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「殿下がご立派であられることは存じておりますし、軽蔑することなど何もありませんわ?」
ニッコリと笑い、殿下の瞳の訴えるものなどひとつも受け止めずに、わたくしはいつものようにスルースキルでお返ししました。
が。
(……今のは危なかったですわ。
油断してましたから、うっかり真に受けてしまうところでした)
ドッドッ、とトキメキとは真逆の方向に内心では動揺して心臓が高鳴っております。
そもそも、巫女様の前でわたくしを口説くような言動をとるなど、殿下は攻略対象としてのご自覚がありませんの?
これで殿下ルートから巫女様が一歩引かれたらどうするのでしょう。
闇属性のイザイアはなしとして、あとは側近三銃士の皆さまに期待するしかなくなりますのに、この様子ですとその三人も先が思いやられてしまいます。
シナリオ冒頭のことですからまだリカバリーが効くかもしれませんが、自動的に殿下のお心が巫女様に向かうようなシナリオの強制力なら大歓迎ですのに!
「……やはり君は手強いな。
これからもルクレツィアに失望されないよう、今以上に執務に邁進するしかないね」
殿下の聞き慣れた溜め息に、わたくしは何も気づいていない様子で首を傾げます。
これでいつものやり取りは終わりのはず、でしたのに……。
「えっ、えっ、エンディミオン様とティアちゃんってそういうこと?!」
巫女様が目をキラキラさせてわたくしと殿下を交互に指差します。
それはさすがに前の世界でも不躾……なんてそれどころではありませんわね!
巫女様が現役女子高生らしく、ロマンスの気配にはしゃいでいらっしゃいます。
(そういうこと、にしたくありませんのに、すでに巫女様の認識はそう落ち着いておりますわね。困りましたわ、とても困りましたわ!)
そうの意味を理解していないキョトン顔を作りながら、わたくしは心の中で大いに焦りました。
この心と顔の表情を連動させない技だけは日々磨きに磨きがかかっておりますが、その間に必死で頭をフル回転させてどうやって誤魔化そうかと考える量は比例して増大しておりますから、本当に最近疲れが溜まっている気がいたします。
「巫女、まだルクレツィアがそうではないんだけれど、やはり見る人にはわかってしまうものかな」
などとまんざらでもなさそうに殿下が仰いましたが、「見る人にはわかる」じゃありませんのよ。
思いっきりそういう意図を明らかにしていらっしゃいましたわよね?!
内心で鋭くツッコミを入れますが、この場で代弁してくださる方はおりません。
やれやれ、という見守るスタンスのお兄さまに、巫女様も「エンディミオン様の片想い?!」とキャッキャと華やいでいて、ファウストは表情を変えずに黙っているだけです。
(巫女様、喜んでいては恋がはじまりませんのよ?殿下ルートのフラグ、と思わしき悩ましいご事情が今のところわからないのですけれど、手と手を取り合って災厄を止めることでこれから恋が生まれるはずですのに自らフラグをへし折っていらっしゃるご自覚はおあり??!)
すべてこの場でぶちまけてしまいたいほど、ものすごくストレスが溜まっております。
(もう妖精キャラをやめてツッコミキャラに路線変更…………は現実的ではありませんわね)
ふぅ、と心を落ち着けるように、誰にも気づかれないように細く長い息を吐き出します。
(殿下も、ハッキリと言葉で恋情を伝えないのはわたくしの心がご自分に向いていないことをわかっていらっしゃるからかと思いますけれど、だからこそ、わたくしも何がどう転んでも無理だということをお伝えできなくて、平行線のまま乙女ゲームがはじまってしまったのは誤算でしたわ)
殿下が意外と一途でいらっしゃること、そして言葉と表情をうまくお使いになって、わたくし以外がその気持ちに気づくようにわかりやすく振る舞っていること、そのどちらもわたくしには対策する術もなくここまでズルズルと来てしまいました。
それは側近三銃士の皆さまも同じではございますけれど、やはり殿下が何枚も上手でいらっしゃるように思います。
殿下をお支えする立場故の遠慮も多少あるのかもしれませんが、殿下のいらっしゃらないところではなかなか皆さま情熱的でいらっしゃるし、その扱いにも困るところは大いにあります。
そういう意味では、わたくしに唐突に求婚してくださるその他のご令息たちは、単純で御しやすく、やりやすい相手でしたわね。
(レオナルド様から、またどなたかに恋する気持ちが湧いてこない、というのも敗因ではありますけれど……)
レオナルド様への失恋以降、わたくしの心はすっかり枯れて、トキメキに動くことがありません。
どれほど想いを向けられても、どこか遠くて、わたくしの中には届いてこないのです。
その感触が、きっと殿下たちにもあるのでしょう。
その言動が決定打に欠けるのは、わたくし自身に寄るところも大きいのです。
(こんなことで思い悩んだりしない、普通の恋をして、青春したかったはずですのに)
目の前にヒロインである巫女様がいらっしゃる以上、わたくしの考えに間違いはなかったということですから、破滅対策はやはり続行、殿下たちとの関わり合いも、恋愛沙汰にしてはいけない、ということです。
(いつになったら、安心して過ごせるのかしら)
憂鬱な思いで、巫女様がエンディミオン様の恋バナを掘り下げようとなさっているのをぼんやり眺めていると、
「姉上」
口もとに、先ほど巫女様が召し上がっていたクッキーが差し出されました。
驚いて見返すと、
「今朝も何も召し上がっていらっしゃらなかったでしょう?
お菓子なら食べると仰っていたので」
ファウストが心配そうな目で、わたくしに「あーん」をしております。
ニッコリと笑い、殿下の瞳の訴えるものなどひとつも受け止めずに、わたくしはいつものようにスルースキルでお返ししました。
が。
(……今のは危なかったですわ。
油断してましたから、うっかり真に受けてしまうところでした)
ドッドッ、とトキメキとは真逆の方向に内心では動揺して心臓が高鳴っております。
そもそも、巫女様の前でわたくしを口説くような言動をとるなど、殿下は攻略対象としてのご自覚がありませんの?
これで殿下ルートから巫女様が一歩引かれたらどうするのでしょう。
闇属性のイザイアはなしとして、あとは側近三銃士の皆さまに期待するしかなくなりますのに、この様子ですとその三人も先が思いやられてしまいます。
シナリオ冒頭のことですからまだリカバリーが効くかもしれませんが、自動的に殿下のお心が巫女様に向かうようなシナリオの強制力なら大歓迎ですのに!
「……やはり君は手強いな。
これからもルクレツィアに失望されないよう、今以上に執務に邁進するしかないね」
殿下の聞き慣れた溜め息に、わたくしは何も気づいていない様子で首を傾げます。
これでいつものやり取りは終わりのはず、でしたのに……。
「えっ、えっ、エンディミオン様とティアちゃんってそういうこと?!」
巫女様が目をキラキラさせてわたくしと殿下を交互に指差します。
それはさすがに前の世界でも不躾……なんてそれどころではありませんわね!
巫女様が現役女子高生らしく、ロマンスの気配にはしゃいでいらっしゃいます。
(そういうこと、にしたくありませんのに、すでに巫女様の認識はそう落ち着いておりますわね。困りましたわ、とても困りましたわ!)
そうの意味を理解していないキョトン顔を作りながら、わたくしは心の中で大いに焦りました。
この心と顔の表情を連動させない技だけは日々磨きに磨きがかかっておりますが、その間に必死で頭をフル回転させてどうやって誤魔化そうかと考える量は比例して増大しておりますから、本当に最近疲れが溜まっている気がいたします。
「巫女、まだルクレツィアがそうではないんだけれど、やはり見る人にはわかってしまうものかな」
などとまんざらでもなさそうに殿下が仰いましたが、「見る人にはわかる」じゃありませんのよ。
思いっきりそういう意図を明らかにしていらっしゃいましたわよね?!
内心で鋭くツッコミを入れますが、この場で代弁してくださる方はおりません。
やれやれ、という見守るスタンスのお兄さまに、巫女様も「エンディミオン様の片想い?!」とキャッキャと華やいでいて、ファウストは表情を変えずに黙っているだけです。
(巫女様、喜んでいては恋がはじまりませんのよ?殿下ルートのフラグ、と思わしき悩ましいご事情が今のところわからないのですけれど、手と手を取り合って災厄を止めることでこれから恋が生まれるはずですのに自らフラグをへし折っていらっしゃるご自覚はおあり??!)
すべてこの場でぶちまけてしまいたいほど、ものすごくストレスが溜まっております。
(もう妖精キャラをやめてツッコミキャラに路線変更…………は現実的ではありませんわね)
ふぅ、と心を落ち着けるように、誰にも気づかれないように細く長い息を吐き出します。
(殿下も、ハッキリと言葉で恋情を伝えないのはわたくしの心がご自分に向いていないことをわかっていらっしゃるからかと思いますけれど、だからこそ、わたくしも何がどう転んでも無理だということをお伝えできなくて、平行線のまま乙女ゲームがはじまってしまったのは誤算でしたわ)
殿下が意外と一途でいらっしゃること、そして言葉と表情をうまくお使いになって、わたくし以外がその気持ちに気づくようにわかりやすく振る舞っていること、そのどちらもわたくしには対策する術もなくここまでズルズルと来てしまいました。
それは側近三銃士の皆さまも同じではございますけれど、やはり殿下が何枚も上手でいらっしゃるように思います。
殿下をお支えする立場故の遠慮も多少あるのかもしれませんが、殿下のいらっしゃらないところではなかなか皆さま情熱的でいらっしゃるし、その扱いにも困るところは大いにあります。
そういう意味では、わたくしに唐突に求婚してくださるその他のご令息たちは、単純で御しやすく、やりやすい相手でしたわね。
(レオナルド様から、またどなたかに恋する気持ちが湧いてこない、というのも敗因ではありますけれど……)
レオナルド様への失恋以降、わたくしの心はすっかり枯れて、トキメキに動くことがありません。
どれほど想いを向けられても、どこか遠くて、わたくしの中には届いてこないのです。
その感触が、きっと殿下たちにもあるのでしょう。
その言動が決定打に欠けるのは、わたくし自身に寄るところも大きいのです。
(こんなことで思い悩んだりしない、普通の恋をして、青春したかったはずですのに)
目の前にヒロインである巫女様がいらっしゃる以上、わたくしの考えに間違いはなかったということですから、破滅対策はやはり続行、殿下たちとの関わり合いも、恋愛沙汰にしてはいけない、ということです。
(いつになったら、安心して過ごせるのかしら)
憂鬱な思いで、巫女様がエンディミオン様の恋バナを掘り下げようとなさっているのをぼんやり眺めていると、
「姉上」
口もとに、先ほど巫女様が召し上がっていたクッキーが差し出されました。
驚いて見返すと、
「今朝も何も召し上がっていらっしゃらなかったでしょう?
お菓子なら食べると仰っていたので」
ファウストが心配そうな目で、わたくしに「あーん」をしております。
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