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バカ息子 ディラン=マックレーン
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北部の視察が終わり数日経ったが、まだデイビット様の体調がいまいちな状態が続いていた。
私や執事が傍についていたけど、デイビット様が希望したのは彼氏だった。
彼氏の名前はヘイリーと言うらしい。
今まで夜の間出入りしてもらっていたけど、もうそんなことは言っていられない。
私が許可を出しヘイリーさんを昼夜構わず出入り可とした。
その影響で、世間の噂では私がデイビット様の病気に便乗して、特定の気に入った男を好き放題屋敷に呼び寄せているとなっている。
噂でお腹が減る事もなければ満たされることもない。
私はまったく気にしなかった。
けど、心情としてはヘイリーさんにはあまり会いたくはない。
やっぱり複雑じゃん。
だから挨拶とかも特にしなかった。
何度か見かけたことはあるけど遠目だけ。
おでこの右側に傷がある顔だった。
私はデイビット様みたいな優しそうな犬顔が好みだけど、ヘイリーさんは眼力強めな蛇顔だった。
まあ、かっこいいけど私の好みではないわ~。とか思ってしまった。
夫の彼氏の評価とか何か複雑だな。
そして、ついにやってきた。デイビット様の一人息子ディラン=マックレーンに会う日が。
にしても、遅い。
約束の時間とっくに過ぎてるんですけど、ずっと待ってるんですけど。
私は全然いいの。
けど、デイビット様がすごく心配なわけ。
体調がずっと良くないから出来るだけ横になっていて欲しいんだけどな。
おかしいな。
デイビット様は私の顔見せの時でも先に来て待ってくれているような人だった。
他の会議でも絶対遅れないように時間厳守だったんだけどな。
どうしても遅れる時は前もって知らせるのが礼儀でしょ。
何で息子がそんな礼儀知らずなんや?
私はイライラがピークに達しそうだった。
「エレノア、すまないね。息子がなかなか来ないのは私のせいだ。
家庭をないがしろにした私への当てつけもあるのだろう…。今日は来ないかもしれないな。」
いやいやいや。それにしても約束は守ろうよ。
息子さんこの国では成人してるよね。
しかも領地治めている領主でもあるよね。
色んな感情があってもそこは大人なんだからちゃんと対応せんとおかしいでしょ。
思春期か。
私は黙って持っていた扇を折りそうな勢いで握りしめていた。
そこへ、執事が慌てて報告に来た。
「デイビット様、ご子息のディラン様が来られました。もうしばしお待ちください。」
「ああ、今日中には来てくれたね。」
「…のようですね。」何時間待たせるんだ。こっちも暇じゃないんだけど。
息子のディランとやらは慌てる気配もなく優雅に登場してきた。
デイビット様は椅子に座ったまま、私は立った姿勢で迎える。
しかし、この息子、デイビット様の血が流れているおかげで背は高く、顔もまずまず整っている部類だ。
けど、けど…。
何と言うか、全体的に残念な仕上がり感満載だ。
まず、体形が残念だ。
デブとは言わないが、足にも腹にも顔にもすべてに肉がまとわりついている感じ。
お腹に対してはビール腹と言っても良いほどポッコリ出ている。
そして、なにより服のセンスが悪すぎる。
赤いジャケットに緑のボトムス。悪趣味な刺繍がちりばめられている。
これ、お金出して買ったのかな。私ならこんなの着せられたら罰ゲームだけど。
しかも、生地は良いんだろうけど使い古している感が前面に出ている。
なんだろう、ビンテージで良いものだからって言いくるめられて買っちゃたのかな。
にしてもそれをこの場に着てくるなんて、ちょっと痛い人だよね。
だれか教えてくれなかったのか?
しかも、髪の毛オールバックだし。
何か整髪料でカッチカチに固めてるオールバック。
あんな髪型流行ってないよね。
自分はカッコいいと思ってるのかな?中二病発症ってやつ?
いやいやいや、愛しのデイビット様のご子息に中二病とか失礼すぎるな私。いかんいかん…。
「ジロジロとこちらを見るなんて無礼な奥方ですね。こんな世間知らずがお好みだったのですか父上。」
え?今何って言った?喧嘩売られてるのかな?
これだけ時間に遅れてくる人に世間知らずとか言われたくないんだけど。
「ディラン、それ以上私の妻を侮辱するな。その矛先は私だけで十分だ。エレノアは関係ない。」
「はっ、笑ってしまいますね。私の母上にはそのようにかばう事なんてしなかったくせに…。」
「それは、すまないと思っている。」
「あなたのような人間が存在するだけで反吐がでますよ。家族を捨ててこんな派手な若い女にうつつを抜かして。
おぞましいとさえ感じます。」
「…。」
デイビット様は黙っている。ずっと息子を待ち続けたせいで顔色も良くない。
「今更呼び寄せて懺悔ですか?母上が亡き今、口先だけでは何とでも言えますからね。」
あ、あかん…。もう、だめだ。
「ディラン様、私エレノアと申します。
本日こちらにお呼びしたのはわたくしの希望です。非難はわたくしのみにして下さい。」
「ふんっ。こんな辺鄙な場所にわざわざ呼び寄せるなんてな。
少しばかり栄えているのを自慢でもする気だったか?悪趣味な夫婦だ。
薄情な男にけばけばしい男好きな愚妻。お似合いじゃないか。」
うわあ、口から出る言葉全て幼稚な悪口だ。
この人本当にデイビット様の息子?
いや、もう他人なんだろうな。私と産みの親のように。
けど、ずっと全力で恨み続けたら前に進めない。まだ分からないんだ。
「あなたのお母様とデイビット様との関係については深くは存じ上げませんが、ディラン様が成人するまでにデイビット様から支援を受けられたはずです。
親の義務は果たしているのではないでしょうか。
お若い頃に持った嫌悪がおありなのは承知ですが、もう立派な大人です。
もう少し節度を持った言動をされた方がよろしいかと。」
めっちゃソフトに言ってあげた。
大人の対処をしなさいよと。
「っき、貴様のような男をたらし込んで欲を発散するような下品な女に言われるほど落ちぶれてはいない!
このような不快な思いをするのであればもう帰らせていただく!」
あーあ、怒らせてしまった。
けど、デイビット様が私にこの中二病…いや、思春期男を会わせるのを渋る理由がよく分った。
あんなんじゃ領地の維持も至難の業だな。全部顔と態度に出るおこちゃまだもん。
「そうでございますか。こちらもディラン様のお顔を拝見出来て色々整理することが出来ました。
わざわざお越しいただいたのに、おもてなしも十分できずに申し訳ございません。ごきげんよう。」
今後、私がどのような状況に置かれてもこの思春期男とは絶対関わらない。
それだけは確信できた。それで十分だ。
あっちが帰るって言ってるんだからもう帰ってもらおう。
これ以上居てもらったらデイビット様の体調が余計悪化しそうだし。
デイビット様の方を見るとさっきより更に顔色が悪い。
「ディラン、私は見ての通りもう長くはない。お前には色々苦労を掛けた…。これが最期の別れになるだろう。
私を恨み続けるのも好きにするがいい。…それでも、私はディランの幸せを祈る。
今日はここまで足を運んでくれてありがとう。感謝する。」
ああ、デイビット様、大人ですね。
「ふんっ。そうですか。葬儀には出ることはありません。そちらのけばけばしい下品な女にみすぼらしい葬儀でも頼むことですね。では、失礼。」
思春期男はこちらに背を向けて出口に向かおうとした。
「ちょっと、待って。」私は最後に言ってあげたいことがある。
もう二度と会わない人だけど言ってあげるのが親切だと思うから。
「何だ。隣にいる夫が死んでも貴様のような浅はかな女を面倒見る気はない。
今更無礼を謝っても意味はないぞ。」
思春期男は振り返って私を睨みつける。
「違います。あのね、その服ものすごく悪趣味だし古すぎるわ。周りから馬鹿にされたくないならちゃんとアドバイスしてくれる人の話を聞いた方が良いわよ。」
はっきり言ってダサいしイタいとは言わなかったのは私にも良心があるから。
まあ、ファッションだけじゃなくて振る舞いも誰かに指摘された方が良いと思うけど。
「なっ…。き、貴様のような女に言われる筋合いはない。無礼にもほどがある!二度と貴様には会わないからな!」
はいはい。でしょうね。
わたしもあなたと二度と会いたくありませんよ。
もう少し余裕のある人なら、例えばデイビット様なら
『どういう意味で発言したのかな?』
とか言って私が言った意味や内容を掘り下げようとするんだろうけど、自意識過剰な馬鹿垂れはこういう反応しかとれないよね。
まあ、予想通りだわ。
「ええ、お会いできて色々助かりました。ごきげんよう。」
私は笑顔で思春期男に手を振った。
あ~あ、めっちゃ腹立つ男だったわ。
これがおかーはんだったら玄関に塩まいてただろうな。
そんな事より、デイビット様だ。
かなり辛そうだ。
私は執事と一緒にデイビット様の肩をとり部屋まで移動した。
息子のディランは振り返り、その様子を見て、怪訝そうな顔をして退室した。
その一週間後、デイビット様は亡くなられた。
デイビット様のお顔はとても安らかだった。
私や執事が傍についていたけど、デイビット様が希望したのは彼氏だった。
彼氏の名前はヘイリーと言うらしい。
今まで夜の間出入りしてもらっていたけど、もうそんなことは言っていられない。
私が許可を出しヘイリーさんを昼夜構わず出入り可とした。
その影響で、世間の噂では私がデイビット様の病気に便乗して、特定の気に入った男を好き放題屋敷に呼び寄せているとなっている。
噂でお腹が減る事もなければ満たされることもない。
私はまったく気にしなかった。
けど、心情としてはヘイリーさんにはあまり会いたくはない。
やっぱり複雑じゃん。
だから挨拶とかも特にしなかった。
何度か見かけたことはあるけど遠目だけ。
おでこの右側に傷がある顔だった。
私はデイビット様みたいな優しそうな犬顔が好みだけど、ヘイリーさんは眼力強めな蛇顔だった。
まあ、かっこいいけど私の好みではないわ~。とか思ってしまった。
夫の彼氏の評価とか何か複雑だな。
そして、ついにやってきた。デイビット様の一人息子ディラン=マックレーンに会う日が。
にしても、遅い。
約束の時間とっくに過ぎてるんですけど、ずっと待ってるんですけど。
私は全然いいの。
けど、デイビット様がすごく心配なわけ。
体調がずっと良くないから出来るだけ横になっていて欲しいんだけどな。
おかしいな。
デイビット様は私の顔見せの時でも先に来て待ってくれているような人だった。
他の会議でも絶対遅れないように時間厳守だったんだけどな。
どうしても遅れる時は前もって知らせるのが礼儀でしょ。
何で息子がそんな礼儀知らずなんや?
私はイライラがピークに達しそうだった。
「エレノア、すまないね。息子がなかなか来ないのは私のせいだ。
家庭をないがしろにした私への当てつけもあるのだろう…。今日は来ないかもしれないな。」
いやいやいや。それにしても約束は守ろうよ。
息子さんこの国では成人してるよね。
しかも領地治めている領主でもあるよね。
色んな感情があってもそこは大人なんだからちゃんと対応せんとおかしいでしょ。
思春期か。
私は黙って持っていた扇を折りそうな勢いで握りしめていた。
そこへ、執事が慌てて報告に来た。
「デイビット様、ご子息のディラン様が来られました。もうしばしお待ちください。」
「ああ、今日中には来てくれたね。」
「…のようですね。」何時間待たせるんだ。こっちも暇じゃないんだけど。
息子のディランとやらは慌てる気配もなく優雅に登場してきた。
デイビット様は椅子に座ったまま、私は立った姿勢で迎える。
しかし、この息子、デイビット様の血が流れているおかげで背は高く、顔もまずまず整っている部類だ。
けど、けど…。
何と言うか、全体的に残念な仕上がり感満載だ。
まず、体形が残念だ。
デブとは言わないが、足にも腹にも顔にもすべてに肉がまとわりついている感じ。
お腹に対してはビール腹と言っても良いほどポッコリ出ている。
そして、なにより服のセンスが悪すぎる。
赤いジャケットに緑のボトムス。悪趣味な刺繍がちりばめられている。
これ、お金出して買ったのかな。私ならこんなの着せられたら罰ゲームだけど。
しかも、生地は良いんだろうけど使い古している感が前面に出ている。
なんだろう、ビンテージで良いものだからって言いくるめられて買っちゃたのかな。
にしてもそれをこの場に着てくるなんて、ちょっと痛い人だよね。
だれか教えてくれなかったのか?
しかも、髪の毛オールバックだし。
何か整髪料でカッチカチに固めてるオールバック。
あんな髪型流行ってないよね。
自分はカッコいいと思ってるのかな?中二病発症ってやつ?
いやいやいや、愛しのデイビット様のご子息に中二病とか失礼すぎるな私。いかんいかん…。
「ジロジロとこちらを見るなんて無礼な奥方ですね。こんな世間知らずがお好みだったのですか父上。」
え?今何って言った?喧嘩売られてるのかな?
これだけ時間に遅れてくる人に世間知らずとか言われたくないんだけど。
「ディラン、それ以上私の妻を侮辱するな。その矛先は私だけで十分だ。エレノアは関係ない。」
「はっ、笑ってしまいますね。私の母上にはそのようにかばう事なんてしなかったくせに…。」
「それは、すまないと思っている。」
「あなたのような人間が存在するだけで反吐がでますよ。家族を捨ててこんな派手な若い女にうつつを抜かして。
おぞましいとさえ感じます。」
「…。」
デイビット様は黙っている。ずっと息子を待ち続けたせいで顔色も良くない。
「今更呼び寄せて懺悔ですか?母上が亡き今、口先だけでは何とでも言えますからね。」
あ、あかん…。もう、だめだ。
「ディラン様、私エレノアと申します。
本日こちらにお呼びしたのはわたくしの希望です。非難はわたくしのみにして下さい。」
「ふんっ。こんな辺鄙な場所にわざわざ呼び寄せるなんてな。
少しばかり栄えているのを自慢でもする気だったか?悪趣味な夫婦だ。
薄情な男にけばけばしい男好きな愚妻。お似合いじゃないか。」
うわあ、口から出る言葉全て幼稚な悪口だ。
この人本当にデイビット様の息子?
いや、もう他人なんだろうな。私と産みの親のように。
けど、ずっと全力で恨み続けたら前に進めない。まだ分からないんだ。
「あなたのお母様とデイビット様との関係については深くは存じ上げませんが、ディラン様が成人するまでにデイビット様から支援を受けられたはずです。
親の義務は果たしているのではないでしょうか。
お若い頃に持った嫌悪がおありなのは承知ですが、もう立派な大人です。
もう少し節度を持った言動をされた方がよろしいかと。」
めっちゃソフトに言ってあげた。
大人の対処をしなさいよと。
「っき、貴様のような男をたらし込んで欲を発散するような下品な女に言われるほど落ちぶれてはいない!
このような不快な思いをするのであればもう帰らせていただく!」
あーあ、怒らせてしまった。
けど、デイビット様が私にこの中二病…いや、思春期男を会わせるのを渋る理由がよく分った。
あんなんじゃ領地の維持も至難の業だな。全部顔と態度に出るおこちゃまだもん。
「そうでございますか。こちらもディラン様のお顔を拝見出来て色々整理することが出来ました。
わざわざお越しいただいたのに、おもてなしも十分できずに申し訳ございません。ごきげんよう。」
今後、私がどのような状況に置かれてもこの思春期男とは絶対関わらない。
それだけは確信できた。それで十分だ。
あっちが帰るって言ってるんだからもう帰ってもらおう。
これ以上居てもらったらデイビット様の体調が余計悪化しそうだし。
デイビット様の方を見るとさっきより更に顔色が悪い。
「ディラン、私は見ての通りもう長くはない。お前には色々苦労を掛けた…。これが最期の別れになるだろう。
私を恨み続けるのも好きにするがいい。…それでも、私はディランの幸せを祈る。
今日はここまで足を運んでくれてありがとう。感謝する。」
ああ、デイビット様、大人ですね。
「ふんっ。そうですか。葬儀には出ることはありません。そちらのけばけばしい下品な女にみすぼらしい葬儀でも頼むことですね。では、失礼。」
思春期男はこちらに背を向けて出口に向かおうとした。
「ちょっと、待って。」私は最後に言ってあげたいことがある。
もう二度と会わない人だけど言ってあげるのが親切だと思うから。
「何だ。隣にいる夫が死んでも貴様のような浅はかな女を面倒見る気はない。
今更無礼を謝っても意味はないぞ。」
思春期男は振り返って私を睨みつける。
「違います。あのね、その服ものすごく悪趣味だし古すぎるわ。周りから馬鹿にされたくないならちゃんとアドバイスしてくれる人の話を聞いた方が良いわよ。」
はっきり言ってダサいしイタいとは言わなかったのは私にも良心があるから。
まあ、ファッションだけじゃなくて振る舞いも誰かに指摘された方が良いと思うけど。
「なっ…。き、貴様のような女に言われる筋合いはない。無礼にもほどがある!二度と貴様には会わないからな!」
はいはい。でしょうね。
わたしもあなたと二度と会いたくありませんよ。
もう少し余裕のある人なら、例えばデイビット様なら
『どういう意味で発言したのかな?』
とか言って私が言った意味や内容を掘り下げようとするんだろうけど、自意識過剰な馬鹿垂れはこういう反応しかとれないよね。
まあ、予想通りだわ。
「ええ、お会いできて色々助かりました。ごきげんよう。」
私は笑顔で思春期男に手を振った。
あ~あ、めっちゃ腹立つ男だったわ。
これがおかーはんだったら玄関に塩まいてただろうな。
そんな事より、デイビット様だ。
かなり辛そうだ。
私は執事と一緒にデイビット様の肩をとり部屋まで移動した。
息子のディランは振り返り、その様子を見て、怪訝そうな顔をして退室した。
その一週間後、デイビット様は亡くなられた。
デイビット様のお顔はとても安らかだった。
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