむなど、なにかしらの理由をもって相手がいるから生きている、というのは、自分の存在意義と成り得ますし、生存理由にもなっています。
なので、その相手がいなければ、生きていなければならない理由が薄れるというところで、ジョシュアは死にたがりだったかもしれません。
サムがリスに言った言葉に、リスのためだけではない部分を感じとって頂けたことを、とても嬉しく感じております。サム自身も、色々と自分について考えさせられていることもありましたので。記憶の件で、なおさら、といったところでしょうか。
日常というのは、本当にとても強くて、自分の心情としては留まっていたいと思っていても、いつしか押し流されてしまったりするよなぁと、時折、寂しくなったりします。
忘れてはいなくても、その時とまったく同じ心情かと言えば、違っていたりするので。
感情描写が長けているというよりは、書いている上で自分から出てきた様々な思いを、Jasmin様が受け止めてくださっているのではないかと思います。
おこがましい言い方をすれば、共鳴して頂けたのではないかと、嬉しくもあり、心苦しくもあり 苦笑
このたびも、深く沁み込むように、お読みくださり、大変、感謝しております!
レジーがフリーならレジーとくっついてほしいくらい(笑)。記憶喪失って知ったらどんな顔するんだろ、ジェレミー。
足をお運び頂き、ありがとうございます!
いわゆる「愛するより愛されるほうが幸せ」みたいなものもあるかもしれませんよね(笑)
怒るようなこともなく、じゃじゃ馬にもならずにすみますし。
どうなったとしても、話を聞かない人が悪いのです(笑)