私はサキュバス

シンフジ サイ

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岡田海斗 11歳 小学生

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 ふふっ、小さい癖に欲求だけは大きいのねぇ。しかも美味しそうじゃ無い。
 少し味見させて貰おうかしら。あはっ、大丈夫、死にはしないから安心なさい。
 その欲求、溜めるにはもったいないからねぇ。存分にぶつけなさい?

                ◇◇◇

 その少年--岡田海斗ーーとあるおぼっちゃま学校で学業に専念している小学5年生だ。
 少し内向的ではあるもののしっかりと学校生活を送っており、教員や友人の親からも”良い子”として認識されている。一人っ子故に親や親戚からの愛情を十分受けて育っていた。
 しかし、周りの評価とは対照的に、彼もまた思春期の少年だった。
 父親の書斎で本を探していると、たまたま姉物のアダルトなビデオを発見してしまい、「あのお父様がこのような破廉恥なものをもってるなんて!?」とショックを受けたが、「僕も男なんです、偶には良いですよね」と言う気持ちでそれを見てしまった。
 彼の世界が一変する。
 ビデオに登場する主人公が姉からのエッチな誘惑を受けて姉弟で情事を行う、その事に酷く感銘した。
 もし従姉妹とこういうことが出来たら……?
 もし自分に姉がいて、自分とこういうことをしても許してくれるような人だったら……? このようなことを考えずにはいられなかった。
 現実世界で近親相姦は許されない、聡明な彼はもちろん分かっている。しかし、”良い子”である彼もまた俗物的な考えを持っていた。
 それからというもの、姉弟で恋愛するライトノベルをお小遣いで買ったり、レンタルビデオやコンビニで”うっかり”アダルト物を並べているコーナーに入っては夜に妄想するネタを集めていた。

「(ふふん、今日も良いものを目に焼き付きました。もう少し良いものがあると良いのですが)」

 参考書を見る名目で本屋に寄った彼は”うっかり”大人の男性が読むような雑誌のコーナーに迷ってはちらっと確認する。
 最近お気に入りの女優の水着姿を見ては、その女性が自分にあんなことやこんなことをしてくれる、そんな妄想を捗らせている。

「あ、君! そこは成人男性コーナーだから入っちゃ駄目だよ!」
「申し訳ありません、気が付きませんでした(この女邪魔してくれて……っ!?)」

 注意された女性店員の顔を確認した彼に電撃が走る。
 首から提げているネームカードに”黒羽恵利”と書かれているその女性は地味ではあるものの柔和なオーラを放っていて、まさに理想の”お姉さん”だった。高校生くらいだろう、きっとアルバイトで働いているに違いない。
 スタイルもアダルトなビデオに出るような女性ほどでは無い。けれど、母に似た雰囲気を持つ黒羽恵利に見惚れる。彼は黒羽恵利の妄想で自分の性的欲求を満たそうと決心した。

「男の子だから興味があるのは分かるけど、もう少し大人になってから、ね?」
「はい、気を付けます」
「少年もののコーナーはあっちだよ。発売日が乗ったチラシを渡しておくからまた来てね」
「はい、失礼しました」

 彼は一礼して出口に向かう。やはりと言うべきか、少年が成人男性コーナーにいるのはいささか目立っていたようでジロジロと見られていたようだ。これ以上目立つのはまずいと判断した彼は退散する。

「(黒羽恵利さんですか。すみませんね、僕のオモチャになって下さい)」

 今日のネタを見つけた彼はそのまま自宅に向けて歩き出す。その足は軽やかなものでいつもより早く家に着いた。


 日課の予習復習とヴァイオリンの練習を終えた彼はお風呂に入ってベッドに仰向けになった。
 黒羽恵利から貰った発売日の乗ったチラシを見ては妄想に勤しむ。当然のことながらチラシの内容は頭に入ってこない。紙の匂いと黒羽恵利の匂いで彼の頭は真っ白になる。

「(いけません、恵利さん!? 僕達は姉弟なのですよ!?)」
「(そんなこと関係ない! お姉ちゃんだから、弟だからってこの恋は止まらないよ! ……それに、海斗の身体はこんなにも反応してるじゃない!)」
「(そ、それは!?)」

 自分の左手が黒羽恵利の左手であるように錯覚しながら、自分の男性器を弄る。
 禁断の姉弟での情事、しかも女性である姉が男性である弟を襲う。そんな妄想を進めていくと、彼の左手の動きも激しくなる。

「(海斗のペニス、こんなに大きくさせて!)」
「(それはお姉様が! させているのでしょう!?)」
「(イきなさい、海斗!)」
「(ああっ!?)」

 しかし、その瞬間に睡魔が襲ってくる。抗えない。
 心臓の鼓動や左手の動きは激しいのに、身体が休息を求めている。発射していないのにもかかわらず、急速に意識が無くなっていった。

「(ふふっ、駄目よ。夢の中で、ね?)」

 聞いたことがある声に返事をしようと試みた彼だが、抵抗する間もなく意識は無くなった。

                ◇◇◇

 なんだか暖かいですね、これは一体?
 誰かと一緒に湯船に入っているのでしょうか?
 そう思った僕は目を開けます。すると、自宅のお風呂場が目に入ってきました。けれど、誰かの気配も感じます。ってうわっ!?

「黒羽さんっ!? どうしてっ!?」
「どうしてって……、一緒に湯船入ってるんでしょ?」
「なぜ黒羽さんと!?」
「姉弟だから? っていうか黒羽って旧姓止めてよ。今は岡田恵利なんだから」
「はえっ!? ……?」
「覚えてないの?」

 きょとんとした黒羽恵利さんが頭を傾げます。その表情はどこかショックを受けているようで……。
 いえ、顔もそうですが、少し下を見ると、湯船の中で向かい合っている僕達がいました。当然2人とも裸です。
 成長期を迎えた黒羽さんと迎えていない僕とでは成長も……、それに目の前の女性は既に大人です。7歳上ですからね。
 お母様のようにとはいきませんが胸も程々に育っていて腰もくびれており、陰毛が生えそろっています。エッチなビデオに出てくる女の人みたいです。ツルツルではありませんでした。ですがボーボーでもありません。僕も最近生えてきたような気がしますが、まだまだ薄いです。

「海斗?」
「はい」
「思い出した?」
「はい、申し訳ありませんでした」
「そう? 良かったぁ」

 ヘニョリと笑うお姉様は可愛らしいです。
 そんなお姉様を見ながら記憶を辿ると、大体のことは思い出しました。
 実は再従姉妹だった高校生の恵利さんは、交通事故で両親--僕にとっては従兄叔父と従兄叔母--を失ってしまい、お父様とお母様が後継人として名乗り上げたのでした。
 両親を亡くしてしまったお姉様は僕との絆を深めていって、今では一緒にお風呂に入る関係になったのです。もちろん本番はしていません。……ですが。

「あ、海斗の大っきくなったね」
「……申し訳ありません」
「良いんだよ、海斗も”男の子”なんだねぇ」
「姉弟とは言え、やっぱりお風呂に入るのはいけないことだと思いますが」
「お願い! 海斗はいなくならないで!」

 いきなり涙を流し始めたお姉様は僕に抱きついてきます。
 迂闊でした、まだお姉様は両親の死を乗り越えていないのです。傷を抉るような事をしてしまいました。
 身体に当たっている胸やお腹などに意識しないようにしながら、お姉様を宥めます。

「申し訳ありません、失言でした」
「っ……っ……」
「大丈夫ですよ、僕はここにいますから」
「っ……っ……、うん……」

 ……ちなみに、お姉様が両親の死を乗り越えられていないのと同様に、僕もまたお姉様が自分の肉親だと割り切れていません。しかも姉です、姉。これはちょっとチャンスなのでは!? と思っても仕方が無いでしょう。一緒にお風呂に入ってもいますし、一緒に寝てもいますし。
 必死に眼の前の女性は自分の肉親だと思い込みますが、お母様ではない匂いや温もりのせいで僕の”男”の部分がムクムクと芽生えてしまっています。
 黒羽恵利が姉だったら……? という願いが叶ってしまっているのです。
 い、いいいいけ、いけません、この煩悩よ、早く去りなさい!

「ふふっ、男の子だねぇ」
「ぎゃっ」

 落ち着いたお姉様が僕のおちんちんを触りました。自分の手ではない手の感触が気持ちいいです。もっともっと気持ちよくなりたくて、お尻の穴に力を入れてヘコヘコと腰を突き出してしまいます。しかも僕のおちんちんの先っちょがお姉様のおへそ当たりとぶつかります。気持ちが良いです。お父様が持っていたエッチなビデオの男の人のようには上手くいきません。練習有るのみです。

「あははっ、海斗の顔エッチになってるよ?」
「もう、しわけ、ありません……」
「それなら腰動かすの止めないとねぇ」

 お父様や大人の男性方はこんなに気持ちが良い事をされているのですね。勉強になります。あー、気持ちいいです。

「ねぇ、海斗?」
「なん、でしょうか……?」
「さっきからずっと私のおっぱい見てるね、触りたい?」

 触りたいです!!?
 そう言えれば良いのですが、やっぱり近親相姦はいけません。僕は源氏物語の登場人物ではありませんから。
 ですが、お母様のもので無い胸が目の前で揺れていて、目が離せません。お椀型の胸はとても綺麗です。

「海斗って再従姉妹って結婚出来るって知ってる?」
「へ? ええ、もちろん」
「お義父様から私と海斗にそういう話が持ちかけられたって言ったらどうする?」
「……お父様が?」

 腰をへこへこさせるのを止めて、その意味を考えます。
 お父様とお母様は恋愛結婚ですし、縁談などは来ていないはずです。幸い事業展開も上手くいっているそうですし……、お父様とお母様の意図が分かりかねます。

「それはお父様の指示ですか?」

 僕がそう聞いたら、お姉様はリスのようにほっぺたを大きく膨らませて静かに怒り出しました。

「海斗はお義父様をそう見てるの?」
「いえ……、岡田家に生まれたのなら政略結婚とかもあり得るのかと」
「違うの、私から聞いたんだよ」
「お姉様が?」
「そう、だって海斗のことが好きだから」
「っ!!」

 ドッドッドッドッ。
 心臓の鼓動がやけに大きく響きます。顔も熱くなりました。これはきっとお風呂だけのことではありません。

「……お姉様?」
「いくら姉弟になったからって今まで会わなかった人とお風呂に入ると思う?」
「思いません」
「だよね」

 そう言うと、お姉様は僕の耳元に唇を寄せて小さく囁きます。

「海斗とセックスしたい。海斗の子供が欲しい。貴方のことを愛してるから」
「っ!?」

 エマージェンシー、エマージェンシー。
 岡田海斗は目の前にいる岡田恵利とセックスをして孕ませろ。
 跡継ぎは多い方が良い。何回でも発射するのだ。何回でも産ませろ。
 繰り返す、岡田海斗は目の前にいる岡田恵利とセックスをして孕ませろ!
 弾倉準備良し! 隊長、我々はいつでも行けます!
 作戦開始ィィィィ!

「お姉様……」
「あはっ、顔つきが変わったぁ。”男”の顔だよ?」
「お姉様……!」
「手を貸して?」
「お姉様……!!」

 僕の両手を取ったお姉様はそのまま自分の胸へと誘導させました。ハアハアと息を荒げながらその様子を見ることしか出来ません。
 触るか否かという状態でお姉様の顔を見ました。すると、赤くなった顔で頷きます。

「私、初めてだから優しくしてね」
「オネエサマァ!!」
「ぁんっ……」

 言語能力を破壊された僕はそのままお姉様の胸を揉みます。揉みしだきます。
 僕の手でも押さえきれないお姉様の胸はふにゅんふにゅんと形が変わってスライムみたいです。
 僕のお母様は母乳を飲ませてくれていたそうなのですが、僕は全く覚えていません。事実上これが初めて触る女性の胸です。柔らかいです、エッチぃです。
 ……これが、これが男女のまぐわいなのですね…………!

「オネエサマ、オネエサマ」
「あはぁ、海斗ったら赤ちゃんみたい」

 赤ちゃん。……そうでした、赤ちゃんと言ったら!
 僕は前に進んで、お姉様の左胸に顔を近づけます。狙いはだんだん大きくなっている胸の中心です。お姉様の肌よりももう少し茶色に色づいていて、母乳が出るところです。
 そして、僕はお姉様の胸の中心に吸い付きました。

「ぁんっ……!」

 お姉様はいやらしい声を発しました。えっちぃです。
 お姉様の様子を上目で確認しながら続けます。チューチュー吸います。
 硬いグミのような弾力、入浴剤とお姉様の汗の味が癖になります。この女性は僕の物です、誰にも渡しません。

「あっあっ、きもちぃよ。かいとぉ」

 お姉様はえっちなビデオにでてくる女の人みたいに甘い声で鳴いています。
 僕がこうしているんだと思ったら余計に征服欲が増しました。岡田恵利は僕のものです。
 ……いや、俺は男だ。

「……姉さん」
「あっ、なにぃ?」
「姉さんは俺のものだ、俺と結婚しろ。いっぱい子供を産め。分かったな?」
「あっ! うんっ! いっぱい産むよぉ、だからたくさん精子ちょうだい!」
「ああっ!!」

 左手を姉さんの右胸に寄せて、親指と人差し指で胸の中心を弄る。更に、空いている右手を姉さんの下半身へと伸ばして大事なところを探っていく。姉さんはさらにいやらしく鳴きだした。

「おっぱいチューチューされてる! おっぱいビンビンされてる! きもちいいよぉ!」
「(もっと鳴け!!)」

 右手の中指と薬指で姉さんの大事なところを触った。ぬるっとする。明らかにお湯じゃ無い。姉さんは一瞬震えた。

「ひゃぁ!? そこはぁ……!」
「(教科書には陰核と膣穴が気持ちいいって書いてあった。思い出せ、俺!)」

 教科書という名のアダルトな本を思い出す。でもこの体勢だと何処を触れば良いのか分からない。……だったら、姉さんが鳴き叫ぶところを触ろう。
 人差し指から小指までを広げて姉さんの大事なところを触る。すると、ヌルッとした部分と陰毛と穴付近のコリコリを触ると気持ちよさそうに鳴いているのが分かった。

「あっあっあっ……! そこは、そこはだめぇ!?」
「(駄目じゃ無いだろ、姉さん!)」
「そこクリ、クリトリスだってばぁ!」

 へーそうなのか。勉強になった。
 ガクガク腰を動かして、俺からの攻撃に悶えている姉さんとは対照的に俺は冷静に観察する。確かに、穴とコリコリが姉さんの弱点みたいだ。
 あ、指挿れてみよう。
 アダルトなビデオを思い出す。手マンをすると女の人は悦んでいた。
 親指で陰核を、中指で穴を触って、更に中指を挿れようと押し込んだ。するんと入ってキュウキュウ締め付けられる。
 バランスを保つのが難しくなったのか、姉さんは俺の頭を優しく押さえてバランスを取る。姉さんのいやらしい声が耳元で届く。

「あっ!? だめだめだめぇ! かいとうますぎぃ!!」

 いつも優しい姉さんがこんなになってる。めっちゃえっちぃ。……こうさせてるのは俺だ。
 左手で姉さんの右胸の中心を弄ぶ。
 アダルトなビデオで女の人が男の人のおちんちんにしてるように、口で姉さんの左胸の中心をジュボジュボする。
 右手の親指で陰核を、中指でトントン動かす。お腹側が気持ちよさそうだ。
 俺の攻撃を受けている姉さんはブルブルと震えだした。

「だめだめだめ、きちゃう、なにかきちゃう! かいとおねがいとまって!」
「……姉さん、愛してる!!」
「あっ……あ゛ぁ゛っ!?」

 姉さんがガクガクブルブル震えた。アダルトなビデオでもあった光景だ。
 そうだ、俺が姉さんを、いや岡田恵利をイかせたんだ。……あ。

「ふぅーふぅー、海斗? 海斗っ!?」

 ご、めん……、のぼせた…………。
 徐々に意識が無くなっていって、疲れた顔をしながら俺を心配している姉さんがやけに印象に残った。

                ◇◇◇

 遠くから鳥の鳴き声が聞こえてくる。外はまだ薄暗い。しかし、約束の日であるのにいまだ寝ている彼を母親が起こす。

「海斗、起きなさい。遅れますよ」
「…………おはようございます、お母様」
「おはよう、海斗。珍しいこともあるものですね。夜更かししてはいけませんよ」
「はい、お母様」

 寝ていたはずなのに何故か気怠くなっている身体に対して訝しがりながらも彼はベッドの上で身体を起こす。

「ほら、今日はテーマパークに行く日でしょう? 随分楽しみにしていたじゃないの」
「……? ああ、そうでした! 今準備します」
「焦らなくて良いですからね」

 ”夢の王宮”というテーマパークに行くことを思いだした彼は機敏な動きでベッドから降りて洗面所へと向かっていった。
 さきほどまで見ていた黒羽恵利との夢は一切覚えておらず、”夢の王宮”のことで頭がいっぱいだ。充実感を覚えていた彼であった。

                ◇◇◇

 うん、73点。若くて新鮮な精魂を貰ったから、年上との恋愛が上手くいくように祈っておいたわぁ。母のように甘えられる雌とねぇ。
 それにしても、この国って幼い方がHENTAI度が高いのかしら。おねショタとかいう文化もあるそうだし。
 人間の雄って若い雌を選んで子を残すものでは無いのかしら。不思議ねぇ。
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