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遭遇4
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羽衣音の郵便物をポストに投函し、帰りに自動販売機で100円のメロンソーダのペットボトルを購入し、帰路に着いた。
リビングに上がると羽衣音に遅かったやん、と声をかけられ事情を説明した。
「山下さんとこも小笠原さんとこも雰囲気イケメンって感じやな。どっちもなんか胡散臭さがあるけど。顔は公ちゃんが一番整ってるで」
豆電球に向かって何を言っているんだ。
羽衣音は、夕焼けからネオン街まで幅広くこなせるようなタイプだと思う。
「それにしても皆物音が気になるて男の人意外と繊細なんやな」
笑いながら言う羽衣音の言葉に少し違和感を感じながらも共通する部分を持っているのだと感じると心のモヤが少し晴れた気になった。
「公ちゃん近所の人とあんまり会わんやんか?山下さんとこと小笠原さん以外はうちもあんまり知らんし、おばさんて多分あの人やろなぐらいにしかわからんけど、ご近所付き合言ってそんなもんなんかな?町内会の集まりでとかそうゆうんないんかな?」
「どやろ。町内会って今時あるんかな?」
「えーないんかな?なんか回覧板とか、雨やから洗濯もん入れやとかそうゆうのんちょっと楽しみにしてたのに」
顔が見えなくて表情は分からなかったが人付き合いが好きな羽衣音にとっては、楽しみにしていたというのは本当なんだろう。
リビングに上がると羽衣音に遅かったやん、と声をかけられ事情を説明した。
「山下さんとこも小笠原さんとこも雰囲気イケメンって感じやな。どっちもなんか胡散臭さがあるけど。顔は公ちゃんが一番整ってるで」
豆電球に向かって何を言っているんだ。
羽衣音は、夕焼けからネオン街まで幅広くこなせるようなタイプだと思う。
「それにしても皆物音が気になるて男の人意外と繊細なんやな」
笑いながら言う羽衣音の言葉に少し違和感を感じながらも共通する部分を持っているのだと感じると心のモヤが少し晴れた気になった。
「公ちゃん近所の人とあんまり会わんやんか?山下さんとこと小笠原さん以外はうちもあんまり知らんし、おばさんて多分あの人やろなぐらいにしかわからんけど、ご近所付き合言ってそんなもんなんかな?町内会の集まりでとかそうゆうんないんかな?」
「どやろ。町内会って今時あるんかな?」
「えーないんかな?なんか回覧板とか、雨やから洗濯もん入れやとかそうゆうのんちょっと楽しみにしてたのに」
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