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北中文化祭2
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どこもそれなりに混んでいたので三人が別々の屋台に行き鉄棒付近で集合することにして、羽衣音は焼きそば、珠子はたこ焼き、雛乃は焼き鳥の屋台に向かった。
レトルトの焼き鳥を湯煎して、それを炭火の網の上に並べてあるだけの焼き鳥はほとんど並ばずに済んだ。
それでも十五分程して運動場の鉄棒に向かうと珠子もほぼ同時に雛乃を見つけたようで二人とも歩み寄った。
「珠ちゃん、はーちゃんみた?」
「見てない。焼きそば時間かかるんかな?」
「あ、羽衣音、どうしたん!大丈夫?」
珠子の前方から服を汚して半べその羽衣音が焼きそばを持ってゆっくり歩いてきた。
「はーちゃん、こぼしてしもたん?」
雛乃の問いに羽衣音は、一拍置いてて頷いた。
「羽衣音、何があったん?なんで泣いてるん?」
「おばちゃんが、う、知らんおばちゃんがな」
泣き出してしまって話すのは無理だと判断した珠子は羽衣音の肩を抱いて雛乃と三人で、運動場の端っこの図書室の裏に移動した。
少しして落ち着いた羽衣音がごめんと呟いたのを微かに聞き取れた。
「羽衣音大丈夫?」
「うん、ごめん。焼きそば」
「焼きそばはいいよ。ケガはない?」
「大丈夫。冷めてしもたけど食べよ。」
レトルトの焼き鳥を湯煎して、それを炭火の網の上に並べてあるだけの焼き鳥はほとんど並ばずに済んだ。
それでも十五分程して運動場の鉄棒に向かうと珠子もほぼ同時に雛乃を見つけたようで二人とも歩み寄った。
「珠ちゃん、はーちゃんみた?」
「見てない。焼きそば時間かかるんかな?」
「あ、羽衣音、どうしたん!大丈夫?」
珠子の前方から服を汚して半べその羽衣音が焼きそばを持ってゆっくり歩いてきた。
「はーちゃん、こぼしてしもたん?」
雛乃の問いに羽衣音は、一拍置いてて頷いた。
「羽衣音、何があったん?なんで泣いてるん?」
「おばちゃんが、う、知らんおばちゃんがな」
泣き出してしまって話すのは無理だと判断した珠子は羽衣音の肩を抱いて雛乃と三人で、運動場の端っこの図書室の裏に移動した。
少しして落ち着いた羽衣音がごめんと呟いたのを微かに聞き取れた。
「羽衣音大丈夫?」
「うん、ごめん。焼きそば」
「焼きそばはいいよ。ケガはない?」
「大丈夫。冷めてしもたけど食べよ。」
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