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ハチ割れの猫
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市川君のペアは企画部の可愛い女の子なのに、何でだよう。
男同士のペアもそこそこあるけど、何が悲しくてアラサー男同士が肝試しに挑まないといけないんだ?
「えー、草野主任も参加してるなら私ペアになってもらいたかった。」
「私も~。」と言う声が幻聴なのか聞こえるようだ。
「涼ちん、すごいペアだね。私涼ちんと一緒が良かったんだけどダメだったよ。」
成美ちゃん、ありがとう。君は天使だ。
もうそれで十分だ。そうだ、この研修が人生最後のイベントじゃない。
この時間も給料が発生してるんだから公私混同せず仕事として割り切ろう。
「草野主任、よろしくおねがいします。」
「ああ、よろしく。」この人も不幸な人だ。
もっと可愛いくて若い女の子が勢ぞろいしているというのに何で俺みたいな雑魚と肝試しなんだか。
肝試しのルールは各ポイントがありそこに置いてあるアイテムを一つずつ取り3つ揃ったらゴールに行くというものだった。
これ、カップルとかがやったら最高のアトラクションじゃん。俺はこんなの歴代の彼女としたことないけど。
学生時代も社会人でも忙しすぎてそんな時間あったら寝ていたかった。
しかも金はないし車もない。
期待はずれだって言われるのも仕方がないわな。
「では、田上君一緒に行こうか。」
「あ、はい。草野主任これが地図です。大体のルートは確認したんでどうぞ持っていてください。」
これはカップルではなく上司と部下だ。
草野主任には嫌われてるかもしれないけど精いっぱい接待させていただきますよ。
しばらく歩いていると草野主任から質問を受ける。
「田上君は何度か名前が変わったのかな?」
ああ、さっきの市川君の話聞こえたのかな?
「そうですね。小学校までは井手島でした。その時の父がなかなか定職に就かない人だったので途中で離婚して母の旧姓の石橋になってます。大学卒業して社会人になるころ母がすごく良い人と結婚したのでその人の田上になりました。友達からは年齢的に誰かの婿養子になったのか?ってからかわれたんですけどね。」
「…。色々大変だったんだな。」
「いえいえ。母が看護師の免許を持っていたので女手一つで育ててくれました。弟もいるので結構にぎやかだったんですよ。」
「そうか、弟さんが。」
「結構生意気なんですけど、それが何か可愛くて構ってしまうんですよね。あいつもやっと大学卒業したからお母さんもお父さんも今はラブラブ期で海外旅行に行きまくってます。自分たちが苦労したからあんまり結婚や孫がどうこう言われないのでありがたいです。」
「なるほど。それは確かにありがたいな。」
「あの、失礼ですけど…。」
「何だ?」
「草野主任って僕と同じ年ですよね?ご結婚とかはどうなんですか?あ、これセクハラかな?」
「ふははっ。いや、君からセクハラを受けるなんてとんでもないよ。そうだな、結婚を考えてた時期もあったけど、お互いタイミングが合わなくて別れたよ。今はしがない独身男さ。」
「そんな、もう草野主任なら選り取り見取りじゃないですか。」これは大げさではなく事実だ。
「そんなことないよ。過去の初恋を引きずっている情けない男だ。その人には覚えてももらえてなかったくらいだから。」
「へえ、何か意外。草野主任でもそんなことあるんですね。その人に草野主任の思い届くといいですね。草野主任なら大丈夫ですよ。」
「…。そうだといいな。どうしても臆病になってしまうから田上君にそう言ってもらうと嬉しいよ。」
「ははは。まさか草野主任と恋バナできるとは思ってませんでした。あ、1個目のアイテムです。これは、猫のぬいぐるみですね。どの子にしようかな。やっぱりこれだな。」俺はハチ割れ模様の猫のぬいぐるみを選んだ。
「さあ、あと二つ行きましょう。」
俺は機嫌よく猫のぬいぐるみを撫でていた。
「猫、好きなのか?」
「はい。昔飼ってたんです。これと同じハチ割れ模様の猫。」
「ペットショップか何かで?」
「いいえ、昔近所に同じ年くらいの男の子が居てすごいいじめられてたんですよ。でも全然逃げようとしないから一緒に応戦したんです。今はそこまで大きい体じゃないですけどあの時は結構大きい部類で酒飲みの元父親に殴られないように、殴られてもお母さんは守れるようにって弟と特訓していたから喧嘩だけは強かったんですよね。まあちびっこ相手限定で。」
「へ、へえ。そうなのか。」
だから、その男の子をいじめてたやつ何人か蹴散らかせたんです。それで、その男の子何で逃げなかったと思いますか?」
「さあ、何で?」
「捨てられてた子猫をいじめっこに見つからないようにしてたからだったんです。」
「なるほど。」
「それ知ってから、俺もその子猫の世話を一緒にすることにしたんです。その間いじめっ子が仕返しにちょっかいかけてくるから返り討ちに合わせたりとか。」
「やんちゃだな。」
「ええ。男の子の名前聞かなかったけど、すごく良い子で。短期間だったけど子猫の世話一緒にするの楽しかったです。自分の家では野良猫を飼ってもらえないって泣いてました。あの時、俺と同じで貧乏だからかなって思ってたけど今考えるとすごく立派な家に住んでいる子だったんです。色々責任感じて餌とか用意してくれてたな。」
「…。」
「で、また元父親の都合で引っ越さないといけなくなったからお母さんが新しい家に連れて行っていいって言ってくれて飼い猫にしたんです。15歳まで頑張って生きてくれましたよ。あの男の子に会わせたかったな。」
「15歳まで大切にされてたんだな。」
「はい。」
懐かしいペットの話で緊張が少し解けた気がする。肝試し中だけど、夜風も気持ちよかった。
男同士のペアもそこそこあるけど、何が悲しくてアラサー男同士が肝試しに挑まないといけないんだ?
「えー、草野主任も参加してるなら私ペアになってもらいたかった。」
「私も~。」と言う声が幻聴なのか聞こえるようだ。
「涼ちん、すごいペアだね。私涼ちんと一緒が良かったんだけどダメだったよ。」
成美ちゃん、ありがとう。君は天使だ。
もうそれで十分だ。そうだ、この研修が人生最後のイベントじゃない。
この時間も給料が発生してるんだから公私混同せず仕事として割り切ろう。
「草野主任、よろしくおねがいします。」
「ああ、よろしく。」この人も不幸な人だ。
もっと可愛いくて若い女の子が勢ぞろいしているというのに何で俺みたいな雑魚と肝試しなんだか。
肝試しのルールは各ポイントがありそこに置いてあるアイテムを一つずつ取り3つ揃ったらゴールに行くというものだった。
これ、カップルとかがやったら最高のアトラクションじゃん。俺はこんなの歴代の彼女としたことないけど。
学生時代も社会人でも忙しすぎてそんな時間あったら寝ていたかった。
しかも金はないし車もない。
期待はずれだって言われるのも仕方がないわな。
「では、田上君一緒に行こうか。」
「あ、はい。草野主任これが地図です。大体のルートは確認したんでどうぞ持っていてください。」
これはカップルではなく上司と部下だ。
草野主任には嫌われてるかもしれないけど精いっぱい接待させていただきますよ。
しばらく歩いていると草野主任から質問を受ける。
「田上君は何度か名前が変わったのかな?」
ああ、さっきの市川君の話聞こえたのかな?
「そうですね。小学校までは井手島でした。その時の父がなかなか定職に就かない人だったので途中で離婚して母の旧姓の石橋になってます。大学卒業して社会人になるころ母がすごく良い人と結婚したのでその人の田上になりました。友達からは年齢的に誰かの婿養子になったのか?ってからかわれたんですけどね。」
「…。色々大変だったんだな。」
「いえいえ。母が看護師の免許を持っていたので女手一つで育ててくれました。弟もいるので結構にぎやかだったんですよ。」
「そうか、弟さんが。」
「結構生意気なんですけど、それが何か可愛くて構ってしまうんですよね。あいつもやっと大学卒業したからお母さんもお父さんも今はラブラブ期で海外旅行に行きまくってます。自分たちが苦労したからあんまり結婚や孫がどうこう言われないのでありがたいです。」
「なるほど。それは確かにありがたいな。」
「あの、失礼ですけど…。」
「何だ?」
「草野主任って僕と同じ年ですよね?ご結婚とかはどうなんですか?あ、これセクハラかな?」
「ふははっ。いや、君からセクハラを受けるなんてとんでもないよ。そうだな、結婚を考えてた時期もあったけど、お互いタイミングが合わなくて別れたよ。今はしがない独身男さ。」
「そんな、もう草野主任なら選り取り見取りじゃないですか。」これは大げさではなく事実だ。
「そんなことないよ。過去の初恋を引きずっている情けない男だ。その人には覚えてももらえてなかったくらいだから。」
「へえ、何か意外。草野主任でもそんなことあるんですね。その人に草野主任の思い届くといいですね。草野主任なら大丈夫ですよ。」
「…。そうだといいな。どうしても臆病になってしまうから田上君にそう言ってもらうと嬉しいよ。」
「ははは。まさか草野主任と恋バナできるとは思ってませんでした。あ、1個目のアイテムです。これは、猫のぬいぐるみですね。どの子にしようかな。やっぱりこれだな。」俺はハチ割れ模様の猫のぬいぐるみを選んだ。
「さあ、あと二つ行きましょう。」
俺は機嫌よく猫のぬいぐるみを撫でていた。
「猫、好きなのか?」
「はい。昔飼ってたんです。これと同じハチ割れ模様の猫。」
「ペットショップか何かで?」
「いいえ、昔近所に同じ年くらいの男の子が居てすごいいじめられてたんですよ。でも全然逃げようとしないから一緒に応戦したんです。今はそこまで大きい体じゃないですけどあの時は結構大きい部類で酒飲みの元父親に殴られないように、殴られてもお母さんは守れるようにって弟と特訓していたから喧嘩だけは強かったんですよね。まあちびっこ相手限定で。」
「へ、へえ。そうなのか。」
だから、その男の子をいじめてたやつ何人か蹴散らかせたんです。それで、その男の子何で逃げなかったと思いますか?」
「さあ、何で?」
「捨てられてた子猫をいじめっこに見つからないようにしてたからだったんです。」
「なるほど。」
「それ知ってから、俺もその子猫の世話を一緒にすることにしたんです。その間いじめっ子が仕返しにちょっかいかけてくるから返り討ちに合わせたりとか。」
「やんちゃだな。」
「ええ。男の子の名前聞かなかったけど、すごく良い子で。短期間だったけど子猫の世話一緒にするの楽しかったです。自分の家では野良猫を飼ってもらえないって泣いてました。あの時、俺と同じで貧乏だからかなって思ってたけど今考えるとすごく立派な家に住んでいる子だったんです。色々責任感じて餌とか用意してくれてたな。」
「…。」
「で、また元父親の都合で引っ越さないといけなくなったからお母さんが新しい家に連れて行っていいって言ってくれて飼い猫にしたんです。15歳まで頑張って生きてくれましたよ。あの男の子に会わせたかったな。」
「15歳まで大切にされてたんだな。」
「はい。」
懐かしいペットの話で緊張が少し解けた気がする。肝試し中だけど、夜風も気持ちよかった。
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