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その日起きたこと 6
しおりを挟む声の主はダンだった。
精霊も一緒にいる。
ダンは普段とは違う服を着ている。
武器をしまい込める特殊な服装に身を包んでいた。
「あの黒い塊は元々マーガレットがなる予定で、それを俺が殺す約束だったんだよ。
あんたみたいな綺麗な令嬢がする仕事じゃねえ。汚ねえ仕事は慣れてる俺だ。」
ダンはロイをチラッと見て
「好きな女泣かしてんじゃねえよ。
だから言っただろ。どんな戦いでも魔力を使い果たすなって。
俺のアドバイス聞いてねえな、ばか王子。お嬢ちゃんをよろしくな。」
と言った瞬間ダンはデリスに駆け寄り、結界で作った縄でデリスを捕獲し、そのまま山の方へ走り去ってしまった。
精霊も一緒に飛んでダンについて行った。
「ダンさん?ダンさん。ダンさん!」リリアは叫んでいた。
「私のせいなの!ダンさんはデリスと関係ないの!私が蒔いた種なの!私が悪いの!ダンさん!」
リリアは混乱している。
「リリア…。」ロイがリリアに何か言おうとするが言葉が見つからない。体も動かない。
今更、騒ぎを聞きつけたかのように国家偵察隊がロイ、リリアの元に駆け寄る。
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