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前編
線引きは誤らないよう 2
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彼が向かい側に座るのは、久しぶりだ。
なにか物足りなさを感じはするが、あえて、その感覚を封じ込めている。
寄り添って話がしたいなどと思ってはいけない。
彼とは距離を置くと決めたのだ。
「それにしても、私が前に言った通りになっているじゃない」
「ああ、あのダンスの時の?」
「そうよ。あなたは大袈裟なことにはならないって言っていたけれど、これって、なかなか大袈裟なことだと思うわよ?」
「私ときみとでは、認識の規模が違うのさ」
軽口を叩いているようでいて、彼の口調が、いつもと違っているのに気づく。
容赦なく利用すると言っておきながら、躊躇いがあるに違いない。
サマンサの身に危険がおよぶのは、どうやら避けられそうにないので。
「私の家族はどう? 私を言うなりにさせるための人質にされるとか」
自分に対する危険は、しかたがないと思っていた。
彼に味方をするのなら「殺される覚悟」が必要なのだ。
そうはならないとの、彼の言葉を信じている。
サマンサとて、死ぬつもりでいるわけではない。
とはいえ、さっきの話からわかっていた。
カウフマンは、人を人とも思っていない。
意図的に、血を交わらせ、自らに都合のいい「人を創る」など、狂気の沙汰だ。
サマンサからすれば、頭がおかしいとしか考えられなかった。
そういう相手を敵としている。
どんな手を使われるか、わかったものではない。
「それはないよ、サム」
「どうして、そう言い切れるの? アシュリー様は脅されたらしいじゃない」
「きみが、ティンザーだからさ。いっとき言うなりになったとしても、いつ反撃を食らうかわからない。常に気を配っておくなんて、面倒じゃないか」
「ありがとう。殺すほうが手っ取り早いと教えてもらえて、気が楽になったわ」
皮肉っぽく言ったものの、本心では安堵していた。
家族が巻き込まれないのなら、安心して彼の「駒」になれる。
「ところで、街に出るというのは、どういうこと?」
「根を断つにしても、とっかかりは必要でね。それを探しに行く」
「街に行くだけで、見つかるものなの?」
「確実とは言い難いが、おそらく見つかるだろう」
彼の瞳の黒に、深みが広がっていた。
初めて見る色だったが、恐ろしいとは思わない。
きっと、これは彼が「人ならざる者」になる予兆に過ぎない。
サマンサは、彼の本当の姿も力も知らないが、より深く濃い闇の黒が、その瞳の奥にある気がした。
「そのとっかかり、というのは、人なのね?」
「そうだ」
「私は、ついて行くだけ?」
ことさらに、なんでもなさそうに言う。
彼に躊躇わせないためだ。
ただでさえ、彼は独りで事を進めたがる。
それだけの力があるからなのだろうが、置き去りにされるのは嫌だった。
「いや……できれば、その相手にマーカーをつけてほしい」
「マーカー? 印をつけるということ?」
彼が、小さくうなずく。
あまりやらせたくないことのようだ。
その「とっかかり」とサマンサを接触させるのは、本意ではないらしい。
「あなたができない理由があるのでしょう?」
「私は魔術師だからね。向こうにも、魔術師がいる。脅威ではないが、少しばかり面倒でね。私が印をつけると、魔力感知に引っ掛かってしまうのさ」
「私は、魔術師ではないから、その目をかいくぐれるってわけね」
「ただし、相手は魔術師だけでもない」
互いに、魔術師とそうでない者の駒がある。
魔術師を騙すには「持たざる者」のほうが、都合がいい。
だが、街に出れば、そこいら中に「持たざる者」はいる。
むしろ、魔術師ではない者のほうが多いのだ。
「きみがマーカーをつけたと分かれば、たちどころに、こちらの動きが悟られる」
「先手を打てなくなっては意味がないわ」
思っていたより、簡単ではない。
重要任務と言える。
サマンサがしくじれば、彼は不利に立たされるのだ。
それでも、怯んではいられなかった。
「その印だけれど、どうやってつけるの?」
彼が、わずかに顔をしかめる。
やはり躊躇っているようだ。
彼らしくもなく、言い淀んでいる。
「なによ?」
「……きみに、ちょっぴり痛い目に合ってもらわなくちゃならなくてね」
「痛い目? その人物に殴られでもしろってことかしら?」
サマンサの言葉は、意外にも予想外だったらしい。
普通「痛い目に合う」と言えば、想像する結果は2つくらいしかないはずだ。
暴力的な意味合いか、教訓的な意味合いか。
見ず知らずの相手に説教をされる謂れはないので、サマンサは前者だと思った。
「きみを殴るような奴がいたら、私は、そいつの骨を残らず粉々に砕くだろうよ」
「そんなことをすれば、その人、立って歩けなくなるじゃない」
「物を掴むこともできなくなるさ」
「私が殴られても、あなたが治癒してくれればすむわよ」
「そういう問題ではない」
大真面目に言う彼に、少し笑ってしまいそうになる。
とはいえ、深刻な話の最中に笑うわけにはいかないので、我慢した。
彼は、人でなしの禄でなしではあるが「過保護」には違いない。
「でも、私が殴られるという話ではないのでしょう?」
「きみの血が、ほんの少し必要なだけで、殴られる必要はないね」
「痛い目って……指先を針で、ちょんと突くとか、そういう……」
いよいよ、笑いそうになるのを堪える。
その程度、サマンサにすれば、痛い目のうちには入らない。
以前の体型だった頃、絶食してぶっ倒れ、何度、床に体を打ち付けたことか。
膝を擦り剝いて、だらだら血を流したこともあった。
「あなたと私の、大袈裟の認識の違いを痛感したわ」
「少なくとも、きみの体を、故意に傷つけなければならない」
「必要なだけの血が取れたら、治癒してくれるのよね?」
「当然だよ、きみ」
針で指を突いたくらいなら、舐めておけば治る。
などとは、とても言えそうにない。
サマンサは、肩をすくめた。
尖塔を昇り降りしていた頃に出会っていたら、とんてもなく小言を言われていただろう。
兄が、彼を信頼するのもわかる。
「その血を、相手につければいいのかしら?」
「できれば、服などではなく素肌が望ましいが、無理はしないでくれ」
「わかったわ。相手に警戒されないことが、重要だもの」
あまりにわざとらし過ぎると、相手に警戒されてしまう。
本人は気にしないかもしれないが、どこで監視されているかわからないのだ。
商人は、どこにでもいる。
カウフマンの手先が潜んでいることを、忘れてはならない。
「準備は、いつ頃になりそう? 街には、あなたと一緒に出るのよね?」
アドラントの街に出るのは、初めてだ。
というより、街に出ること自体が初めてだった。
王都で劇場には行ったが、馬車だったため、街を歩き回ったりはしていない。
街の風景を、馬車の窓から見ただけだ。
危険が伴うとわかっていても、少しわくわくする。
そこで、ふと思った。
「あなた、すごく目立つと思うのだけれど、それは、かまわないの?」
「きみのほうが目立つと思うけれどね。それは、かまわないよ」
「お忍びでは行かない、ということ?」
「私は、自然な姿の、きみを好んでいる。髪や目の色を変える気はないな」
サマンサは、小さく彼をにらむ。
ちょっとした警告だ。
線引きの「線」を片足で踏んでいる、という。
だが、彼は平気で、サマンサの視線を無視する。
「目立つほうがいいのさ。私は、これでもアドラントの領主でね。街を自由に歩く権利くらいはある。なまじ、こそこそするほうが不自然なのだよ」
「あなたの、領主然とした姿を見られるなんて、貴重な体験ができそうね」
サマンサの言葉に、彼が、わずかに目を細めた。
なにか居心地の悪さを感じる。
重要任務について話しているのに、少し軽口を叩き過ぎただろうか。
以前、彼に「命を軽視している」と指摘されたのを思い出していた。
「ねえ、きみ。いいかい」
サマンサは、ひどく戸惑う。
彼の黒い瞳が、いつかのように揺れていたからだ。
この反応を、彼女は知っている。
頬が、勝手に熱くなった。
「私が、もっと貴重な体験を、きみにさせてあげられると知っているだろう?」
じっと見つめられ、体が、ぞくりと震える。
劇場でした口づけが、感覚として蘇っていた。
サマンサは、男性に、こういう瞳で見られることに慣れていない。
「そ、それは……私が望むのなら、ということではなかった?」
「望まない?」
ぎゅっと手を握り締める。
どうしてこういう話になったのか。
サマンサが距離を置こうとしていたことに、彼は気づいていたはずだ。
彼女は、彼も納得しているのだろうと思い込んでいたが、違ったらしい。
彼は、線引きを踏むだけではなく、踏み越えようとしている。
心臓の鼓動が、激しく波打っていた。
心が、へし折られそうになっている。
彼の座っているソファに移動しさえすれば、彼はサマンサを抱き上げるだろう。
そして、寝室に連れて行くに違いない。
サマンサも、その誘惑に乗ってしまってもいいような気分だった。
が、しかし。
「私はティンザーだと言ったでしょう? 見返りに、なにを欲しがるか、わかっているわよね? あなたが、けして差し出せないものよ?」
彼は軽く肩をすくめただけで、危うい雰囲気を断ち切る。
サマンサは、まともに呼吸をするので精一杯だ。
油断した自分に腹が立つ。
それでも、平静さを装いながら、彼に冷たく言った。
「おふざけはいいから、打ち合わせをしない?」
なにか物足りなさを感じはするが、あえて、その感覚を封じ込めている。
寄り添って話がしたいなどと思ってはいけない。
彼とは距離を置くと決めたのだ。
「それにしても、私が前に言った通りになっているじゃない」
「ああ、あのダンスの時の?」
「そうよ。あなたは大袈裟なことにはならないって言っていたけれど、これって、なかなか大袈裟なことだと思うわよ?」
「私ときみとでは、認識の規模が違うのさ」
軽口を叩いているようでいて、彼の口調が、いつもと違っているのに気づく。
容赦なく利用すると言っておきながら、躊躇いがあるに違いない。
サマンサの身に危険がおよぶのは、どうやら避けられそうにないので。
「私の家族はどう? 私を言うなりにさせるための人質にされるとか」
自分に対する危険は、しかたがないと思っていた。
彼に味方をするのなら「殺される覚悟」が必要なのだ。
そうはならないとの、彼の言葉を信じている。
サマンサとて、死ぬつもりでいるわけではない。
とはいえ、さっきの話からわかっていた。
カウフマンは、人を人とも思っていない。
意図的に、血を交わらせ、自らに都合のいい「人を創る」など、狂気の沙汰だ。
サマンサからすれば、頭がおかしいとしか考えられなかった。
そういう相手を敵としている。
どんな手を使われるか、わかったものではない。
「それはないよ、サム」
「どうして、そう言い切れるの? アシュリー様は脅されたらしいじゃない」
「きみが、ティンザーだからさ。いっとき言うなりになったとしても、いつ反撃を食らうかわからない。常に気を配っておくなんて、面倒じゃないか」
「ありがとう。殺すほうが手っ取り早いと教えてもらえて、気が楽になったわ」
皮肉っぽく言ったものの、本心では安堵していた。
家族が巻き込まれないのなら、安心して彼の「駒」になれる。
「ところで、街に出るというのは、どういうこと?」
「根を断つにしても、とっかかりは必要でね。それを探しに行く」
「街に行くだけで、見つかるものなの?」
「確実とは言い難いが、おそらく見つかるだろう」
彼の瞳の黒に、深みが広がっていた。
初めて見る色だったが、恐ろしいとは思わない。
きっと、これは彼が「人ならざる者」になる予兆に過ぎない。
サマンサは、彼の本当の姿も力も知らないが、より深く濃い闇の黒が、その瞳の奥にある気がした。
「そのとっかかり、というのは、人なのね?」
「そうだ」
「私は、ついて行くだけ?」
ことさらに、なんでもなさそうに言う。
彼に躊躇わせないためだ。
ただでさえ、彼は独りで事を進めたがる。
それだけの力があるからなのだろうが、置き去りにされるのは嫌だった。
「いや……できれば、その相手にマーカーをつけてほしい」
「マーカー? 印をつけるということ?」
彼が、小さくうなずく。
あまりやらせたくないことのようだ。
その「とっかかり」とサマンサを接触させるのは、本意ではないらしい。
「あなたができない理由があるのでしょう?」
「私は魔術師だからね。向こうにも、魔術師がいる。脅威ではないが、少しばかり面倒でね。私が印をつけると、魔力感知に引っ掛かってしまうのさ」
「私は、魔術師ではないから、その目をかいくぐれるってわけね」
「ただし、相手は魔術師だけでもない」
互いに、魔術師とそうでない者の駒がある。
魔術師を騙すには「持たざる者」のほうが、都合がいい。
だが、街に出れば、そこいら中に「持たざる者」はいる。
むしろ、魔術師ではない者のほうが多いのだ。
「きみがマーカーをつけたと分かれば、たちどころに、こちらの動きが悟られる」
「先手を打てなくなっては意味がないわ」
思っていたより、簡単ではない。
重要任務と言える。
サマンサがしくじれば、彼は不利に立たされるのだ。
それでも、怯んではいられなかった。
「その印だけれど、どうやってつけるの?」
彼が、わずかに顔をしかめる。
やはり躊躇っているようだ。
彼らしくもなく、言い淀んでいる。
「なによ?」
「……きみに、ちょっぴり痛い目に合ってもらわなくちゃならなくてね」
「痛い目? その人物に殴られでもしろってことかしら?」
サマンサの言葉は、意外にも予想外だったらしい。
普通「痛い目に合う」と言えば、想像する結果は2つくらいしかないはずだ。
暴力的な意味合いか、教訓的な意味合いか。
見ず知らずの相手に説教をされる謂れはないので、サマンサは前者だと思った。
「きみを殴るような奴がいたら、私は、そいつの骨を残らず粉々に砕くだろうよ」
「そんなことをすれば、その人、立って歩けなくなるじゃない」
「物を掴むこともできなくなるさ」
「私が殴られても、あなたが治癒してくれればすむわよ」
「そういう問題ではない」
大真面目に言う彼に、少し笑ってしまいそうになる。
とはいえ、深刻な話の最中に笑うわけにはいかないので、我慢した。
彼は、人でなしの禄でなしではあるが「過保護」には違いない。
「でも、私が殴られるという話ではないのでしょう?」
「きみの血が、ほんの少し必要なだけで、殴られる必要はないね」
「痛い目って……指先を針で、ちょんと突くとか、そういう……」
いよいよ、笑いそうになるのを堪える。
その程度、サマンサにすれば、痛い目のうちには入らない。
以前の体型だった頃、絶食してぶっ倒れ、何度、床に体を打ち付けたことか。
膝を擦り剝いて、だらだら血を流したこともあった。
「あなたと私の、大袈裟の認識の違いを痛感したわ」
「少なくとも、きみの体を、故意に傷つけなければならない」
「必要なだけの血が取れたら、治癒してくれるのよね?」
「当然だよ、きみ」
針で指を突いたくらいなら、舐めておけば治る。
などとは、とても言えそうにない。
サマンサは、肩をすくめた。
尖塔を昇り降りしていた頃に出会っていたら、とんてもなく小言を言われていただろう。
兄が、彼を信頼するのもわかる。
「その血を、相手につければいいのかしら?」
「できれば、服などではなく素肌が望ましいが、無理はしないでくれ」
「わかったわ。相手に警戒されないことが、重要だもの」
あまりにわざとらし過ぎると、相手に警戒されてしまう。
本人は気にしないかもしれないが、どこで監視されているかわからないのだ。
商人は、どこにでもいる。
カウフマンの手先が潜んでいることを、忘れてはならない。
「準備は、いつ頃になりそう? 街には、あなたと一緒に出るのよね?」
アドラントの街に出るのは、初めてだ。
というより、街に出ること自体が初めてだった。
王都で劇場には行ったが、馬車だったため、街を歩き回ったりはしていない。
街の風景を、馬車の窓から見ただけだ。
危険が伴うとわかっていても、少しわくわくする。
そこで、ふと思った。
「あなた、すごく目立つと思うのだけれど、それは、かまわないの?」
「きみのほうが目立つと思うけれどね。それは、かまわないよ」
「お忍びでは行かない、ということ?」
「私は、自然な姿の、きみを好んでいる。髪や目の色を変える気はないな」
サマンサは、小さく彼をにらむ。
ちょっとした警告だ。
線引きの「線」を片足で踏んでいる、という。
だが、彼は平気で、サマンサの視線を無視する。
「目立つほうがいいのさ。私は、これでもアドラントの領主でね。街を自由に歩く権利くらいはある。なまじ、こそこそするほうが不自然なのだよ」
「あなたの、領主然とした姿を見られるなんて、貴重な体験ができそうね」
サマンサの言葉に、彼が、わずかに目を細めた。
なにか居心地の悪さを感じる。
重要任務について話しているのに、少し軽口を叩き過ぎただろうか。
以前、彼に「命を軽視している」と指摘されたのを思い出していた。
「ねえ、きみ。いいかい」
サマンサは、ひどく戸惑う。
彼の黒い瞳が、いつかのように揺れていたからだ。
この反応を、彼女は知っている。
頬が、勝手に熱くなった。
「私が、もっと貴重な体験を、きみにさせてあげられると知っているだろう?」
じっと見つめられ、体が、ぞくりと震える。
劇場でした口づけが、感覚として蘇っていた。
サマンサは、男性に、こういう瞳で見られることに慣れていない。
「そ、それは……私が望むのなら、ということではなかった?」
「望まない?」
ぎゅっと手を握り締める。
どうしてこういう話になったのか。
サマンサが距離を置こうとしていたことに、彼は気づいていたはずだ。
彼女は、彼も納得しているのだろうと思い込んでいたが、違ったらしい。
彼は、線引きを踏むだけではなく、踏み越えようとしている。
心臓の鼓動が、激しく波打っていた。
心が、へし折られそうになっている。
彼の座っているソファに移動しさえすれば、彼はサマンサを抱き上げるだろう。
そして、寝室に連れて行くに違いない。
サマンサも、その誘惑に乗ってしまってもいいような気分だった。
が、しかし。
「私はティンザーだと言ったでしょう? 見返りに、なにを欲しがるか、わかっているわよね? あなたが、けして差し出せないものよ?」
彼は軽く肩をすくめただけで、危うい雰囲気を断ち切る。
サマンサは、まともに呼吸をするので精一杯だ。
油断した自分に腹が立つ。
それでも、平静さを装いながら、彼に冷たく言った。
「おふざけはいいから、打ち合わせをしない?」
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