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もう一度合格を確かめたいってこと?
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ディランが無事試験に合格となった。
あれだけ頑張ってたんもんね。
ディランは短期間で身体が引き締まり、顔つきも精鍛で男らしいものに変わった。
よっぽど大変な訓練だったんだと想像できるわ。
合格発表の時はクロエとイリスの企画により思いがけず普段とは違う清楚系の服とメイクで行くことになった。
イリスの助言通りディランを抱きしめることもした。
だって、イリスが既婚受験者は配偶者の抱擁がマナーと言ってきたからだ。
そうでなければ、こんな公衆の面前で私に抱きしめられるディランが気の毒だもん。
心の中で「ごめん。ちょっと我慢して。」と唱えながらディランを抱きしめた。
そうすれば、合格が伝わり一件落着!めでたしめでたし!
で終わるはずだったんだけど…。
予想外な事が起こった。
ディランが私を抱き返したのだ。
しかも、すごい力で。
軍人の男の人に強く抱きしめられたら身動きが取れない。
ちょっと、苦しい…。
鍛えられた体で抱きしめられるのってこんながっしりしてるの?
太ってないからちょっと硬いんだけど、弾力があって服越しでも分かるくらい体が熱い。
イリスの声でディランが手を離したすきにディランから離れた。
物凄くドキドキしているのは驚いたからなんだろうか…。
こんな抱きしめられたことないからドキドキの理由がよく分らないわ。
合格発表の後、合格者は手続きと新しい制服を受けとってそのまま帰宅出来た。
エルヴィス様に挨拶できなかったのは残念だけど、彼も受かっていて安心した。
屋敷に帰る途中にある少し高級なレストランで私、イリス、クロエ、ディランの4人で合格祝いを開いた。
ディランはみんなのおかげだと感謝し、これからも気を抜かず軍人として邁進します。
と、それはそれは謙虚だった。
憑き物が取れたってこんな感覚なのかな?
いや、人それぞれ変わるタイミングがあるんだ。
私もそうだった。
おかーはんやせなちゃんの存在で変われた。
ディランもクロエの存在で変われたんだ。
そんな場面に立ち会えて私もちょっと感動してしまった。
おかーはんもこんな気持ちやったんかな。
「エレノア?どうかしたか?体調が良くないのか?」
ディランが心配そうに私の顔を覗き込む。
おおう、やっぱりイケメンだ。
あの発表会場でディランの事をチラチラ見ている同伴者が複数人いたのを私は知っている。
まあ、これだけカッコよくなったんだからそうなるよね~。
けど、次の結婚は自分で相手を決めるんだから変な女には引っ掛からないで欲しいな。
クロエの為にも。
「ううん。何でもない。
嬉しいことがあると昔の嬉しい事も思い出して感動してただけ。」
「…。そうか。それなら良いんだが。」
レストランをあとにするとき、クロエがウトウトしていた。
とても眠たいからイリスの部屋に泊まりたいとお願いしている。
もちろん、イリスは天使の笑顔で頼まれたからには断ることは出来ないようだ。
「クロエは私の部屋に泊まらせるから、二人はゆっくり屋敷に帰るといい。」
イリスはそう言って別の馬車を掴まえてクロエと一緒に乗り込んだ。
残された私たちも馬車に乗り、二人で屋敷に帰った。
屋敷に着くと、朝からソワソワしていた緊張感が解かれるのが自分でも分かる。
「はあ~、ディラン、本当にお疲れさまでした。
頑張ってる姿見てたから私もすごく嬉しいわ。
今日はゆっくり休んでね。
明日はゆっくりできるんでしょう?」
「ああ、ありがとう。エレノアがいたから頑張れたんだ。
辛い訓練中もエレノアの事を思い浮かべたら乗り越えられた。」
「そ、そうなの?まあ…それは良かった。」
えらく私を持ち上げてくれるなあ。
そんな持ち上げても得はないぞ。
「エレノア、変な事はしない。
だから、もう一度抱きしめさせてほしい。」
「え?」
何を言い出すんだこの人は。
「あ、あの、さっきのはイリスがからかって合格者には配偶者の抱擁が暗黙のルールって嘘をつくから…。
だから…。」
「ああ、すごく嬉しかったんだ。
エレノアが普段とは違う可憐な装いで来てくれただけでも眩暈がするほど美しさで圧倒されたのに、俺に手を回してくれた事で発狂しそうなほど気持ちが高ぶってしまった。
あまりにも感動しすぎて記憶があまりないんだ。
だから、もう一度…頼む…。」
発狂しそうな気持ちの高ぶりってどういう事だろうか?
嫌…って訳ではないんだよね。
多分。
まあ、変な意味はない感じだし、冷静になった今もう一度誰かと合格した感動を噛み締めたいって事なのかな。
まあ、その気持ち分からなくもないか。
私も何か達成すればきっとおかーはんにお願いしていたかもしれないしな。
「分かった。
良いわよ。
恥ずかしいからちょっとだけね。」
「本当か?ありがとう。
じゃあ…。苦しくないように抱きしめさしてもらう。」
ディランは私をそっと包み込むように抱きしめた。
優しく背中に手を回される。
おめでとう、ディラン…。
私もそっとディランの背中に手を回した。
時々、街中でフリーハグをしている人がいたけど、なるほど…こんな感触なのか。
確かに、言葉がなくてもダイレクトに人の温かさが感じられるな。
一番シンプルなコミュニケーションなのね。
…。
って言うか、長くないかい?
流石に恥ずかしいんだけど。
色んなところが体に密着してお互いの体温が交じる感じが、息づかいまで意識しちゃう感じが…。
何かエロくて恥ずかしいんだけど…。
クロエに重ねてディランの要求を聞いてるけど、やっぱり成人男性だと何か違う…。
体格差も骨格も筋肉量も熱量も全部違う…。
ああ、意識し始めたら一気に恥ずかしさが込み上がってきた。
こんな変な気持ちを持ったらディランに失礼だよね。
ディランは純粋に感動を分かち合ってるだけでよこしまな気持ちなんて一切ないはずなのに。
私の方が思春期男子の思考なっちゃってるじゃん。
いかん、いかん。礼儀正しくあれ!
「ディラン、もう大丈夫だよ。
さ、離れよ。」
何が大丈夫なのかよく分らないけど。
ディランに回した手で背中をぽんぽんと叩いた。
離してもらえるかと思ったけど、逆に力を強められた。
何で?
「…もうちょっと、こうしていたい…。」
甘えん坊か。
困る、困るんだよそれじゃあ。
広い屋敷の中で若い男女が夜な夜な抱き合ってたらやっぱりおかしいじゃないか。
ディランは純粋なハグかもしれないが、私が落ち着かないのだよ。
何か、別の用事を、言い訳を考えなければ。
「もうダメ。
ほら、合格したら私の過去の話するって言ってたじゃない。
ね?」
「また、抱きしめてもいいか?
良いなら離れる。」
クロエより甘えん坊じゃん。
昼に合格発表を立って待つ姿は立派な軍人そのものだったのに、ギャップ激しいな。
そのギャップにキュンときてしまう女性多そうだな。
「分かったから。
時々なら大丈夫だから今は離れましょう。」
とりあえず、この妙な雰囲気を壊すためにも一刻も早く離れて欲しい。
「…。分かった。」
そう言うと名残惜しそうにゆっくり手を解いてくれた。
ふう、ひとまず安心だ。
あれだけ頑張ってたんもんね。
ディランは短期間で身体が引き締まり、顔つきも精鍛で男らしいものに変わった。
よっぽど大変な訓練だったんだと想像できるわ。
合格発表の時はクロエとイリスの企画により思いがけず普段とは違う清楚系の服とメイクで行くことになった。
イリスの助言通りディランを抱きしめることもした。
だって、イリスが既婚受験者は配偶者の抱擁がマナーと言ってきたからだ。
そうでなければ、こんな公衆の面前で私に抱きしめられるディランが気の毒だもん。
心の中で「ごめん。ちょっと我慢して。」と唱えながらディランを抱きしめた。
そうすれば、合格が伝わり一件落着!めでたしめでたし!
で終わるはずだったんだけど…。
予想外な事が起こった。
ディランが私を抱き返したのだ。
しかも、すごい力で。
軍人の男の人に強く抱きしめられたら身動きが取れない。
ちょっと、苦しい…。
鍛えられた体で抱きしめられるのってこんながっしりしてるの?
太ってないからちょっと硬いんだけど、弾力があって服越しでも分かるくらい体が熱い。
イリスの声でディランが手を離したすきにディランから離れた。
物凄くドキドキしているのは驚いたからなんだろうか…。
こんな抱きしめられたことないからドキドキの理由がよく分らないわ。
合格発表の後、合格者は手続きと新しい制服を受けとってそのまま帰宅出来た。
エルヴィス様に挨拶できなかったのは残念だけど、彼も受かっていて安心した。
屋敷に帰る途中にある少し高級なレストランで私、イリス、クロエ、ディランの4人で合格祝いを開いた。
ディランはみんなのおかげだと感謝し、これからも気を抜かず軍人として邁進します。
と、それはそれは謙虚だった。
憑き物が取れたってこんな感覚なのかな?
いや、人それぞれ変わるタイミングがあるんだ。
私もそうだった。
おかーはんやせなちゃんの存在で変われた。
ディランもクロエの存在で変われたんだ。
そんな場面に立ち会えて私もちょっと感動してしまった。
おかーはんもこんな気持ちやったんかな。
「エレノア?どうかしたか?体調が良くないのか?」
ディランが心配そうに私の顔を覗き込む。
おおう、やっぱりイケメンだ。
あの発表会場でディランの事をチラチラ見ている同伴者が複数人いたのを私は知っている。
まあ、これだけカッコよくなったんだからそうなるよね~。
けど、次の結婚は自分で相手を決めるんだから変な女には引っ掛からないで欲しいな。
クロエの為にも。
「ううん。何でもない。
嬉しいことがあると昔の嬉しい事も思い出して感動してただけ。」
「…。そうか。それなら良いんだが。」
レストランをあとにするとき、クロエがウトウトしていた。
とても眠たいからイリスの部屋に泊まりたいとお願いしている。
もちろん、イリスは天使の笑顔で頼まれたからには断ることは出来ないようだ。
「クロエは私の部屋に泊まらせるから、二人はゆっくり屋敷に帰るといい。」
イリスはそう言って別の馬車を掴まえてクロエと一緒に乗り込んだ。
残された私たちも馬車に乗り、二人で屋敷に帰った。
屋敷に着くと、朝からソワソワしていた緊張感が解かれるのが自分でも分かる。
「はあ~、ディラン、本当にお疲れさまでした。
頑張ってる姿見てたから私もすごく嬉しいわ。
今日はゆっくり休んでね。
明日はゆっくりできるんでしょう?」
「ああ、ありがとう。エレノアがいたから頑張れたんだ。
辛い訓練中もエレノアの事を思い浮かべたら乗り越えられた。」
「そ、そうなの?まあ…それは良かった。」
えらく私を持ち上げてくれるなあ。
そんな持ち上げても得はないぞ。
「エレノア、変な事はしない。
だから、もう一度抱きしめさせてほしい。」
「え?」
何を言い出すんだこの人は。
「あ、あの、さっきのはイリスがからかって合格者には配偶者の抱擁が暗黙のルールって嘘をつくから…。
だから…。」
「ああ、すごく嬉しかったんだ。
エレノアが普段とは違う可憐な装いで来てくれただけでも眩暈がするほど美しさで圧倒されたのに、俺に手を回してくれた事で発狂しそうなほど気持ちが高ぶってしまった。
あまりにも感動しすぎて記憶があまりないんだ。
だから、もう一度…頼む…。」
発狂しそうな気持ちの高ぶりってどういう事だろうか?
嫌…って訳ではないんだよね。
多分。
まあ、変な意味はない感じだし、冷静になった今もう一度誰かと合格した感動を噛み締めたいって事なのかな。
まあ、その気持ち分からなくもないか。
私も何か達成すればきっとおかーはんにお願いしていたかもしれないしな。
「分かった。
良いわよ。
恥ずかしいからちょっとだけね。」
「本当か?ありがとう。
じゃあ…。苦しくないように抱きしめさしてもらう。」
ディランは私をそっと包み込むように抱きしめた。
優しく背中に手を回される。
おめでとう、ディラン…。
私もそっとディランの背中に手を回した。
時々、街中でフリーハグをしている人がいたけど、なるほど…こんな感触なのか。
確かに、言葉がなくてもダイレクトに人の温かさが感じられるな。
一番シンプルなコミュニケーションなのね。
…。
って言うか、長くないかい?
流石に恥ずかしいんだけど。
色んなところが体に密着してお互いの体温が交じる感じが、息づかいまで意識しちゃう感じが…。
何かエロくて恥ずかしいんだけど…。
クロエに重ねてディランの要求を聞いてるけど、やっぱり成人男性だと何か違う…。
体格差も骨格も筋肉量も熱量も全部違う…。
ああ、意識し始めたら一気に恥ずかしさが込み上がってきた。
こんな変な気持ちを持ったらディランに失礼だよね。
ディランは純粋に感動を分かち合ってるだけでよこしまな気持ちなんて一切ないはずなのに。
私の方が思春期男子の思考なっちゃってるじゃん。
いかん、いかん。礼儀正しくあれ!
「ディラン、もう大丈夫だよ。
さ、離れよ。」
何が大丈夫なのかよく分らないけど。
ディランに回した手で背中をぽんぽんと叩いた。
離してもらえるかと思ったけど、逆に力を強められた。
何で?
「…もうちょっと、こうしていたい…。」
甘えん坊か。
困る、困るんだよそれじゃあ。
広い屋敷の中で若い男女が夜な夜な抱き合ってたらやっぱりおかしいじゃないか。
ディランは純粋なハグかもしれないが、私が落ち着かないのだよ。
何か、別の用事を、言い訳を考えなければ。
「もうダメ。
ほら、合格したら私の過去の話するって言ってたじゃない。
ね?」
「また、抱きしめてもいいか?
良いなら離れる。」
クロエより甘えん坊じゃん。
昼に合格発表を立って待つ姿は立派な軍人そのものだったのに、ギャップ激しいな。
そのギャップにキュンときてしまう女性多そうだな。
「分かったから。
時々なら大丈夫だから今は離れましょう。」
とりあえず、この妙な雰囲気を壊すためにも一刻も早く離れて欲しい。
「…。分かった。」
そう言うと名残惜しそうにゆっくり手を解いてくれた。
ふう、ひとまず安心だ。
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